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飲み物の写真撮影 ドリンクの撮り方
ドリンクを撮影して楽しもう
Drink Photography | ドリンクフォトグラフィー
飲み物の写真の撮り方 ストロボでバウンス撮影ページでは、ドリンクフォトグラフィーを多数掲載しております。
ドリンクフォトグラフィーとは、フードフォトグラフィーと同じように、色々と工夫しながら飲み物を美味しそうに撮影することがコンセプトになります。
撮影にはデジタル一眼レフカメラに単焦点マクロレンズ、そして外付けストロボや三脚、リモートコントローラーなどを使って撮影を行っております。
また、ドリンクの撮影にはテーブルクロスやランチョンマット、こだわりのあるグラスや陶器のカップ、
またはコーヒーミルからミルクポット、フルーツバスケットやコースターなど、
飲み物の撮影には、色々な撮影アイテム、小道具を用意することも重要な要素のひとつになります。
このように、飲み物の撮影も、料理撮影と同様に結構奥が深い被写体になります。
このページでは、実際にコーヒーなどを撮影した作例写真を元に、撮影方法や撮影のアプローチ、
撮影時のカメラ設定や、撮影時のちょっとしたテクニックやコツなんかをご紹介しております。
それと同時に飲み物を作る際の、レシピや飲み物の淹れ方の解説なども簡単に記載しております。
レストランや飲食店などのメニューやチラシなどで見られるような、飲み物の撮影方法はどのようにして行われているのか?
または、ソーシャルネットワークサービスなどのSNSで、映えるような飲み物の写真撮影を行うことの一助として、
飲み物の写真撮影の世界に踏み込んで頂ければ幸いです。
飲み物をマクロレンズで撮影 ♠ 飲み物をマクロレンズで撮影はこちら
コーヒーの写真撮影 ♠ 珈琲の撮影はこちら
目次
フルーツジュースの撮影
ハーブティーの撮影
紅茶の撮影
オレンジジュース 飲み物の写真の撮り方
オレンジジュース 飲み物の撮影
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-60E3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:白色蛍光灯 測光モード:部分測光
絞り値:F3.2 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:0
※RAWファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
オレンジジュースの写真撮影
Orange Juice | Drink Photography
ドリンクフォトグラフィーと言えば、「オレンジジュース」は欠かせませんね。
日本ではそれなりに人気のあるフルーツジュースですが、
欧米ではオレンジジュースは大変人気のあるジュースになり、消費量もとても多い定番のドリンクになります。
カリフォルニアオレンジであったり、バレンシアオレンジであったり、アメリカでもスペインでもオレンジは生産量の多い果物になります。
さて、今回のドリンク撮影に使用したカメラは「EOS Kiss Digital N」になります。
発売日は2005年3月17日と、とても年代物のカメラを未だに使用しております。
画素数としては流石に古い機種になり、約800万画素 (3456×2304)程度ですが、
L判や2L判でプリントしたり、SNSやブログなどに写真をアップする分には画質は特に問題は有りません。
流石に引き伸ばして大きくプリントをする分には画素数が少し足りませんが、それ以外にお散歩カメラであったり普段使いとしては、
気軽に使用できますし、性能であったり取扱いのしやすさなどで、困る事はほぼ有りません。
そして使用レンズは、「EF-S60mm F2.8マクロ USM」になります。
こちらのマクロレンズは、EF-Sレンズ群で中望遠域に相当する焦点距離のマクロレンズになりますので、
APS-Cサイズ機でフードフォトグラフィなどの撮影を行うのに重宝します。
2019年現在でも、中望遠域に相当するEF-S規格のマクロレンズは、
「EF-S60mm F2.8マクロ USM」になりますので、初めての単焦点レンズとしてもオススメのレンズになります。
さてさて、そんな具合で撮影に話題をうつします。
オレンジジュースは果汁100パーセントのオレンジジュースになります。
グラスには、カットしたオレンジを飾り付けて、フレッシュさをアピールしてみました。
それとカットしたオレンジの断面が見えるように配置を行う事も重要な要素になりますね。
果物のカットした断面は、シズル感の演出にはもってこいの食材になります。
後はランチョンマットを敷いたりコースターなんかもグラスに敷いてあげると見栄えが増します。
取り敢えずはこんな感じでレイアウトして、シンプルな構成で撮影を行いました。
今回のドリンクフォトグラフィで特筆すべき点は、ホワイトバランスを「白色蛍光灯」に設定した点がポイントになります。
