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果物の写真撮影 フルーツの撮り方
果物や野菜の撮影を楽しもう
Fruit Photography | フルーツフォトグラフィー | Vegetable Photography | ベジタブルフォトグラフィー
果物の撮影に使用しているキヤノン製のマクロレンズ
単焦点マクロレンズ キヤノン EFマウント EF100mm F2.8L マクロ
果物と言えば、リンゴ、バナナ、イチゴ、キウイフルーツなど、とても沢山の魅力ある品種があります。
そんな果物たちは、写真機が存在しない時代から、デッサンや絵画の題材として取り上げられてきました。
実際に、絵画の巨匠たちの作品には、リンゴやバナナなどのフルーツが描かれた絵画も多数知られています。
このようなことから、果物は、絵画などの分野において、とても絵になる題材であったことが伺えます。
ということは、必然的に写真の被写体としても、大いに絵になる構図を生み出してくれる存在にもなる訳です。
実際に、シズル感の際立ったフルーツの写真は、とても美味しそうで、買い物に行って食べたくなる衝動にかられます。
また、テーブルに置かれたフルーツバスケットに入れられた果物のある情景は、
何かしらを語りかけてくるような、とても魅力的な題材であると共に、絵になる被写体になります。
そのような果物を、フルーツフォトグラフィーとして完成させることは、案外難しい撮影でもあります。
いくら魅力的な被写体であっても、果物には色々な形や色が存在し、シンプルであるがゆえに構図の決め方が結果を大きく左右します。
食卓にテーブルクロスを敷き、フルーツバスケットに果物を効果的に配置して,絵になる角度を探し出し構図を決め、
いよいよ撮影に入る訳ですが、その撮影方法も、ストロボの反射光を抑える撮り方の工夫であったり、色味を再現する為の色温度の調整あったり、
フードフォトグラフィなどの食品の撮影と同様に、果物の撮影を行うまでのアプローチも重要な要素のひとつになります。
このページでは、そんな果物や野菜の種類ごとに、実際に季節の果物、旬の野菜などを用意して撮影を重ねております。
果物の写真の撮り方の作例写真と共に、撮影時のポイントやカメラの設定値、またはフルーツの品種紹介などを記載しておりますので、
果物撮影の楽しみ方の方法のひとつとして、ご参照下さい。
目次
アジア原産の果物
アジア原産の野菜
アメリカ原産の果物
イギリス原産の果物
目次
イタリア原産の果物
イタリア原産の野菜
地中海原産の果物
ニュージーランド原産の果物
フランス原産の果物
東ヨーロッパ原産の野菜
メキシコ原産の果物
メキシコ原産の野菜
果物撮影のカメラ機材とカメラ用品
イチゴ 果物の写真の撮り方
イチゴのフルーツフォトグラフィー
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
マクロレンズ を使用して接写、マクロ撮影した日本産のブランド苺の写真です。
写真ようにイチゴに近付いて撮影をする、そしてイチゴを大きく撮るにはマクロレンズが欠かせません。
マクロレンズを使ったマクロ撮影では、イチゴの粒粒もご覧の通りくっきりと撮影が出来ます。
さて、イチゴは、バラ科の多年草になります。
多年草なので、手入れをきちんとこなしていけば、毎年収穫を楽しめます。
小さな苗を購入してから段々とランナーで株が増えて大きく育つ様子はとても微笑ましい物です。
イチゴには、ビタミンCが、豊富に含まれ、抗酸化物質として知られているアントシアニンも含まれています。
また、イチゴには多様な品種が存在しており、中でも甘みがあって大きいイチゴは、ブランド化して販売されております。
また、家庭菜園においても条件が良い環境で栽培できれば、美味しい苺を収穫する事も出来ますので、
家庭菜園でも人気のある植物の種類のひとつです。
梅 果物の写真撮影
小梅 パープルクィーンの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:白色蛍光灯 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
小梅 パープルクィーンのフルーツフォトグラフィ
Japanese Apricot | Fruits Photography
「パープルクィーン」という品種名の、JA紀南で栽培されている小梅の写真です。
この小梅を使って作る梅ジュースが絶品で、毎年時期になると、小梅を注文して梅ドリンクを作っております。
興味のある方は、小梅の販売されている期間が短いので、シーズン前に予約をしておくことをお勧めします。
濃い紫色と青緑色のグラデーションが特徴的なパープルクイーンの果皮は、見た目でもとても綺麗ですね。
そして梅ジュースの透き通った綺麗なピンク色は、とても美味しそうに写ります。
さて、「パープルクィーン」の撮影では構図はC字構図になります。
C字構図は、丸いお皿に盛り付けられた料理の写真を撮影する時に、よく用いられる構図のひとつとなります。
今回は、お皿ではなくて丸いザルに小梅を並べて、収穫したての果実の雰囲気を演出しました。
C字構図は、構図に安定感をもたらしてくれますので、シンプルな被写体の撮影時には役立つ構図と言えます。
また、小梅のような果実を美味しそうに見せるポイントは、コントラストを高めに設定することも重要な要素のひとつです。
コントラストの値をレタッチソフトで強めに設定すると、小梅の果皮がより際立って表現されますので、
果皮のみずみずしさと色合いを強調することは、果物の撮影においてはとても大事なポイントとなります。
そしてストロボ光を使って、果皮にストロボの光を反射させることも有効ですね。
ストロボの光を反射した果皮は、フレッシュさを表現してくれます。
今回の撮影では内臓ストロボを使った撮影になりますので、食材にストロボ光を直射した状態となりますが、
外部ストロボを使ってバウンス撮影を行えば、ストロボ光の反射方向を色々と調節しながら撮影が行えますので、
よりライティングにこだわった果物の撮影が行えるようになります。
柿 果物の写真の撮り方
柿の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等のレタッチ後の写真になります。
一枚目 二枚目 共に
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
柿のフルーツフォトグラフィ
今回の果物の被写体の果物は「柿」になります。
柿と言えば「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」でも知られる正岡子規の俳句が有名です。
このように柿は日本を代表する果物のひとつになります。
柿はオレンジ色、橙色(だいだいいろ)の果実がとても印象的です。
柿には、渋柿、甘柿、干し柿と、色々な呼び名があります。
柿の渋みはタンニンによるものとされ、渋柿を食す場合は熟すのを待つか、渋抜きをする必要が有ります。
または、干し柿にして渋抜きをすることも一般的です。
さて、今回の柿の撮影はいたってシンプルな撮影です。
凝った構図を用いたフードフォトグラフィーではなく、
どちらかと言うと、商業写真、広告写真向きの撮影になります。
その為、構図もシンプルに小道具も配することなく撮影をしました。
一枚目の構図は、日の丸構図、二枚目の構図は対角線構図になります。
どちらの構図も一般的によく用いられる構図になります。
シンプルに、柿とはこんな果物です、と言った具合の写真ならば、日の丸構図や対角線構図で撮影した、
上記の二枚の柿の写真が、一番解りやすいと思います。
構図に凝った写真も、シンプルな写真も、使いどころによって撮影方法は違ってきます。
栗 果物の写真の撮り方
毬栗のフルーツフォトグラフィ
マクロレンズ を使用して撮影した収穫した毬栗(イガグリ)の写真です。
