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花の写真撮影 植物の撮り方

花の写真撮影 マーガレットの花 作例写真

花の写真撮影 マーガレットの花 作例写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II

レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM にて撮影

花の写真撮影 藤の花 作例写真

花の写真撮影 藤の花 作例写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II

レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ にて撮影

花の写真撮影 百合の花 作例写真

花の写真撮影 百合の花 作例写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N

レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM にて撮影

フラワーフォトグラフィー

Flower Photography

「花の写真撮影 植物の撮り方」では、デジタル一眼レフカメラにマクロレンズやパンケーキレンズなどの単焦点レンズを付けて、

マクロ撮影をして花を大きく撮ったり、パンケーキレンズの焦点距離を活かした広角域寄りの花の撮影などを行っております。

さて、このページでは「花の写真の撮り方 単焦点レンズで花を撮る」をコンセプトに、季節を代表する花々を実際に単焦点マクロレンズなどで撮影しつつ、

撮影時のポイントや、テクニック、ちょっとしたコツなどを、作例写真と共に掲載しております。

花の撮影は、誰もが一度は経験のある写真撮影ではあると思いますが、花の撮り方は色々とありますが、実に奥の深い被写体でもあります。

花の写真を綺麗に撮る為には、何と言っても繊細なピント合わせが肝心です。

花は、どちらかと言うと小さい部類の被写体に属しますので、マクロ撮影などの撮影方法を用いて撮影を行う訳ですが、

ピントがシビアなのはもちろん、ちょっとした手振れでも仕上がり写真がボツになってしまうケースも多いですね。

また、撮影時の天候次第で露出値の設定も大いに変わってきますし、はたまたホワイトバランスの設定も、写真の雰囲気作りには重要になってきます。

特に露出補正値は、花の白飛びや色飽和とも大きく関わってきますので、何度か試し撮りを行いつつ慎重に設定する必要が有ります。

上記以外にも、ちょっとしたカメラの設定次第で、花の写真の仕上がり具合が大きく変わる事もあります。

それでは実際に花の写真の撮り方の作例写真と共に、季節を代表するようなポピュラーな花々の写真を、

花の撮影方法とカメラの設定値等の、花の写真の撮り方などにもふれつつ掲載しておりますので、花の写真撮影のご参考にして頂ければ幸いです。

苺の花の撮影

苺の花の写真

苺の花の写真

苺の花の写真

苺の花の写真

苺の花の撮影データ

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光

絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-1 1/3段

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光

絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:-2/3段

イチゴの花のマクロ撮影

Strawberry Flowers Photography

苺は皆さんご存知の通り、真っ赤で逆三角形の形でお馴染みのストロベリーです。

ちなみにこのイチゴの花は、ハウス栽培している女峰の花になります。

そんなイチゴの実は、こんなに小さくて可愛らしい白い花からあの大きな赤い実ができあがります。

花はやがて結実すると、花の中心の黄色い部分が徐々に大きくなって、

やがて黄緑色の小さなイチゴの実が出来上がっていき、熟すにつれて真っ赤な実に成長します。

出来上がったイチゴの実からは想像しがたいですが、イチゴの花はこんなにも白くて小さいのが特徴になります。

さて、撮影の話題に移ります。

イチゴの花は、見た通り真っ白で、露出を誤ると間違いなく白飛びします。

その為、イチゴに限らず白い花は必ずアンダー気味で撮影するようにしましょう。

撮影データからも解るように、撮影前に露出補正をして思い切って数段、意図的に露出を落としています。

露出をどれくらい落とすのかと言うと、試し撮りをして花が白飛びしない程度です。

アンダー気味で撮影した画像を、フォトショップなどで適切な明るさのレベルに戻すように調整すると、

白飛びが防げますので、全てがアンダーで良いとも言えませんが、花の写真はアンダー気味で撮影する方がなにかと融通は効きます。

また、小さい花のマクロ撮影では手振れを起こすと間違いなくボツ写真になりますので、シャッタースピードは早めが確実ですね。

例え三脚を用意して撮影を行ったとしても、小さい花の場合は少しの風が吹いただけでも被写体ブレが起こりやすくなりますので、

シャッター速度が速くなるように絞りを更に開放気味にするか、ISO感度を上げるかしてシャッタスピードを速めるようにします。

そして、ピント合わせは、いつも以上に繊細に行うようにします。

花のマクロ撮影では、雄蕊にピントをあわせるか? 雌蕊にピントをあわせるか?

または手前の花弁にピントをあわせるか? または花の中心部にピントをあわせるか?

と言う具合に、ピントの合わせ方ひとつで出来上がった写真の表現が大きく変わることがあります。

また、ピント合わせが失敗して、意図しないボケ具合が表現されてしまったり、

アピールしたかった花の肝心の部分に意図しないボケが表れてしまったなどということも大いにあります。

花の撮影に限らず、マクロ撮影は、普段の通常撮影以上にピント合わせがシビアになります。

マクロ撮影では、F値を小さくして、ボケ具合をどのように表現するかも重要な要素になりますので、ピンボケと手振れ、被写体ブレにはご注意を。

マクロ撮影は、少しのピンボケやブレがおこるだけでボツ写真になることも多いので、マクロ撮影あるある話になりませんように(笑)

梅の花の撮影

梅の花の写真

梅の花の写真

梅の花の写真

梅の花の写真

梅の花の写真

梅の花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM

梅の花の撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F4.0 シャッタースピード:160秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:0

マクロレンズで梅の花を撮る

Ume Flower Photography

梅は バラ科 サクラ属 に属する落葉高木になります。

落葉高木と呼ばれるように、春に花が咲いて、秋には葉も落葉していきます。

歌にも詠まれ、親しまれているように、梅の花は桜の花よりも開花の時期が早いのが特徴です。

また、梅の木には、沢山の品種があり、白から薄いピンク、または濃い桃色など、花の色も品種によって色とりどりに咲きます。

開花の時期的には早春に咲く花になります。

梅の花は、結実すると梅の実になり、食用として利用されます。

春の花と言えば、サクラが一番人気がありますが、梅の花も綺麗な物です。

梅の場合、花の観賞がメインになりますが、梅の木自体も、老木になると、

威厳があって良い被写体になり得ます。

さて、梅の花の撮影には、キャノン デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss Digital N を使用し、

レンズは、EF-S60mm F2.8 マクロ USM のキャノン製マクロレンズを使用して撮影しました。

今回のように白色に近い梅の花は、撮影するときには白飛びに注意して撮影するようにします。

日差しが強く、撮影環境が明るすぎる場合は、露出を落としたり、人工的に日陰を作って撮影したりと工夫が必要になります。

まずは取り敢えず数枚撮影してみて、画像をチェック、そして花が白飛びを起こしているようであれば露出を落として、最適な露出値を導き出すようにします。

特に白い花の撮影では、普段よりも露出をマイナス補正にして、暗めに撮影することがコツになります。

梅の花の撮影は、サクラの撮影と同様に、春に楽しむことの出来る良い被写体になりますので、

梅のシーズンには花も樹形も、綺麗に写真で残せるようにしたいものです。

春の、陽射しの柔らかさと共に、梅の花の撮影を楽しめると良いですね(笑)

