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料理の写真撮影 食品の撮り方
フードフォトグラフィーとは
Food Photography
フードフォトグラフィーとは、料理写真を如何にして美味しそうに撮影するかと言う料理の撮影に特化した、料理写真の撮り方になります。
一般的な風景写真やポートレートの撮影方法のアプローチとは違い、料理写真は自分で構図を一から作らなければなりません。
料理写真では被写体が料理になりますので、盛り付け方や配膳方法には、普段の食卓とは違った細かい工夫が必要になることもあります。
綺麗に盛り付けがされた料理を、テーブルに配膳したり、グラスには料理に合った飲み物を淹れたり、
テーブルクロスやランチョンマット、またはカットボードやスパイス容器など、
色々な小道具を配置して、料理を如何に美味しそうに見せるかの構図作りの工夫が、とても大切になります。
また、料理撮影ではデジタル一眼レフカメラにマクロレンズを付けて撮影を行っております。
料理写真には、マクロレンズが持つ描画性能と豊かなボケ味が欠かせません。
そしてライティング機材は、外部ストロボを使ったバウンス撮影が必須になります。
バウンス撮影は、ストロボ光を食材や食器に直射することなく撮影が行えますので、
被写体からの反射光を抑えた撮影をすることが出来ます。
料理の撮影は、風景の撮影や花の撮影、ポートレートやスナップ写真などのように、
とても人気のある撮影ジャンルのひとつとなり、とても奥の深い撮影を楽しめます。
料理写真は、食材の調理はもちろん盛り付けも、配膳も、テーブルコーディネートも全てカメラマン次第で、
ひとつの料理をとっても、構図の作り方は無限大に広がります。
このように料理撮影は、大いなる可能性を秘めた撮影ジャンルのひとつと言えます。
料理写真をマクロレンズで撮影 ♣ 料理写真をマクロレンズで撮影はこちら
目次
シチュー料理の写真撮影
大豆ミート料理の写真撮影
パン料理の写真撮影
メキシコ料理の写真撮影
目次
米料理の写真撮影
麺料理の写真撮影
お菓子 スイーツの写真撮影
クラムチャウダーの料理写真
クラムチャウダー 料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:800 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
クラムチャウダーはアメリカ発祥の料理になります
Clam Chowder | Quahog | Food Photography
ホンビノス貝を使って作ったクラムチャウダーです。
日本ではアサリ、またはハマグリを使うことが多いですが、
本場のアメリカではクラムチャウダーにはホンビノス貝を使うことが多いです。
さて、今回作ったクラムチャウダーは、自分で取ってきたホンビノス貝を使っています(笑)
ホンビノス貝は、スーパーでは結構高い価格で売られていますので、
それならばと言うことで、潮干狩り場で掘って取ってきました。
流石に新鮮なホンビノス貝ですので出汁も良く出て、最高に美味しいクラムチャウダーが出来ました。
盛り付けにはクラッカーも添えて、まさに気分はアメリカンです(笑)
撮影には綺麗な模様の入ったテーブルクロスを敷いて、
ニトリで購入したオーブン皿にクラムチャウダーを盛り付けました。
このオーブン皿は、ニトリでは「オーブンウェア 丸深皿(飴釉)」という製品名で販売されています。
鉄分を含んだ釉薬を、陶磁器にかけ焼き上げてできたものが飴釉の食器と呼ばれるようです。
この色合いがとても綺麗な器で、料理も映えますので、料理撮影にはお勧めの食器です。
もともとオーブンでも使えますので、グラタンやラザニアなどのフードフォトグラフィーにも使えます。
ビーフシチューの料理撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ち撮影のため機材は無し ライティング機材:内蔵ストロボ
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 : E-TTL
イギリス発祥の郷土料理 ビーフシチュー
Beefstew | Food Photography フードフォトグラフィー
ビーフシチューをマクロレンズで撮影しました。
ビーフシチューはイギリス発祥の郷土料理になります。
さて、写真のビーフシチューの具材は、牛肉、ジャガイモ、タマネギ、
マッシュルーム、ニンジン、インゲン、になります。
加えたスパイスは、ブーケガルニ、クローブ、ローリエなどのスパイスの香りも加えて調理しました。
そして赤ワインも加えております。
ビーフシチューのレシピは色々と種類も豊富で、料理人によって千差万別です。
基本的なレシピは共通してはおりますが、煮込む具材が違ったり、
加えるスパイスが違ったり、調理方法においては圧力鍋を使ったりダッチオーブンを使ったりと、
具材も調理方法も統一されてはおりませんので、
初めてビーフシチューを作ろうとする方は少し迷いが生じるかと思います。
それでもゴールはみな同じレシピになりますので、調理の経験を積んで好みのビーフシチューに近付ければ良いですね。
さて、ビーフシチューの撮影は基本的なC字構図を選択しています。
C字構図は、料理撮影ではポピュラーな構図のひとつになり、
皿の輪郭がアルファベットのCの形に似ていることら、そのままC字構図と呼ばれています。
更に盛り付けられた料理をシンプルな構成で見せたい場合は、C字構図が最も適しております。
また、C字構図では斜め上からのカメラアングルになるケースが多いので、
奥行きを活かした構図での料理撮影にも向いていると言えます。
