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「昆虫の写真撮影 マクロレンズでの撮り方」ページでは、実際に撮影した昆虫の作例写真を元に、
撮影当日の昆虫写真の撮影データや、構図の選び方や撮影時のコツやポイントなどを、可能な限り掲載しております。
昆虫の撮影は、昆虫を探し回って目当ての虫を撮影するというスタイルではなく、
家庭菜園の手入れをしていたらたまたま訪れた蝶を見つけたり、
庭の植木の手入れをしていたら、たまたま飛んできたバッタを見つけたり、
花の撮影に出かけたら、トンボが羽を休めている光景を見かけたり、
自然公園へトレッキングに出かけたら、蜜蜂が蜜を集めに飛び回っていたり、
というような具合に、昆虫との出会いはまさに一期一会、
そんな偶然の出会いを大切に、しっかりシャッターを切っていきたいと考えております。
しかし、昆虫達に共通して言えることは、容姿が小さいことですね(笑)
昆虫の撮影を重ねてきて注意すべき点は、なんといってもピント合わせに尽きると思います。
昆虫の撮影にまだ慣れていなかった頃は、よくピンボケを起こしていたり、被写体ブレも多かったことを覚えています。
それもそのはず、虫は体が小さい上に、動き回ったり飛び跳ねたり、あっという間に飛んで行ってしまうこともありますからね(笑)
昆虫写真の撮影のポイントは、素早くて正確なピント合わせと、早いシャッタースピードの設定です。
素早いピント合わせは、見つけた昆虫をすぐに撮影出来るように、
早いシャッタースピードは、被写体ブレを起こさぬように、
このように、昆虫の撮影は手際の良さが重要な要素になります。
一期一会で出会った昆虫達を、その場その場で上手く記録していくには、カメラ設定の手際の良さが大切であったりします。
素早いAFフレーム(測距点)の操作であったり、ISO感度を調整してシャッタースピードを思いのままに導き出すなど、
日頃からカメラの操作を繰り返して、様々なシーンに機敏に対応できるように訓練することも大切ですね(笑)
それでは実際にマクロレンズでマクロ撮影をした昆虫の写真を、撮影時のカメラ設定や撮り方の方法と共に掲載しておりますので、
それらの昆虫写真が、皆さんの昆虫の撮り方への一助になれば幸いです。
昆虫の撮影に使用しているデジタル一眼レフカメラのカメラボディは、キヤノン製で、
フルサイズ機では、Canon EOS 6D Mark II に Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM の単焦点マクロレンズで撮影しているケースが多いです。
APS-Cサイズ機では、EOS Kiss Digital N に EF-S60mm F2.8マクロ USM の単焦点マクロレンズの組み合わせで撮影しております。
このように、センサーサイズ別に機種を使い分けて昆虫の撮影を行っております。
フルサイズ機は、カメラボディもレンズもサイズが大きくて、カメラボディとレンズの総重量はそこそこありますが、
その分、高画質な撮影が行えますし、EF100mm F2.8L マクロ IS USM には手振れ補正が付いていますので、小さな昆虫を撮影するには最適です。
APS-Cサイズ機は、カメラボディもレンズもフルサイズ機に比べると、サイズがコンパクトで、重量も軽量になりますので、
携行性に優れ、手持ち撮影でもアクティブに、あちらこちらへ昆虫を探しながらの撮影に向いています。
そして、昆虫撮影では、デジタル一眼レフカメラの本体とは別に、マクロレンズは必須になります。
昆虫撮影は、花の撮影にも通じるところもあって、接写するマクロ撮影が必要になるケースも多いので、
マクロレンズでなければ小さな被写体である昆虫を、より大きく写すことは困難です。
また、マクロレンズの描写力は解像力豊かで高精細、美しいボケ味も表現してくれますので、
昆虫の撮影では単焦点マクロレンズ以外ありえない、と言えるほどポピュラーなレンズになります。
以上のように、昆虫の写真撮影では、デジタル一眼レフカメラ本体と、マクロレンズの組み合わせが推奨されますので、
これから昆虫の撮影を趣味に始めてみようかと言う方は、ご参考までにどうぞ。
カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/320秒(一枚目) 1/500秒(二枚目) 露出補正:0
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
アシナガバチの巣に可能な限り近付いて撮影した意欲作になります(笑)
この写真は、カメラを購入してからまだ、それ程立っていない頃で、
どうしても昆虫のマクロ撮影がしてみたくて手当たり次第に昆虫をみつけては撮影していた頃になります。
そんななか、たまたまアシナガバチの巣を見つけましたので、頑張って撮影してみました。
蜂に近付いて撮影を行うのは少し怖かったですね(笑)
昆虫写真家の皆さんも、くれぐれも刺す系の昆虫相手の撮影にはご注意下さい。
昆虫の撮影にはマクロレンズが最適だとカメラの参考書籍に掲載されていましたので、
静かに蜂の巣に近づいて、出来るだけ大きく撮影を行ってみましたが、
これ以上は怖いと感じた距離で撮影を行いました。
その為、掲載している写真は、フォトショップにて部分的なトリミングをしています。
さて、撮影したアシナガバチの写真は二枚とも少し物足りないですね。
当時はこれで十分かなと思ってはいましたが、カメラ歴を重ねて来ると、
昔に撮影した写真に駄目出しする事も多くなりますよね。
アシナガバチの表情をもう少しうまく撮影出来ていたらと感じます。
構図としては、横から撮影した感じの物と、下から覗くように撮影した物の二種類があるので、
当時としてはそれなりに考えて撮影していたなと思いますが、
巣を動き回っているアシナガバチの立ち位置があまり宜しくないですね。