ホワイトバランスを、オートで試し撮りを行った際には、オレンジの果皮の色合いが少し赤みが強く強調されていたように思えました。
その為、実際の照明環境は丸型の蛍光灯でしたので、ホワイトバランスも「白色蛍光灯」に変更しました。
結果、自然な色合いで撮影が行えたと思います。
食品の撮影では温かみのある色温度が定番ですが、
撮影環境によっては、ホワイトバランスを調整する方が、食品本来の色合いに近付ける事もあるという事ですね。
ブラッドオレンジジュース 飲み物の写真の撮り方
ブラッドオレンジジュース 飲み物の撮影
Blood Orange Juice | Drink Photography
撮影データ
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-60E3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/13秒 露出補正:0
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
先日、果物売り場にて「ブラッドオレンジ」と言う名の珍しいオレンジが並んでいたので思わず購入してみました。
販売コーナーには、「絞ってジュースにすると美味しいよ」、などと案内されていましたので早速ジュースにしてみました。
ブラッドオレンジは、その名の通り血のように赤い果汁がとても強い印象として残りますね。
また、赤みを帯びているのは果肉だけではなく皮もオレンジ色と言いうよりは赤みが強いです。
一応オレンジの種類の一つとして品種も確立されているようです。
そんなブラッドオレンジの風味は、酸味は普通のオレンジよりもきつくなく、糖度も高めで香りのよい甘くて美味しいオレンジでした。
さて、それでは早速撮影の話題に移ります。
撮影に使用したカメラボディは、2019年現在、未だに現役の「EOS Kiss Digital N」です(笑)
とても愛着のあるカメラなので、大切に扱っており、発売当時から未だによく働いてくれます。
見た目はボロボロですが、カメラは大事に扱ってあげれば驚くほど長持ちする物です(笑)
さてさて、今回は、自然食的なニュアンスを出したかったので、
構図はシンプルに、アイテムはうるさく成らない程度にシンプルにしてみました。
まずはテーブルに木目が綺麗なスタイリングボードを設置して、ランチョンマットを敷きます。
スタイリングボードとランチョンマットは、色が被らないように明暗を意識して配置すると見やすくて映えます。
後はバスケットに「ブラッドオレンジ」を入れて、コースターにグラスをセット、
そしてカットしたブラッドオレンジをさりげなく画角に収めてシズル感を演出します。
撮影のセッティングが整った段階で、グラスにジュースを注いで後は手早く撮影するのみです。
ブラッドオレンジジュースは、撮影を終えてもそれほど変色もせず、果肉がコップの底に沈殿してしまうスピードもそれほど早くはなかったのですが、
果肉感たっぷりのドリンクを撮影する場合は、もたもたしていると果肉がどんどん沈んでしまって、
せっかくのフレッシュジュースの見た目が台無しになってしまう事もあります。
また、バナナジュースなどはもたもたしていると、酸化して色味が黒ずんで悪くなるケースも有りますので、
食品の撮影は、事前のセッティングがとても重要になります。
今回の「ブラッドオレンジジュース」の撮影のように、構図のセッティングが決まると同時に、
試し撮りをして、写真の仕上がり具合を確認しておく事が大切です。
その際には首振りストロボのバウンス光も綿密に計算しておきましょう。
ちなみに透明なグラスは、ストロボの光を強く反射してしまいがちですので、
壁面や天井に反射させるバウンスの角度を、色々調整しつつベストなストロボ光の反射角度を見極めましょう。
構図の確認と、配膳、ストロボ光の角度調整、試し撮り、と言う感じで全てが整った段階で、
盛り付けをしたり、グラスにドリンクを注ぐなどするようにすれば、撮影時に慌てずに集中して撮影を行う事が出来ます。
また、今回は果肉感を撮りたかったのでグラスには汗を表現してはいませんが、
透明のグラスを用いたドリンクフォトグラフィでは、グラスの汗を演出に加える事も有効ですね。
その際は、グラスが汗をかくまで待ってはいられませんので、霧吹きなどのスプレーを用いて汗を演出します。
以上が、今回のドリンクフォトグラフィの工程になります。
ドリンクの撮影方法はそれ程難しくは有りませんが、撮影に至るまでの事前準備は案外大変だったりします。
モロッコ風ミントティー ドリンク撮影
モロッコ風ミントティーの撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3
ライティング機材:外付けストロボ「キヤノン スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:SCN スペシャルシーンモード「料理」 ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート(ホワイト優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3(明るさ:-1)