大豆ミートのハンバーグ サステナブルフード
大豆ミートのハンバーグ 料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
大豆ミートを使ったハンバーグステーキ
Soy Meat Hamburger Steak | Food Photography
大豆ミートで作ったハンバーグの写真です。
SDGsにおいて、大豆ミートのような代替肉を使った料理は、持続可能な料理「サステナブルフード」として注目されております。
最近では「カーボンニュートラル」や「サステナブル」と言った言葉をよく耳にするようになりましたね。
料理においても、持続可能な料理「サステナブルフード」が注目されております。
「ヴィーガン」の人たちが好んで食べることでも知られる大豆ミートを使った料理は、
レストランなどでもヴィーガンメニューとしてメニューに加えられつつありますので、
大豆ミートのフードフォトグラフィーは、今後増えることだろうと思います。
と言うことで、早速大豆ミートを使ったハンバーグの撮影に挑戦してみました。
大豆ミートを使った料理の経験がなかったので、今回はレトルトタイプの大豆ミートハンバーグを使っています(笑)
デミグラスソースのかかった今回の大豆ミートハンバーグは、大豆から作られているとは思えないほどクオリティーが高くて驚きました。
今後は、一から大豆ミートを使ったハンバーグ作りにも挑戦してみたいです。
今回は、テーブルには「テーブルクロス」ではなく「テーブルランナー」を敷いています。
テーブルランナーとは、テーブルクロスのようにテーブル全体を覆うのではなく、
テーブルの一部分だけを覆うようにして使う、装飾性のある帯状の布のことを言います。
テーブルランナーを敷くと、普段とは違った食卓の雰囲気が出るので、料理撮影にも使い勝手の良いクロスだと感じます。
とは言っても、もう少し引きで撮影しなければ、せっかくのテーブルランナーの存在感が出ませんでしたね(笑)
ウインナーロールパン パンの料理撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
カメラ機材 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/20秒 露出補正:-2/3段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
チョリソーを使ったソーセージロール
Sausage Roll ソーセージロール | Food Photography フードフォトグラフィー
撮影には、デジタル一眼レフカメラ本体「EOS 6D Mark II」 レンズ「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」、
外部ストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」を用いて撮影しました。
さて、写真のウインナーロールは、パンは手作りで作りました。
ウインナーはチョリソーを用意して、少し辛みがある大人向けとして作りました。
ウインナーロールのウインナーを、チョリソーにする事が出来るのも、手作りならではですね。
ウインナーロールは、手間がかかるように思えましたが、思いの外、調理は楽でした。
ちなみにパン生地は、バターロールのレシピを参考にしております。
今回のフードフォトグラフィーで気を使った点は、ケチャップのかけ方です。
パンにケチャップを乗せるのは一発勝負なので、何回か練習後に本番に挑んでおります(笑)
そして仕上げにパセリを乗せる事も、色彩に緑色が加えられますので見た目的にも重要な要素になります。
構図のポイントは、左手前にウインナーロールを配置して、背景にはバスケットに入れられたウインナーロールをぼかす演出になります。
右側にはコーヒーカップとコーヒー豆などのアイテムを、構図を安定させる為に配置しております。
そして撮影のコツは、何と言っても露出設定です。
今回の料理撮影では露出補正値を「-2/3段」に設定してアンダー気味に撮影しております。
なぜ、アンダー気味にしたかと言うと、バターロールの照りの部分がストロボ光を強く反射してしまったからです。
フードフォトグラフィに限らず、白飛びしてしまった画像は、画像編集で元の姿に直す事はほぼ出来ません。
その為、撮影方法としては、メインの被写体は、白飛びしないように必ずアンダー気味で撮るようにしています。
アンダー気味で撮影した画像データは、当然少し暗く写りますが、軽度の暗さは「レベル補正」等の明るさ調整で、明るさを取り戻す事は可能です。
もちろん撮影時に適切な露出値で白飛びを防ぐ事が出来れば何の問題もありませんが、構図全体を適切な露出で撮影する事は結構難しいのが現状です。
その為、白飛びを抑えて撮影する為に気持ち暗めに撮影して、編集時にレベル補正を行って明るくする、
と言うように撮影して編集してと、段階を踏んで写真を完成させる作業が、失敗を防ぐ事に繋がります。
ウインナーフランスパン パンの料理撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
カメラ機材 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」 | 三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/40秒 露出補正:-1段
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
ソーセージをバゲットでくるんだソーセージバケット
