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パスタ料理とは、スパゲッティ、マカロニ、ペンネ、ラザニアなどを使ったイタリア料理の総称になります。
パスタの種類 パスタ料理の写真撮影のページでは主に、パスタの種類のひとつである「スパゲッティ」を使って、
カルボナーラ、ナポリタン、ペペロンチーノなど色々な種類のパスタ料理の調理、盛り付けを行うとともに、
趣味のフードフォトグラフィーも兼ねて、パスタ料理の撮影を行っております。
パスタ料理と言えば、ミートソースからペペロンチーノなど、
メニューが豊富なことからたくさんのレシピが存在しております。
また、ソースはミートソースでもパスタは「フィットチーネ」を選んでみたり、「スパゲッティ」を選んでみたり、
パスタの種類とソースの組み合わせは豊富で、慣れないうちはあれこれ悩んでしまうこともありますよね。
また、パスタはグラタンやラザニアなど、いろいろな料理でも使われており、
世界中で親しまれている食材になります。
このページでは、パスタを使った料理を実際に調理しながら、
ひとつずつパスタ料理を撮影して、そのパスタ料理のご紹介をしております。
パスタ料理はたくさんの種類がありますが、地道に有名なレシピからマイナーな料理まで、
ひとつずつコンプリートしながら、パスタ料理の調理と写真撮影とを楽しんで行こうと思います。
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
パスタの種類のひとつ、アラビアータのパスタ料理になります。
アラビアータとは、ベースはトマトソースで、赤唐辛子のピリッとした辛さと、ニンニクの風味が加えられたパスタソースになります。
今回はフィットチーネで作ったアラビアータになりますので、フィットチーネ アラビアータ(Fettuccine all'Arrabbiata)と呼んだ方が良いですね。
また、ペンネで作るアラビアータも人気があり、その場合はペンネ アラビアータ(Penne all'Arrabbiata)と呼びます。
スパゲッティで作るアラビアータでは、スパゲッティ アラビアータ(Spaghetti all'Arrabbiata)と呼びます。
さて、今回のアラビアータのレシピとしては、「青の洞窟 アラビアータ」を使いました。
レトルトのパスタソースですが、青の洞窟シリーズはなかなか本格的で美味しいですね。
それでも満足できない場合は、一からソースを作る必要が有りますね。
また、時短で作るパスタソースのレシピとしては、レトルトのパスタソースをベースに具材や調味料を足してアレンジして作ることも多いです。
例えばミートソースなら挽き肉を追加してお肉のボリューム感を出したり、別に用意したトマトソース缶を加えてソースを増やしてみたり。
カルボナーラならベーコンを追加したり、好みのチーズを加えてみたり、ちょい足しレシピを楽しみながら作ることも多いですね。
今回のアラビアータでは、トマトソースと野菜を少し加えてみました。
アラビアータの撮影は、構図は一般的なC字構図になります。
フードフォトグラフィーとしてはシンプルな料理撮影になりましたので、次回はしっかりとレイアウトを組んで、
鷹の爪やパセリの葉なども加えて、しっかりとした構図を作ってあらためて撮影に挑む予定です。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:640(二枚目:400) ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3段(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
パスタの種類のひとつであるペンネを使って調理したアラビアータの写真です。
一般的なペンネは筒状の形をしており、ペンネリガーテには表面に細かい溝があるのが特徴になります。
アラビアータはトマトソースがベースで、オリーブオイルに唐辛子とニンニクの風味を加えています。
ペンネアラビアータは、ペンネのもちもち感と、辛味のあるトマトソースの風味が楽しめるパスタ料理です。
なかなか食べ応えもあって、見た目以上に腹持ちが良いパスタですね。
ペンネを使ったパスタ料理では、アラビアータがとても有名ですが、
他にもソース系パスタとの相性が良いことで知られています。
オススメなのは、ミートソース系のパスタや、チーズ系のカルボナーラが美味しいですね。
また、グラタンでもペンネを使うことが出来ますので、グラタンの濃厚なホワイトソースがペンネとよく絡まり、
とても熱々なので火傷に気を付けながら食べましょう(笑)
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:800 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