エキナセアの花の撮影

エキナセアの花の写真

エキナセアの花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM

エキナセアの撮影データ

カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43

ライティング機材:ストロボ 非発光

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:-1/3段

エキナセアの花をマクロレンズで撮影

Echinacea Flowers | Flower Photography

エキナセアは、和名では「ムラサキバレンギク」とも呼ばれております。

北アメリカ原産になり、キク科 ムラサキバレンギク属 に属する多年草になります。

花の特徴は、頭状花序(花の中心の部分)が大きく盛り上がり、

舌状花(周りの花弁)は放射状に垂れ下がって付いているのが花の特徴になります。

北米のネイティブアメリカンの間では、古くから薬草として扱われており、

ハーブティーなどで親しまれていたようですが、キク科のアレルギーを持つ方には、

アレルギー反応が起こる可能性が高いようで、注意が必要なハーブのようです。

このエキナセアは趣味で栽培している鉢植えになります。

開花した花形がとても個性的なので、興味本位で栽培を始めてみました。

栽培の難易度はそれほど難しくはなく、花付きも良くて、

植え付けてから翌年の春から初夏にかけて、たくさんの花が開花してくれました。

さて、撮影ですが見た目でも個性的な咲き方で、花形もあまり見ない植物になりますので、

ここはやはりマクロ撮影で、頭状花序(花の中心の部分)を大きく写してみました。

ここまでマクロ撮影の醍醐味を表現できる花も珍しいですね。

似た花形としてはヒマワリのマクロ撮影が思い浮かびますね。

ヒマワリの花の中心部分も、マクロ撮影では定番です。

今回のように、花のマクロ撮影では被写体に寄って撮影することになりますので、

ピンボケが発生しやすくなりますので、シャッタースピードは速めをお勧めします。

また、三脚を使って撮影することもお勧めですが、三脚を展開するスペースが無かったり、

セッティングに時間が取られてしまいますので、

もう少しライトに撮影を行いたい場合は、一脚があると撮影が捗りますよ。

花の撮影をアクティブにこなしたい場合は、三脚よりも断然一脚が有利です。

一脚では三脚のように確実に手振れを防ぐことはできませんが、

一脚でも手振れは大いに軽減することが出来ますので、一脚を使った撮影にも慣れておけば、

トレッキングや自然公園などでの、アウトドアにおける撮影時には大きなメリットになります。

菜の花の撮影

菜の花の写真

菜の花の写真

菜の花の写真

菜の花の写真

菜の花の写真

菜の花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM

菜の花の撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:プログラムAE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F9.0 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F10 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F8.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0

※強めにレベル補正あり

菜の花をマクロレンズで撮る

Canola Flowers | Flower Photography

撮影には、キャノン デジタル一眼レフカメラ EOS Kissシリーズ を使用し、

レンズは、「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のキャノン製マクロレンズを使用して撮影しました。

菜の花は アブラナ科 アブラナ属 の一年草になります。

菜の花と菜花の違いは、菜の花は、一般的には自生して咲いているアブラナ科の黄色い花の事を言い、菜花は、食用に品種改良されたアブラナ科の植物の事を言います。

アブラナ科の植物は、黄色い花を咲かせる品種が多く、黄色い花を咲かせるアブラナ科の花を総称して菜の花と呼んでいます。

黄色い花を咲かせるアブラナ科の花は総称して菜の花、品種改良された食べておいしい物は菜花、と区別されています。

自生している菜の花は、群生して咲くことが多く、

絨毯のように黄色い花を一斉に咲かせる光景は見事ですね。

さて、菜の花の撮影での注意点は、花の輝くような黄色い発色性がかなり強いので、色飽和が発生しやすくなります。

花弁の黄色が大変鮮やかなので、色飽和により、写真では、花弁が黄色の単色でべっとりしやすくなります。

このような花弁の色飽和を防ぐには、カメラの露出を落とすのが定石ですが、フォトショップなどの編集ソフトでもある程度は回復できます。

しかし、レタッチソフトでも加工には限界がありますので、やはり撮影時にある程度の対策が出来ればより確実になります。

色飽和を防ぐ簡単な方法は、人工的に花を陰で隠す、またはカメラの露出を段階的に下げる、

または曇天の日に撮影をする、朝の柔らかい日差しを利用して撮影する、そして日中の撮影は避ける、などですかね。

基本的に、撮影の段階ではノーマルに撮影して、撮影した画像に足りない要素を編集ソフトで追加して編集する、

または過剰な色を部分的に抑える、と言った具合に、レタッチソフトによる編集は、あくまで良質な画像ありきなので、

フォトショップなどの編集ソフトに頼る前に、まずは撮影自体を無難に行うのが、

良い花の写真を残す事に繋がりますので、色々な条件下で花の撮影の経験を積むことが大事です。

また、露出を決める測光モードは、「評価測光」「中央部重点平均測光」「スポット測光」など色々な方法がありますが、

あくまで露出値を決める手段であって、撮影環境や、写真の仕上がりイメージを元に選択する必要が有ります。

そのようにして露出値を決める訳ですが、露出値を「0」に合わせる事が、正解であるという事はありません。

露出値が「0」になっていたとしても、色飽和や白飛びが発生するときは発生しますし、

逆に露出をマイナスに一段落とした方が、綺麗な色味を表現できるケースも多々あります。

現場で実際に撮影した画像を確認して、色飽和が発生しているかもしれないと感じる場合は、

露出補正値を思い切ってマイナスに設定してみる事が、色飽和による失敗を防ぐ近道になります。

そして群生して咲いている菜の花は、ピントを合わせるのが簡単なようで実は複雑であったりします。

黄色い絨毯のどこにピントが合っているかをしっかり確認して撮影しなければ、

意図した構図でも見せたい部分がピンボケしてしまえば台無しですね。

黄色い絨毯のように群生して咲く菜の花の撮影では、しっかり中央の花にピントを合わせるようにして、

手前側と奥とがうまい具合にボケて撮影出来れば、広がる光景がしっかり表現できると思います。

芝桜の花の撮影

芝桜の写真

芝桜の写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

芝桜の撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影

ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0

芝桜の花をパンケーキレンズで撮る

芝桜のフォトグラフです。

芝桜は、ハナシノブ科の多年草に属します。

花形はサクラの形に似ており、名前の由来にもなっております。

そして芝生のように匍匐性があり、広がるようにして成長します。

さて、芝桜と言えば絨毯のように広がる光景が見応えがあって人気があります。

桃色や赤、紫色と言った芝桜のコントラストがとても綺麗です。

芝桜は、サクラと共に春を彩る代表的な花のひとつになります。

芝桜の名所と言えば、東京ドイツ村の芝桜まつり、埼玉県の羊山公園、山梨県の富士芝桜まつり、北海道のひがしもこと芝桜まつり、

など、日本各地で芝桜は観光として人気があります。

広大な敷地にカラフルに植えられた芝桜のコントラストは、一度はカメラに収めてみたい風景のひとつですね。

芝桜の見所は場所にもよりますが、だいたい4月上旬から5月中旬くらいになります。

さて、私も一度、広大な芝桜の撮影を行ったことがあるのですが、

まさかのピンボケで、写真はボツになってしまった苦い経験があります。

撮影前にカメラの設定をよく確認してなかったことが原因のひとつです。

皆さんも、カメラ設定の過信は禁物です(笑)