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:-2/3
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
緑茶とミントの葉を使ったモロッカンミントティー
Moroccan Mint Tea | Drink Photography
モロッカンミントティーは、モロッコ発祥のミントティーのことを言います。
緑茶とミントの葉、そして砂糖を加えた清涼感のある甘いティーになります。
本場のモロッカンティーではミントの葉はスペアミントを使用するようです。
茶葉は、中国産の緑茶「ガンパウダー」と呼ばれる茶葉を使用するようですが、
用意が出来なかったので日本の緑茶を使って淹れてみました。
モロッコ風ミントティーは、清涼感のあるミントと緑茶の香りと、砂糖の甘さがマッチしてとても美味しいですね。
日本茶とも紅茶とも違う、ミントの独特な風味が癖になりますね。
モロッコの人々は、中国から伝わった緑茶と、ミントの葉を組み合わせて昔から親しんで飲用していたようです。
ミントを使ったハーブティーは以前から親しんでおりましたが、
緑茶とミントの葉の組み合わせは新鮮で豊かな風味が楽しめました(笑)
ミントの葉を使った飲み物としては、ミントコーヒーも有名ですよね。
ミントコーヒーの発祥も確か北アフリカだったと思いますが、
記憶が定かではないので、調査継続中です(笑)
さて、モロッカンミントティーの撮影ですが、
モロッコ風のアラビアンなシルバー製のティーポットは所有しておりませんので、
普段ハーブティーで使っているガラス製のティーポットで代用しています。
モロッコ雑貨屋さんが流石に近場ではないので、モロッコ風のティーポットをいろいろと探しています(笑)
そしてモロッカンティーを淹れる、装飾豊かなモロッコティーグラスも持っていませんので、
普通の耐熱性の透明グラスで代用しています。
モロッコ風のミントティーセットが一式あれば、他のドリンク撮影でも使えそうなので、
装飾が施された良さげな食器を検索中です。
ローズヒップティー 飲み物の写真の撮り方
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
ローズヒップティーの撮影データ
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
カメラ機材:三脚とリモートスイッチ RS-80N3 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-2段
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
ローズヒップティー 飲み物の撮影
Rose Hip Tea | Drink Photography
ローズヒップティーとは、バラの結実した実「ローズヒップ」を使って淹れた紅茶の事を言います。
撮影には EOS 6D Mark II と EF100mm F2.8L マクロ IS USM と スピードライト「430EX III-RT」を用いて撮影しました。
さて、今回のローズヒップティーの撮影には、粉末のローズヒップと、乾燥させたローズヒップティー用の乾燥させたバラの花びら、
そして茶こしの付いたガラスティーポット、さらにバラの一輪挿しをも用意しました(笑)
ローズヒップティーは、必ず絵になると確信していたので用意周到に撮影に挑みます。
撮影で気を配った点は、ローズヒップティーの赤い色を如何に表現するかという点です。
せっかくのローズヒップティーの色合いが、薄い色では残念ですからね。
それに一輪挿しのバラの深紅も表現したいところではあります。
背景にレイアウトした一輪挿しのバラは、黒真珠という品種のバラで、ダマスクの香りが素晴らしく、
日本作出の黒バラを代表する品種のひとつになります。
更に、黒バラの色味が最も綺麗な、秋バラが開花した頃合いを見て切り戻し、切り花にしました(笑)
今回の撮影で手間取った点は、ティーカップに浮かべたドライのバラの花びらが中央に安定しない事ですかね(笑)
ローズヒップティーから立ち上がる湯気のせいで、バラの花びらがあっちに行ったりこっちに行ったり、
しまいには、ティーカップの縁に集まってしまいました(笑)
なんとか花弁の移動を試みつつ、良い感じの位置に来たところでシャッターを切りました。
それと、ストロボ光を天井と壁とにバウンスさせ、反射させても、思いの外ティーとカップとが白く強く反射してしまうので、
バウンスアダプターを使って更に光を少し柔らかめにして撮影しました。
ローズヒップティーは、粉末の物を利用して淹れる場合、茶こし付きのティーポットならローズヒップがティーカップに流れ出る事はある程度は防げますが、
ティーカップに沈んだローズヒップの粉末も、見た目には綺麗なので、沈めた状態で飲むようにします。
ちなみに今回用意したローズヒップの粉末は、食用としても用いられるようで、