カチョエペペは、ペコリーノ・ロマーノチーズと黒胡椒をメインとしたパスタ料理のひとつになります。
チーズと胡椒が材料のメインとなり、唐辛子とニンニク、
そしてオリーブオイルがメインのペペロンチーノと同じで、味付けがとてもシンプルなパスタの種類のひとつになります。
カチョエペペは、イタリアの首都ローマの名物パスタになり、
チーズはペコリーノ・ロマーノというヒツジの乳から作ったチーズを使います。
このペコリーノ・ロマーノチーズが、日本ではなかなか販売されておりませんよね(笑)
私の場合は、コストコで「ペコリーノ・ロマーノ」を購入することが多いですが、
手元に無い場合は「パルミジャーノ・レッジャーノ」を使っています。
やはり、「ペコリーノ・ロマーノ」と「パルミジャーノ・レッジャーノ」では、そもそも風味は違います。
それでもどちらのチーズでも、カチョエペペの場合はチーズの風味を楽しむパスタ料理になりますので、
カチョエペペでは「ペコリーノ・ロマーノ」でも「パルミジャーノ・レッジャーノ」でも、
用意が出来るチーズを使って調理を楽しめば良いかと思いますよ(笑)
カチョエペペは、ペペロンチーノと同じでとてもシンプルなパスタ料理になります。
どちらのレシピもとても簡単ではありますが、実は奥が深いです。
例えばペペロンチーノの場合は、唐辛子とニンニク、そしてオリーブオイルの分量がとてもシビアです。
それぞれ材料の分量は、風味にダイレクトに出ますので、
好み通りの辛みや味付けのペペロンチーノを作ることは、結構難しかったりします。
カチョエペペの場合では、私の場合は溶かしたチーズをフライパンの上でパスタに絡めることが難しいですね。
茹で上がったパスタと、茹で汁を加えたチーズとをクリーミーに絡めるのは結構難しいです。
パスタとソースを手早く絡めないと、チーズが分離してしまったり、固まってしまったりします。
そのため、調理に慣れるまではパスタと茹で汁を加えたチーズソースは、盛り付け時に絡める様にすると良いですね。
黒胡椒に関しては、ホールの黒胡椒を何時も調理の際に挽いて料理に使っていますので、黒胡椒はばっちり風味豊かです(笑)
使っている黒胡椒はギャバンのホールタイプの黒胡椒を挽いて使っています。
ギャバンのホールタイプのブラックペッパーは、スーパーなどでも簡単に手に入りますので、
ホールタイプの黒胡椒を用意して、盛り付けの際に挽くことを断然お勧めします。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ スピードライト(430EX III-RT)バウンス撮影
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/40秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影には デジタル一眼レフカメラボディ「EOS 6D Mark II」 マクロレンズ「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」を用いて撮影しました。
別途、三脚にリモートコントローラーを用いて撮影しております。
アンブレラやレフ板などの特別なライティング照明機材などは使用せず、天井照明と外付けストロボのみの撮影でも、クオリティのある料理撮影は可能です。
さて、カルボナーラは、チーズと卵黄の風味がたまらないパスタの種類のひとつになります。
写真のカルボナーラは、「パルミジャーノ・レッジャーノ」のチーズを使ったカルボナーラになります。
また、カルボナーラは「炭焼のパスタ」とも呼ばれ、黒コショウが振りかけられているのも特徴の一つになります。
カルボナーラの濃厚なソースの風味は、子供から大人まで幅広く人気のあるパスタになります。
さて、今回のパスタのフードフォトグラフィも、いつもと同様に撮影にはしっかり下準備を行ったうえで撮影に挑みました。
テーブルクロスからパスタ皿まで、道具を全て配置したうえで、撮影するようにしました。
今回のフードフォトグラフィのひとつのポイントしましては、やはりチーズですね。
写真に写るチーズは、「パルミジャーノ・レッジャーノ」というチーズになります。
カルボナーラのような、風味が大切な料理との相性は抜群になります。
チーズグレーター(チーズおろし器)なんかも用意できると、料理の写真が映えますので、
パルミジャーノ・レッジャーノとともに構図に収めるように配置して、雰囲気を出すようにしました。
撮影のポイントとしては、カルボナーラは、ソース系の料理になりますので、
パスタを盛り付けしたら、手早く撮影を行うように心掛けます。
カルボナーラを盛り付けた後に、構図を決めたりピントを細かく合わせたり、カメラの設定に手間取っていると、
カルボナーラのクリーミーなソースがどんどんパスタの麺から垂れてきてしまいますので、
カメラの設定、絞りや露出、AFフレーム(測距点)などは、初めに設定して、構図はあらかじめ決めておき、