この写真の芝桜は、近場の公園で植えられている芝桜になります。

公園内の敷地の小さなスペースにまとまって植えられている芝桜ですが、手入れがしっかりされておりましたので、なかなか綺麗な芝桜でした。

広大なスケール感のある芝桜ではありませんが、花壇を彩る主役として綺麗に咲いていました。

チューリップの花の撮影

チューリップの花の写真

チューリップの花の写真

チューリップの花の写真

チューリップの花の写真

チューリップの花の写真

チューリップの花の写真

チューリップの撮影データ

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:-2/3段

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:-1段

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:-1 2/3段

チューリップを広角レンズで撮る

花壇に咲くチューリップの花

さて、チューリップは、ユリ科 チューリップ属の植物になり、球根から育てるのが特徴になります。

チューリップの原産地は中近東、主にトルコとされています。

現代では様々な品種も確立され、ユリ咲き、フリンジ咲き、八重咲きなど、色も種類も豊富です。

開花の時期は、4月中旬がピークになります。

花もちはそれほど良い部類ではありませんので、開花を確認したら早めに鑑賞するなり撮影するなりをお勧めします。

さて、そんなチューリップですが、チューリップと言えばオランダを連想される方も多い事でしょう。

チューリップは、オランダの国花とされていて、現代でもオランダではチューリップ栽培が盛んに行われております。

また、公園などにも積極的に球根が植えられており、沢山のチューリップ畑へ訪れる事が出来ます。

オランダ人の誰もがチューリップを愛し、チューリップに囲まれるように暮らしてきました。

風車とチューリップの景観は、誰もが憧れる美しい世界の景色のひとつとされています。

それではカメラの話に移ります。

前々から、チューリップの撮影では縦構図が良いと考えておりましたので、

一輪ずつ縦構図で丁寧にチューリップの写真を撮影しました。

縦構図と言えばパンケーキレンズが扱いやすいですね。

マクロレンズで撮影する縦構図よりも、パンケーキレンズで撮影する縦構図の方が、しっくりくる感じです。

EF40mm F2.8 STM にてファインダー一杯にチューリップを収めるには、それなりにチューリップへ近付いて撮影を行う必要が有ります。

その為、膝を付いた低いポジションでカメラを構える必要が有りますので、なかなか体力を消費しますね(笑)

パンケーキレンズの焦点距離の40mmでは、被写体に近付きすぎると広角レンズ特有の画像の歪みが発生してしまうので、

画像に歪みの出ない距離感をもって撮影を行いました。

まあ、チューリップ全体をファインダーに収めるぐらいでは歪みは発生しませんが、

これ以上に近付いて撮影を行う場合は、歪みは出やすくなると思います。

そんな距離でもって撮影を行った訳ですが、パンケーキレンズの縦構図は何時も安定感が出やすく感じます。

40mmと言う広角域寄りの焦点距離は、中望遠域のマクロレンズより広い範囲を写せるようになりますが、構図選びが横構図だけでは勿体ないです。

縦構図による縦方向の広がりは、更なる奥行きを写せることになりますので、

パンケーキレンズの縦構図は、なかなか面白い奥行きの表現が出来るようになります。

藤の花の撮影

藤の花の写真

藤の花の写真

藤の花の写真

藤の花の写真

藤の花の撮影データ

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:くもり 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:-1/3段

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:くもり 測光モード:スポット測光

絞り値:F9.0 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:-1/3段

藤の花をパンケーキレンズで撮る

垂れ下がるようにして咲く藤の花の盆栽

さて、藤はマメ科に属する植物になります。

藤の花の容姿がマメ科特有の花形に似ているのもその為になります。

日本各所では毎年、春の恒例行事として、藤祭りが催されます。

藤の花を棚から垂れ下がるようにして咲かせた藤棚は特に有名ですね。

そのような藤棚とは違い、鉢植えで盆栽として栽培されている藤もなかなか見事な物です。

一鉢一鉢に、個性があって、また違った角度での藤の花の観賞ができます。

栽培年数に応じて幹や枝にも風格があって、盆栽としての完成度は素晴らしいです。

さてさて、撮影当日はあいにくの曇り空でしたが、曇り空でも花の撮影は特に問題がある訳ではありません。

逆に曇り空の方が強い陽射しを気にする必要もなく、被写体の意図しない影の発生も軽減されます。

ただし、曇天下では写真の色合いがあまり良くない事も多いですね。

そのような環境ではホワイトバランスを「くもり」に設定すると、画像に赤色が少し強調されるようになります。

結果、写真の色合いに暖色系の温かみが加えられるようになります。

このようにホワイトバランスは、色温度を意図的に設定する事が出来ますので、

撮影現場ではオート以外でも積極的にホワイトバランスを試してみる事が新たな発見へと繋がります。

ツツジの花の撮影

ツツジの花の写真

ツツジの花の写真

ツツジの花の写真

ツツジの花の写真

ツツジの花の写真

ツツジの花の写真

ツツジの花をマクロレンズで撮る

ツツジの花のマクロ撮影

撮影には、キャノン APS-Cサイズ デジタル一眼レフカメラ 「EOS Kiss の旧式」を使用し、

レンズは、キャノン製のマクロレンズ「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」を使用しております。

ツツジ(躑躅)はツツジ属 ツツジ科 の植物になります。

つつじは漢字では 躑躅 と書きます。 難しいですね(笑)

ツツジの花は、赤、白、紫、ピンクと言った具合に鮮やかでカラフルな花を咲かせます。

日本各所では毎年、春の恒例行事として、つつじ祭りが催されます。

つつじ祭りでは、色鮮やかなツツジの花が景観を持って綺麗に咲き乱れる光景は圧巻です。

また、公園などの生垣として利用するポピュラーな植物としても有名ですね。

ツツジは、背丈はそれ程大きくはなりませんが、剪定を怠ると、樹形が大きく乱れたり、

花付きが悪くなったりと、手入れは大変そうです。

毎年、春になると綺麗に咲くツツジの花は、実は年間を通した手入れの賜物であったりします。

好みもありますが、掲載写真のような薄いピンク色のツツジが最も美しく感じます。

この薄いピンク色のツツジの品種名は「曙」と呼ばれており、オオムラサキツツジの枝変わり品種になります。

白と淡いピンク色の花弁の色合いが大変に綺麗で、

花の中心部分の赤いヒョウ柄のような粒上の模様を大いに引き立てていますね。

花全体の上部分の花弁にのみ、このような模様が入ります。

ちなみにこの花びらの模様は「ブロッチ」と呼ばれています。

この独特な模様もツツジの花の魅力のひとつですね。

「ブロッチ」とよばれる模様に惹きつけられるように沢山マクロ撮影をしました(笑)

