更新日:
PLフィルターを使った写真撮影
PLフィルターとは
PLフィルターとは、偏光フィルターのことを言います。
一般的なデジタル一眼レフカメラには、C-PLフィルター(円偏光フィルター)を付けます。
C-PLフィルター(円偏光フィルター)をレンズに付けることによって、
被写体から発する光の反射を防ぎつつ、コントラストの高い撮影を行うことができます。
色鮮やかな景色の写真や、綺麗な色彩の花の写真、または光の反射を抑えた水面の写真など、
C-PLフィルター(円偏光フィルター)を使って撮影を行えば、
普段とは違った雰囲気の写真に仕上げてくれること間違いなしです。
このページでは、実際にC-PLフィルター(円偏光フィルター)を使って撮影をした、
花や風景などの写真を中心に、撮影時のデータや撮り方の工夫なども記載しつつ、
C-PLフィルター(円偏光フィルター)を使った作例写真を掲載しております。
C-PLフィルター(円偏光フィルター)を使った被写体の撮影は、
より鮮やかな写真に仕上げることができるようになりますので、オススメのレンズフィルターです。
目次
PLフィルターの種類
PLフィルターを使った花の撮影
ZX C-PL ケンコートキナー製のC-PLフィルター
ZX C-PL
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(ZX C-PL 付き)
写真は、ケンコートキナー製のC-PLフィルター「ZX C-PL」を、キヤノンのマクロレンズ「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」
に取り付けた外観の参考写真です。
キヤノンのマクロレンズ「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」のフィルター径は67mmになりますので、
「ZX C-PL」は67mmのタイプを使用しております。
ケンコートキナー製のC-PLフィルター「ZX C-PL」は、グレードの高い偏光フィルターになりますので、
「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」には最適なPLフィルターになります。
花や昆虫などのマクロ撮影においても、「ZX C-PL」は効果を十分に発揮してくれます。
「ZX C-PL」は価格が少し高めですが、「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」のような高品位なレンズには適した高画質な偏光フィルターになります。
また、ケンコートキナー製のC-PLフィルターには、「ZX C-PL」の他に、
強化ガラス製で枠はジュラルミン製の、衝撃や汚れに強い「Zéta Quint C-PL」もラインナップされております。
こちらの偏光フィルターは、Zéta Quint(ゼータ クイント)フィルターシリーズの偏光フィルター版になります。
Zéta Quint シリーズでは、何と言ってもプロテクターが人気があります。
「Zéta Quint プロテクター」は、強化ガラスが売りのプロテクターになりますので、
ぶつけてしまったなどの、もしもの時の安心感は得られると思います。
PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)
WIDE BAND C-PL(W)
ケンコートキナー製のコストパフォーマンスに優れた偏光フィルター
写真は、ケンコートキナー製のC-PLフィルター「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)」(WIDE BAND C-PL(W))になります。
こちらの偏光フィルターは、主に「EF40mm F2.8 STM」のパンケーキレンズで風景撮影の際に使用しております。
キヤノンのパンケーキレンズ「EF40mm F2.8 STM」のフィルター径は52mmになりますので、
「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)」は52mmのタイプを使用しております。
センサーサーズが「APS-Cサイズ機」の Canon EOS Kiss Digital N では、
「EF-S60mm F2.8マクロ USM」のマクロレンズに偏光フィルターを付けて、花などの植物撮影をする機会も多いです。
「EF-S60mm F2.8マクロ USM」のフィルター径も52mmになりますので、
こちらのマクロレンズにおいても同じ種類の偏光フィルターを使用しております。
偏光フィルターをレンズ本体に取り付ける際は、他のレンズプロテクターなどを付けている場合は全て取り外してから付けるようにします。
C-PLフィルターをレンズに装着する際は、ブロアーを使ってレンズの表面と、フィルター側に付着したチリやホコリなどを、念入りに飛ばしましょう。
取り付ける際にホコリなどが付いたままにしてしまうと、場合によってはゴミが写り込んでしまうこともありますので、
レンズにフィルターを取り付ける際は、ホコリを立てないよう清潔に保ちましょう。
また、偏光フィルターをレンズへ締め込む際は、強く締め込み過ぎないように注意が必要です。
偏光フィルターを強く締めすぎるとネジ山に負荷が強くかかってしまい、使用後に取り外すのにとても苦労することもありますので、
レンズフィルターの締め込み加減は、強すぎず弱すぎず、ほど良いテンションをかけて行いましょう。