料理が実際に盛り付けられる前に、何回か試し撮りを行って、撮影イメージを固めておくことが大切です。
そして、料理が出来上がってパスタ皿に盛り付けられたらすぐに撮影できるように、段取りを計算しておくことがフードフォトグラフィには重要なポイントになります。
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
数あるパスタの種類のひとつ、フェットチーネでカルボナーラを調理した写真です。
フェットチーネは、平打ち麺のパスタになりソースがよく絡みやすいので、
カルボナーラなど濃厚ソースを用いたパスタ料理では、フィットチーネがよく利用されています。
写真のパスタは、オーマイ PREMIUM 金のパスタ フェットチーネ を使っています。
さて、フェットチーネを使ったカルボナーラは、初めはパスタ料理店で食べました。
カルボナーラのクリームソースがフェットチーネに良く絡んで、
とても美味しかったことを今でもよく記憶しております。
家庭では円形で細長いスパゲッティを、パスタ料理で調理することが多いと思いますが、
カルボナーラのような、ソース系のパスタ料理の種類では、フェットチーネを使って調理することをお勧めします。
一度フェットチーネを食べると、普段のスパゲッティでは満足しなくなりますよ(笑)
さて、フェットチーネで作るカルボナーラの撮影は、構図は簡単にC字構図を選びました。
今回のパスタ料理の撮影では、構図よりも盛り付けに主体を置いています。
フェットチーネならば、立体感のあるパスタの盛り付けがやり易いかなと思いまして、チャレンジしてみました。
スパゲッティの盛り付けよりも、フィットチーネの盛り付けの方が少し簡単な気がしました。
お皿を回転させながら、尚且つトングに掴んだパスタをねじりながら盛り付けると、
パスタは立体感のある盛り付けが出来ますが、なかなか難しいですよね(笑)
パスタの盛り付けは、フードフォトグラフィーでは必須のテクニックになりますので、もっと腕を上げたいですね。
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/60秒(二枚目 真俯瞰撮影:1/80秒) 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
カルボナーラは本場イタリアでは、生クリームも牛乳も使うことはありません。
本場イタリアの本格カルボナーラソースは、チーズと卵のみです。
チーズは「ペコリーノ・ロマーノ」を使うことが一般的ですが、
日本では近所のスーパーで手軽に用意の出来るチーズの種類ではありませんので、
用意できない時は「パルミジャーノ・レッジャーノ」を使って調理することが多いです。
そしてグアンチャーレやパンチェッタなどの、塩漬けされた豚肉もなかなか日本では用意することが難しいので、
普通のベーコンをカリカリ気味に焼いて代用しています(笑)
生クリームを使わないカルボナーラ作りの醍醐味は、卵が固まらないように上手にソースをパスタに絡める点ですね。
あらかじめ、卵黄とブラックペパーとチーズとを混ぜ合わせたカルボナーラソースを、
茹でたパスタと手早く絡めないと、卵がフライパンとパスタの熱で固まってダマになってしまいがちです。
調理に慣れないうちは、絡めているうちに卵がどんどん固まってしまって、
カルボナーラソースのクリーミーさが失われてしまうことが多い印象です。
クリーミーなカルボナーラに仕上げるには、調理に慣れてくるまでは、
フライパンに茹で上げたパスタを入れて、ソースと絡める時には弱火を推奨します。
そして、ソースとパスタをしっかり絡める前に、早めに器に盛り付けてしまった方がダマになりにくくなります。
より失敗を防ぐには、冷めたフライパンの上で茹でたパスタとソースと軽く絡め、
フライパンを弱火で温めながらソースを絡めていくと、ダマが出来る前にパスタとソースをしっかり絡めることが出来ます。
このように、カルボナーラは材料の少ないシンプルなパスタの種類のひとつになりますが、
カチョエペペと同様に、パスタとソースをクリーミーに絡める調理が難しいパスタ料理になります。
調理に慣れるまでは、色々と工夫しながらパスタ料理を楽しむことが、ベテランへの近道ですかね。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:640 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
バジルソース(ジェノベーゼソース)を使ったパスタを日本では、
一般的には「ジェノベーゼ」と呼ぶことが多いですが、
正確には「ペストジェノベーゼのパスタ」が正しい呼び名になります。
略すと、イタリアのジェノバ産バジルの葉を使った、
ペストと呼ばれる緑色のソースを使ったパスタになります(笑)
ここまで細かく料理名にするのはいただけませんので、
日本では「ペストジェノベーゼのパスタ」を、