栗は、ブナ科クリ属に属する落葉性の高木植物になります。
一応、栗は木にできる実になりますので、果物の部類に入りますが、アーモンドなどのようなナッツ類として考える方が妥当ですね。
秋の風物詩のひとつ、または、秋の味覚のひとつ、栗はまさに秋の恵みです(笑)
栗は、茹でたり焼いたりしても良し、または栗羊羹や、モンブランなどのケーキでも美味しくいただけます。
栗の実は、イガイガの棘のある殻斗に包まれています。
栗の実の収穫時は、落ちている物が収穫時です。 木をゆすって実を落として収穫するのは危険であると同時に、まだ実が若い可能性があります。
栗のフルーツフォトグラフィとしては、イガイガの付いた状態での撮影が面白いですね。
イガイガの棘のある殻斗に包まれた状態は、自然における栗の本来の姿になりますので、
好奇心に任せて撮影してみました(笑)
また、栗の皮は思いの外、ストロボの光を強く反射して来ます。
直射では反射光が強くなりますので、バウンス撮影で撮影する方法がベターですね。
サクランボ 果物の写真の撮り方
サクランボのフルーツフォトグラフィー
マクロレンズ を使用して接写、マクロ撮影した日本のさくらんぼ「佐藤錦」の写真です。
海外ではチェリーの名前で親しまれている果物になりますが、日本では、サクランボの名前で親しまれている果物です。
サクランボの中でもブランド化されている佐藤錦の品種は、糖度が高く、とても人気があります。
またチェリーには、果肉が少し黒みがかったダークチェリーという品種も人気があります。
ダークチェリーは、いわゆるアメリカンチェリーという名前で販売されていることも多いですが、ダークチェリーもアメリカンチェリーも同一品種です。
ダークチェリーは、ヨーロッパでは、ジャムに加工して、チェリーパイやガトーバスクなどのケーキに挟んで食べられることも多いです。
スダチ 果物の写真撮影
スダチの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
スダチのフルーツフォトグラフィ
Citrus Sudachi | Fruits Photography
スダチは、徳島県原産の果物になり、ミカン科に属する柑橘類の仲間になります。
樹形は常緑低木になり、青みがかった果実を収穫して、料理に絞って使います。
スダチの名前の由来は、食酢として扱っていたことに由来して、酢橘(すたちばな)と昔は名付けられていたようです。
写真のスダチは、自宅で栽培しているスダチの果実です。
栽培年数が長い木になりますので、毎年夏の終わりの頃にはたくさんの実を収穫できます。
葉を付けたままの果実を収穫できる点は、自身で栽培して収穫しているメリットですね。
スダチの果汁は、サンマやマツタケなど和食との相性が良いことで知られており、
サンマの収穫量が多い季節には、スダチの出荷量も増えるそうです(笑)
また、旬のスダチはスライスして蕎麦に盛り付ける、「すだち蕎麦」も人気があります。
さて、スダチのフルーツフォトグラフィーはバスケットに収穫したスダチを入れて撮影しました。
バスケットの下にはテーブルクロスを敷いて、それらしい雰囲気を演出してみました。
編み籠のバスケットは、100円ショップで購入した物になります。
撮影で使用する野菜や果物などの食材を入れるバスケットや、盛り付けで使用するお皿などの食器は、
ニトリで用意することもありますが、それほどこだわる必要のないアイテムは、
百均で購入することがお財布には優しいですね(笑)
このようにして果物の撮影に利用できるアイテムを、少しずつ用意して行くと、
構図内に小道具をいろいろと並べて、それらしい空間を演出することが出来るようになりますので、
バスケットやテーブルクロス、カットボードや皿などの食器類は、
撮影用にいつでもテーブルに配置できるように、地道にお気に入りのアイテムを揃えていきましょう。
栃の実 果物の写真撮影
栃の実の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等のレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
栃の実のフルーツフォトグラフィ
さて、今回の被写体の果物は「栃の実」になります。
栃の実とは、栃の木に実る実のことを言います。
栃の木を見かけること自体、あまりないかもしれませんが、
栃の実は、個性的な実の形をしています。
さて、栃の実は食用として食べることができますが、
あく抜きなどの下処理が大変な為、現代では食用としてはあまり食べられなくなったようです。
それでも縄文時代などの古代人は、栃の実を食糧として大切に扱っていたようです。
栃の実は栗に似ていて美味しそうに見えますが、下処理が大変らしいです。
味や食感は、栗に似ているとも言われますので、一度は食べてみたいですね。
さて、栃の実の撮影ですが、このような構図は何と呼べばいいのか難しい所です。
感覚的に、画角に収まりが良く尚且つ自然なレイアウトで撮影してみました。
カメラのアングルは斜俯瞰ですが、構図として正式な呼び名があるかどうかは解りませんが、
今後の課題として調べてみようと思います。
ミカン 果物の写真撮影
ミカンの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
温州ミカンのフルーツフォトグラフィ
Citrus Unshiu | Fruits Photography
温州ミカンの写真です。
温州ミカン(ウンシュウミカン)とは、ミカン科に属する常緑低木になります。
ミカンに添えられておりますヒノキの葉には、殺菌、防腐効果がありますので、
ミカンの箱の中には、ヒノキの葉を入れることも多いですね。
さて、温州ミカンの原産地は中国の温州だとされておりますが、
日本の鹿児島県であるとも言われており、日本で広まって行った温州ミカンはどうやら鹿児島県が原産地のようです。
さて、知人から大量のミカンを頂きましたのでピラミッド型に積んでみました(笑)
箱にはヒノキの葉も入っていましたので、ヒノキの葉も添えて撮影しました。
ミカンは日本を代表する果物ですよね。
ナシと並んでミカンは日本人が昔から食べていたフルーツの印象が強いです。
今回は単純にミカン単体の撮影になりましたが、次回はもう少し構図にも凝って、
ミカンジュースやミカンゼリーと並べて撮影するような、アレンジを加えて再撮影の予定となります。
柚子 果物の写真の撮り方
柚子の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | EF100mm F2.8L マクロ IS USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/4秒 露出補正:-1/3段
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
ゆずのフルーツフォトグラフィ
さて、今回の被写体の果物は「ゆず」になります。
冬に収穫する果実になります。
柚子はミカン科ミカン属に属し、その独特な風味は日本では古来より親しまれてきました。
また、冬至の季節になると、お風呂に柚子を浮かべて入る柚子湯も有名です。
さて、今回の撮影では葉の付いた柚子の実を用意出来ましたので、
バスケットに入れた柚子と共に葉の付いた新鮮な柚子も構図に取り入れて撮影を行いました。
撮影モードは絞り優先に設定し、絞りはF4.5になります。
手前に配置した柚子の葉にピントを合していますので、
背景のバスケットが少しボケるぐらいの被写界深度になります。
そして、スタイリングボードは暗めの板を用意しましたので、
ランチョンマットは少し明るめの物を選択しました。
あとは柚子とバスケットを絵になるように配置して行けば構図の完成です。
撮影時に気を使ったポイントは、黄色い果皮が色飛びを起こさないように露出の設定をする事です。
柚子に限らず果物の果皮は、光を強く反射する性質がありますので、