よく観察すると、この花の模様が一つとして同じでは無い事に気付きます。

花は毎年、それぞれ同じように咲きますが、実は一輪一輪には個性があって、まるっきり同じようには咲きません。

毎年、季節の花々の撮影を繰り返すのには、一輪にも個性があって、花の撮影は決して同じようには撮れない、という理由が有るからかもしれません。

マーガレットの花の撮影

マーガレットの花の写真

マーガレットの花の写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

マーガレットの花の撮影データ

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/2000秒 露出補正:-2/3段

マーガレットの花をマクロレンズで撮る

Margaret Flowers | Flower Photography

マーガレットの花をマクロレンズにて撮影した写真です。

正確な品種名は、マーガレット モリンバ ヘリオウォーターメロン になります。

マーガレットは、カナリア諸島が原産の、キク科に属する植物になります。

モリンバシリーズは、花付きが良く育てやすい品種として人気があります。

さて、今回のマーガレットの撮影は、三脚にカメラを固定してじっくり撮影に挑みました。

レンズはマクロレンズの EF100mm f/2.8L Macro IS USM を付けて、

被写界深度は浅めに設定し、奥行き感のある構図で撮影しました。

背景のボケはもちろん前ボケもばっちり計算通りです。

また、マーガレットの鉢植えがちょうど庇の影に入るか入らないかの位置でしたので、

それならばと敢えて影も写真の表現として加えてみました。

手前が陽光たっぷりのマーガレットの花々で、奥が庇の影に飲まれてゆく構図になります。

花の撮影では陽射しを浴びた花を撮ることが定番ですが、今回のように光と影の陰影を取り入れた構図も、

花の撮影では珍しくて、非常に興味深い写真になりました。

たまには変化のある花の撮影も、新しい発見があって楽しい物ですね。

また、露出は-2/3段に補正しております。

露出を-2/3段に設定しても、導き出されたシャッタースピードが1/2000秒と、かなり明るい環境での撮影でしたので、

花が白飛びを起こさないように露出に注意しながら撮影しました。

花弁の発色もちょど良い鮮やかさで撮影が出来ましたので、三脚を使ってガッチリ構図を決めて、じっくり撮影をした甲斐がありました(笑)

ウキツリボクの撮影

ウキツリボクの花の写真

ウキツリボクの花の写真

ウキツリボクの撮影データ

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/1600秒 露出補正:0

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

ウキツリボクをマクロレンズで撮影

Abutilon megapotamicum | Flower Photography

ウキツリボクの花を撮影しました。

ウキツリボクって聞いたことの無い花だなーと、思われる方もおられるとは思いますが、

ウキツリボクは、アブチロンと呼ばれることの方が多い気がします。

また、ウキツリボクは別名「チロリアンランプ」とも呼ばれています。

呼び名が沢山あってややこしいですよね(笑)

要するに、ウキツリボクはつる性のアブチロン品種になり、木立性のアブチロン品種とは別種になります。

また、チロリアンランプの名前は園芸用の呼び方で多いので、

園芸店では「チロリアンランプ」の名前で販売されることが多いですね。

さて、ウキツリボクの花は少し変わった形をしているのが大きな特徴になります。

赤い部分も花弁の一部の様な気がしますが、赤い所は萼(ガク)になります。

そして赤い萼の中から、5枚の黄色い花弁が垂れるように広がります。

そして花弁の中心部からは雄蕊がこれまた垂れ下がるように伸びています。

ブラジル原産の花だけあって、熱帯特有の少し変わった花の咲き方をする植物になります。

温暖な気候を好む花ではありますが、熱帯性の植物とは言っても関東地方あたりの環境でも十分、育てることができます。

そしてつる性植物になりますので、行灯仕立てでも、オベリスク仕立てでも、

トレリス仕立てでも、フェンス仕立てでも、つる仕立てを楽しむ事が出来ます。

さて、このチロリアンランプの撮影時期は、六月になります。

我が家のチロリアンランプの開花のシーズンは、春から夏が最盛期になります。

この独特な花形といい咲き方といい、どのような構図で撮影したら良いのか未だにはっきりしません(笑)

下から覗き込むようなローアングルでの撮影もしてみましたが、なんか構図がピンとこないんですよね。

かと言って、横から普通に撮影するのが咲き方や花形が分かりやすい良い構図にはなりますが、

少し平凡な気がして妥当すぎる気がします。

さて、アブチロンはどのような構図で撮影するのが絵になるのですかね?

アブチロンの撮り方は、植物写真家の花の撮り方に「一石を投じる」のではないでしょうか(笑)

マリーゴールドの花の撮影

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

マリーゴールドの撮影データ

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:-1段

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/3200秒 露出補正:-1段

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:-1段

マリーゴールドの花壇の風景写真

Marigold | Flower Photography

花壇で良く好まれて植えられている花と言えば、マリーゴールドは人気があります。

マリーゴールドは、幾つかの品種がありますが、なかでもフレンチ・マリーゴールド品種が一番人気があり定番ですね。

その品種の中でも、サファリ系やボナンザ系など、花形から花の色からこれまた種類が豊富です。

マリーゴールドは、生育旺盛で病気に強く、一斉に咲く様子が綺麗なので、

公園や、公共施設などの花壇では、好まれて植えられています。

さて、マリーゴールドの花の撮影のポイントは、やはり色飽和を如何にして防ぐかですね。

特に環境光の強い日中の撮影では、露出に注意が必要です。

作例写真のように、露出補正をして、マイナス一段に設定しても、シャッタスピードが1/4000秒あたりに設定されると言うことは、

たとえ撮影当日が、薄曇りであったとしても花弁の反射光が強いことが解ります。

露出補正をせずに撮影していたとすると、花弁が色飽和になる可能性がかなり高くなります。

花弁が色飽和を起こすと、ベターっと色が潰れてしまいますので、

花の撮影は露出を少しマイナスに設定して、少し暗めに撮影することで、色飽和を防ぐことが出来ます。

花の撮影が趣味でよく撮影をされている方ならば、撮影当日が曇り空でも気にしない方も多いと思います。

それは、撮影日がさんさんと降り注ぐ太陽光の元では、花が白飛びを起こしたり色飽和を起こす可能性が高くなるのを経験で知っているからです。

逆に薄曇りの方が、白飛びや色飽和をそれほど気にすることなく花の撮影が行いやすいですね。

それでも向日葵やチューリップのように、晴天の似合う花の撮影では当日は快晴を望みますが、

朝顔や紫陽花、または薔薇などは、曇り空の方が花が映えて似合うこともあります。

このように花の撮影は、快晴だろうが薄曇りだろうが雨降りだろうが、絵になる花もある訳です。

花の写真の撮り方で肝心なのは、どのようなシーンにおいても、

色飽和や白飛びを起こすことなく、花弁が一番綺麗に撮れる露出値を、花の撮影の経験を積んで学んで行くことが大事です。

百合の花の撮影

百合の花の写真

百合の花の写真

百合の花の写真

百合の花の写真

百合の花の写真

百合の花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM

ユリの撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:部分測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/2000秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:部分測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/800秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:くもり 測光モード:部分測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1600秒 露出補正:0