シンプルに「ジェノベーゼ」の略名で親しむようになりました(笑)
さて、写真はジェノベーゼーソースを使ったパスタの写真になります。
バジルソースは自家製のバジルソースを使っています。
バジルの栽培に限らず、たくさんの種類のハーブの栽培をしておりますので、
毎年たくさんの葉を収穫して、料理に使っています。
家庭菜園でハーブを育てる醍醐味は、やはり葉の収穫と料理に使うことですね。
ペストジェノベーゼのパスタの撮影の話に移ります。
撮影時のカメラ設定のせいか、ジェノベーゼの緑色が上手く表現されずに焦りました(笑)
撮影した画像を確認してみると、少し黄色みがかっていて見た目とは違う印象になっていました。
おそらく撮影時の、SCN スペシャルシーンモード「料理」、の撮影モードの色温度が強調されているからだろうと思います。
料理の撮影では色温度は赤みがかって温かみのある色になりがちですので、
野菜などの葉物野菜の撮影では、料理の撮影モードにはしない方が良いかもしれませんね。
ジェノベーゼの撮影ではシンプルに絞り優先AEで撮影して、
後から色温度などの色味をレタッチした方が賢明ですね。
「料理」の撮影モードは基本的には料理撮影に向いていますが、
色味が少し赤みがかりますので、葉物野菜などの緑色の料理撮影では注意が必要ですね。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
ナポリタンと言えば、日本を代表するパスタ料理のひとつですね。
ご存知かもしれませんが、ナポリタンは日本発祥のパスタ料理になります。
日本で生まれたパスタ料理と言えば、タラコスパゲティや明太子スパゲティなども知られています。
さて、今回のナポリタンの具材は、タマネギ、ピーマン、厚切りベーコンになります。
ナポリタンの具材はベーコンの代わりにソーセージであったりハムを加えたり、
野菜ではアスパラガスを入れることもあります。
さて、ナポリタンの撮影ではカメラボディは、Canon EOS Kiss Digital N を使いました。
レンズは、Canon EF-S60mm F2.8マクロ USM のマクロレンズになります。
ストロボは、内臓ストロボを使って手軽に撮影しました。
ナポリタンの撮影で一番気を使った点は、赤いトマトケチャップの赤い色が潰れないように撮影した点です。
ケチャップの量が多すぎると、パスタの姿が隠れてしまいがちになりますので注意が必要です。
また、具材のベーコン、ピーマン、タマネギなどは、パスタに埋もれてしまうと、
具材の様子が写り込まずに台無しになってしまいますので、意図的にパスタから出てくるように盛り付けには工夫が必要です。
盛り付けが綺麗に整った時点であとは思う存分撮影しましょう。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ スピードライト(430EX III-RT)バウンス撮影
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/30秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影には デジタル一眼レフカメラ本体「EOS 6D Mark II」 レンズ「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」外部ストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」を用いて撮影しました。
別途、三脚にリモートコントローラーを用いて撮影しております。
アンブレラなどの特別なライティング照明機材などは使用しておりません。
さて、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは、オリーブオイル、ニンニク、赤トウガラシを使ったシンプルな具材で調理されます。
アーリオはニンニク、オーリオはオリーブオイル、ペペロンチーノはトウガラシを意味します。
このように具材はシンプルですが、大変に人気のあるパスタの種類のひとつです。
しかし、実際にはレストランや家庭で調理されるいわゆる「ペペロンチーノ」では、
カリカリに焼いたベーコンを加えたり、仕上げにパセリを振りかけて調理されることが多いです。
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは、シンプルであるがゆえに調理には案外気を使うパスタになります。
今回のパスタのフードフォトグラフィは、しっかり準備して撮影に挑みました。
パスタを盛り付ける専用のパスタ皿を用意して、料理の見栄えが良くなるように盛り付けてみました。
構図は、左奥にメインのペペロンチーノを配置して、前ボケを意識した構図になります。
手前に置いたスプーンとフォークは、しっかり前ボケ気味で撮影する事が出来ました。