そんな訳で昆虫の撮影ではどうしても昆虫の体の向きを変える事はできませんので、位置は昆虫任せになってしまいますね。
下手に回り込んだりすると、刺激して逃げてしまったりするので、なかなか難しい物です。
また、アシナガバチの巣を見かけたら、今度はもう少し上手く撮影したいです。
当時の駆け出しの頃よりは良く撮れると思うのですけれどもね(笑)
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:内蔵ストロボ
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:部分測光
絞り値:F8 シャッタースピード:1/10秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
アブラゼミをマクロ撮影した昆虫写真になります。
本来は、アブラゼミが木にとまっている所を撮影したかったのですが、なかなか遭遇出来ずに断念。
というわけで、アブラゼミの亡骸を見つけて早速撮影しました。
アブラゼミは短命で有名ですが、なかなか探そうとしてもそう簡単には見つからないですよね。
ようやく力尽きたアブラゼミの綺麗なボディを入手、せっかくなので綺麗に撮影するために、
白いコピー用紙の上にそっと乗せて、ホワイトバランスばっちりでマクロ撮影してみました。
撮影モードは絞り優先AEで、絞りはF8に設定しました。
シャッター速度が少し遅くなりがちでしたので、三脚にカメラを固定してリモートスイッチ「RS-60E3」で撮影しました。
また、この頃は外部ストロボを持っていませんでしたので、内臓ストロボで撮影しています。
まあ内臓ストロボでも、被写体からの光の反射がそれほど強くもなく、
それなりの雰囲気で撮影が行えましたので良かったです。
そしてコピー用紙を使うと昆虫などの被写体が際立って写せますので、
スタイリングボードの様な木の素材などに限らず、真っ白いコピー用紙も撮影では重宝するケースも多いです。
このように撮影には木のスタイリングボード、コルク板、クロス(布)、上質紙(コピー用紙)、
など、敷物の種類を揃えておくと撮影の対応力が広がりますので色々試すことも大切です。
さて、昆虫撮影では「キャノン マクロリングライト」や「キャノン マクロツインライト」などがあるとまた違うのでしょうね。
二つとも、マクロ撮影用のストロボなので、その機能性は素晴らしいと思いますが、価格は高めです(笑)
また、マクロレンズ用のリングライトはキャノン純正に限らず他のメーカーでも販売されております。
キャノン純正ではありませんが、価格が安いのが魅力ではあります。
純正とそうでないリングフラッシュの機能や性能を比較しようにもどちらも所有しておりませんので、
まずは純正の「マクロリングライト MR-14EX II」を試してみたいところです。
「マクロリングライト MR-14EX II」を購入するかどうかは思案中です。
また、「マクロツインライト MT-26EX-RT」は、両サイドのストロボ部のギミックがとても恰好が良くて、
購買意欲を刺激されますが、とても高価な部類のストロボに属しますので購入するには勇気がいりそうです(笑)
さて、アブラゼミをマクロ撮影してみると、羽の模様が綺麗なことに気付きました。
一体、この羽の模様はなんぞや(笑)
昆虫を接写していると、昆虫が持つ体の不思議を多く発見出来ます。
きっとこのアブラゼミの羽の模様も何かしらの意味があるのでしょうが、話が深くなりそうなので調べてはおりません(笑)
次回は、木にとまっているアブラゼミの撮影を成功させたいですね。
その方がネイチャー感が増して、少しは昆虫撮影の神髄に近付けるのではと思うのですが、なかなか根気が必要ですね。
カメラを手持ちにて撮影。
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵ストロボ
ミヤコワスレ(都忘れ)と言う花に居た蟻を、マクロ撮影した昆虫写真になります。
この蟻の種類をwebで検索してみましたが、日本で生息している蟻の種類の多さにびっくり(笑)
次回はもう少し大きく撮影し、特徴をよく観察して、この蟻の正確な名前を検索してみようと思います。
さて、ミヤコワスレの小さな花形からも解るように、このアリが如何に小さいかが推測されると思います。
大体の大きさは、触覚の先端から脚の先端までで、約5mm程でしょうか。
このアリを撮影した時期は、EF-S60mm F2.8マクロ USM を購入して間もない頃で、
兎に角、小さな昆虫を撮影してみたい一心で、アリの撮影に挑んでみたのを記憶しております。
と言うことでさっそく、アリの撮影をマクロレンズで行ってみましたが、アリを大きく撮るということでも、これが限界サイズですかね(笑)
非常に小さなアリでしたので、今現在のカメラスキルで撮影したとしても、
もう少し手振れか被写体ブレを抑えて、アリの姿をもう少しシャープに撮影が出来る程度だと思います(笑)
流石にアリのマクロ撮影と言えども、アリの大きさにもよりますが、この大きさが限界ですかね。
後は、トリミングをしてもう少し大きく画像を切り抜く感じですね。
今では当時より、撮影テクニックが向上していると思いますので、機会があれば、再びアリの撮影に挑んでみようと考えてはいます。
さて、うまく撮影が出来るかしら(笑)
さて、アリの撮影は、マクロ撮影推奨ですので、小さな物を大きく撮ることの出来るマクロレンズは必須です。
カメラの設定は、撮影モードは絞り優先AEで、絞りはF3.5あたりが妥当ですかね。
シャッタースピードは、アリは動き回る生き物ですので、早ければ早い程ベターです。
ISO感度は、画質優先で100を推奨しますが、シャッター速度が速められない場合は、少しずつ上げることも必要です。
今回掲載したアリの写真は、EF-S60mm F2.8マクロ USM の画角の参考もかねて、トリミングは少しの範囲内に収めましたが、