ティーと共に、飲用しても問題無い種類のようですが、物によっては食用ではなく飲用できないローズヒップの粉末もありますのでご注意を。
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
ローズヒップティーの撮影データ
カメラ機材:手持ち撮影のため機材は無し ライティング機材:内蔵ストロボ
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:一枚目 1/40秒 二枚目 1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 : E-TTL
こちらの二枚の写真は、カメラボディ:EOS Kiss Digital N、レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM にて撮影した写真です。
撮影時のアイテムはフルサイズ機の撮影時と同じで、構図を少し変化させて横構図と縦構図にて撮影しました。
また、構図を色々と試しながらの撮影でしたので、カメラは手持ちで撮影しました。
APS-Cサイズ機のカメラは、フルサイズ機よりも軽量ですので、
手持ちでも構図を色々と試しながら楽に撮影が行えますので、APS-Cサイズは使い勝手が良いです。
ブラックティー 飲み物の写真の撮り方
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
ブラックティーの撮影データ
カメラ機材:三脚とリモートスイッチ RS-80N3 ライティング機材:外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/10秒 露出補正:-1段
ストロボ:発光 | ストロボの種類:外部 E-TTL | E-TTL II調光方式:評価調光 | 調光補正:0
ブラックティー 飲み物の撮影
Black Tea | Drink Photography
ストレートティは、本来 ブラックティー と呼ばれている無糖の紅茶のことを言います。
撮影には EOS 6D Mark II と EF100mm F2.8L マクロ IS USM を用いて撮影しました。
さて、今回の紅茶の撮影は、スタンダードにブラックティーから撮り直してみました。
お洒落なティーカップとソーサーに、ストレートティー。
そして背景にはティーポットがうっすらとボケて写り込むようにレイアウト。
画角の右下の空間には、お菓子を置いてみました。
木の板のスタイリングボードとランチョンマットは、ティーカップとティーポットが映えるように、
ダークな色合いの物をチョイスしました。
さて、レイアウトと構図が決まったところで撮影に移ります。
撮影には、デジタル一眼レフカメラと三脚とリモートスイッチとスピードライトのみです。
スピードライトは、バウンス撮影の出来る「430EX III-RT」を利用して、壁や天井にストロボ光を反射させてバウンス撮影しました。
アンブレラなどの特別なライティング機材などは使用せずに、シンプルな構成での撮影になります。
仕上がった写真を見てみると、意図した仕上がり具合でとても満足(笑)
後ろに映り込むティーポットのボケ具合は、流石マクロレンズだなーと感じるボケ具合で美しい。
そしてティーカップの質感と言うか描写に関しても、マクロレンズの解像力の賜物のように思えます。
写真全体の露出は、アンダー気味に撮影する事を意識しましたので、白いティーカップとティーポットが、想定通りに映えるように写り込みました。
しかし、出来上がった写真を見て、何かが足りない気がする(笑)
ティーアイテムだろうか? 照明だろうか? レタッチの色調整だろうか? 全体のバランスだろうか? 何かが物足りない気がしてならない・・・(笑)
それでも、今回のドリンクフォトグラフィは、この辺りが自分の現状のベストとして良しとしましょう。
ドリンクフォトグラフィは、簡単な撮影のようで、実は奥が深くて難しいですね(笑)
紅茶ラテ 飲み物の写真の撮り方
紅茶ラテ 飲み物の撮影
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM
外付けストロボ「スピードライト(430EX III-RT)」、三脚とリモートスイッチ RS-80N3 にて。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:白色蛍光灯 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/30秒 露出補正:-1段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
紅茶ラテのドリンクフォトグラフィ
Tea Latte | Drink Photography
紅茶のラテの写真になります。
コーヒーではカフェラテは良く知られていますが、最近では紅茶のラテもポピュラーになりつつあるのですね。
と言う訳で、早速ティーラテを淹れてみました。
カフェラテではベースにエスプレッソを淹れるのが一般的ですが、紅茶のラテの場合はどうするのだろうか?