後は、食材の赤トウガラシとオリーブオイル、ニンニクをカットボードに乗せて、構図に組み込み、料理の演出効果をプラスしています。
撮影に気を使った部分は、ストロボ光で、パスタのお皿が白飛びしない程度の露出を設定したことですね。
料理を盛り付けるお皿は、白色の物を利用して撮影する場合は、ストロボ光を直射させると、まず白飛びを起こします。
その為、ストロボ光はバウンスさせて、ソフトな柔らかい光を間接的に被写体に当てるような工夫が必要になります。
今回の撮影で利用したスピードライト「430EX III-RT」は、ストロボ発光部を首振りさせて、バウンス撮影が出来ますので、
白飛びしやすい被写体の撮影はもちろん、自然なストロボ光を被写体に当てる事が出来ますので、撮影の幅も広がります。
アンブレラやレフ板などの、特別なライティング用品が無くとも、工夫次第で天井照明とスピードライトのみでも最適な撮影は出来ますので、
バウンス撮影時の、首振りによる反射光の具合の経験を積む事が大事です。
バウンス撮影とは、天井や壁面にストロボの光を反射させてソフトな光を被写体に当てる撮影方法になるわけですが、
ちょっとした首振り角度の違いでも、反射してくるストロボの光量や入射角度は変化しますので、なかなか奥が深くて面白い物です(笑)
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:内臓ストロボ
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目 二枚目ともに
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
タコを食べる習慣のあるイタリアならではの組み合わせですね。
ペペロンチーノにタコのスライスを加えると言う発想は、
イタリアからか日本からか気になるところです(笑)
さて、構図は一枚目はC字構図、二枚目は真俯瞰にて撮影しました。
C字構図は料理の撮影では頻繁に利用される構図のひとつになります。
画角にて料理が盛り付けられたお皿の輪郭が、アルファベットのCの形に似ていることから、
「C字構図」と呼ばれています。
また、ハイポジションで撮影する構図は真俯瞰と呼ばれる構図になります。
こちらの構図も、料理の撮影ではC字構図と並んでポピュラーな構図のひとつになります。
料理の撮影ではこれらの構図が一般的によく利用される構図になりますので、
料理の写真撮影の際にはこれらの構図を元に配膳してみると、不思議に収まりが良くなります。
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss Digital N」を使って撮影しました。
使用したレンズは、単焦点マクロレンズの「EF-S60mm F2.8マクロ USM」になります。
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは、普段はフライパンで調理していますが、
たまにはスキレットを使って調理することも楽しい物です。
スキレットを使ってパスタを調理すると、スキレットには保温性がありますので、
最後の一口までパスタ料理が冷めないままで食べることが出来ます。
今回のペペロンチーノの撮影は、手持ち撮影にて手軽に撮影しました。
ストロボも内臓ストロボを使って、撮影モードはオートになります。
たまには調理も撮影も、気楽に行うことも気分転換になりますね。
スキレットはキャンプなどでも活躍する調理器具になります。
普段のキャンプでは、パスタ料理の他に、ピザなんかも手軽に焼けますので、
スキレット料理は、なかなか楽しいですよ(笑)
さて、次回は屋外のキャンプ場で調理した雰囲気が出るように、
構図や調理器具などのレイアウトをもう少しこだわって、撮影を行ってみようと考えております。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ スピードライト(430EX III-RT)バウンス撮影
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:白色蛍光灯 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:-1段
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
ボロネーゼの料理写真です。 ボロネーゼとは、イタリア発祥のパスタ料理のひとつで、いわゆるミートソーススパゲティのことを言います。
たっぷりの挽き肉を、タマネギやセロリなどの野菜と共に炒め、トマトベースのソースにそれらを加えたパスタになります。
ボロネーゼはナポリタンスパゲティと並んで、大人はもちろん子供にも非常に人気のあるパスタになります。
写真のボロネーゼは、トマトソースをパスタに十分絡めた状態で盛り付けましたが、
ソースを麺に初めから絡めるのか、絡めないのかは好みでしょうか?