Sausage Baguette ソーセージバケット | Food Photography フードフォトグラフィー
ウインナーフランスの料理写真です。
今回、初めてウインナーフランスを手作りしてみました。
フランスパンは何回か作ったことはあるのですが、
ウインナーをパン生地でくるんで、何か所かナイフで切り込みを入れて、
オーブンで焼くような総菜パンは初めてでしたので、調理は楽しかったですね。
ウインナーフランスのレシピは、フランスパンの生地は普通に検索で出るような生地のレシピとほぼ同様です。
ソーセージは、個人的にチョリソーが好みでしたので、プレーンソーセージではなくチョリソーを使いました。
また、パン生地の切れ目には粒マスタードを乗せる、と言うレシピが検索で見つかりましたので、
粒マスタードをトッピングしてみましたが、オーブンで焼き上げた後に、
ぽろぽろ粒マスタードがチョリソーから剥がれ落ちてしまいまして、何かしらの調理の工夫がさらに必要な気がします。
さて、そんなこんなで初めて作ったウインナーフランスですが、
思いの外、調理も簡単で、美味しく仕上がりました(笑)
特にチョリソーのウインナーフランスは、まさに私の好みでした。
このウインナーフランスは、定期的に食べたくなるほど、シンプルで美味しいです(笑)
さて、ウインナーフランスの料理写真には、バスケットに焼き上げたパンを入れたり、
アルミのカップにブラックコーヒーを淹れるなどをして、構図内に調理の雰囲気を演出してみました。
また、ランチョンマットとクロス、パン切りナイフなどもさりげなく配置。
構図内にはメインの料理の外に、うるさく成らない程度に小道具を配置することが基本です。
アルミのコーヒーカップは、アウトドアでのキャンプ用品として実際に使用している物です。
今回の料理写真の撮影で何となくレイアウトしてみたのですが、思いつきました(笑)
料理写真の撮影は、室内できっちり撮影する場合が多いですが、料理によっては外で撮影するケースも面白そうですね。
青空の下、木のテーブルにクロスを敷いて、料理を並べて撮影する料理写真も、
新たな構図の発見や、盛り付け方によっては料理写真の撮り方のアレンジも見つかりそうで、
アウトドアでキャンプしながらの料理撮影も楽しそうですね(笑)
フレンチトースト パンの料理撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
カメラ機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」 | 三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/30秒 露出補正:-1段
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
ミルクに浸してしっとりさせたパン料理
French Toast | Food Photography
フレンチトーストの料理写真です。
フレンチトーストとは、卵やバニラエッセンスやシナモンなどを牛乳に混ぜて、そこへ食パンやフランスパンを浸し、
十分に調味液が染み込んだパンを、フライパンで両面を焼くパン料理になります。
仕上げに粉糖をまぶしたフレンチトーストや、ハムをフレンチトーストで挟んだタイプも有ります。
フレンチトーストは、簡単な様で実は色々なアレンジがあり、世界各地で多様な調理法が確立されています。
さて、撮影したフレンチトーストは、今回はシンプルにシロップと粉糖で仕上げました。
個人的には牛乳にはバニラエッセンスと、少量のシナモンを入れて、
風味が増したフレンチトーストが好みです。
または、ハムを挟んだ朝食タイプのフレンチトーストもお気に入りです。
さて、今回のフードフォトグラフィーでは、ニトリで購入したお皿とミルクピッチャーが大活躍しました。
特に写真の白いミルクピッチャーは、以前から料理撮影には是非とも用意したいアイテムのひとつでした。
料理の撮影では、このような小道具が有るか無いかで写真の印象が大きく変わることもあります。
例え小さなミルクピッチャーでも、構図内に配置することで、構図が安定することもありますから。
さて、メイン料理のフレンチトーストですが、シロップが垂れて流れ落ちる様をもう少しうまく表現したかったですね。
外国のフードフォトグラフィーでありがちですが、シロップをかけているその最中で撮影している写真も多いので、
次の機会では、ミルクピッチャーからシロップを注ぐ瞬間から写真に収めてみようと思います。
また、粉糖をかける場合も、かけた瞬間からどんどんシロップに粉糖が溶け出してしまい、
もたもたしていると、あっという間に白い粉糖が透明になってしまいますので、
フレンチトーストの撮影は、盛り付け時からとてもあわただしくなりました(笑)
柚子ジャムトースト パンの料理撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
カメラ機材 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/10秒 露出補正:-1段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
柚子ジャムを塗ったトースト
Yuzu Jam on Toast 柚子ジャムトースト | Food Photography フードフォトグラフィー
柚子ジャムトーストの写真です。
正確には柚子の果皮も含まれていますので柚子のマーマレードになります。
トーストした食パンにマーガリンと柚子のマーマレードを塗ったトーストになります。