画像をより大きくトリミングをして切り抜く場合は、素画質が良い程、大きく切り抜いても画質の劣化を防げます。
ストロボは、今回の撮影では内臓ストロボを焚いていますが、ストロボは屋外の明るさを活かして無しでも撮影出来るかと思います。
マクロリングライトをお持ちの方は、使ってみると面白い表現が得られるかもしれませんね。
今回のアリの撮影は、マクロレンズ初心者であった当時のままに、写真を掲載しております。
EF-S60mm F2.8マクロ USM を購入してから、初めてアリの撮影に挑んだ意欲作になります(笑)
流石に今現在ではもう少しアリの姿を良い感じで撮れるだろうということで、近々アリの撮影に再び挑んでみようと思います。
手持ちで撮影。
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1600秒 露出補正:-1 ストロボ:非発光 ストロボの種類:内蔵ストロボ
イチモンジセセリと言う蝶をマクロ撮影した昆虫写真になります。
園芸で育てている向日葵に、たまたま飛んできて蜜を吸っている様子になります。
この、「イチモンジセセリ」と呼ばれる蝶は、初めは蛾の仲間だと思っておりました(笑)
それでも少し気になって調べてみたところ、蝶の仲間であることに気付きました。
有名な昆虫写真家が、とあるカメラ雑誌で「茶色い羽根を持つ蝶」を撮影していたのを拝見した記憶が何となくありましたので、
もしかして蝶の仲間なのでは?と思って撮影した画像を元に、インターネットで色々調べてみて正解でした(笑)
さて、このイチモンジセセリは、羽に4つの銀紋が並んでいるのが特徴になります。
なにせ、初めはこのチョウの種類が解りませんでしたので、
羽の丸い模様が手掛かりとなって、ようやく名前が判明した次第です。
そして、やはり蛾の仲間だと思われることも多いようで、少し気の毒ではありますね。
また、イチモンジセセリの幼虫(芋虫)は、イネの害虫とされ、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれているそうです。
さて、イチモンジセセリはどちらかと言うと小さい蝶でしたので、ピントを合わせることが少しシビアでした。
写真の様な小さな昆虫撮影の場合、少しでもピントがづれると、ピンボケに陥りやすいことが多いので、注意が必要です。
また、昆虫のマクロ撮影は、手持ちでの撮影では少しの手振れでも写真がボツになってしまうこともありますので、
シャッタースピードは少しでも速くなるように、絞りを開放気味にしてみたり、ISO感度を調整するなどをして、
シャッター速度を気にして撮影を行うようにします。
私の場合は、絞り優先AEでの撮影に慣れていますので、シャッター速度優先AE(Tvモード)をあまり選ぶことはないのですが、
絞り優先AEからの撮影アプローチでも、シャッター速度優先AE(Tvモード)からの撮影アプローチでも、
どちらも対応できるように、普段から色んな撮影モードを練習してみることが、撮影のテクニックやスキルアップに繋がります。
さて、イチモンジセセリという蝶の名前を覚えましたので、また見かけたら撮影に挑んでみようと思います。
今回は、たまたまストロー状に伸びた口(口吻(こうふん))を伸ばして、まさに蜜を吸おうというタイミングを上手く撮影出来ました。
次回はどのようなタイミングで撮影が出来るのかを、心待ちにしております。
何せ昆虫の撮影は相手の昆虫次第ですので、こちら側の意図など汲んではくれませんからね(笑)
普段から昆虫を見つけては撮影をしてみる、を繰り返すことで、自分の気に入った昆虫写真が生まれるものです。
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:内蔵ストロボ
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等のレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:0
ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵ストロボ
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:1600 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/30秒 露出補正:0
ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵ストロボ
イナゴをマクロ撮影した昆虫写真になります。
バッタのマクロ撮影を行ってみたいと以前から思っていたので、ようやくイナゴでマクロ撮影をすることが出来ました。
近くの公園で見つけたイナゴを早速捕まえて、撮影用のボードに乗せて撮影しました。
今回は、がっつり昆虫のマクロ撮影を行いましたので、ベルボンの EX-640 N の三脚と、
リモートスイッチ RS-60E3 を使って、手振れすることなくばっちり撮影しました。
昆虫のマクロ撮影では手振れは厳禁ですので。
さて、撮影用のボードと三脚、そしてリモートスイッチと撮影機材は整えましたが、
この頃はまだ外付けストロボを所有しておりませんでしたので、内臓ストロボを至近距離で昆虫に直射しています。
そのため、バウンス撮影を行っておりませんので、イナゴの影が強めに出てしまっていますが、ご容赦ください。
そして被写体であるイナゴですが、初めの内はバンバン飛んで行ってしまい、
中々落ち着いて静止してくれずに苦労しました(笑)
飛んで行ってはカメラの前に戻しの繰り返しで、一時は撮影を諦めかけました(笑)
そうこうするうちに、段々イナゴも疲れたせいか、じっとポーズしてくれるようになりました(笑)
バッタ撮影あるあるな展開です。
撮影モードは定番の絞り優先AEで、絞りはF5.6に設定しました。
イナゴのマクロ撮影では、被写界深度はこれくらいがベストですね。