ストロボの光をバウンスさせて軽減させ、尚且つ柚子が最適な露出で撮影ができるように何枚か試し撮りをして、
ストロボの角度と露出とを設定していきます。
露出補正を -1/3段 に設定する事により、柚子が丁度良い露出になる事が分かりましたので、
露出をほんの少し下げました。
フルーツフォトグラフィで大事なポイントは、何と言っても果物を美味しそうに表現するかに尽きますが、
いかに絵になるようにレイアウトしたり綺麗にフルーツをカットして盛り付けたとしても、
果物が大きく白飛びしてしまったり、色飽和を起こしてしまってはせっかくの果物写真が台無しになってしまいます。
特に果物はシズル感のある食材になりますので、どうしても白飛びギリギリの露出設定になりがちです。
その為、撮影時には違った露出値にて、何枚か撮影してその中から理想の一枚を選ぶという事も有効な撮影方法になります。
レモン 果物の写真の撮り方
レモンの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の作業後の写真になります。
一枚目
撮影モード:プログラムAE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵 E-TTL
レモンの写真 フルーツの撮影
Lemon | Fruits Photography
レモンが木になっているところを撮影しました。
また、カットしたレモンも果実の特徴を表すものとして撮影しました。
と言っても、レモンは皆さんご存知の果物になりますので、
木で育つ様子も、カットレモンもご存知の方も多いかと思います。
さて、レモンは ミカン科 ミカン属 に属する常緑低木の仲間になります。
常緑低木になりますので、冬になっても葉が紅葉したり、枯れて全て散って落ちることはありません。
また、低木に属しますので、それほど大きくは育ちません。
レモンは、インドが原産地とされてはいますが、現代では世界各地で栽培がされています。
そして栽培は、気候を選ばず比較的容易であることから、果物の園芸品種としても人気があります。
実際に、自宅の庭に植えて収穫を楽しめる果物の木の中でも、レモンは特に人気があります。
日本の気候でも特に難しいことは無く、家庭菜園でも日当たりが良く適切に肥料が施された環境下では、
毎年、沢山のレモンの果実を収穫することも出来ます。
レモンの花は、春に開花が始まります。
開花したレモンの花はやがて結実してレモンの実になります。
収穫時期は、開花後からおよそ6カ月程度で収穫できるようになります。
収穫のタイミングは果皮が緑から、鮮やかな黄色へと変化した頃合いが収穫時です。
開花から収穫まで約半年ほどかかりますので、気長にレモンの実が熟すのを待ちましょう。
さて、撮影したレモンの実は4月の上旬になります。
レモンの旬な収穫時期である冬季ではありませんが、体感では家庭菜園でも春先までが収穫できる時期になります。
撮影前日が、丁度雨模様でしたので、果実に付いた水滴がシズル感を演出してくれて条件が良かったです(笑)
果物の撮影は、みずみずしさが大切な場面もありますので条件に合った撮影を選択することが重要です。
また、実際に果物をカットして、その断面が見えるようなアングルで撮影することも有効ですね。
今回は簡易的に、カットしたレモンを並べた撮影も行いました。
今回の果物の撮影はレモンですので、皆さんご存知の果物ではあると思いますが、
まだ黄色く熟していない緑色のレモンはあまり見たことが無い方もおられるのでは?
と言う訳で、早速緑色のレモンの写真がこちらになります。
青々とした果皮の色がとても若々しくて綺麗ですよね。
鮮やかな黄色い檸檬も、観ていてみずみずしさを感じますが、
このような青々としたまだ熟していないレモンではフレッシュさが感じられますね。
ぱっと見ではライムの様な気がしますが、形はレモンですね(笑)
レモンの実は、このような青緑色からだんだん黄色へ変色していきます。
レモンがなっている枝には写真でも解るように棘があることが分かります。
レモンの実の収穫の際には、棘に気を付けて収穫をするようにします。
それでも全ての果実が採りやすい所にはなりませんので、潜り込むようにして収穫する場合もあります。
その様な場合は、高枝切りバサミを使って実を収穫すると便利ですよ(笑)
さて、今回のレモンの写真ですが、果皮を鮮やかに表現するには、レタッチソフトで撮影した画像にレベル補正を行うことが有効です。
レベル補正とは、シャドウ、中間調、ハイライトの照度レベルを調整することを言います。
アドビのフォトショップでのやり方を簡単に説明すると、シャドウ入力スライダーをほんの少し中央寄りに、
ハイライト入力スライダーもほんの少し中央寄りに動かします。
中間調入力スライダーは、そのままの中間位置で。
その後の細かいカラー調整は抜きにして、これだけのレタッチでも写真全体のコントラストが上がって、画像にメリハリが付きます。
簡単にレモンの果皮の色を際立たせたい場合には有効なレタッチの方法になりますのでお試しください。
カットレモン 果物の写真の撮り方
カットレモンの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | EF100mm F2.8L マクロ IS USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光
絞り値:F5.65 シャッタースピード:1/8秒 露出補正:0
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
レモンのフルーツフォトグラフィ
Lemon | Fruits Photography
今回のレモンの撮影は、フードフォトグラフィを意識した撮影になります。
と言うのも、別件で「レモネード」のドリンクフォトグラフィーを撮影した延長になります。
その様なこともあって、撮影セットも少し応用しただけで、
撮影の小道具もばっちり揃えてカットレモンを撮影しました。
さて、ドリンクフォトグラフィ用のレモネードの撮影が予定より早く完了したので、
ついでにカットしたレモンを綺麗に並べてフルーツフォトグラフィ用でもレモンを撮影してみました。
レモンを入れたバスケットや、カットボードなんかもレイアウトし直して撮影しました。
ところでレモンは世界で共通の果物になりますね。
共通と言う言い方は少し語弊がありますが、レモンの品種によって味や見た目が、大きく変わることはほぼありませんね。
例えばオレンジ系の果物は、バレンシアオレンジであったりブラッドオレンジであったり、
ミカンやグレープフルーツなんかも柑橘系のオレンジの仲間になりますが、
私が知る限りでは、レモンは見た目が大きく変わるような品種もなく、世界で共通だと思います。
そしてどちらかと言うと、レモンは単体で食べるのではなく、料理やドリンクなどに利用されることが多いですね。
例えば肉料理の風味付けの為に果汁を絞ったり、レモネードやレモンサワーなどで、果汁を絞って飲まれています。
そしてレモンをイメージするだけで、口の中に唾液が出ることでも知られていますね(笑)
さて、レモンに限らず果物の撮影はカットした断面を工夫して撮ることが大切です。
今回はレモンの輪切りをカットボードに並べて撮影してみました。
また、フルーツバスケットに数個のレモンを入れるのも、効果的な演出になります。
また、シズル感を演出する為にもストロボ光は欠かせません。
果皮や果肉に反射したストロボ光は、絶妙なシズル感を表現してくれますので、
ストロボのバウンス光を上手く利用して撮影をすることで、果物のフレッシュさを写真に加えることができると思います。
ナス 野菜の撮り方
ナスの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の作業後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ナスの写真 野菜の撮影