マーガリンとジャムの組み合わせは、トーストを最高に美味しくしてくれます(笑)
今回の柚子ジャムトーストの料理写真の撮り方は、フードフォトグラフィーということで、道具や構図などにも気を配りました。
まず第一に料理に使った素材を取り入れることは重要な要素になります。
今回の撮影の主役は「柚子ジャム」になりますので、構図内に柚子の実を配置することは、とても大切です。
また、柚子のマーマレードが入れられているジャム瓶や木の匙なんかもレイアウトには大いに役立ちます。
また、テーブルクロスや盛り付ける器なども、フードフォトグラフィではとても重要なポイントになりますので、
何種類かストックしておくと、撮影のバリエーションが広がります。
そして構図は三分割法を用いて、交差する交点にメインのトーストが来るように配置しました。
三分割構図は、構図の基本とも言われる構図ですので、色々な被写体においても撮影が行いやすいですね。
ライティングにおいてはストロボのバウンス光は、室内の右側の壁面と天井付近に反射させて、
被写体の右上方向から反射光が当たるように調整しました。
イメージとしては、右奥から環境光が射しこんでくることを想定したライティングになります。
以上のようにフードフォトグラフィは、自分で構図を作り上げていく醍醐味があります。
メインディッシュの料理はもちろん、脇に何気なく添えられたスプーンやフォーク、
または飲み物が注がれたグラスなども、被写体を大いに引き立ててくれます。
フードフォトグラフィには、ある程度の決まった配膳のレイアウトであったり料理の見せ方はあるとは思いますが、
構図は千差万別、色々な方法もあって可能性はまさに無限大、宇宙のようです。
俯瞰で撮影された食卓の風景も、何故か世界地図の様な表現の魅力も感じられて楽しい物です(笑)
ハードタコで作るタコス メキシコ料理の撮影
ハードタコ(タコシェル)を使ったタコス料理
Tacos ハードタコ | Food Photography フードフォトグラフィー
タコスの発祥はご存知の通りメキシコです。 メキシコを代表する郷土料理のひとつになります。
また、タコスはメキシコ風にアレンジされたアメリカ料理でもあります。
本場メキシコのタコスは、鉄板の上で焼いた柔らかいトルティーヤに調理した具材を巻いて、仕上げにサルサソースなどをかけたりします。
しかし、アメリカではトルティーヤをU字型に曲げて揚げたハードタコ(タコシェル)と呼ばれる油で揚げた硬いトルティーヤを使う事が多いです。
そのハードタコ(タコシェル)に、挽き肉やレタス、トマトなどを挟んで仕上げます。
そしてドリトスやドンタコスなどで知られているように、トルティーヤを三角形にカットして揚げて調理したトルティーヤチップスも人気があります。
トルティーヤチップスは、アメリカ生まれでメキシコ料理ではありません。
トルティーヤチップスは、アボカドペーストや、サルサソースなどのディップソースをすくって食べるのに適しています。
このようにタコス料理には、色々な種類が存在し、挟む具材も食べ方も様々です。
本場のメキシカンタコスから、アレンジされたメキシコ風のアメリカンタコスまで、タコスの料理法に決まり事などはありませんので、
それぞれ好みのトルティーヤと具材とを選んでタコス料理を楽しみましょう。
フラワートルティーヤで作るチリコンカンのタコス
フラワートルティーヤで作るチリコンカンのタコスの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0
ストロボ:非発光
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
フラワートルティーヤにチリコンカンを乗せたタコス
Flour Tortilla | Tacos | Chili Con Carne | Food Photography
フラワートルティーヤは、小麦粉から作られたトルティーヤのことを言います。
すり潰したトウモロコシの粉から作るトルティーヤもありますが、
日本では小麦粉で作るフラワートルティーヤの方が普及している印象です。
さて、写真はフライパンで軽く焼いたフラワートルティーヤに、
チリコンカンをメイン具材として、細かく刻んだレタス、千切りの人参、チェダーチーズ(生で食べられるものを使う)をのせています。
「オールド・エルパソ」から販売されている「フラワートルティーヤ」は、
手軽にソフトタコ(soft taco)が楽しめますので重宝しますよ。
昔は手作りでフラワートルティーヤを一枚一枚作っていたので、今は時短でタコスが作れて楽になりました。
タコスの具材はチリコンカン以外では、「プルドポーク」を使ったタコスも人気があります。
タコスの本場であるメキシコでは、メキシコ風のプルドポーク「カーニタス(カルニタス)」を使ったタコスも人気があります。
牛肉ではチリコンカン、豚肉ではプルドポークのタコスが定番ですね。
チャーハン 中華料理の撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ち撮影のため機材は無し ライティング機材:内蔵ストロボ
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 : E-TTL
チャーハンは米を使った中華料理のひとつ
Fried Rice | Food Photography フードフォトグラフィー
チャーハンをマクロレンズで撮影しました。
チャーハンと焼き飯の呼び方に、厳密に違いがあるかどうかは難しい所ですが、
一般的にチャーハンは、炊いたご飯をチャーシューや卵、エビやネギと言った具材と共に油で炒めた中華料理になります。