昆虫のマクロ撮影は昆虫の容姿を、細かく綺麗に撮影が出来て素晴らしいですね。
イナゴの詳細な体の作りをハッキリ見ることが出来ますので、昆虫観察には申し分ないです。
頭部、胸部、腹部と、昆虫の体がよく解る写真が撮れました。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:スポット測光
絞り値:F7.1 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0
フラワーガーデンにてハイビスカスの写真撮影をしていると、
たまたま小さなイナゴが、ハイビスカスの上で休んでいましたので早速撮影してみました。
携行していたレンズがパンケーキレンズでしたので、出来るだけイナゴに近付いて撮影しました。
今まで数々の昆虫の撮影を行ってきましたが、こんなに小さなバッタの撮影は初めてでした(笑)
そしてそんな時に限って、マクロレンズではなくパンケーキレンズを付けているというタイミングの悪さですね。
さて、そんなことですのでパンケーキレンズを付けて撮影をした昆虫写真を、大きくトリミングしてみました。
撮影時のファイル形式はRAWの高解像度画像でしたので、大きく切り抜きをしても画質の劣化はある程度は防げます。
今回のようなケースも有るので、撮影時はだいだいRAWファイルと、
高画質なJPEGファイルとを同時に記録するようにしています。
ハイビスカスの花弁に止まっているイナゴが、いかに小さいかが解るかと思います。
ここまで小さなバッタでも、トリミングして大きく切り抜くことができる画質は素晴らしいですね。
流石フルサイズ機って感じがしますね。
また、小さな昆虫の撮影で特に気を付ける点はなんと言ってもピント合わせです。
いかに手振れを抑えて撮影したとしても、ピンボケではどうにも修正が効きません。
また、被写界深度が浅すぎると、カメラを少し動かしただけでも被写体に合わせたピント位置がずれてしまいますので、
F値は7.1程度として、絞りを少し絞って撮影すると、想定外のピンボケを防ぐことも出来ます。
このように昆虫撮影では、絞り開放は美しいボケを表現できますが、ピンボケのリスクも高まりますので、
絞りはF8くらいに絞って撮影をすると、ピンボケの失敗を防ぎやすくなると感じます。
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/2000秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
芋虫(キアゲハの幼虫)の写真撮影になります。
昆虫が嫌いな方、特に芋虫系が苦手な方はご遠慮ください(笑)
という訳で、昆虫嫌いの女子達の悲鳴が聞こえてきそうな昆虫写真ですかね(笑)
それでもこの芋虫がやがてサナギになり、あの綺麗なキアゲハというアゲハ蝶の仲間が羽化するのですからですから、昆虫って不思議ですね。
綺麗な蝶が羽化する為には、このような芋虫たちが頑張って葉を沢山食べて、サナギにならなければなりません。
それまでの間、外敵に襲われる事も多いなか、懸命に生きている訳です。
さて、キアゲハの幼虫は、セリ科の植物が大好きです。
そのため、キアゲハは、イタリアンパセリ、普通のパセリ、セロリなどの、セリ科の植物によく卵を産み付けます。
このような習性は、ハーブの栽培を長年行ってきて気付きました。
キアゲハの産卵時期にはセリ科植物の栽培には注意が必要なほどです。
タマゴから孵った芋虫たちは、葉をどんどん食べ始め、
見逃していると、あっという間に葉を食べつくされて丸裸にされてしまう事もあります(笑)
ハーブ栽培を楽しみに行っている方には恒例の害虫ではありますが、
キアゲハの幼虫を捕獲して育てたい方にはお勧めの植物になります(笑)
害虫対策を施していない場合、毎年必ず卵を産み付けるといってよい程、キアゲハはセリ科の植物に目がありません。
特にパセリなんかは、園芸店で安い苗がいくらでも販売されていますので、
アゲハチョウの産卵目的のためにパセリを栽培する事も案外、有効な方法かもしれませんね(笑)
そして葉は、幼虫の餌にもなりますから一石二鳥と言えるでしょう。
さて、そんなキアゲハの幼虫の撮影ですが、マクロ撮影していると、幼虫の模様が独特で綺麗な事に気付きます。
これは、キアゲハの幼虫だけにいえる事ではなくて、昆虫のマクロ撮影では虫たちの体の模様の不思議に気付く事も多いです。
普段は、昆虫の体の模様を意識してみる事は有りませんが、撮影をしていると色々と発見もあり面白いものです。
緑色の体は、葉の色との擬態であることは解りますが、キアゲハの幼虫にある黒い帯であったりオレンジ色に見える点々も、何らかの理由が有るのでしょうね。
また、足の数が尋常ではありません(笑) これは足と言ってよいのか分かりませんが、とにかく多いです。
体をつまんで茎から外そうとしても、なかなか足の掴む力が強くて驚きました。
ちなみにキアゲハの幼虫は、外部から攻撃されると頭部(?)から臭角と呼ばれる臭い匂いのする角を出して威嚇して来ますのでご注意。 ほんとうに臭いです(笑)
そんなキアゲハの幼虫はバリバリ葉を食べて食欲旺盛。 蜜しか吸わない羽化した蝶とはえらい違いです(笑)
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/125秒(一枚目) 1/250秒(二枚目) 露出補正:0
ストロボ:非発光
ウスバキトンボを撮影しました。
漢字で書くと「薄羽黄蜻蛉」、なんか漢字の表記は恰好が付きますね。
ウスバキトンボと言うトンボの種類は、お盆過ぎあたりから飛んでいる姿を頻繁にみかけるようになります。
さて、今回のトンボの撮影は、カメラボディと装着していたレンズの組み合わせが丁度マクロレンズでしたので、
トンボを見つけて早速、マクロ撮影が出来ました。
今回はトンボもじっくり枝に止まったままで、なかなか飛び立とうともせずに良い被写体になってくれました。