Eggplant | Vegetables Photography
家庭菜園で育てているナスを撮影しました。
ナスは、ナス科 ナス属 に属します。
科も属もそのままナスですが、ナス属の仲間としてジャガイモがあるのは園芸家には知られていますが、とても意外ですね。
花もジャガイモとナスとでは形はとても良く似ていますが、色に違いがあります。
また、ナスは花が結実して実になりますが、ジャガイモの場合は膨らんだ地下茎が食用とされます。
おなじナス属の仲間ですが、育ち方は大きく違ったりします。
さて、ナスの原産地はインド、若しくは中国とされていますが、確証は得られていないようです。
また、日本では奈良時代からナスの栽培が始められていたようです。
ちなみに漢字では「茄子」と書きます。
日本でも古来より親しまれている野菜になり、現代でも茄子は日本の家庭料理の定番のひとつとされています。
煮てよし、焼いて良し、漬けてよし、茄子はまさに万能野菜ですね。
さて、撮影した茄子の写真は家庭菜園で栽培しているナスになります。
家庭菜園ではトマトと並んでナスは人気がありますね。
茄子は日本の気候と相性が良く、花も結実して実になりやすく、
家庭菜園程度の規模でもそれなりの収穫量が見込めますので、家庭菜園での栽培にはお勧めの品種になります。
また、9月に収穫するナスは秋ナスと呼ばれ、とても美味しい事で知られています。
さて、撮影した茄子の実も、花の写真も構図や撮り方が少し甘いですね(笑)
カメラ初心者にありがちな、典型的な日の丸構図でもありますが、
まあ、それでも茄子の花の色形も、ナスの実がなる風景も表現はされているかと思います。
それでも花の撮り方であったり実の撮り方などは、すこし若さが感じられます(笑)
というのも、この写真はデジタル一眼レフカメラを購入してまだそれほど経過していない頃の写真になります。
私が、デジタル一眼レフカメラとマクロレンズを使って、撮影をしてみたいと思ったきっかけは、
このように植物の栽培がきっかけになります。
茄子やトマトなどの栽培を楽しむのなら、その栽培の記録を写真に残そうと思ったのが始まりになります。
まあいわゆる栽培記録ですね。
写真と共に観察日記みたいなものを記録として残しておこうと考えました。
そして早速、家庭菜園で栽培しているトマトやナスを、買ったばかりの慣れない手つきで撮影するようになりました。
そうこうしているうちに、マクロレンズが花などの撮影に向いているということを知って、
初めての交換レンズは「EF-S60mm F2.8マクロ USM」を購入しました。
そのマクロレンズを使ってマクロ撮影をする楽しさを知り、今に至ると言う訳です。
デジタル一眼レフカメラを購入する動機は人それぞれですね。
最近では子供の成長記録を残すために「EOS Kiss」を購入する方も多いですし、
大人の趣味として、カメラの世界へ足を踏み入れた方も多いと思います。
私の場合は植物の栽培記録から、カメラが趣味になりました。
今では風景の撮影から、料理の撮影まで撮影のジャンルは更に幅が広くなりました(笑)
話は逸れましたが、植物の栽培記録、または観察日記として写真を添えて、植物を撮るのならば、
デジタル一眼レフカメラとマクロレンズの組み合わせを特にお勧めします。
栽培の観察記録の思い出を、綺麗な写真と共に残せますので、趣味で植物を栽培している全ての趣味の園芸家にお勧めしたいです(笑)
オレンジ 果物の写真の撮り方
オレンジの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-60E3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:白色蛍光灯 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/20秒 露出補正:0
※RAWファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
オレンジのフルーツフォトグラフィ
さて、今回の被写体の果物は「オレンジ」になります。
オレンジは、カットした物を食べるのも良いですし、ジューサーでオレンジジュースとして飲んでも美味しいですね。
こちらのオレンジはカリフォルニア産のネーブルオレンジで、日本に輸入される事も多い品種になります。
さて、フルーツフォトグラフィとしては、オレンジの撮影は入門的な位置付けですかね。
まあ、オレンジは単価も安いですし、ひろく知られている定番の果物の一つになりますね。
カットした断面はシズル感に期待が出来ますし、カットしたオレンジのサンプル以外にも、
ジュースとして加工したドリンクを写真の背景に取り入れる事も絵になりやすいのでポイントになります。
そしてレイアウトもそれほど気を使う事もなく、それなりの構図を組み立てやすいです。
カットしたオレンジを右手前に配し、バスケットに盛られたオレンジは左奥に配し、
配置にバランスをとって後は撮影を行うのみです。
このように食べ物の撮影へのアプローチは、自然の風景をありのままに撮影するという訳にはいかず、
自身で食品などの配置を決定しながら、構図を決めていく作業になります。
撮影する前から色々と構図を考えてみたり、レイアウトに工夫を凝らしたりする必要が有りますが、
そのような撮影アプローチもフードフォトグラフィには必須の工程になりますので、色々と勉強になる点も多く、なかなか奥が深くて楽しい物です。
今回のオレンジの撮影は、シンプルな構図で尚且つシンプルなカメラ機材で撮影を行いました。
それでも三脚にカメラを固定して、リモートスイッチにてシャッターを切る事は必須です。
ISO感度を100に設定していますので、画質優先になりどうしてもシャッタスピードが遅くなりますので、
リモートスイッチのRS-60E3を使ってシャッターを切りながら撮影を行います。
そしてもうひとつ、外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」も欠かせません。
こちらの外部ストロボは、首振り機能が付いていますので、バウンス撮影を行う事が出来るようになります。
「EOS Kiss Digital N」には、内臓ストロボが付いていますが、
内臓ストロボではどうしても被写体にストロボを直射して撮影をする事しか出来ません。
ストロボ光を直射してしまうと、被写体からの反射光が大きく写り込んでしまったり、被写体が部分的に白飛びしてしまう事も多くなります。
そのような直射光を避けて、尚且つストロボ光を写真に取り入れたい場合には、首振り機能が付いている外付けストロボは欠かせません。
ストロボの光を天井や壁面に反射させて、柔らかいソフトな反射光を被写体にあてて撮影を行う事をバウンス撮影と言います。
バウンス撮影は、室内空間に自然な環境光とリアルな質感を加えてくれますので、屋内での撮影では大いに威力を発揮します。
ダークチェリー 果物の写真の撮り方
ダークチェリーのフルーツフォトグラフィ
マクロレンズ を使用して撮影したダークチェリーの写真です。
さて、ダークチェリーとは、いわゆる赤黒い果皮のチェリーの事です。
スーパーなどで販売されているダークチェリーのほとんどは、アメリカ産です。
その為、アメリカンチェリーの名前で販売されていることが多いですね。
ダークチェリーは、海外では、加工してジャムとしても人気があります。
ダークチェリージャムは、ガトーバスクといった焼き菓子などでも利用されることが多く、
紫がかった色合いがとても綺麗なので、スイーツ作りにも重宝されています。
ダークチェリーのジャムは、果肉を残して作る方が、見た目にも、食感でも、美味しく思います。
ダークチェリーは大実なので、煮込んでも果肉が崩れにくい為、調理はしやすく思います。
ダークチェリーは、どちらかと言うと、甘みが強いサクランボ品種なので、通常のジャム作りの時とは違い、
砂糖の分量は少し控えめに、少なめにしておいた方が、酸味と甘みのバランスが保てると思います。