日本ではどちらかと言うと、ソースをパスタに乗せた状態で盛り付けることが多い気がします。
逆に欧米では初めからソースをパスタに絡めた状態で盛り付けられることが多いです。
そんなボロネーゼですが、パスタ料理の中でも案外手間のかかる種類になります(笑)
ペペロンチーノは別名「絶望のパスタ」とも呼ばれ、貧乏人が食べるパスタとしても知られています。
理由は、オリーブオイルにニンニクと唐辛子さえ加えてしまえば出来上がりのパスタであるからで、
少ない食材であっという間に作れてしまうからなのです。
また、カルボナーラも見た目は調理に時間がかかりそうな気がしますが、生クリームと卵をベースにチーズを加えたソースを作ってしまえばほぼ完了です。
そしてナポリタンも、実はケチャップベースでベーコンやピーマンなどの具材を炒めてしまえばあとはパスタに絡めるだけです。
しかし、ボロネーゼに限っては調理に時間がかかります。
ボロネーゼの作り方は、簡単な工程として、野菜を炒める、挽き肉を炒める、ホールトマトを加えて煮込む、と言った具合です。
炒める工程と煮込む工程が、調理の要になり調理時間がかかる訳です。
その様なこともあり、ミートソース缶の出番が増える訳です(笑)
我が家でも、ミートソース缶は大人気(笑) 知らぬ間に、我が家に伝わるミートソースのオリジナルレシピと勘違いしてしまう程です(笑)
さて、ボロネーゼの撮影にはパスタ皿を用意しました。
このパスタ皿は、ニトリで購入した物になります。 お皿の縁に入ったブルーのラインがとても綺麗でお気に入りです。
正確な商品名は「22cmパスタプレート ニース」と言うそうです。
蛍光灯下での撮影でしたので、ホワイトバランスを「白色蛍光灯」にて撮影しておりますので、お皿の白さと装飾の青いラインがとても良く映えて写せたと感じます。
白いパスタ皿が、まさに白く写せましたので、ボロネーゼのトマトソースの赤色もより鮮やかに写っているかと思います。
ボロネーゼの赤と、器の白が、綺麗によく撮れたなと自画自賛(笑)
あとは、盛り付けがもう少し綺麗に出来れば言うこと無しなんですけれどもね。
パスタ皿を廻しつつパスタを掴んだトングをひねりつつ盛り付けるなんて、未熟な私にはまだまだ無理かな・・・(笑)
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
ボロネーゼソース(ミートソース)を作るのには、案外たくさんの材料が必要になります。
レシピも結構細やかな段取りを組む必要があり、
調理時間も材料を炒めたり煮込んだりと、調理には時間もかかりますよね。
そのようなこともあって、ボロネーゼソースを作る時は、時間に余裕をもって作ることが多かったです。
そんな時、ハインツのデミグラスソース缶を使ったボロネーゼソースのレシピを見つけました。
デミグラスソース缶を使ったボロネーゼソースのレシピを知ってからは、
ボロネーゼソースを作る時間を大いに削減でき、
そのうえ風味豊かなボロネーゼソースを簡単に作れるようになりました(笑)
ハインツのデミグラスソース缶を使ったボロネーゼソースのレシピは、
ハインツのホームページの「ボローニャ風ミートソース」のレシピページに掲載されておりますのでご参考までに。
今回は、取り敢えずハインツのデミグラスソース缶で作ったボロネーゼを、
構図と配膳とを簡単に済ませて、ライトな撮影で行いました。
さて、今回のパスタの撮影では、食卓には布のナプキンの上にフォークを乗せています。
ナプキンは、写真のように綺麗に折りたたんでいる訳ではなくて、少し意図的にずらして畳んでいます。
その上にフォークをさりげなく置くと言った具合です。
このように、単純にパスタ皿に盛り付けされたパスタ料理以外に、
さりげなくナプキンとフォークを置くだけでも、写真に締まりが出ますので、
雰囲気が寂しいと感じる時は、ナプキンとフォークを配膳するだけでも、構図が安定します。
これからは、ボロネーゼソースを簡単に時短で、そのうえ多めに作り置きが出来そうなので、
ボロネーゼに限らずラザニアの料理撮影などにも時間が廻せそうですので、
ボロネーゼソースを使った、いろいろな種類のパスタ料理の撮影が捗りそうです(笑)
カメラ機材:俯瞰撮影機材
ライティング機材:内臓ストロボ
一枚目:真俯瞰
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL 調光補正:0
二枚目:C字構図
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
ボンゴレビアンコは、アサリを使ったパスタ料理のひとつになります。
ボンゴレは、イタリア語では「vongole」、意味は「貝」を意味します。
ビアンコは、イタリア語では「bianco」、意味は「白」を意味します。
レシピとしては、アサリをメイン具材として、
アサリとニンニクや唐辛子をオリーブオイルで炒めた後、白ワインを加えてアサリを蒸して、