そしてトンボの後頭部がこのような形状をしていることを、観察して初めて知りました(笑)
昆虫の撮影ではたまに、このようにして撮影が終わるまで、逃げようともせずにひたすら留まってくれる輩が居るので、撮影が捗ります。
「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」の本領発揮と言う所ですかね(笑)
ウスバキトンボの羽の模様が実に綺麗に撮影出来ました。
掲載している二枚目の画像は、ホームページに掲載するために少し圧縮のかかったJPEGファイルですが、
元のRAWデータや圧縮前のJPEGファイルでは、羽の模様が拡大しても綺麗に写っています。
よく観察すると、羽の一部が黄色く塗られている所があるのが解りますが、
一体、何のために羽の一部分が黄色く塗りつぶされているのだろうか、まったく訳が解りません(笑)
このような発見があったりして、羽が綺麗な昆虫のマクロ撮影は、とても面白い物です。
以前に撮影したアブラゼミの羽の模様もそうですが、
昆虫の羽の模様は、不思議な模様をしていて、綺麗で見ていて飽きませんよね。
また、一枚目のウスバキトンボの写真は、被写界深度を意識して撮影してみました。
トンボの右斜め上からカメラを構えて、背中の中心あたりにピントを合わせて、
左奥の羽と右手前の羽が、少しボケるような構図を意識してみました。
と言う具合に「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」のマクロレンズでじっくりトンボの撮影を行った訳ですが、
写り具合は申し分ない所ですが、画質が云々と言うよりも構図があまり面白くなかったですかね(笑)
すこし無難に撮りすぎた気がして、今更ですが写真の魅力が少し足りないように思えます。
まあ、これも経験ですかね。
来シーズンの秋には、今年よりも、もっと良い写真が撮れるはず。
その様にして年々、撮影のスキルが上がっていくものです。 と言うか、そう思いたい(笑)
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光
絞り値:F3.2 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
オンブバッタの写真撮影になります。
庭の植木の手入れをしていたら、突然オンブバッタが飛び跳ねてきました。
というわけで、例の如く虫との出会いは一期一会、早速カメラをもってきて撮影しました。
バッタの撮影は、飛び跳ねるか留まってくれるか、いつも一か八かで撮影しております。
それでも何度かは、カメラの設定をはやる気持ちを抑えて冷静に確認し、
さあバッタ君、撮ろうか、という時に飛んで行ってしまって暫くその場に固まる事もありますね(笑)
さて、オンブバッタの撮影でしたが、今回表れたオンブバッタはソロでした(笑)
体格的にメスかな? まだオスとは巡り合っていないようで少し残念。
オンブバッタの写真撮影は、何回かチャレンジしているのですが、
大抵一匹で、おんぶをしているオンブバッタの撮影が中々できなくて残念です。
まあそれでもその内、おんぶしている二匹のオンブバッタの撮影に成功するだろうとは思っていますが・・・
ちなみにメスが下でオスが上、メスの方が体格が大きく、オスはメスよりもかなり体が小さいのが特徴になります。
さて、そんなオンブバッタですが、幼い頃はよく見かけたものです。
家の近所の空き地の草むらに遊びに出かけると、大抵のバッタをよく捕まえたものです。
男の子なら、そんなバッタを捕まえて、よく遊んだものですよね。
最近では空き地自体が減ったせいか、バッタの生息域が限られてしまい、住宅街のバッタは住むのに苦労しそうですね。
さて、オンブバッタの撮影は何時もバッタの気分次第の撮影になります。
なるべく警戒させないように近付きますが、一度飛んで逃げられると暫くは警戒されてなかなか撮影が難しくなります。
その為、接写の出来る近さまで近づきつつ撮影をしていくのがベストです。
オンブバッタの撮影方法としては、オンブバッタを見つけたら、警戒されない程度の近さで取り合えず撮影します。
次にもう少し近付いてもう一枚、更に近付いてもう一枚、と言うように、少しづつ近付きながら撮影を重ねていきます。
その様にして、撮影した写真の中からベストな一枚をチョイスするようにします。
いきなりギリギリまで近づこうとして、まだ一枚も撮れていないのに逃げられてしまっては台無しですからね。
また、構図を変えて撮影する場合でも、オンブバッタに警戒されないように動く事が大切です。
大抵の場合、構図を変えて撮影し直そうとしている時に限って飛んで逃げだしますね(笑)
そんなオンブバッタの撮影方法のポイントは、カメラをなるべくローポジションで構えて、
オンブバッタの目線に近い位置で撮影を行うようにする事です。
オンブバッタ目線でファインダーを覗くと、まさに昆虫ワールドを体感できます。
単焦点マクロレンズでの昆虫写真のマクロ撮影は、まさに普段とは違う視点の世界を教えてくれます。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:マニュアルフォーカス
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:0
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
庭の植木の観察をしていたら、カマキリを見つけたので、私の昆虫写真コレクションに加えるべくさっさく撮影しました。
昆虫は、気にかけないと全然見かけない物ですが、普段から何気なく注意していいると結構見つかる物ですね。
筆者の場合は、昆虫を探しに出かけるほどの昆虫撮影マニアではないのですが、
自宅の庭や公園の散歩道で見かけるような昆虫達とは、一期一会のような気分で撮影を行うようにしています。
そのような撮影スタイルを確立すると、近場でも沢山の生き物が生息しているのだなと感じられるようになりました。