ブルーベリー 果物の写真の撮り方
ブルーベリーのフルーツフォトグラフィー
マクロレンズ を使用して接写、撮影したブルーベリーの写真です。
ブルーベリーの撮影では、ブルーベリーの実が思いの外、ストロボ光を反射して白っぽく写ってしまう事が多いです。
その為、バウンス撮影をしてストロボの光を壁や天井に反射させて、柔らかい光で撮影する必要が有ります。
とくに食材のシズル感を出したい撮影においては、バウンス撮影は必須と言えますね。
さて、ブルーベリーは、ツツジ科 スノキ属 に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹になります。
ラズベリーは主にヨーロッパが原産ですが、対してブルーベリーは北米原産のベリー品種になります。
ブルーベリーは、ジャムやジュース、またはサプリメントなどでも人気があります。
濃い紫がかったブルーベリーの実は、酸味と甘みのバランスがとてもよく、ほんのりと漂う香りも人気がありますね。
最近では家庭菜園でのブルーベリー栽培も人気が高く、毎年収穫を楽しみに育てている方も多いですね。
ブルーベリーの栽培は、ラズベリーの栽培と同様に、比較的に栽培は優しい部類に入る果樹になりますので、
ジャムづくりなどを楽しみたい場合は、苗木を購入して育てた方が、年々収穫量も増えてきますので賢明と言えます。
丸かじり林檎 果物の写真の撮り方
丸かじり林檎のフルーツフォトグラフィ
マクロレンズを使用して撮影した林檎の写真です。
この林檎は、アメリカ産の丸かじりりんご ガラ種という品種になります。
リンゴの表面にガラ模様が付いていて、見た目にも綺麗なリンゴですね。
どの林檎でも同じガラではなく、見ていてとても興味深いです。
味は、丸かじり林檎の呼び名に相応しく小振りな林檎で表皮は薄く、そのままかじりやすく、程よい酸味と甘みがあり、手軽に食べやすいリンゴ品種です。
西部劇を始めとする、ハリウッド映画などのワンシーンに登場するこの小振りでお洒落なリンゴは、ほぼガラ品種になります。
さて、リンゴの撮影で特に気を付ける点などは特にないです(笑)
今回のリンゴの撮影は、ガラ模様がとても綺麗でしたので、綺麗に林檎を並べるのに少し手間どったくらいですかね。
基本的な撮影ポイントを上げるとすれば、果実がストロボの光を反射しやすいという点でしょうか。
ストロボの光は、リンゴの皮に直射せずに、バウンス撮影をして外付けストロボの光を天井や壁に反射させて当てるようにします。
または、ストロボに「バウンスアダプターSBA-E2」などを取り付けて、更に光を天井や壁に広範囲に照射するようにして、
林檎の表皮のストロボの反射を抑える事がポイントであると言えます。
また、内臓ストロボカメラ機の場合は、ストロボ光を林檎に直射すると、
林檎の背面に大きな影が写り込んでしまったり、リンゴ表皮の反射光が強く表れてしまう可能性がありますので、
蛍光灯などの環境光のみで撮影を行い、明るさの調整はレタッチソフトなどで行う方がベターなケースが多いです。
もうひとつ、果物などを単体でマクロ撮影(マクロレンズにて大きく撮影)する場合において、
ストロボ光の直射による被写体の光の反射を避ける為、内臓ストロボ光を使わない場合、
シャッタースピードを上げる為にISO感度を高めに設定しがちですが、
ISO感度を高めに設定すると、暗部に感度の粗さが目立って写り込んでしまう被写体もありますので、
ISO感度は極力、低めに設定し、三脚を使用して手振れを防ぐ撮影方法をお勧めします。
ラズベリー 果物の写真の撮り方
ラズベリーのフルーツフォトグラフィ
マクロレンズ を使用して撮影したラズベリーの写真です。
ラズベリーは、 バラ科 キイチゴ属 に属します。
ブルーベリーや、ブラックベリーのように、実の小ささが特徴になりまが、
赤い発色の強いラズベリーの実は、甘酸っぱくて香りもよく、
ジャムやソース、またはスイーツのトッピング、またはドリンクなどでも人気があります。
ラズベリーは、冷凍されたものの流通が断然多く、
日本ではフレッシュなラズベリーの実はあまり出回っておりませんね。
そこでフレッシュなラズベリーの実を使って料理などにラズベリーの実を用いたい場合は、
自分で栽培する事が手っ取り早いですね。
ラズベリーの栽培は、鉢植えでも比較的に育て方が容易な種類の園芸品種が、時期になるとホームセンターなどでも販売されておりますので、
苗木を購入して、ラズベリー栽培にチャレンジしてみる事も面白い物ですよ(笑)
初めの栽培から翌年の夏、または再来年の夏と、年月が経過すれば、株も大きく育ち、
沢山のラズベリーの実を収穫する事も出来ますので、根気よく育てていきましょう。
ご自身で栽培して収穫したラズベリーの実は、市販されている物よりきっと美味しく感じられます(笑)
ブラッドオレンジ 果物の写真の撮り方
ブラッドオレンジの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-60E3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:部分測光
絞り値:F3.2 シャッタースピード:1/15秒 露出補正:0
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
ブラッドオレンジのフルーツフォトグラフィ
さて、今回の被写体の果物は「ブラッドオレンジ」になります。
ブラッドオレンジは、血のように赤い果肉、果汁が特徴的で、
酸味は普通のオレンジほど強くなく、どちらかと言うと糖度が高くて甘みがあります。
この赤い色の正体は、「アントシアニン」によるもので、植物ではお馴染みの赤い色素になります。
今回の撮影のコンセプトは、自然食品の素朴さをテーマにしてみました。
構図には、スタイリングボードとランチョンマット、バスケット、グラス、コースターと言った具合に、
用意した道具もシンプルな構成にしました。
それらを定番とも言えるような位置にセットし、凝った演出は控えてみました。
カットしたブラッドオレンジの断面を見せるような撮り方は、果物の撮影では定番ですね。
あとはバスケットに幾つかのブラッドオレンジを入れて、撮影空間を表現します。
そして、実際にブラッドオレンジを絞って作ったブラッドオレンジジュースなんかも取り入れると、
いかにも食品の撮影的な構図の完成です(笑)
カメラの設定値は、絞り優先AEが、何と言っても簡単で撮りやすいです。
絞り優先AEは、絞り値さえ決めてしまえば、シャッタスピードと露出とを、カメラ側で最適な数値に設定してくれます。
F値は、今回の撮影ではF3.2に設定して、背景は大いにぼかすようにしました。
何と言ってもメインの被写体は、カットしたブラッドオレンジの赤い果肉です。
その為、AFフレームは右寄りにして、ピントはカットしたブラッドオレンジの断面あたりで合わせています。
手前に配置したブラッドオレンジにピントを合わせて、尚且つF値は3.2にしていますので、
奥に置いてあるバスケットとグラスとが綺麗にボケてますので、手前のブラッドオレンジが際立つという計算になります。
今回の撮影方法はこれと言った特徴はありませんが、シンプルであるからこそ良いという感じです。
ちなみに室内での撮影では屋外と比べて環境光が弱い為、手振れを防ぐ為にも三脚とリモートコントローラー(シャッターボタン)は必須になります。
その場合、ISO感度を上げて(ISO感度の数値を高くする)シャッタスピードを早くする方法もありますが、
料理撮影などのフォトグラフィでは、なるべく低感度(ISO感度の数値を低くする)で撮影を行った方が、意図しない画質の劣化を防ぐ事に繋がります。
それでもスマホにおけるSNS上などでは、それほど高画質な写真は画素数的にも要求されませんが、
写真は綺麗に撮影して記録しておく方が、後にプリントする時においても、テレビに映して大画面で画像を観る時にも助かる事もありますから。