チャーハンのレシピも種類が豊富で、本格的な中華料理から家庭料理まで、チャーハンは幅広く調理されております。
さて、焼き豚(チャーシュー)は何度かダッチオーブンで作ったことがあります。
ダッチオーブンで作るチャーシューがこれまた絶品です。
しかし、チャーハンは普通の家庭用フライパンでしか作ったことがないので、
ダッチオーブンと同じく鋳鉄製の調理器具であるスキレットで作るチャーハンも、
なかなか美味しく作れそうな気がしますので、
次回は自家製の焼き豚を使って、スキレットで作るチャーハンを作ってみたくなりました。
さて、チャーハンの料理撮影ですが、写真のようにお椀を使ってチャーハンを丸く盛り付けることは大事です。
お椀を使って綺麗に丸く盛り付けられたチャーハンは、見た目でも楽しむことが出来ますので、
フードフォトグラフィーとして、チャーハンの撮影はなかなか興味深い料理のひとつですね。
思えば中華料理の撮影は、あまり機会がなく写真もそれほど多くないことに気付きました。
今後は中華料理のフードフォトグラフィーの種類も増やしてみようと思います。
かき揚げ蕎麦をかき揚げリングで作る
かき揚げ蕎麦 料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
かき揚げリングを使った綺麗な丸いかき揚げ
Kakiage Soba Noodles | Food Photography
突然ですが、かき揚げを綺麗に円形に丸く作る方法をご存知でしょうか。
当然知っているよという方も多いと思われますが、
「かき揚げリング」を使えば、まるでお店で揚げたかのような形の整ったかき揚げを簡単に作れます。
写真はかき揚げリングを使って揚げた、かき揚げ蕎麦の写真です。
形が綺麗に整った円形の丸いかき揚げを、素人でも簡単に作れました。
綺麗に揚げたかき揚げは、フードフォトグラフィーでも絵になる被写体として使えますね。
以前から、和食の料理撮影を何度が経験してきましたが、
和食の場合、素材を綺麗に盛り付けすると言うポイントも、日本食では重要な要素のひとつになりますので、
和食を綺麗に盛り付けることが、料理によって素人には少し大変でした。
しかし、かき揚げリングを使えばかき揚げは綺麗に整って揚げることが出来ました。
これからは、かき揚げを使ったかき揚げ丼や、かき揚げうどん、などの、
料理撮影にもいろいろと応用が効いてチャレンジできそうです。
すだち蕎麦 麺料理の撮影
すだち蕎麦 料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ち撮影のため機材は無し ライティング機材:天井照明と環境光のみ
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:0
ストロボ:非発光 | ストロボの種類:内蔵 : E-TTL
すだちの輪切りを盛り付けたお蕎麦
Citrus Sudachi Soba | Food Photography
自宅の庭で栽培しているスダチを収穫して、お蕎麦に乗せてみました。
「すだち蕎麦」は、すだちの果実を輪切りにして蕎麦にトッピングした麺料理になります。
すだち蕎麦は、温かい麺でも冷たい麵にも合いますので、お好みでどうぞ(笑)
さて、すだち蕎麦は実は最近まで存在すら知りませんでした(笑)
ある時、収穫したスダチを知人宅にお届けした際に、今回は蕎麦で食べようかしら、
と言うような感じで、その場で初めてすだち蕎麦という料理があるのかと初めて知りました(笑)
早速お蕎麦を茹でて、すだちの輪切りを温かいお蕎麦に盛り付けて食べてみました。
新鮮なすだちの風味が蕎麦つゆとマッチして、とても美味しい(笑)
今まですだち蕎麦を食べてこなかった日々が残念でなりません(笑)
この日から、すだち蕎麦は季節の料理のレパートリーに加わることとなりました。
すだちと言えば、サンマを焼いたときに果汁を絞ったり、松茸のような秋の味覚に合う果実になりますね。
あとはすだちを氷砂糖を使ってシロップに加工してジュースにしたり、収穫したスダチはこのように消費する感じでしたが、
すだち蕎麦のレシピも増えましたので、来年の収穫時期からは、いろいろとすだちを使ったレシピを探して、
すだち料理のレパートリーを増やしてみようと思います。
さて、すだち蕎麦の撮影は手持ちカメラで斜め俯瞰と真俯瞰とを撮影しました。
すだち蕎麦は、写真で見ても解るように、盛り付けが印象的で絵になる料理ですね。
インターネットで検索すると、これでもかという量のスダチの輪切りが乗せられたお蕎麦の写真が多いですね(笑)
流石に麺が隠れてしまうほどのスダチの量の盛り付けは、どうかと思いますがどうなんでしょうね(笑)
今回の撮影では、オートのカメラ設定で撮影した際に、少し寒色系の寒い色合いに画像が記録されてしまったので、
フォトショップのレンズフィルターを使って、暖色系の色合いに色温度を調整して写真を仕上げました。
寒色系の色温度の設定が似合う料理撮影もありますが、温かいお蕎麦のような料理撮影では、
やはり暖色系の色温度で仕上げる方が写真は安定しますね。
フォトショップのレンズフィルターは、寒色系でも暖色系でも撮影した画像の色温度を後から簡単に編集できますので、
撮影時に実物のレンズフィルターをレンズに取り付けて撮影をするよりも、
後から撮影した画像の色温度を編集した方が、想定外の失敗を防げますのでご参考までに。
味噌ラーメン 麺料理の撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/8秒 露出補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
味噌風味のラーメン