それでもC-PLフィルターの取り扱い上、偏光フィルターは撮影時に枠をくるくると回しながら調節を行いますので、
フィルター枠を廻しているうちに、段々とフィルターの締め付け加減が強くなってしまうこともあります。
このような回転頻度による締め込みを抑制するには、
定期的にフィルターを緩めてみたりして、フィルターの取り付け具合を確認しながら、
フィルター枠を操作して、フィルターの締め付け具合がだんだんときつくなり過ぎないように注意すると、
取り外しが容易になりますので、撮影後のフィルター交換が楽に行えるようになります。
アマリリス PLフィルターを使った花の撮影
アマリリスの花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(ZX C-PL 付き)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:6400 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/250秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1/3段
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:640 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1250秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1段
偏光フィルターを使用したアマリリスの撮影
鉢植えで育てているアマリリスの写真です。
撮影は、カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM にて撮影しました。
レンズにはあらかじめ、ケンコートキナー製のC-PLフィルター「ZX C-PL」を付けています。
ちなみにPLフィルターを付けている場合は、レンズプロテクターは通常付けませんので、
PLフィルターを付ける時は、レンズプロテクターは外して利用します。
アマリリスの花の撮影で注意すべきポイントは、なんといっても赤い発色をいかに綺麗に撮影するかがポイントですね。
通常のノーマルな撮影では、赤い花弁が色飽和を起こしてベターっとして潰れやすくなってしまいます。
色飽和を防ぐポイントとしては、露出を少し下げて、暗めの設定で撮影を行うと色飽和の発生を抑えることが出来ます。
C-PLフィルター「ZX C-PL」を使うことによって、画像が少し暗めになりますので、カメラ本体の設定としては、露出を少しマイナス補正するだけで大丈夫です。
C-PLフィルターを使って花の撮影を行うと、花をより際立たせた撮影が行えます。
エキナセア PLフィルターを使った花の撮影
エキナセアの花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(ZX C-PL 付き)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/320秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1段
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:1250 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/250秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1段
偏光フィルターを使用したエキナセアの撮影
エキナセアは北アメリカが原産の植物になり、ハーブの仲間として紹介されています。
見た目の存在感のある花形が、花壇のアクセントにもなりますので観賞用としても人気があります。
最近ではピンク色以外のカラフルな品種も紹介されており、
色々な品種のエキナセアが植えられたフラワーガーデンも増えるだろうと思います。
さて、偏光フィルターを使うと簡単にエキナセアのピンク色の花弁をより鮮やかに写すことが出来ます。
また、中心部分の筒状花も、発色が綺麗に再現されたように思えます。
二枚目は被写体に近付いて撮影する、花のマクロ撮影になります。
撮影当日は少し曇っていましたが、一番コントラストが高くなる位置にフィルターを廻してセットしておき、
太陽光が雲の切れ間から出てくるタイミングを待ちながら手早く撮影しました。
結果、コントラストも高く、画像編集ソフトをそれほど使わなくとも豊かな色合いで撮影が出来ました。
やはり花の撮影には偏光フィルターは必須と言えますね。
プリンセス ドゥ モナコ PLフィルターを使ったバラの撮影
プリンセス ドゥ モナコの花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(ZX C-PL 付き)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/320秒 測光モード:スポット測光 露出補正:0
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:1250 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F5 シャッタースピード:1/4000秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1段