あくまでカメラで撮影するときは高画質設定で撮影し、
後はケースバイケースで最適な画素数(ファイルサイズ)に編集して、SNSにアップしたり印刷をかければ良い訳です。
初めから低画質で撮影した画像は後から高画質な写真には編集は出来ませんからね。
チコリーの花 エディブルフラワー
チコリーの花の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ 非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
チコリーの花のベジタブルフォトグラフィー
Chicory | Edible Flower | Vegetables Photography
チコリーの花の写真です。
チコリーを家庭菜園で栽培していますが、チコリーの栽培になれていないのでなかなか思う様に育てることが難しいですね。
今回は株がとう立ちしてしまい花芽が付いたので、栽培の観察記録としてそのまま開花させてみました。
花はエディブルフラワー(食用花)として、サラダなどの飾りつけで食べることが出来ますので、
サラダに盛り付けて食べてみようと思います。
次回は、サラダに盛り付けたチコリの花の撮影を予定していますが、その後も株が枯れなければの話です(笑)
ちょうど雨が止んだ後でしたので、雨の雫を花弁が弾いて綺麗に撮れたかなと思います。
チコリーの花は、青紫色で小振りな花を咲かせます。
花は結実すると種が出来ますので、こぼれ種で株が増やせると思いますので開花後も花を摘まずにこのままにしておく予定です。
オリーブの実の撮影
オリーブの実の写真
Olive | Fruits Photography
オリーブの実を撮影してみました。
まだ熟しきっていない緑色の実と、完熟に近い黒紫色の実とを、同じ品種で時期をずらして撮影しました。
オリーブの実は、果物か野菜か?で、ふと考えましたが、
木に成る実ですので、分類上は果物の仲間になります。
このオリーブは、「マンザニロ」と言う品種のオリーブになります。
オリーブは、モクセイ科の常緑高木になりますので、それなりに大きく成長しますが、
手入れ作業が大変になりますので、私の場合はそれほど樹形は大きくせずに、定期的に剪定して背丈を調整しています。
さて、オリーブの実と言えば、ピザなどにトッピングしたり、お酒のおつまみにもなります。
また、オリーブオイルもヘルシーで人気がありますよね。
ヨーロッパではオリーブの栽培に適した気候になり、オリーブオイルの生産ではギリシャやイタリアなどが有名です。
そしてオリーブの実の色は、鮮やかな緑色から熟すにつれて、だんだん赤みを帯びるようなり、
最終的には濃い紫色に変化していきます。
収穫の時期は、品種によってまちまちですが、
完熟しきっていない緑色の実を収穫する場合は、8月から9月あたりに収穫します。
また、濃い黒紫色の実を収穫する場合は、10月から11月あたりに収穫します。
ちなみに、完熟した黒紫色のオリーブの実は、オイルの含有量がもっとも多くなりますので、
オリーブオイルは完熟した実から作られます。
さて、オリーブの実の色が、日を追う毎にどのように変化していくのかを撮影する予定でしたが、
その年は気候変動のせいで、極端な日照不足の月がありましたので、
安定した実の付き加減が得られませんでしたので、撮影は途中で断念することとなりました。
せっかく実がなっても途中で落ちてしまったり、
だんだんと色付いてきたかと思えば害虫に食べられてしまったりと、散々な年でした(笑)
このような気象条件では、来年のオリーブの撮影も思いやられますが、何とか成功させたいですね。
長い期間のタイムラプスの様な撮影に挑戦することも考えてはいますが、とても大掛かりになりそうで少し自信がないです。
それでも長い期間、観察してきたオリーブの実の変化を感じられるような、写真や動画に仕上げられれば、
難しい撮影に挑んだことも報われる気はしますけどね(笑)
来シーズンは気候が安定した、園芸に良い年になってくれれば幸いです(笑)
キウイフルーツ 果物の写真の撮り方
キウイフルーツのフルーツフォトグラフィー
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
マクロレンズ を使用してマクロ撮影したキウイフルーツの写真です。
キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属に属する植物になります。
キウイフルーツと言う呼び名は、ニュージーランドで生産が開始された為、ニュージーランドの飛べない鳥、キーウィ(Kiwi)にちなんで命名されました。
キウイフルーツの品種のブランドとしては、ニュージーランド ゼスプリ社の「サンゴールドキウイ」「グリーンキウイ」が特に有名です。
サンゴールドキウイはひとつで、レモン約8個分のビタミンC、リンゴ約7個分のビタミンEが摂取でき、抗酸化力のある果物として注目されています。
白イチジク 果物の撮影
白イチジクの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
白イチジク バナーネのフルーツフォトグラフィ
Figs | Fruits Photography
イチジク(無花果)は、クワ科 イチジク属 に属する落葉高木になります。
我が家では鉢植えでイチジクを栽培していますので、樹高は2メートルほどですが、
地植えで条件が整うと20メートル程度まで大きく育つようです(笑)
高木の種類として、お庭では月桂樹も鉢植えで育てておりますが、
こちらも地植えではすくすくと大きく育ちますので、樹形をコントロールしながら栽培を楽しむことが大事ですね。
このイチジクは苗からの頂き物でしたので、記憶が定かではありませんが、
「バナーネ」と呼ばれるフランス原産のイチジクの品種だったと思います。
白イチジクは、バナナを思わせるネットリとした濃厚な味わいが特徴です。
白イチジクは果皮の色も新鮮な緑色が鮮やかで綺麗ですね。
さて、今回の果物撮影は手軽に、バスケットにイチジクの実を並べて撮影したものと、
デザートプレートにカットしたイチジクを並べた写真の二種類です。
木の板とバスケット、またはデザートプレートのみのシンプルな構成なので、被写体を引き出しやすいのが利点ですね。
構図は基本的な三分割構図と対角線構図の組み合わせパターンになります。
この二つの構図を同時に用いる撮影は、定番の基本的な構図と言えますね。
ラ・フランス 果物の写真の撮り方
ラ・フランスのフルーツフォトグラフィー
EOS 6D Mark II に EF100mm F2.8Lマクロ IS USM を使用して撮影したラ・フランスの写真です。
さて、ラ・フランスとは、いわゆる セイヨウナシ(洋なし)の事です。
日本の梨とは違って、形は丸いようで丸くなく、部分的にごつごつしていて、見た目には不格好ではありますが、
芳香性に優れていて、濃厚な甘みと滑らかな果肉感は癖になる味わいになります。
撮影を行うにあたって、特段に美しくて優れた被写体ではありませんが、
フランスを代表する果物になりますので、記念で撮影しました(笑)
ラ・フランスは、果実をそのままカットして食べるだけではなく、タルトなどのスイーツに加工して食べられるケースも多いのが特徴になります。
今回のラ・フランスの撮影では、麻の布地をそれらしく敷いて、フルーツバスケットを右奥に配置しました。
撮影時のアイテム数が少ないので、ラ・フランス単体を大きめに撮影し、後ろのフルーツバスケットは少しぼかして奥行を強調させる構図になります。
麻の布地はテーブルクロスとして敷いたのですが、少し波打つようにして敷くと、写真の見栄えが良くなるのは何故でしょうね(笑)
背景のガラ模様が、意図せず玉ボケのように写り込んだのは、予期せぬ収穫でした(笑)
ラ・フランスの撮影で、気を使ったポイントとしては、表皮がストロボ光を強く反射してしまう事ですね。
林檎などの表皮がテカテカな果物に比べれば、反射光は軽妙ではありますが、