まあ、カフェラテでもエスプレッソではなく濃いコーヒーを代用して使うことも出来ますので、
ティーラテの場合も濃い目の紅茶を淹れれば問題は無いでしょう。
それでも今回は、「ボスラテベース紅茶ラテ」を用意しました。
カフェラテのラテベースでお馴染みのサントリーの紅茶版ラテベースになります。
濃縮紅茶のラテベースになりますので、後はミルクを足すだけで出来上がりです。
さて、そんな紅茶のラテですが今回はホットで淹れたために、フォームドミルクしか写っていませんね(笑)
アイスならば透明のグラスを使って淹れますが、ホットではティーカップを使いますから当然ドリンクの色合いが見えません(笑)
ティーカップとフォームドミルクだけでは見た目が寂しかったので、
少しシナモンパウダーを振りかけて、ラテティー感を演出してみました。
さてさて、紅茶のラテもなかなか美味しい物ですね。
濃縮された紅茶ってどんな風味なのだろうかと思っておりましたが、普通に濃い目の紅茶でした。
それと、茶葉もアールグレイなりダージリンなり、またはカモミールなりで、
風味も変わるかと思いますので、アレンジも楽しめそうで紅茶のラテもなかなか奥が深そうです。
ティーラテの撮影は、小道具も沢山用意して用意周到に撮影を行いました。
ドリンクフォトグラフィは、シナモンスティックやスターアニスなどのスパイスも、構図に配置すると良いアクセントになります。
また、ショートブレッドなんかも、紅茶発祥の国、イギリスの雰囲気を表すのに効果的なお茶請けになります。
撮影前のカメラ設定は、ホワイトバランスは撮影環境に合わせることが基本になります。
今回は、蛍光灯下での撮影でしたので、ホワイトバランスは「白色蛍光灯」を選択し、
撮影後の画像でも、白いティーカップが肉眼で観ていた時の色温度に近くなるようにします。
また、白い食器はストロボ光を直射すると、強く反射してしまうこともありますので、
外部ストロボを使ってフラッシュの光を、天井や壁面に反射させて、ソフトな光を被写体に当てるようにします。
バウンス撮影は、料理などの撮影に限らず、商品撮影などのように、室内での撮影時にとても重宝します。
また、料理や商品の撮影時に於いて、ストロボ光を被写体に直射すると、背後に不自然な影が発生してしまいますが、
バウンス撮影ではストロボの角度を首振りで調整できますので、ストロボの光を天井や壁面など任意の方向へ向けて照射できます。
そうすることにより、ストロボ直射特有の背後にできる不自然な影を発生させることなく、撮影を行うことが出来ます。
外付けストロボではこのように首振り機能を使って希望する角度にストロボを照射できますので、
室内で撮影をする機会が多い場合は、バウンス撮影の出来る外部ストロボを用意することをおススメします。
シナモンチャイ 飲み物の写真の撮り方
シナモンチャイ 飲み物の撮影
Cinnamon Chai | Drink Photography
デジタル一眼レフカメラに マクロレンズ を使用して接写、撮影したシナモンチャイの写真です。
チャイとは、いわゆる紅茶をミルクで煮出したインド式の紅茶の事です。
そして、ショウガやシナモン、カルダモン、オールスパイス、クローブなどのスパイスを加えたバリエーションがあります。
更にお砂糖を多めに加える事によって、豊かな香りと甘さとが、穏やかなティータイムを演出してくれます(笑)
今回は、ミルクフォーマーでミルクを泡立てたものをチャイの上に乗せて、シナモンパウダーを振りかけたチャイになります。
キウイスムージーの写真撮影
カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
キウイスムージーの撮影データ
カメラ機材:手持ち撮影のため機材は無し ライティング機材:内蔵ストロボ
※JPEGファイルを「Adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ストロボ:発光 | ストロボの種類:内蔵 : E-TTL
キウイスムージー 飲み物の撮影
Kiwifruit Smoothie | Drink Photography
キウイスムージーとは、凍らせたキウイフルーツをミキサーにかけて作るシャーベット状のドリンクになります。
食材そのものをミキサーにかけますので、健康的なヘルシードリンクとされています。
さて、今回のキウイスムージーのドリンク撮影は、どうしても撮影がしてみたかった飲み物になります。
その理由は、なんと言ってもグラスの内側に張られたカットしたキウイフルーツの断面が綺麗ですよね(笑)
ドリンクフォトグラフィーの撮影では透明なグラスを使って、カットしたフルーツをグラスの内側に張って、
果物とドリンクとを同時に見せる高度な調理方法を用いたレシピになります(笑)
特に欧米の参考になるドリンクフォトグラフィーの作品では、頻繁に用いられる、飲み物撮影の見せ方のテクニックになります。