偏光フィルターを使用したプリンセス ドゥ モナコの撮影
バラの撮影ではC-PLフィルターの出番は多いですね。
バラの花は、太陽光を受けると花弁が反射しやすくなりますので、
花弁の光の反射を抑えつつ、色鮮やかに薔薇の撮影を行いたい場合は、偏光フィルターが必須になります。
C-PLフィルターを使って撮影を行う条件としては、快晴の日にもっとも効果を発揮します。
曇天の日では偏光フィルターの効果が薄れてしまいますので、晴れた日で使用することが条件となります。
また、C-PLフィルターは被写体の光の反射を抑えるだけではなく、
コントラストを高めて撮影を行うことも出来ますので、風景写真などでも使用されることは多いです。
写真は、プリンセス ドゥ モナコのバラ品種を偏光フィルターを使って撮影した写真です。
白い花弁は、明るい条件下では白飛びが発生しやすくなりますが、
C-PLフィルターを使うことによって、花弁の光の反射を抑えつつ、白とピンクのコントラストを高めた撮影を行うことができるようになります。
百合の花 PLフィルターを使った花の撮影
百合の花の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM(C-PLフィルター付き)
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:ストロボ 非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1600秒 測光モード:部分測光 露出補正:0
偏光フィルターを使用した百合の撮影
今回の百合の花の撮影時は天候は曇りでしたので、
C-PLフィルターの効果が少し薄れてしまいましたが、何とか撮影は遂行しました。
偏光フィルターは、快晴時の太陽の下で使ってこそ100パーセント効果を発揮しますが、
少し曇った条件下でも効果を加えることも出来ますので、撮影時にフィルターの効き具合を判断するようにしています。
さて、今回のような白い花の撮影は、なんといっても露出アンダーで撮影を行うことを推奨します(笑)
そしてC-PLフィルターを使うことによって、画像が少し暗く仕上がりますので、
露出のマイナス補正分を少し助けてくれます。
今回は、「EOS Kiss Digital N」のカメラボディに、「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のマクロレンズを使った撮影になります。
「EOS Kiss Digital N」は、相当長い年月使用しておりますので、
そろそろ新しい機種に買い替えようかと思いますが、思案中です。
マクロレンズの「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のフィルター径は52mmになりますので、
PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W) も52mm径のタイプを用意しました。
「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のマクロレンズと「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W) 」のレンズフィルターの組み合わせはベストですね。
もともと「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のマクロレンズでは花の撮影をすることが多いので、
レンズフィルターは偏光フィルターを使うことが多く、ほぼ付けっぱなしです。
また、レンズにフードを付けるとC-PLフィルター(円偏光フィルター)の枠の回転操作がやりにくくなりますので、
C-PLフィルターをマクロレンズに付けている時は、レンズフードはほぼ付けないことが多いです。
また、C-PLフィルターには寿命があり、黄色く変色しだした頃が買い替えの目安となります。
フィルターが黄色く変色しだすと、偏光フィルターの効果が弱くなることがあります。
が、適切に保管していれば相当長い年月、使うことは可能ですので、使用しない時は直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。
桜 PLフィルターを使った風景写真の撮影
桜の花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM(C-PLフィルター付き)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F2.8 シャッタースピード:1/1600秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1/3段
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:125 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F2.8 シャッタースピード:1/800秒 測光モード:スポット測光 露出補正:0
偏光フィルターを使用した桜の撮影
さて、今回はパンケーキレンズを使った桜の花の撮影になります。
「EF40mm F2.8 STM」のパンケーキレンズのフィルター径は52mmになりますので、