最後に茹でたパスタとからめるパスタ料理になります。
詳しいレシピはネット検索をご参考にして下さい。
さて、ボンゴレビアンコはアサリの旨味たっぷりのパスタ料理になります。
アサリの蒸し汁ってこんなにも美味しいのかと、あらためて魚介類の味の深さを感じられる料理ですね。
そしてニンニクの風味と唐辛子の辛みとが、絶妙にマッチして素敵です。
ちなみにアサリは潮干狩りでとってきた新鮮なアサリを使いました。
苦労して潮干狩りでせっせととって来た甲斐がありました(笑)
とって来たアサリは、しっかり砂抜きをしてから調理しなければ、砂まみれのパスタになってしまいますのでご注意。
ボンゴレビアンコは、貝を使ったパスタ料理なので、調理が少し難しいのではというイメージがありましたが、
実際にボンゴレビアンコを作ってみましたが、予想よりも簡単に作れました。
というよりも、ペペロンチーノの調理に貝と白ワインを加えた感じだけで、とても簡単に作れました(笑)
さて、ボンゴレビアンコの撮影は、シンプルに真俯瞰とC字構図にて撮影しました。
次回はフードフォトグラフィーと呼べるように色々と装飾を加えたり、
構図をしっかり作り込んで、映えるパスタの写真を撮影してみようと思います。
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1250(二枚目 1600) ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0(二枚目 F4.0) シャッタースピード:1/80秒(二枚目 1/60秒) 露出補正:-2/3(明るさ:-1)(露出補正:二枚目 0 )
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3(調光補正:二枚目 0 )
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
ホンビノス貝を使ったボンゴレビアンコのパスタです。
ボンゴレビアンコと言えば、アサリやハマグリなどの二枚貝を使ったパスタ料理になりますが、
最近では「ホンビノス貝」を使ったボンゴレビアンコも人気があります。
ちなみにこのホンビノス貝は、調理日の前日に潮干狩りで取ってきました(笑)
やはり新鮮な貝を使ったボンゴレビアンコは最高に美味しいですね。
ちなみに貝の砂抜きをするには、潮干狩り場の海水を持ち帰った海水で砂抜きをすると効率が良いですよ。
さて、ホンビノス貝の出汁たっぷりのボンゴレビアンコは、アサリやハマグリに負けず劣らず美味しいですね。
毎年潮干狩りのシーズンに調理する定番パスタとなりました。
ホンビノス貝とともにアサリも同じく取ってきますので、
アサリとホンビノス貝とを使った、二種類のボンゴレビアンコの食べ比べも面白そうですね(笑)
カメラ機材:俯瞰撮影機材
ライティング機材:内臓ストロボ
一枚目:真俯瞰
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
二枚目:C字構図
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:ストロボの種類 内蔵 E-TTL 調光補正:0
※JPEGファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
パスタ料理のひとつ、ミートソースの撮影です。
パスタ料理としてはミートソースは定番中の定番ですね。
ちなみにミートソースとボロネーゼは、基本的に同じパスタ料理になります。
厳密にはボロネーゼとミートソースには違いがあるようですが、
ボロネーゼやミートソースに決まったレシピがあるのかと問われると、自信をもって答えるのに苦慮しそうです(笑)
俗に言うブイヤベース憲章みたいなものが、ボロネーゼやミートソースにもあれば違いがはっきりしますよね(笑)
さて、今回のミートソースのパスタ料理撮影では真俯瞰でも撮影してみました。
真俯瞰での撮影は、手持ちで撮影することもありますが、俯瞰撮影用の機材があると撮影は便利になります。
まずはケンコー・トキナーから販売されている「スライディングアームII」。
「スライディングアームII」はアームを三脚の位置より、前後にスライドさせることが出来ますので、
三脚より前面にカメラを固定することができるようになりますので、俯瞰での撮影が可能となります。
また、「スライディングアームII」は雲台を交換できるタイプの三脚が別途、必要になりますので、
雲台の分離が可能なタイプで、雲台取付ネジ UNC1/4 の規格に沿った三脚に取り付けます。
三脚のグレードは価格帯が広いので、予算の範囲内で三脚を用意することが大切です。
雲台は好みで良いのですが、カメラのアングルを自由に決めやすい自由雲台タイプが良いかと思います。