私も、まずはキウイフルーツがレシピ的にも調理しやすいと感じましたので、
早速キウイスムージーを作ってグラスにはカットしたキウイフルーツの断面を見せるように調理しました。
初めてこのようなスムージーを作ったので、見た目にも綺麗で少し感動(笑)
グラスの内側に張る果物としては、キウイフルーツの他には、オレンジ、レモン、ライム、
凝ったドリンクフォトグラフィーでは、ストロベリーでも応用が効きます。
オレンジならオレンジジュース、レモンならレモネード、イチゴならストロベリーシェイクでも同様の撮影が出来ます。
また、ドリンクの撮影ではグラスはお洒落なメイソンジャー(ドリンクジャー)が使われることも多いですね。
今後はメイソンジャーを使った場合の飲み物の撮影も、バリエーションに加えてみようと思います。
ストロベリースムージー 飲み物の写真の撮り方
ストロベリースムージー ドリンクの撮影
Strawberry Smoothie | Drink Photography
ストロベリースムージーは、イチゴ味のスムージーの種類になります。
マクロレンズを使用して、ストロベリースムージーのドリンク撮影をしました。
トッピングでのせてある小さなイチゴは、ワイルドストロベリーの実です。
スムージーとは、冷凍した果物をミキサーした飲み物になります。
果物の果汁だけではなく、果実も含んでいますので、食物繊維も豊富なドリンクになります。
写真のストロベリースムージーの材料は、冷凍した苺、水切りヨーグルトにホイップクリームを加えたもの、グラニュー糖、
それらの材料を使ったスムージーになります。
水切りヨーグルトは、作るのに少し時間がかかりますが、
水切りしたヨーグルトにクリームを混ぜて作るホイップクリームは、とても美味しいですよ。
今回は、ドリンクとして水切りヨーグルトを使いますので、固さは少し緩めにした方が飲みやすくなります。
写真のスムージーのように、段々に層を作るようにするスムージーは、以前からチャレンジしてみたかったドリンクになります。
海外ではオリジナルスムージーの人気が高く、見た目が綺麗なスムージーのレシピがたくさんあり、とても参考になります。
ドリンクフォトグラフィーとして、マーブル模様の飲み物の撮影は、是非とも挑戦してみたいドリンク撮影のカテゴリーになりますので、
今後は、レシピや構図にも凝ったスムージーの撮影に、チャレンジしてみようと思います。
ブルーベリーヨーグルトスムージー 飲み物の写真の撮り方
ブルーベリーヨーグルトスムージー 飲み物の撮影
Yogurt Smoothie | Drink Photography
ブルーベリーヨーグルトスムージーは、ヨーグルト入りのスムージーの種類になります。
マクロレンズを使用してスムージーの撮影をしました。
ブルーベリーヨーグルトスムージーは、マーブル模様がとても綺麗ですので、
何とかして撮影がしてみたいと考えておりました(笑)
ブルーベリースムージーヨーグルトの材料は、フローズンブルーベリーと水切りヨーグルト(ホイップクリーム入り)です。
カチカチに凍ったままのブルーベリーはミキサーにかけてもなかなか溶けて混ざらない為、
凍ったイチゴを少し解凍させてからミキサーにかけるようにします。
水切りヨーグルトは24時間水切りした物に、ホイップクリームと乳清(ホエイ)を加えて好みの柔らかさに調整します。
甘さの調整は加えるホイップクリームの量で調整することが出来ます。
水切りヨーグルトとブルーベリースムージーを段々に注いで、最後にバターナイフなどでかくる混ぜてできあがりです。
最後にトッピングとしてブルーベリーの実を飾り付けました。
ストロベリーシェイク 飲み物の写真の撮り方
ストロベリーシェイク 飲み物の撮影
Strawberry Milkshakes | Drink Photography
ストロベリーシェイクは、イチゴ味のシェイクの種類になります。
マクロレンズを使用してドリンクの撮影をしました。
イチゴを使ったドリンクは、見た目にも色合いが綺麗なので、
今後は色々なストロベリードリンクの撮影を追加予定です。
ストロベリーシェイクの材料は、小粒の苺と牛乳とシロップです。
それらの材料をミキサーでミックスしたシェイクです。
材料はあらかじめ、イチゴと牛乳は、十分に冷やしておくと風味がよくなり美味しくなります。
苺の粒がミキサーや、注いだコップの下に沈殿してきますので、気になる場合は、
ザルやキッチンペーパーなどで一度、イチゴの種を漉すと良いです。
種を漉さない場合は、最後の一口は残すようにすれば食感上問題はないです。
シェイクに利用するイチゴは、販売される季節で小売価格が大きく変わりますので、イチゴのベストシーズンを狙って多めに購入して冷凍保存がお勧めです。
イチゴを冷凍で保存する際は、ヘタを切り取って軽く水洗いした後、水気を良く切ってタッパなどの密封容器に入れて保存してください。