ユリの花をマクロレンズで撮影

純潔の花 百合

撮影には、デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss シリーズ を使用し、

レンズは、「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」のキャノン製マクロレンズを使用して撮影しました。

ユリは ユリ科 ユリ属 に属する多年草になります。

「Lilium」と言う学術的表記は、ラテン語でユリを意味します。

何故、ラテン語表記なのかと言うと、植物の学術的な正式な命名では、ラテン語が用いられている為です。

キリスト教においては白いユリの花は「マドンナリリー」と呼ばれ、聖母マリアの純潔の象徴として描かれています。

また、百合の花はフランス国王家の紋章「フルール・ド・リス」にも描かれたりと、百合の花は西洋文化では、高貴な意味を持つ植物として扱われています。

ユリの花の分布は、北半球に広がり、その品種の種類は100品種を越えると言われています。

あまりの種類の多さに、品種の見分けは大変難しいですね。

管理人も、流石に品種を言い当てる程、ユリの花の知識は持ち合わせておりません(笑)

さて、ユリの撮影時期は、一般的な品種は春から夏にかけて開花しますので、

その百合の品種に合わせて、開花の時期を確認しましょう。

百合は、球根から育つタイプの植物になりますので、きちんと球根の手入れが施されていれば、

来年も、同じ場所で、同じように開花しますので、今シーズンは撮影に失敗してしまっても、

来シーズンの開花の時期を見計らって、再び撮影にチャレンジする事も可能です。

そして百合の花は、花もちは良い方ですが、開花から時間が経つにつれて、

黄色い花粉が花弁に落ちて見栄えが悪くなったり、水滴などの付着によって、花弁に花シミが出始めたりもするので、

開花の時期を見極めて、撮影するようにします。

一般的なユリの品種は、大輪で咲くので、とても魅力的な被写体になります。

草丈もそれほど高くはならず、白からピンクからオレンジなど、花色も多様で、

品種によって、花形も大きく変わってきますので、百合の撮影を極めるのには、とても長い道が続きそうですね(笑)

今回のユリの撮影では、露出にこだわってアンダー気味で撮影してみました。

露出アンダーと言っても、花は明るく、背景は暗くというイメージです。

撮影の方法としては、撮影モードは絞り優先AE、測光は部分測光にして、明るい花弁を測光します。

明るい花弁に測光を合わせるという事は、必然的に露出は明るい花をもとに設定されます。

従って、花よりも発色が暗い茎や葉っぱ、そして背景色は暗くなるという計算になります。

そして撮影した画像をアドビ フォトショップにて更にアンダー気味にレベル補正をします。

結果、ユリの花を際立つように撮影する事が出来ました。

花の撮影は、露出アンダー気味に撮影すると、花の発色がより際立って、

花の情景を切り取りやすくなるのでお勧めの撮影方法になります。

紫陽花の撮影

紫陽花の花の写真

紫陽花の花の写真

紫陽花の花の写真

紫陽花の花の写真

紫陽花の花の写真

紫陽花の花の写真

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM

アジサイの撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光

※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F2.8 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光

絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0

紫陽花をマクロレンズで撮る

梅雨の花 アジサイ

撮影には、カメラボディ:EOS Kiss Digital N、レンズ:EF-S60mm F2.8 マクロ USM を使用しております。

アジサイは、アジサイ科アジサイ属に属する落葉低木の仲間になります。

梅雨時に咲く春の花として有名ですね。

花の色は、薄い青色からピンク、紫、薄い黄緑色など種類が豊富です。

花の撮影マニアには、まず外せない花になりますね。

それに限らずアジサイの撮影は、カメラ好きにはぴったりの被写体でもあります。

アジサイの花を、構図を決めて雰囲気を出すような撮影法でも、

画角一杯大きめにマクロ撮影するでも、とても楽しめる被写体になりますね。

そして梅雨の時期に咲き始める花の種類になりますので、

雨の雫に濡れたアジサイなんかも撮影に成功すれば、とっておきの一枚になりますね。

アサガオの撮影

アサガオの花の写真

アサガオの花の写真

アサガオの花の写真

アサガオの花の写真

アサガオの花の写真

アサガオの花の写真

アサガオの花をマクロレンズで撮る

朝に咲く花 朝顔

撮影には、キャノン フルサイズデジタル一眼レフカメラ 「EOS 6D Mark II」(EOS6DMK2)と EOS Kissシリーズ を使用し、

レンズは、「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」

などのキャノン製のマクロレンズを使用しております。

アサガオは ヒルガオ科 イポメア属(サツマイモ属)の 一年性植物 つまり一年草になります。

アサガオは、誰もが一度は育てたことがある程、親しみのある身近な花になりますね。

アサガオは 英名では モーニンググローリー とも呼ばれています。

花の名前の通り、アサガオの花は、朝に一番きれいに咲きます。

アサガオ品種の中でも最もポピュラーな品種は、曜白大輪 富士 と言う品種になります。

曜白大輪 富士品種の主だった花色は、赤、ピンク、紫、青、水色などの花色になり、

花弁の曜と呼ばれる部分(花の中心から縁に向かって伸びる白くて細い筋模様)と縁とが白色になります。

このように、曜白大輪 富士品種は、誰もが想像する一般的なアサガオの特徴を持っています。

さて、アサガオの撮影は、先にも述べたように、朝が撮影する条件になります。

何故ならば、アサガオの花は、朝に開花し、夕方から夜にはしぼんでしまう為です。

朝の柔らかい日差しを伴って、静かに咲くアサガオの情景を切り取れると良いですね(笑)

また、アサガオの花は、案外奥行きがありますので、

花弁と雄蕊、雌蕊とが、フラットになるようなイメージで、被写界深度には注意して撮影すると良いです。

花弁にピントが合うと、花の中心がぼやけたり、雄蕊、雌蕊にピントが合うと、花弁がぼやけたりと、

アサガオのように立体感のある花の撮影では、このような意図しないボケが発生しやすいので、

少し引き気味で撮影すると、アサガオの花全体にピントが合いやすくなりますのでご参考までに。

ハイビスカスの花の撮影

ハイビスカスの花の写真

ハイビスカスの花の写真

ハイビスカスの花の写真

ハイビスカスの花の写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

ハイビスカスの撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 | レンズフィルター:C-PLフィルター(偏光フィルター)

ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F7.1 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:0

ハイビスカスをパンケーキレンズで撮る

ハイビスカスのフォトグラフです。

赤と黄色のグラデーションがとても映えるハイビスカスですね。

イエローマジックというハイビスカスの品種だそうです。

ハイビスカスと言えば赤い色が定番ですが、黄色いハイビスカスもなかなか綺麗ですね。

さて、今回のハイビスカスの花の撮影では、EF40mm F2.8 STM を使って撮影しました。

花の撮影では、中望遠域のマクロレンズを使って撮影することが多いのですが、

広角域寄りのパンケーキレンズでも、段々と上手に花を撮れるようになってきた気がします。

EF40mm F2.8 STM は、どちらかと言うと広角域寄りの焦点距離になりますので、

EF100mm F2.8Lマクロ IS USM のような中望遠域よりも、画角は広い範囲を写せます。

そのため、花にある程度近寄っても広い画角で撮影することが出来ます。

つまり、花に近付いて撮影したとしても、広角レンズ特有の大きな歪みもほぼでなく、見た感じのままに、自然な感じで視野の広い撮影が出来ます。

このような画角は、40mmの焦点距離ならではだと思います。

EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ は、どちらかと言うと風景写真やスナップ写真などで使われている方も多いと思いますが、

花や樹木などの植物の撮影でも、マクロレンズとは違った画角での描写になりますので、

花に近付きつつも、より広い範囲を写したい場合などでは、意外と使い勝手が良く出番の多い便利なレンズになります。

ムラサキツメクサの花の撮影

ムラサキツメクサの花の写真

ムラサキツメクサの花の写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

ムラサキツメクサの撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 | レンズフィルター:C-PLフィルター(偏光フィルター)

ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0

ムラサキツメクサの花をパンケーキレンズで撮る

ムラサキツメクサのフォトグラフです。

ムラサキツメクサ(紫詰草)の花をパンケーキレンズにて撮影しました。

ムラサキツメクサは、和名ではアカツメクサとも呼ばれております。

シロツメクサ(白詰草)の、紫品種と言ったところです。

さて、四つ葉のクローバーでも有名なツメクサですが、

明治時代以降、家畜の飼料用として輸入されたものが野生化した帰化植物になるようです。

クローバーが、外国より持ち込まれた植物だったとは知りませんでした。

ムラサキツメクサの花もシロツメクサの花も、道端でよく見かける花だと思います。

クローバーは、あちらこちらの土手などに群生しておりますので、

花の撮影がてら四つ葉のクローバーを探してみましたが、慣れないせいか見つけられませんでした(笑)

四葉のクローバーの撮影は、またあらためてチャレンジしてみようと思います。

さて、ムラサキツメクサの撮影は、パンケーキレンズにて撮影しました。

実は群生して咲いているムラサキツメクサの撮影が主な撮影目的でしたが、

小さな花に近付いて撮影してみても、それなりに良い感じで撮影出来ましたので、

ムラサキツメクサの写真は、群生写真ではなくて花にスポットした写真を採用しました。

ムラサキツメクサの花の撮影では、PLフィルターを使用しましたので、

コントラストの高い写真に仕上げることが出来ました。

彼岸花の花の撮影

彼岸花の花の写真

彼岸花の花の写真

彼岸花の花の写真

彼岸花の花の写真

彼岸花の花の写真

彼岸花の花の写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

ヒガンバナの撮影データ

カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:0

彼岸花を広角レンズで撮影

EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズにて撮影した彼岸花の写真です。

彼岸花は、秋のお彼岸の時期に咲く定番の花です。

彼岸花は、別名 曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、

真っ赤な非常に細い花弁が特徴で、とても印象に残る花ですね。

写真の彼岸花は、ちょうど雨も上がり、良い感じに雫と花とをパンケーキレンズで撮影出来ました。

EF40mm F2.8 STM は、程よい焦点距離の単焦点広角レンズなので、

被写体の花と、背景を上手い具合にバランスよく構図に入れやすいですね。

ボケ具合もなかなか綺麗な味を出してくれました。

花の撮影では、普段は 中望遠の単焦点マクロレンズ ばかりなのですが、

パンケーキレンズ こと EF40mm F2.8 STM で、構図と画角とを意識した花の撮影も面白い物ですね。

ちなみに「EF40mm F2.8 STM」は、大変リーズナブルな上、このような描画性能を持っておりますので、

お買い得レンズ間違い無しです。

彼岸花の写真撮影 縦構図

彼岸花の写真 縦構図

彼岸花の写真 縦構図

彼岸花の写真 縦構図

彼岸花の写真 縦構図

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

ヒガンバナの撮影データ

カメラ機材:手持ち撮影 | レンズフィルター:C-PLフィルター(偏光フィルター)

ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0

彼岸花をパンケーキレンズで撮影

EF40mm F2.8 STM にて撮影した彼岸花の写真です。

今回の彼岸花の撮影は、縦構図にこだわって撮影してみました。

彼岸花のように茎の長い花の撮影は、なんと言っても縦構図が収まりが良いと感じます。

群生して咲くような彼岸花の撮影では、横構図での撮影の方が絵になるとは思いますが、

数輪間隔で咲くような彼岸花の撮影では、断然縦構図がバランスが良いですね。

また、丁度良く枯草と枯葉の薄茶色と彼岸花の赤い花弁のコントラストが綺麗に撮れました。

撮影場所は、とある神社の裏庭なのですが、近場でも良い撮影スポットがあるのですね。

来年はマクロレンズでもう一度、彼岸花の撮影に訪れてみようと思います。

キンモクセイの花の撮影

キンモクセイの花の写真

キンモクセイの花の写真

キンモクセイの花の写真

キンモクセイの花の写真

金木犀の撮影データ

カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:部分測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:オート 測光モード:部分測光

絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0

キンモクセイの花のマクロ撮影

キンモクセイの写真です。

毎年秋になると、良い香りのするキンモクセイが一斉に咲き始めます。

キンモクセイは、秋に咲く芳香性の豊かな樹木になります。

ちなみに金木犀と漢字で書きます。

そんなキンモクセイですが、常緑小高木樹という部類に属しますので、葉は常に青々とした緑色をしています。

花はとても小さなオレンジ色の花で、枝と言う枝に密集するようにして咲きます。

花からは、とても豊かな芳香が漂い、この香りが辺りに漂いだすと、秋も深まったなーとしみじみ感じるものです。

また、花は枯れてくると一斉に落ちだしますので、道路がキンモクセイの花のオレンジ色に染まる事もあるくらいです。

さて、撮影の話題に移ります。

撮影を行った日は小雨が降っているような状態で、撮影には不向きな天候でした。

それでも撮影を強行したのは、キンモクセイの花は風雨が強まると、一斉に落花してしまうこともありますので、

後日にする事に少しためらいがありましたので、なんとか出かけて撮影しました。

撮影あるある話として、撮影会は明日か来週にしようなどど考えて、撮影日程を先延ばしにした結果、

花が萎れてしまっていたり、当日があいにくの雨になってしまったりして、絶好の被写体を逃してしまう事もあります。

その様なこともあり、いま撮れる被写体は、今日の内に撮るということを心掛けています。

撮影したキンモクセイの花は、近場の公園にて管理されている物です。

キンモクセイは、毎年定期的に剪定作業をして、枝をある程度落とさなければ、あっという間に樹形が崩れやすいですね。

住宅街に植えられたキンモクセイなんかも、ある程度の剪定作業は行わないと、景観がすこぶる悪くなったりします。

そんなこんなでキンモクセイの写真は、季節を感じられる花になりますので、

花の写真家としては外せない被写体になります。

今回撮影したキンモクセイの写真は、少し出来が悪いかな(笑)今更ですが。

天高く馬肥ゆる秋と言うように、キンモクセイの背景の空はやはり青色が欲しい所です。

何気に空の色を青く撮るという事は、結構撮影難易度が高かったりします。

撮影当日の空模様にもよりますが、快晴の日に順光で被写体を撮影する事が空を青く写すコツです。

それと露出設定にもよりますが、露出を少しマイナス気味に設定すると空の青さは増しますが、写真全体の露出もマイナスになります。

また、PLフィルターや、ハーフNDフィルターなどのレンズフィルターを取り付ける事も有効です。

後は、フォトショップなどの写真編集ソフトを使って空を青く編集する事も出来ます。

筆者の経験では、PLフィルターを使った空の青さがもっとも自然で綺麗だと思います。

空の青さがナチュラルに写っている写真は、見た目にも綺麗でまるでナショナルジオグラフィックの写真みたいに思えますね。

空のみを青く写すことはそれ程難しい事ではありませんが、空の青さと樹木や花などの植物を同時に撮る場合は、

一定の撮影条件が必要になり、当日の空模様であったり太陽の位置次第で順光で撮影するだけで、すんなり撮影が上手くいくこともあります。

逆に、PLフィルターや、ハーフNDフィルターなどを駆使しても、花の色と空の青さとを同時に撮影することが困難な日も有ります。

花の写真を撮影する際に背景の青空も同時に写したい場合、どのような撮影条件が整っていれば良いかと言うと、

背景の青空の明るさと、花の明るさとがマッチしていれば空は青く写せます。

例えば、花が少し暗いとカメラは花に露出を合わせますので、背景の空は白飛びしやすくなります。

逆に、花が眩しい程に純白な場合、カメラはすこし露出を下げますので背景の空は青く写ります。

要するに、被写体と背景の青空との露出の差が小さければ、見た目通りにカメラでそのまま撮れるわけです。

花の明るさと空の明るさが近い場合は、普通に撮影しても空が青く写り込む日も有りますし、

PLフィルターや、ハーフNDフィルターなどを使って意図的に青空を表現する事もできます。

「いかにして背景に写る空を青く撮るか」という項目には、以前から気になっておりましたので、

作例写真をもう少し増やしたり、撮影データなんかも精査して改めて掲載してみたく考えております。

ススキの撮影

ススキの写真

ススキの写真

ススキの写真

ススキの写真

ススキの写真

ススキの写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

ススキの撮影データ

カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:マニュアル撮影 ISO感度:640 ホワイトバランス:日陰 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:マニュアル撮影 ISO感度:640 ホワイトバランス:日陰 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:-1段

三枚目

撮影モード:マニュアル撮影 ISO感度:12800 ホワイトバランス:日陰 測光モード:スポット測光

絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0

ススキと夕焼けと月とをマクロレンズで撮る

ススキを夕焼けや月と共に撮影したフォトグラフです。

ススキのシルエットと夕焼けの情景、

または、ススキのシャープなシルエットとぼんやりとした月とを、上手く表現できるかチャレンジしてみました。

結果は、まあまあ満足できた撮影でした(笑)

今回の撮影では、マクロレンズを使って日中のススキの穂を鮮明に撮影するのがテーマだったのですが、

出かける時間が遅すぎたため、辺りはどんどん夕闇に染まり、急遽、夕方のススキのシルエットの撮影に移行しました(笑)

夕焼けとススキの構図に苦労していると、辺りは段々と暗くなり、果てはお月様が出てしまっていました。

そしてまたもや急遽、ススキと月とを撮る構図の撮影に移行しました(笑)

撮影は臨機応変、その場その場の環境に撮影スタイルを合わせてこそ一人前なのですよね(笑)

今回の撮影で学んだことは、露出に尽きます。

普段は絞り優先モードで植物などの撮影をすることが多かったのですが、

夕焼けのシーンであったり薄暮のシーンでは、露出に苦労すると感じたので、

マニュアルモードで撮影するスタイルに変えました。

マニュアルモードでの撮影は、以前、夕焼けの景色の撮影でさんざん苦労したおかげで、

それなりに使いこなせるようになりました(笑)

マニュアルモードでの撮影は、夕焼けであったり西日であったり、

日没後の風景であったり、夜の撮影であったりと、

露出を計算に入れた撮影が出来ますので、慣れていて損はない撮影モードのひとつです。

デジタル一眼レフカメラの操作に慣れないうちは、絞り優先モードを多用する事が多いと思いますが、

マニュアル撮影も慣れれば色々なシーンで、違ったアプローチで撮影に挑むことが出来ますので、

それはそれで刺激があって楽しいですよ(笑)

露出を極めて行けば、露出アンダーの雰囲気のある写真をどの場面でも撮れるようになるかもしれませんね(笑)

パンパスグラスの撮影

パンパスグラスの写真

パンパスグラスの写真

パンパスグラスの写真

パンパスグラスの写真

パンパスグラスの写真

パンパスグラスの写真

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

パンパスグラスの撮影データ

カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 ライティング機材:ストロボ 非発光

※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。

一枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:0

二枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:0

三枚目

撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光

絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/3200秒 露出補正:0

パンパスグラスを広角レンズで撮る

EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズにて撮影したパンパスグラスの写真です。

パンパスグラスは、和名ではシロガネヨシ、通称 お化けススキ とも呼ばれ、容姿はススキに少し似ています。

背丈は最大で2メートルから3メートル程にも成長し、秋になる頃には羽毛のような花穂を付けるのが印象的です。

また、ススキやレモングラスと同様に、細長く鋭利な葉は皮膚を切りやすいので注意が必要です。

さて、パンパスグラスの撮影には EOS 6D Mark II と EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)を用いて撮影出来ました。

背丈が高い植物を、画角一杯に植物を収めて撮影したい場合は、EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)が有利です。

マクロレンズでも撮影する立ち位置の距離感をとれば、画角一杯に撮影する事も出来ますが、

EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)ではそれほど被写体より離れなくとも、画角一杯に被写体を収める事が出来ます。