Miso Ramen 味噌ラーメン | Food Photography フードフォトグラフィー
さて、今回のフードフォトグラフィーは、初のラーメン撮影です。
ラーメンの撮影は、盛り付けが出来上がると同時に撮影を行う必要が有りましたので、
あらかじめ構図を決めておき、器にラーメンを盛り付けたら素早く撮影を行いまいました。
味噌ラーメンの具材はシンプルにメンマやホウレン草、ゆで卵やチャーシュー、そしてネギと糸唐辛子です。
今回のラーメンでの撮影にはぜひ、糸唐辛子を盛り付けに加えておきたかったので、用意できて良かったです(笑)
ちなみに糸唐辛子は、中華食材コーナーにて販売されておりました。
思った通り、糸唐辛子の鮮やかな赤い色が構図を引き締めてくれました(笑)
さて、撮影のポイントは、従来のフードフォトグラフィと同様に料理が完成する前に構図を決めておくことと、
温かい料理の撮影でもありましたので、盛り付けが施されてから手早く撮影を行う事に尽きます。
また、麺は意図的に具材の間のスープ表面に箸でつまんで浮かせるようにしておかなければ、沈んで見えなくなってしまいますのでご注意。
そして他の具材も、撮影に手間取っているとどんどんスープの中へ沈んでしまいますので撮影はスピーディーに行います。
撮影を終えた後、出来上がった写真をパソコンモニタで確認していて気付いた点が、どんぶりの下部に発生した影ですかね。
器の下部分に入ってしまう影がどうしても消せなかったですね。
このように大きな器に盛りつけられた料理の撮影の場合、器には大きく影が入ってしまう事が想定されますね。
今後の課題として、このような影を容易に消せるようなライティングの方法を模索してみようと思います。
ガトーショコラ スイーツの撮影
チョコレートケーキの料理撮影
Gateau Chocolat ガトーショコラ | Food Photography フードフォトグラフィー
チョコレートケーキの種類のひとつ、ケーキ型やパウンド型を利用して焼いたガトーショコラのご紹介です。
デジタル一眼レフカメラにマクロレンズを装着してケーキの料理撮影をした写真になります。
ガトーショコラには、ケーキ型を使って焼き上げる丸い形が特徴のガトーショコラ、
パウンド型を使って焼いた細長いタイプのガトーショコラの二種類があります。
そしてトッピングには、スタンダードに粉糖をふるったシンプルな仕上がりのガトーショコラ、
イチゴジャムなどの果実のジャムを使ったもの、アイスクリームと共に盛り付けるもの、
ホイップクリームをふんだんに使ったもの、など仕上げのトッピングにも色々な種類があるチョコレートケーキになります。
レシピとしては、チョコレートは市販されている板チョコを利用しています。
私はミルクチョコレートをチョイスしています。
ブラックチョコレートを利用して、仕上がりのケーキの甘さを調整する事も可能なので、
好みのチョコレートを利用する事をお勧めいたします。
材料は、板チョコ、薄力粉、生クリーム、バター、卵黄、卵白、グラニュー糖、ココア、アーモンドパウダー、塩、粉糖、
のみで作れますので比較的、手軽なチョコレートケーキと言えます。
手軽に作れるチョコレートケーキといえども、材料の分量は結構シビアです。
また、メレンゲはふんわり泡立てた柔らかめのメレンゲを手早く混ぜたりしますので、
チョコレート菓子作りによくある作業スピードも重要になったりします。
チョコレートを利用するお菓子作りは、案外手軽なようで、結構難しかったりしますよね。
また、材料の分量とケーキの型の大きさとがマッチしていないと、焼き上がり時にケーキがこんもりしてしまうなんてこともありますよね(笑)
チョコレートのお菓子作りは失敗して上手くなるものです(笑)
シュトーレン スイーツの撮影
料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM スピードライト:430EX III-RT
カメラ機材 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」 | 三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
一枚目 二枚目 共通
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/20秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
ドイツの伝統菓子 シュトーレン
Stollen シュトーレン | Food Photography フードフォトグラフィー
デジタル一眼レフカメラにマクロレンズを装着してシュトーレンの料理撮影をした写真になります。
今回のシュトーレンは、共立食品のシュトーレンセットを購入して作ってみました。
菓子作りの商品と言えば共立食品と言えるほど、沢山の菓子材料を販売しているので、いつもお世話になっております(笑)
シュトーレンセットは、卵黄とバターと牛乳以外の材料が、すべてそろったセット品でしたので、初めてのシュトーレン作りにはもってこいでした。
それでも色どりを追加したかったので、レーズン以外のドライフルーツは別途、用意して追加しました。
レシピは、記載されていたレシピを参考にしながら進めました。
それでも初めて作るお菓子になりましたので、調理が少しはてこずるかと思いましたが、
思いの外、調理は簡単で、単純にお菓子作りが楽しめましたよ(笑)
共立食品から、このような菓子作りのセット品が販売されているとは知りませんでした。
その他には、ポルボロンセットやフロランタンセットも販売されていましたので、
それらの菓子作りも挑戦してみたく思います(笑)