さて、カマキリの撮影ですが、撮影してみて感じた事は、思いの外、体にピントが合わない(笑)
体が細いせいか、なぞのカマキリダンスをされているせいか、ピント合わせに苦労しました(笑)
一枚目のカマキリは、少し体のサイズが小さいカマキリでしたが、なんとか目玉にピントを合わせられました。
二枚目のカマキリは、サイズ的には普通のサイズでしたが、
体のラインが細いうえに、なんだかカマキリダンスがとまらなくて上手くピントが合わせられない(笑)
仕方がないのでマニュアルフォーカスで撮影してみました。
撮影した写真を確認してみると、やはり少しピントがあまかったです。
昆虫撮影にも、ポートレートの様な瞳AF機能があれば、助かりますね(笑)
カマキリの撮影で感じた事は、カマキリは兎に角、逃げやすいですね。
少し構図を変えようかなと立ち位置から動くと気配を感じてさっと逃げてしまいますね。
最悪飛んで逃げてしまう事も多々ありです。
しかし、そんなカマキリともたまには呼吸が合うのか、逃げないカマキリは逆にじっとしてくれることもあります。
そんな時は絶好の機会ですね。 思う存分構図を意識しながら撮影が行えます。
そんなカマキリの写真ですが、現在行方不明中ですので、ファイルを捜索中です(笑)
写真保存あるあるですが、パソコンに取り込んだ写真はしっかりフォルダ分けしないと大変なことになりますよね(笑)
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:0.8秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の作業後の写真になります。
クロアゲハを幼虫から育ててやがてサナギになり、羽化、そして旅立ちまでの様子を撮影しました。
クロアゲハの幼虫は、家庭菜園仲間よりいただきました(笑)
毎年、記憶によると確か、グレープフルーツの木に幼虫がたくさん沸いて、葉を食害するので困っていたそうです。
家庭菜園であったり果樹を育てていると、毎年必ずと言ってよい程、蝶の幼虫を発見することが本当に多いです。
そこで、せっかくなら一度は幼虫から羽化するまで蝶の成長記録を写真に残してみようと考えました。
今回は、ページの都合上、幼虫の頃や羽化する様子は割愛しますが、羽化寸前のサナギの写真と、まさに羽ばたいて旅立つ直前の様子を掲載しました。
さて、クロアゲハですが、名前の通り羽は真っ黒ですね。 しかし、鱗粉のせいか、少し青光りしていてメタリックな質感に見えます。
羽の一部には赤い模様があり、これは何らかの意味を持つのでしょうけど学者でないので分かりません(笑)
しかしクロアゲハの羽は綺麗ですね。 キアゲハの羽も模様が派手で綺麗ですが、
クロアゲハの黒い羽根も、少し光って見える所もあり、赤い模様も黒の羽根の中で一段と際立って見えて素晴らしいですね。
チョウの撮影に魅せられた、カメラマン達の気持ちが少し解る気がします。
そんなクロアゲハですが、サナギから羽化する様子は室内で撮影していたため、
羽化していよいよ飛び立ちそうな頃合いを見計らって、枝から外の花壇へ乗せてあげました。
しばらくして無事飛び立っていきました。 少し感無量です(涙)
さて、実はサナギから羽化する日にちは何時になるのか、初めての経験でしたので分かりませんでした。
しかし、サナギの写真でも解るように、うっすらと黒い羽根と赤い模様が見えていますよね?
この様子が見て取れる日が、まさに羽化する日だと判明しました(笑)
毎日サナギの様子を観察していれば、うっすらと黒い羽根と赤い模様がサナギより透けて見える頃が分かると思いますので、
その日が来たら、いよいよ羽化すると思います。
ちなみに羽化のタイミングは真夜中になります。 その為、当日は徹夜で翌朝までタイムラプスが如く手動で撮影してました。
夜に羽化して、ゆっくりと羽を広げていき、そして昼前にはいよいよ飛んでいきます。
羽化してから羽ばたいていくまでおよそ11時間かかりましたが、辛抱強く待つに値する光景を撮影できたと思います。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵 E-TTL
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の作業後の写真になります。
さて、我が家の網戸に飛んでしがみ付いてきたクワガタを捕獲して撮影してみました。
恐らくノコギリクワガタだろうと思います。
さっそくコルクボードに乗せて、クワガタのマクロ撮影にチャレンジしてみました。
昆虫のマクロ撮影はまさにミラクル、昆虫達の世界を垣間見ることが出来ます。
ノコギリクワガタのマクロ撮影に使用したレンズは「EF-S60mm F2.8マクロ USM」になります。
このマクロレンズを購入したからには、昆虫をじっくりマクロ撮影してみたいと思っておりました(笑)
どうせなら、カブトムシかクワガタの撮影がしたかったので、丁度クワガタが飛んできてくれてラッキーでした。
さて、捕獲したノコギリクワガタはクワガタの中での小さい個体に分類されますので、
昆虫のマクロ撮影のお試しにはまさに丁度良いサイズでした。
そして撮影に取り掛かったのですが、思いの外クワガタ君がちょこちょこ動きますので、三脚を使ったマクロ撮影は断念しました。
その為、ISO感度を上げて800に設定して、手振れを防ぐ為に感度は高めで撮影しました。
それでも平均してシャッター速度があまり早くはならなかったので、ガッチリ構えて撮影しました。
マクロ撮影では昆虫でも花の撮影でも、手振れに注意して撮影を行う為、シャッター速度は早めがオススメです。
それでも撮影条件などが合わずに、シャッター速度がそれほど早くならない場合も大いにあります。
その様な場合は、連写モードにして「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の要領で、複数枚をいっぺんに撮影することが有効です。