しかし、被写体によりすぎると、広角レンズ特有の歪みも出やすくなりますので、撮影した画像を確認しつつ撮影距離を調整するようにします。

また、パンパスグラスの背丈のダイナミックさを表すために、敢えて距離感をつめて撮影すれば、

適度な写真の歪みがパンパスグラスの大きさを、より印象的に写してくれます。

青空にパンパスグラスがダイナミックに伸びるようなアングルで、パンパスグラスを撮影するのには、

パンパスグラスの株元に近づいて、下から上方向にカメラを構えて撮影するようにします。

ローポジションにカメラを構え、尚且つローアングルで植物を撮影する方法は、

向日葵なんかの撮影でも有効な撮影方法のひとつですね。

ローポジションで撮る植物の情景は、何時もとは違った視点で花を観察する事もできますので面白い物です。

そしてローアングルで撮影する事によって、植物と青空とを効率的に構図に収める事も出来ますので、

撮影に成功すれば、とても印象に残る一枚になること間違いなしです。

背丈の高い植物に限らず、コスモス畑などでも、ローポジション、ローアングルでの撮影方法は、

良い構図が生まれやすいので、花々の下に潜り込んで撮影する事も、自然と一体になれた気がして中々奥が深い物です。

しかし、くれぐれも花畑に深く潜入し過ぎて、肝心の植物を傷めないようにご注意を(笑)

花の撮影で使っているカメラとレンズ

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF40mm F2.8 STM パンケーキレンズ

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

カメラボディ:EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

デジタル一眼レフカメラで花を撮る

マクロレンズで花を撮る

花の撮影に使用しているカメラボディは、キヤノンの EOS 6D Mark II がメイン機種になります。

そして携行しているレンズは、EF100mm F2.8L マクロ IS USM の通称Lレンズに該当する単焦点マクロレンズになります。

また、大きな樹木などの植物の場合、広角域の焦点距離を活かした構図において、

花の撮影をする場合は、EF40mm F2.8 STM 通称パンケーキレンズを使用しております。

その他に、植物園の花の撮影などの場合においては、機動性を考慮して携行性に優れたAPS-Cサイズ機の、

EOS Kiss Digital N に EF-S60mm F2.8マクロ USM の単焦点マクロレンズを装着して、

装備を軽量化し、行動範囲を広く、アクティブに草花の撮影を行っております。

さて、単焦点レンズとは、ズーム機能が付いていないひとつの焦点距離のみのレンズのことを言います。

単焦点レンズの特徴としては、明るいレンズであることでも知られています。

明るいレンズでは、シャッタースピードを落とすことなく、綺麗なボケ味を表現したり、高品質な描写力を活かした撮影が楽しめます。

花の撮り方 ホワイトバランスの設定

ホワイトバランス オート(雰囲気優先)

ホワイトバランス オート(雰囲気優先)

ホワイトバランス 太陽光

ホワイトバランス 太陽光

ホワイトバランス くもり

ホワイトバランス くもり

花の撮影 ホワイトバランス・オート(雰囲気優先)・太陽光・くもり 比較写真

カメラの撮影設定のひとつ、ホワイトバランスについての作例写真を掲載いたしました。

撮影には、キャノン フルサイズデジタル一眼レフカメラ 「EOS 6D Mark II」(EOS6DMK2)を使用し、

レンズは、「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」のキャノン製のマクロレンズを使用しております。

さて、ホワイトバランスの比較写真ではアサガオの花を例に解説していきます。

デジタル一眼レフカメラでは、ホワイトバランスの設定をすることが可能です。

「EOS 6D Mark II」では、「オート(雰囲気優先)」「太陽光」「日陰」「くもり」「白熱電球」「白色蛍光灯」「ストロボ使用」「マニュアル」「色温度」

などを選択する事が出来ます。

この中でも良く使うホワイトバランスモードは、「オート(雰囲気優先)」「太陽光」「日陰」「くもり」「白色蛍光灯」

くらいが、使われるケースが多いホワイトバランスのモードだと思います。

これらのホワイトバランスの種類は、あくまで撮影する際の補助設定であり、必ずしも「オート(雰囲気優先)」以外を毎回設定しなければならない程の事ではありませんが、

撮影環境によっては、「オート(雰囲気優先)」よりも、最適な色温度を自身で設定する方が、写真の仕上がりが良くなるケースも有り得ますので、お試し下さい。

ちなみに色温度とは、光の色を数値化した物で、単位は K(ケルビン) で表します。

AWB(オート(雰囲気優先))の色温度は、3000K~7000Kの中で自動的に設定され、カメラ側が撮影環境を感知し、最適な色温度を決定してくれます。

ちなみに太陽光は 5200K、曇りは 6000K、に設定されます。

では、実際に撮影したアサガオの作例写真の解説に移ります。

撮影環境は、屋外晴天で、撮影モードは、絞り優先AE、測光は花弁中心の白いシベをスポット測光、ストロボは非発光、ISO感度 200、絞り F3.5、

シャッタースピードは、オート 1/1000秒 太陽光 1/800秒 くもり 1/800秒 になります。

作例写真でも解るように、オート・太陽光・くもり、の順番に、色温度が変化している事が確認できます。

AWB(オート(雰囲気優先))の作例写真は、いかにもデジタル一眼レフカメラでノーマルに撮影したかのような癖のない色温度になっているかと思われます。

太陽光は、より自然な環境下で撮影したかのような色温度が表れています。

くもりでは、より温かみのある色温度の設定が加えられているのが解ります。

以上のように、ホワイトバランスの選択によって、仕上がり写真の色温度による雰囲気も変わってきますので、

ホワイトバランスは、オートにこだわらずとも、色々と撮り比べをしてみる事も新たな発見があったり楽しい物です(笑)

ホワイトバランスは、大自然の太陽光の下だから太陽光、今日は曇り空だからくもり、または屋内の蛍光灯の元なので白色蛍光灯、

と言った具合に、環境に合わせて選択する方法も有りますが、必ずしもその選択した色温度設定がベターだという事はありません。

良くある話の一つに、料理の写真を蛍光灯の照明下で撮影するので、ホワイトバランスは白色蛍光灯が良いように思えますが、

白色蛍光灯は、色温度が 4000K に設定されますので、仕上がり写真は青みがかった冷めたような料理の写真に仕上がってしまします。

そのようなケースでは、逆にホワイトバランスは日陰やくもりを選択する事で、料理に温かみを加える色温度に設定することもできます。

極端に言えば、外だろうが室内だろうが、無難に AWB(オート(雰囲気優先))で撮影しても何ら問題は有りません。

ホワイトバランスの設定は、あくまで撮影する際の補助的なカメラ設定のひとつにすぎず、

レンズや外付けストロボに、カラーフィルターを付けるのと同じような効果を加えることと同様です。

しかし、撮影環境や被写体によって、ホワイトバランスを色々と使い分けてみる事で撮影経験が積めますので、ホワイトバランスを色々と試すことは撮影技術の向上に繋がります。