ストロボの光を直射してしまうと、表皮が間違いなく大きく白飛びしてしまいます。
被写体がストロボ光を強く反射してしまわないように、撮影はバウンス撮影にて行いました。
外付けストロボには、「スピードライト430EX III-RT」を使用して、
天井と壁面とにストロボの光を反射させて、ストロボの光を柔らかくしてバウンス撮影をしております。
ストロボの直射とは違い、ストロボの光をバウンス(天井などに跳ね返る)させると、
光が広い範囲に広がると共に、光量が柔らかくなります。
また、バウンスアダプターの SBA-E2 を取り付けると、
更にストロボの光を広く拡散させ、光量を調整する事が可能になります。
撮影環境によっては バウンスアダプター SBA-E2 は、ストロボの光量を広げて拡散する事が出来ますので、
バウンス撮影によるストロボ光の調整が上手くいかない時にはお試しください。
ビートルート 野菜撮影
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
ビートルートの撮影データ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の作業後の写真になります。
一枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵 E-TTL
三枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵 E-TTL
テーブルビートのベジタブルフォトグラフィー
Beetroot | Vegetables Photography
家庭菜園で栽培しているビートルートを収穫して撮影しました。
ビートルートは、テーブルビート、またはビーツとも呼ばれており、和名では火焔菜(カエンサイ)になります。
見た目は赤カブに似ていますがほうれん草の仲間になり、カットした断面は中心まで赤い色をしていて、
赤紫の色素は、ベタシアニンというポリフェノールの一種になります。
ビートルートは、「食べる血液」と例えられるほど、栄養豊富な野菜になり、東ヨーロッパではポピュラーな野菜として親しまれています。
テーブルビートのサラダは、以前より調理して食べてみたかった野菜のひとつです。
ビーツの栽培は、家庭菜園でもお手軽に栽培は可能です。
但し、日当たりが十分でないと、収穫したビーツの大きさが小振りになりがちです。
畑で栽培できれば十分な陽射しを得られますので、立派なビーツを収穫できます。
さて、ビートルートは呼び名がたくさんありますので、下記ではテーブルビートに統一します。
テーブルビートの赤い色は、サラダでとても映えますね(笑)
サラダのように生でもテーブルビートは食べられますので、新鮮なテーブルビートのサラダは貴重な体験でした(笑)
食味はとても甘く、ほうれん草の仲間とは思えないほどですね。
また、まな板やお皿などにも赤い色が残るほど、とても鮮やかな赤い色が特徴になります。
さて、収穫したテーブルビートの撮影は、栽培の記録として残す為、オートでライトな撮影に留めています。
カットしたテーブルビートの断面も然り、栽培の記録写真として残しました。
テーブルビートのサラダの写真は、お皿に綺麗に盛り付けて、テーブルに配置しました。
サラダのお皿が細長いので、構図としては、三分割法と対角線構図あたりを意識して撮影しました。
もう少しアップで尚且つローポジションで撮影した方が、サラダの雰囲気が伝わりやすくなる気がしました。
また、食材としてのテーブルビートの撮影を、もう少し凝って撮影してみても良かったですね。
次回は、同じ野菜の撮影でも栽培記録写真とは別に、構図やレイアウトにも時間をかけて、
ベジタブルフォトグラフィーと呼べるような、食材としての野菜の撮影にも取り組んでみようと思います。
アボカドの撮影 ベーコン種
アボカドの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM(ZX C-PL 付き)
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
アボカドのフルーツフォトグラフィ
Bacon Avocado | Fruits Photography
アボカドの写真をじっくり時間をかけて撮影してみました。
マクロレンズにはPLフィルター(ZX C-PL)を付けていますので、コントラストも高く撮影が出来ました。
品種はベーコン種と呼ばれるアボカドで、熟してもハス種のように果皮が黒っぽくならず、
緑色のままなので食べ頃が更にわかりにくい品種ですが、味は濃厚で美味しいですよ(笑)
スーパーなどではハス種が多いので、なかなかベーコン種のアボカドが手に入らなかったのですが、
ついにベーコン種(アメリカ産)のアボカドを用意出来ました。
果皮も緑色をしているので、よりアボカドらしい色合いの写真撮影が行えました。
さて、構図は三分割構図と対角線構図のミックスと言った具合です。
アボカドの二つの実を支え合うように、または寄りかかるように配置する方法は、
カットした果物の断面を撮影する際に良く用いる方法のひとつですね。
今回はカットした断面ではなくて、そのまま二つの果実を向きを変えて配置しています。
そして下にはテーブルクロスを敷いていますが、わざと布をたるませて、
シワが出来るように敷くと、雰囲気が出て空間の演出効果が得られます。
また、布の柄を斜め方向に向けることで立体感も生まれます。
テーブルクロスやテーブルランナーは果物の撮影において、出番の多いアイテムになりますので、
何種類か違う柄を用意しておけばいろいろと重宝しますよ(笑)
アボカドの撮影 ハス種
アボカドの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等のレタッチ後の写真になります。
一枚目 二枚目 共に
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
アボカドのフルーツフォトグラフィ
Hass Avocado | Fruits Photography
アボカドの果実は日本でも年々人気が高くなり、気軽にスーパーなどの果物売り場で見かけるようになりました。
日本では、特に女性に人気があり、森のバターとも呼ばれる栄養価の高いアボカドを、
サラダに入れたりサンドイッチに挟んだりして、食べられております。
さて、アボカドは、クスノキ科 ワニナシ属 に属する常緑高木になります。
和名はワニナシ(鰐梨)と書きます。
常緑高木になりますので、中米に自生している物では樹高が30メートル程になるアボカドの木もあるようです。
アボカドは、中米が原産地になり、特にメキシコのハス種が日本では最も出回るアボカドの品種になります。
さて、一見するとアボカドは野菜の仲間の様な気もしますが、
木に実る果実になりますので、フルーツの仲間になります。
一般的には木に成る物が果物、地中で育つものが野菜とされています。
さて、アボカドの実の撮影ですが、取り敢えずはアボカドを図鑑的な意味合いで撮影しました。
アボカドの実の外見とカットした断面とがよく解ると思います。
そしてこの種を水耕栽培して何年か後に、木に実るアボカドの実の撮影をしようと言いう壮大な計画を立てております(笑)
無事に発芽してくれるかもわかりませんが、自分で育てたアボカドの成長記録を付けられれば楽しいですね。
また、アボカドの実を実際に調理して、サラダにしたりサンドイッチに挟んだり、
カリフォルニアロールとしてアボカドを巻いた巻き寿司の撮影なんかも興味があります。
次回は、水耕栽培の様子とアボカドのフルーツフォトグラフィの撮影に挑んでみようと思います。
メキシコ料理 サルサソース
グアカモレは、ペーストしたアボカドのサルサソースになります
グアカモレは、アボカド、トマト、オニオン、ライム、食塩、クミン、
ガーリック、トウガラシなどのスパイスを、すりつぶして作ります。