シャッター速度を早くするためには、カメラのISO感度の数値を上げればシャッター速度を早くすることが出来ますが、
あまり高く設定し過ぎると、画像のノイズが増幅されてざらつきが出てしまうこともありますので、
カメラの性能にもよりますが、ISO感度の設定値ごとのざらつき具合を、前もってある程度把握しておくことも大切です。
さて、クワガタにできるだけ接近して接写する為、F値は6.3に設定して、
出来るだけクワガタの体全体がボケずに撮影出来るようにして見ました。
ちなみにF値は2.8の開放で接写で撮影すると、被写界深度はより浅くなりますので少しの範囲の違いでもボケてしまいます。
つまり、今回の撮影のケースでは、極端に解説するとクワガタのノコギリ刃にピントをあわせると、
背面のコルクボードはボケやすくなります。
また、触覚の先端にピントをあわせると、前足の先端はボケやすくなります。
このように、被写体に接近して接写、つまりマクロ撮影する場合は、
設定するF値にもよりますが、すこしの距離感(奥行き)の違いでもボケたりボケなかったりします。
ピントの合う範囲、つまり被写界深度が非常にシビアになりますので、
昆虫のマクロ撮影は、ピント合わせとボケ具合とを常にチェックしながら撮影することが大事です。
少しのピント位置のずれでも昆虫写真が台無しになってしまうことも有れば、
意図しないボケ具合が表現されてしまうこともありますので、
撮影した画像を拡大しつつイメージ通りに撮れているかチェックしながら撮影を行いましょう。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:0
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:320 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0
杏子の木に止まっていたコクワガタを見つけましたので、早速撮影しました。
今回は、丁度良く自宅の庭で、EOS 6D Mark II に、マクロレンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM の組み合わせで、
植物の撮影をしていましたので、そのまま昆虫撮影が出来ました。
さて、コクワガタに遭遇したのは久々でした。
年々、クワガタに合う機会が減っている気がしますので、撮影が出来て良かったです。
自宅の周辺でも段々と、昆虫の住む世界が減ってきてしまうのは残念ではありますが、
まだまだ近所の自然公園には管理された森もありますので、豊かな自然が守られています。
さて、今回のコクワガタの撮影で気が付いた点は、絞りの数値、つまり被写界深度です。
今回の昆虫撮影では二枚とも絞りはF4.0に設定しております。
被写界深度がF4.0と浅いので、背景は綺麗にボケていますが、
コクワガタの足の先端をよく見てみると少しボケています。
今回の撮影ではクワガタの体全体をボケなくはっきり撮影するつもりでしたので、
クワガタの足の一部がボケて写ってしまっているのは、意図した表現ではありません。
つまり、短い距離での昆虫撮影で、昆虫の足先まではっきりとボケなく撮影するには、
絞りをF8.0前後に設定した方が良かったかなと思います。
そうすることによって、クワガタの体全体はくっきりと写し、背景は遠くの位置にありますので、綺麗にボケると思います。
つまり、マクロレンズで30cmほどの撮影距離での昆虫撮影では、
絞りはF8.0くらいに設定して、被写界深度をF4.0よりも深く設定すれば、
昆虫の体はボケずに背景のみをぼかすことが出来た気がします。
今後の昆虫撮影ではもう少し絞りを絞って被写界深度を深くし、
昆虫の体ははっきりと、そして背景は綺麗にぼかす、という点に気を使って撮影してみようと思います。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
花の撮影をしている時に、熊蜂が飛んでくると少しドキッとします(笑)
なにせ熊蜂は体が大きい為、飛んでいる時の羽音も重低音で迫力があります。
そして胸部に生えている黄色くて短い毛が、とても鮮やかで綺麗ですね。
また、クマバチは「クマンバチ」とも呼ばれることがあります。
私も、幼い頃は「クマンバチ」と呼んでいましたが、大人になってからは不思議と「クマバチ」に呼び方が変わっていました。
熊蜂の飛行というピアノの曲が好きなので、呼び方も「クマバチ」に変わったのかな。
さて、この写真のクマバチは、正式には「キムネクマバチ」と呼ぶようです。
また、bumblebeesと呼ばれるマルハナバチと混同されることも多いようです。
日本には、「セイヨウオオマルハナバチ」と言う黄色と黒の色が特徴的な、バンブルビーが生息しているようですが、
見つけたら是非撮影してみたいと思っておりますが、見かけたことが無いですね。
さて、クマバチは体が大きい分ピントを合わせることが容易でしたが、
体の色が黒い部分が多いので、黒潰れしやすいですね。
おまけに羽の色も黒みを帯びていることに初めて気付きました。
今回は、初めてのクマバチの撮影でしたので、少し寄るのが怖くてあまりレンズを近づけませんでしたが、
次回はもう少しクマバチに近付いて、露出に気を配りながら、より詳細な昆虫撮影にチャレンジしてみようと思います。
それでも、蜂の撮影では、例えゆっくり慎重に撮影を行うとしても、常に刺されるリスクがありますので、
あくまで蜂の撮影は、自己責任で行うようにしましょう(笑)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:640 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:-2/3段
杏子の木の葉に付いていたセミの抜け殻の写真です。