共立食品の「世界のおいしい伝統菓子シリーズ」の、商品数が今後も増える事を願います(笑)
さて、「シュトーレン」はドイツに伝わる伝統のあるお菓子になります。
クリスマスの時期になると、ドイツではよく食べられているようです。
シュトーレンの生地にはバターがたっぷり使われますので、ソフトクッキーに近い食感になります。
シナモンの風味豊かな生地の中にはアーモンドやクルミなどの沢山のナッツ類と、
ラム酒の香り付けしたレーズンなどのドライフルーツを練り込み、オーブンで焼き上げ、仕上げに粉糖をたっぷりかけて完成です。
せっかく手作りしたお菓子なので、テーブルクロスをひいてランチョンマットをセットして、お洒落な器に盛り付け、
紅茶やシナモンスティックやナッツ、ドライフルーツなどのアイテムを配置し、構図を決めながら計算しつつ撮影しました(笑)
メニューでも使えるような、お菓子の単体撮影とは雰囲気が違って、構図を意識したお菓子のある情景を、自身で作り出すこともなかなか面白いですね。
一般的に、風景や景色と言った撮影では、こちら側から撮影環境のセッティングは行いませんよね。
自然が被写体であったりする場合は、手を加える事はナンセンスですし、そこれこそ綺麗に撮影する為でも自然を整える事は困難です。
環境を整えると言っても、撮影の時期や時間を待つことであったり、画角内に映り込む範囲の清掃くらいですよね。
しかし、フードフォトグラフィは、こちら側からあれやこれやとセッティングを行う必要が有ります。
テーブルクロスを用意したり、器を選定したり、被写体の食品を引き立たせるためのアイテムを用意する必要もあります。
また、被写体の料理を綺麗に美味しそうに盛り付ける事も重要です。
このようにフードフォトグラフィは、環境を待つ撮影スタイルではなく、積極的に構図を作り出すために動く撮影スタイルになります。
もちろんストロボ光や、照明環境も重要なポイントになります。
フードフォトグラフィには、自然相手の撮影とは違った撮影の楽しさを感じる事が出来ます。
流行りのインスタ映えの為とまでは言いませんが、せっかくの料理を綺麗に撮影する事が出来れば、それはそれで撮影の達成感は有りますね(笑)
チョコチップクッキー お菓子の写真撮影
チョコチップクッキー 料理写真の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:500 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
アメリカンクッキーと言えばチョコチップクッキー
Chocolate Chip Cookies | Food Photography
手作りチョコチップクッキーの写真です。
チョコチップクッキーは、チョコレートチップか、細かく刻んだ板チョコを、
クッキー生地に混ぜ合わせたクッキーの種類のひとつです。
チョコチップクッキーは、アメリカンクッキーとも呼ばれるように、
北米では主流のクッキーになり、ホットミルクに付けながら食べるスタイルが定番です。
ちなみにヨーロッパでも同様のクッキーの食べ方は人気があります。
ホットミルクにダンクするクッキーの食べ方は万国共通ですね(笑)
さて、チョコチップクッキーの撮影の話に移ります。
チョコチップクッキーを乗せたお皿は長方形のデザートプレートになります。
デザートプレートは、特に洋菓子の盛り付けでは定番のお皿になりますので、
デザートの撮影では重宝するプレートのひとつです。
ホットミルクを入れたカップはアルミ製のカップになります。
このアルミのカップはキャンプなどで使用されることを前提に作られたカップです。
これらの撮影アイテムとは別に、テーブルナプキンもあれば構図内に配置することで、
空間を埋めることが出来ますので、レイアウトに安定感が生まれます。
撮影モードは、SCN スペシャルシーンモード「料理」を選択してみました。
こちらの撮影モードは料理に特化した撮影モードになりますので、
仕上がりの写真に温かみが感じられる色温度の設定がされています。
とくにレタッチせずとも、温かみのあるオレンジ色っぽい色合いで仕上がり、
撮影した画像をほぼ、そのままの状態で軽いレタッチのみでSNSなどに掲載することが出来るので、便利な撮影モードですね。
普段は絞り優先モードで撮影して、カラー調整などを編集ソフトでレタッチすることが多いのですが、
キヤノンの「スペシャルシーンモード」での撮影は、手軽に料理撮影を楽しむことが出来ますので、
たまにはカメラ任せの設定で撮影することも楽しいですね(笑)
パヴェドショコラ スイーツの撮影
石畳をモチーフとした生チョコレート
Pave De Chocolate パヴェドショコラ | Food Photography フードフォトグラフィー
デジタル一眼レフカメラに マクロレンズ を使用して接写、マクロ撮影した石畳チョコレートの写真です。
石畳チョコレートは、パヴェドショコラとも呼ばれております。
いわゆるヨーロッパの石畳をモチーフとしたブロック状の生チョコレートになります。
料理用バットに流し込んだどろどろのチョコを冷蔵庫で冷やし固めた後、石畳のように四角くカットして、
ココアパウダーを全面にふりかけて完成になります。
または、菓子作り用のシリコン型に流し込んで、楕円形であったり模様を付けて、
冷やし固めた後、型から外してココアパウダーを全面にふりかけて仕上げる事も出来ます。
抹茶味の生チョコの場合は、ホワイトチョコレートを使用して同じように冷やし固めた後、
抹茶のパウダーを振りかけて完成です。
レシピとしては、チョコレート(ホワイトチョコレート)、バター、生クリーム、ココアパウダー(抹茶の粉末)、ラム酒(好みで)
のみで、作り方としては非常に簡単な部類に入ります。