グアカモレは、数あるサルサソースの種類のひとつとして、トルティーヤチップスに付けて食べたり、
タコスのソースとしてかけたり、サンドイッチのソースとして使われたりします。
アボカドは、カットしてサラダなどで食べることも美味しいですが、
ペーストにしてグアカモレに調理して、料理のソースとして食べることもオススメです。
ライム 果物の写真の撮り方
ライムの果実の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:特になし 手持ち撮影にて ライティング機材:内臓ストロボ
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
ライムのフルーツフォトグラフィー
さて、今回の被写体の果物は「ライム」になります。
ライムは、レモンやオレンジなどの柑橘類の果実の仲間になります。
原産地は、インドから東南アジアにかけての熱帯地域が原産地になります。
現在ではメキシコや北米でも盛んに栽培されており、
撮影したライムの品種はメキシコ原産の「メキシカンライム」になります。
ライムの果実は、丸みを帯びたレモンの様な形になり、果皮は緑色になります。
また、レモンの様な酸味が特徴になりますが、ライムには少し苦みもあります。
レモンとは少し違った風味が楽しめますので、ライムの果汁はドリンクはもちろん料理にも幅広く使われております。
ドリンクでは、ジントニックやモヒートなどのカクテル、または果汁を絞ったライムジュースなどが人気です。
料理では、タコスに代表される牛肉料理との相性が良いです。
また、シュリンプやクラブなどのシーフード料理との相性も抜群です。
さて、ライムの果実の撮影ではカメラボディは、
Canon EOS Kiss Digital N、マクロレンズは、EF-S60mm F2.8マクロ USM、の組み合わせで撮影を行いました。
単純なライムの果実の撮影ですが、取り敢えずはライムの参考写真という感じで撮影しました。
次回は時間を見つけて、ライムを使った料理のフードフォトグラフィー、
またはライム果汁たっぷりのライムジュースのドリンクフォトグラフィーなんかを計画しております。
赤唐辛子 野菜の撮影
赤唐辛子の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ 非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:0
アカトウガラシのベジタブルフォトグラフィー
Chili Peppers | Vegetables Photography
家庭菜園で栽培している赤唐辛子の実を収穫してザル一杯に広げ、太陽光をたくさん浴びている雰囲気を撮影してみました。
日の光を取り入れる撮影は、撮り方によって被写体に雰囲気が出ますので、おススメする撮影方法のひとつです。
さて、唐辛子(とうがらし)は、ナス科トウガラシ属の植物になり、中南米原産の果実になります。
生産地はなんといってもメキシコ産が有名です。
唐辛子の実は野菜と聞くと少し違和感がありますよね。
なので一般的には乾燥させた唐辛子は香辛料として、スパイスに分類されます。
唐辛子特有の辛味成分はカプサイシンによるもので、
個人差がありますが、唐辛子を少量でも直接食べると相当辛いのでご注意(笑)
写真のトウガラシは収穫した赤唐辛子を干して乾燥唐辛子にしている様子です。
乾燥させることによって長期保存が可能になります。
そして乾燥させた唐辛子は、輪切りにしたり、粉砕してパウダーにも加工できます。
唐辛子の栽培は、難易度は低く初心者でも気軽に栽培を楽しめます。
そして上手に育てれば、たくさん唐辛子の実を収穫することもできますので、
家庭菜園など、園芸に興味のある方にはお勧めする植物品種になります。
シシトウガラシ 野菜の撮影
シシトウガラシの撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ちにて撮影
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 E-TTL
シシトウガラシのベジタブルフォトグラフィー
Shishito Pepper | Vegetables Photography
家庭菜園で栽培しているシシトウの写真です。
シシトウは正確には「シシトウガラシ(獅子唐辛子)」と呼びます。
名前の由来は、シシトウの実の先端が、獅子の顔に似ている所から獅子唐辛子と呼ばれるようになったようです。
ナス科トウガラシ属に属するトウガラシの仲間になり、中南米が原産地とされておりますが、
この項ではメキシコ原産として記載しました。
高温性の野菜のため、暑さには強い性質がある反面、寒さには弱いので、
栽培は夏から秋にかけてが収穫のシーズンとなります。
シシトウの栽培は、家庭菜園で育てられる数ある野菜の中でも比較的に簡単な部類に入りますので、
唐辛子の栽培に興味がある方にはお勧めの品種になります。
また、赤唐辛子の栽培も、比較的に手軽に始めることが出来ます。
栽培が適切に行えれば、シシトウと同様に赤唐辛子もたくさんの量を収穫することが出来ますので、
赤唐辛子の栽培もシシトウと同様にお勧めできる品種になります。
シシトウは色々な料理のレシピで調理がされておりますが、私は普通に焼くだけの焼きが一押しですね。
軽く焼いたシシトウに鰹節をかけて醤油を少し垂らしたシンプルな食べ方が一番好みです。
シシトウの収穫は、実が大きくなりすぎると辛みが強くなりますので、
中くらいのサイズが、程よい辛みもあって美味しいですね。
さて、シシトウの撮影は実際に実がなっているところの植物撮影から、
収穫してバスケットに入れた状態の野菜の撮影の二つを行いました。
編みかごに収穫した実を入れるだけで、被写体である収穫した実がそれらしく写ります。
また、テーブルクロスもあると、同様に被写体を引き立ててくれますので、
構図内にはそれらの素材があると、雰囲気が出ますのでオススメです。
果物撮影のカメラとレンズとクリップオンストロボ
フルーツの撮影で使用しているカメラ機材
果物の写真の撮り方で使用しているカメラ機材
フルーツの撮影に使用しているカメラは、デジタル一眼レフカメラになります。
カメラボディは、フルサイズ機の「EOS 6D Mark II」をメインに使用しています。
レンズは、マクロレンズの「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」を付けて撮影しております。
また、カメラボディがAPS-Cサイズ機の「キヤノン EOS Kiss Digital N」はサブ機として使用しております。
レンズはEF-Sマウントの「EF-S60mm F2.8マクロ USM」を付けて果物の撮影をしています。
このように新旧の二台を使い分けながら、色々な果物の撮影を行っています。
がっちり三脚にカメラを固定して、リモートスイッチを使いじっくり撮影したり、
手持ちカメラで色々なアングルを試しながら撮影をすることも、新たな発見があったりして面白い物です。
キヤノン クリップオンストロボ スピードライト430EX III-RT
フルーツフォトグラフィーで使用しているライティング機材
フルーツの撮影では、キヤノン製のクリップオンストロボ スピードライト430EX III-RT を付けております。
「スピードライト430EX III-RT」は、発光部を首振りすることが出来ますので、
天井や壁面にストロボ光を反射させて撮影が出来る、バウンス撮影を行うことが出来ます。
果物の撮影では、ストロボ光のバウンスはとても有効な撮影方法になります。
白いお皿やガラスのグラス、またはシズル感のある食材に対してストロボ光を直射すると、光を強く反射してしまい、白飛びを起こすことが多いです。
ストロボ光の反射を抑えるためには、壁面などにストロボの光を反射させて、光量を調整するようにして撮影を行います。