ケンコートキナー製のC-PLフィルター「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)」の52mmを付けて撮影しました。
「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)」は、とても割安なC-PLフィルター(円偏光フィルター)になります。
とりあえず、偏光フィルターを使った撮影をしてみたいと言う場合には、オススメの偏光フィルターです。
割安と言えども性能は十分発揮してくれますので、初めてのPLフィルターとしては最適な商品ですね。
さて、今回の様な風景写真においてもC-PLフィルター(円偏光フィルター)の出番は多いですね。
青空をより鮮やかに、そして桜の花はコントラストを高く撮影することができる、非常に優れたレンズフィルターですね。
青空のグラデーションは、偏光フィルターの効果ならではの撮影と言えます。
普通のノーマルな撮影では、作例写真の様なコントラストに仕上げることはほぼ無理です。
青い空を青く写したいと言う願望は、誰もが思う所ですよね。
また、花をより鮮やかに写したいと言うことも、カメラマンとしては理想ですよね。
C-PLフィルター(円偏光フィルター)は、風景写真をより鮮やかに撮影する手助けをしてくれますので、
景色などの風景の撮影には是非お勧めしたいレンズフィルターになります。
今回のようにパンケーキレンズにもC-PLフィルターは装着できますので、
パンケーキレンズを使った風景写真においても、偏光フィルターの出番は多いです。
PLフィルターを使った料理の撮影 サンドイッチ
サンドイッチの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(ZX C-PL 付き)
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1250 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
偏光フィルターを使用したフードフォトグラフィー
PLフィルターは、太陽光のもと、外での撮影時に最も効果を発揮しますが、
例えば室内での食べ物の撮影や小物の撮影においても、反射光を抑え、コントラストを高めた撮影は可能です。
写真は室内で行ったフードフォトグラフィーの参考写真です。
撮影には、カメラボディは「EOS 6D Mark II」、
レンズは「EF100mm f/2.8L Macro IS USM」に「ZX C-PL」(PLフィルター)を付けて撮影しました。
サンドイッチを普通に撮影するのではなく、レンズにあらかじめPLフィルターを付けておけば、
コントラストを高めた食品の撮影が可能になります。
但し天井照明の明るさや位置、または窓ガラスから射しこむ光の量などによっても、
PLフィルターの効果に違いが出ますが、一般的な環境光のなかでもPLフィルターが有効なケースも有ります。
PLフィルターを使わなくともレタッチソフトを使えば、それなりにコントラストを高めた画像に編集することも可能ですが、
フィルターを使ったフードフォトグラフィーでは画像に個性が出ますので、
普段の撮影とは違った雰囲気の写真に仕上がること間違いなしです。
PLフィルターを使った昆虫の撮影 カマキリ
オオカマキリの昆虫撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM(C-PLフィルター付き)
手持ちで撮影
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等のレタッチ後の写真になります。
偏光フィルターを使った昆虫撮影
Tenodera aridifolia | Mantis | Insect photography
写真は、カメラボディ:EOS Kiss Digital N、レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM(C-PLフィルター付き)、
にて撮影をしたオオカマキリの昆虫写真です。
偏光フィルターは、花や風景などの景色の撮影で使用する機会が多いとは思いますが、
昆虫の撮影においても「PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)」(WIDE BAND C-PL(W))
を付けて、コントラストを高めた撮影をすることが出来ます。
昆虫の撮影では、絞りであったりシャッタースピードであったり、被写体が小さいのでピントを正確に合わせて、
手振れをおこさないように注意しながら撮影をしなければならないことと、
被写体が昆虫なので、すぐに飛んで行ってしまうこともありますので、焦ってカメラの設定をしつつ撮影することが多い印象です。
そのうえ偏光フィルターを回転させて、一番コントラストの高い位置にまわして撮影をしなければならないと言う設定もあります。
それでも偏光フィルターを使った昆虫の撮影が上手くいけば、コントラストを高めたハイクオリティな昆虫写真が残せます。
昆虫の撮影は一期一会、今度はいつ出会えるかわかりませんので、普段から撮影の練習をしておくことも大切です。
偏光フィルターの取り扱いに慣れてくると、無意識のうちにフィルターを回転させて光の反射を抑えて、
尚且つコントラストが高い位置にすんなり設定が出来るようになってきますので、
C-PLフィルターを使った撮影に慣れ親しんでおくことも大切です。