が、しかし・・・使用するチョコレートの種類と生クリームの分量だけは、非常にシビアになります。
市販されている板チョコにはすでに生クリームが入っている事が多いので、
料理のレシピ本で指定されたチョコレートを利用するなら大丈夫なのですが、
市販されている板チョコを代用するケースでは、指定された生クリームの分量は当然違ってきますし、
好みの型さの生チョコを作る場合においても、利用するチョコレートのクセが解っていないとえらい苦労したりします。
初めて生チョコを作る場合、若しくは使った事の無いチョコレートで生チョコを作る場合、
加える生クリームの分量は、控えめにすることをお勧めします。
生クリームの分量が多すぎると、いくら冷やし固めても固まらない事態に陥りますよ(笑)
パンケーキ スイーツの撮影
ホットケーキミックスで作ったパンケーキ
Pancakes パンケーキ | Food Photography フードフォトグラフィー
パンケーキとは、いわゆるホットケーキの事です。
市販されているホットケーキミックスに、牛乳や卵を混ぜてフライパンで焼けば、
誰もが簡単にパンケーキは焼けます。
昔から簡単に家庭で作る事の出来るとても人気のあるおやつですね。
トッピングは、簡単にバターを乗せたり、シロップをかけるのも定番ですね。
もっとデラックスなパンケーキにしたい場合は、
ホイップクリームやチョコレートソースをかけたり、
パンケーキはアイスクリームとの相性も抜群です。
また、イチゴジャムや、ブルーベリージャムなんかもパンケーキには合いますよ。
そしてアーモンドスライスなどのナッツ類もトッピングには人気がありますね。
ちなみに、ホイップクリームにクリームチーズを加えたホイップクリームも、
味が濃厚になってお勧めのホイップクリームです。
ホイップクリームに、クリームチーズを加える事により、ホイップクリームの粘りも強くなって、デコレーションはしやすくなります。
お気に入りの口金を用意して、いろいろとパンケーキをデコレーションする場合は、
クリームチーズホイップが、溶けにくくてデコレーションがやりやすくなりますよ。
さて、パンケーキのフードフォトグラフィは「マクロレンズ」を使って撮影しました。
綺麗に焼けたパンケーキは被写体として人気がありますね(笑)
管理人も綺麗に焼いたパンケーキにバターを乗せて、シロップをかけて、撮影してみました・・・・・・
教訓、シロップなどの流れやすいソースは、かけると同時に撮影しなければならない・・・(笑)
結果、シロップがだらだら状態で、美味しそうなパンケーキの写真の見栄えがダウン(笑)
当たり前ですが、ソースが活き活きと食材に流れている情景を切り取らなければ、フードフォトグラフィは台無しになりますね。
料理の写真撮影は、花や景色などの写真撮影と違って、セッティングや要領も大事なんだと経験させて頂きました(笑)
フードフォトグラフィは、思っていたより奥が深そうで、チャレンジのし甲斐もありそうで、
風景や植物の撮影とは違った経験も詰めそうで、思いの外、面白い(笑)
ビスケットブラウニー ケーキの写真撮影
ビスケットブラウニーの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
ビスケットを乗せたチョコレートケーキ
Biscuit Brownies | Food Photography
ビスケットブラウニーとは、チョコレートケーキの上に、ビスケットをトッピングして焼いた焼き菓子になります。
ブラウニーの発祥はアメリカ合衆国になります。
さて、ビスケットブラウニーはチョコレートケーキとビスケットを同時に楽しめる焼き菓子になります。
もともとブラウニーにはクルミなどのナッツ類を、生地に混ぜて作ることが多いのですが、
ナッツを入れない代わりに、ビスケットやクッキーをトッピングしたアレンジレシピになります。
最近ではバレンタインデーにブラウニーを作ることも多いようですね。
バランタインブラウニーなる言葉もあるようです(笑)
ブラウニーは小さな女の子でも、ママと一緒なら簡単に調理できる点もポイントですね。
ガトーショコラは流石に子供一人では、なかなか難易度の高いケーキ作りになりますが、
ブラウニーならレシピも材料も、それほど複雑ではありませんので、手軽にチョコレートケーキ作りを楽しめますよ(笑)
ちなみにクッキーとビスケットの違いの話になります。
日本ではクッキーとビスケットは材料や作り方の違いによって分類されておりますが、
欧米では明確な違いは無く、イギリスでは「ビスケット」、
アメリカでは「クッキー」と呼ばれることが多いようです。
羊羹 和菓子の撮影
日本の伝統菓子 羊羹
Youkan Wagashi 羊羹 和菓子 | Food Photography フードフォトグラフィー
日本の和菓子、羊羹(ようかん)の写真です。 これらの羊羹は、手作りで作りました。
羊羹の撮影にはマクロレンズを使い、ストロボはバウンス撮影で撮影しました。
羊羹のように、光を強く反射してしまうような食品には、ストロボの光を直射せずに、壁や天井にバウンスさせると反射を柔らかく抑える事が出来ます。
さて、無事、綺麗に盛り付けの出来た金箔がかけられた羊羹は、見た目にも華やかで綺麗ですね。
食用の金箔は、スーパーなどで販売されておりますので、和菓子の飾りつけでは一段と華やかで豪華に見えます。
そして、秋の風物詩でもある栗羊羹は、切り口から見える栗が、食欲を大いに誘いますね。
栗羊羹などの和菓子は、作るのに難しくて抵抗があるように思えますが、
クッキーやケーキなどの洋菓子と同様に気軽に調理、作れるものです。
和菓子の見た目にも綺麗な飾り付けと盛り付けは、和菓子作りの醍醐味のひとつですね。