「スライディングアームII」にはアームの逆の端にウェイトフックが装備されておりますので、
カメラの転倒を防ぐように重しを吊るして(カウンターバランスをとるためのウェイト)、転倒を防ぐようにします。
以上のように、真俯瞰の撮影では「アーム」「三脚」「雲台」「重し」の四点のカメラ機材が必要になります。
真俯瞰の撮影は、料理写真ではポピュラーな構図のひとつで、
レイアウト次第で素敵な料理写真が撮れますので、是非お試しください。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:640(二枚目 400) ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3(二枚目 F5.6) シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-1 1/3(明るさ:-2)(露出補正:二枚目 -2/3 )
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-1 1/3(調光補正:二枚目 -2/3 )
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
ラザニア(Lasagna)は、ご存知の通りイタリアが発祥のパスタ料理のひとつとなります。
平らなパスタを使うことでも有名ですよね。
シート状のパスタとミートソース、ホワイトソースとを、層を作るようにして順番に重ねていき、
最後にホワイトソースを重ね、その上にチーズとパン粉を散らしてオーブンで焼けば完成です。
濃厚なミートソースとホワイトソースの相性が抜群で、
平たいパスタ特有の、もちもちとした食感も楽しめるパスタ料理になります。
今回作ったラザニアは、専用のラザニア皿を所有していないので、円形のパイ皿を使って調理しました。
本来はラザニアは長方形の耐熱食器の方が調理には適していますよね。
盛り付けは、四角にラザニアを切り分けて小皿に盛り付けすることもありますので、
今後は四角い耐熱皿のバリエーションを増やして、色々なオーブン料理に対応できるようにと思います。
さて、ラザニアのパスタは「DE CECCO Lasagna Riccia n°1」(ディ・チェコ No.1ラザーニャ)を用意しました。
ディ・チェコのラザニアパスタは、両サイドの波打った形が特徴的な幅広タイプのラザニアパスタになります。
ディ・チェコのパスタシリーズは、流石は本場イタリアのメーカーだけあって、風味は抜群です。
他にもスパゲッティやペンネなどの定番パスタもラインナップされていますので、興味のある方は是非お試しください。
パスタの料理撮影には、デジタル一眼レフカメラとマクロレンズを使って撮影しております。
また、ライティング機材は、外部外付けストロボをメインに使っています。
レフ板やアンブレラなどの特別なライティング機材は極力使用せずに、自宅で手軽に料理の撮影を行うことがコンセプトになります。
料理の撮影では、カメラボディはフルサイズ機とAPS-C機の二種類を使い分けて撮影を行っております。
フルサイズ機では、カメラボディ:EOS 6D Mark II、マクロレンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM。
APS-C機では、カメラボディ:EOS Kiss Digital N、マクロレンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM。
これら二台を使い分けながら、料理写真を撮影しております。
フルサイズ機とマクロレンズの構成では、三脚にがっちり固定して、しっかりと構図を固めて撮影するスタイルになります。
反対に、APS-C機とマクロレンズの構成では、カメラとレンズの軽量さを活かして手持ちで撮影を行うこともあります。
フルサイズ機でもAPS-C機でも、撮影には色々なメリットデメリットがありますが、
どちらのセンサーサイズにおいても、フードフォトグラフィーは楽しめますのでカメラ機材はお好みでどうぞ。
そして外付けストロボは、キヤノン製のクリップオンストロボ「スピードライト430EX III-RT」を使っております。
スピードライト430EX III-RTは、発光部を首振りできるバウンス撮影を行うことが出来ます。
発光部は、上90度、左150度、右180度に幅広く首振り調整が行えますので、
天井や壁面に、ストロボの光を反射させたバウンス撮影を行うことが出来ますので、室内の料理撮影では頼りになります。
さて、料理の写真を如何に美味しそうに撮るかがフードフォトグラフィーの醍醐味になります。
このページでは、卓越した技術を用いた料理の撮影ばかりではありませんが、
料理写真の撮り方の経験を積んで、料理の楽しさ、調理の楽しさ、フードフォトグラフィーの楽しさを、少しでもお伝えできれば幸いです(笑)