今年の夏は、暑かったせいかセミの抜け殻を多く見かけた気がします。
庭であちらこちらとセミの抜け殻を発見しました。
さて、今回の昆虫撮影はセミの抜け殻を撮影するということが目的でしたので、
フルサイズ機にマクロレンズを付けて、一脚に自由雲台の組み合わせでがっつりターゲットを撮影しました。
昆虫撮影も、被写体が既に決まっていると、撮影にも力が入りますね(笑)
フラワーガーデンに花の撮影に出かける気分と同じような心境になります。
さて、セミの抜け殻の撮影ですが、抜け殻がうっすらと太陽光を通す光景が綺麗でした。
こんなにも薄い殻を残して羽化する訳ですから、昆虫の羽化って凄いですよね。
そして抜け殻から何のセミかを判断できるようですから、これまた驚きでした。
私はそこまで知識が無いので、この抜け殻は何のセミかは解らないです(笑)
さて、撮影モードは絞り優先AEです。
昆虫撮影では絞り優先AEか、シャッター優先AEかのどちらかの撮影モードになると思います。
今回はセミの抜け殻ですので、絞りの設定から撮影のアプローチが始まります。
絞りはF5.6に設定して、撮影距離は30cm程度になります。
背景は白い外壁になりましたので、綺麗にボケてくれました。
昆虫の撮影では余分な背景は邪魔になりますので、マクロレンズを使って背景を綺麗にボカシて、
昆虫の体は繊細に写し、背景は綺麗にぼかす、という点に気を使って撮影することが有効です。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてトリミング後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:640 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/100秒(二枚目は1/80秒) 露出補正:0
榊の木を登っていたダンゴムシの写真です。
ダンゴムシの昆虫撮影は、小さな昆虫と言うことで一度、マクロ撮影してみたかった昆虫のひとつです。
ダンゴムシはとても小さな昆虫ですが、マクロレンズを使えば大きく写すことが出来ます。
さて、今回の昆虫撮影はダンゴムシになります。
子供の頃は、捕まえてコロコロ転がして遊んだものですが、
大人になると流石に抵抗がありますね(笑)
ダンゴムシは、土壌を分解してくれる益虫のひとつになります。
さて、ダンゴムシの撮影ではマクロレンズは大いに性能を発揮してくれます。
とても小さな被写体になりますので、マクロ撮影の出番ですね。
撮影したダンゴムシの写真は、少しトリミングをして更に大きく切り抜いています。
トリミングをせずとも、更に昆虫に近付いてマクロ撮影を行うことも出来ますが、
撮影した画像のトリミングを想定して撮影をする利点も多いです。
メリットは、ある程度昆虫に近付くだけで撮影が出来ますので、後はトリミングをして更に大きく切り抜きます。
また、トリミングは切り抜く範囲を自由に決められますので構図の調整も出来ます。
このようにトリミング(切り抜き)は、とても役立つレタッチになりますので、
Digital Photo Professional や、フォトショップなどで、切り抜きをすることをお勧めします。
トリミングのデメリットとしては、画像を引き伸ばすことになり、画質の低下を招くこともありますので、
トリミングを想定た撮影を行う場合は、カメラ設定で画質を高画質に設定しておきましょう。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F10 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F8 シャッタースピード:1/1000 露出補正:0 ストロボ:非発光
三枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F8 シャッタースピード:1/2000 露出補正:0 ストロボ:非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてトリミング等の編集後の写真になります。
秋はトンボの季節ですね。
我が家にも毎年秋になると、どこからともなくトンボが飛んできます。
写真のトンボはおそらくシオカラトンボだと思います。
「EOS Kiss Digital N」が発売されて間もなくの頃の撮影で、筆者としては初めてのデジタル一眼レフカメラでしたので、
少し構図があまかったり、カメラの感度の設定も少し高すぎて画像に少しノイズが出ていますが、ご愛嬌。
トンボを見上げるようなアングルで撮影できたことは、良かった点だとは思います。
今回のトンボの撮影は、まだ筆者がカメラの取り扱いになれていない頃の撮影によるものです。
その為、外の撮影なのに少し感度の設定が高すぎな気がします。
快晴の日に撮影をしているようですが、なぜそこまで感度を高く設定したのかは、過去の私に聞かないと分かりませんね(笑)
まあ当時はまだカメラ初心者でしたので、おそらくシャッター速度を速める為にそうしたのだと思います。
そして被写界深度の設定もなぜ、F8とかF10を選択したのだろうか?
これは、おそらくトンボの体の全体をはっきり写そうとしているからそうしたのだと思いますが、
ここまで被写体に寄ってしまっていると、さすがにボケ味が意図しない範囲で出てしまっています。
昆虫のマクロ撮影を行いたくてうずうずしていた頃ですので、頑張ってトンボに出来るだけ寄っているのが伺えます。
しかし、昆虫のマクロ撮影ではそれほど昆虫に近付かなくても良いケースも有ります。
例えば、今回のようにトンボの体全体をはっきり大きく写したい場合は、
被写界深度はそれほど深くしなくとも、トンボより少し引き気味で撮影を行えば良かった訳です。
具体的な撮影方法としては、撮影モードは絞り優先AE、そして感度を100から200程度にして、画質優先にします。
次にF値は、3から5あたりで設定して、少しでも絞りを開放寄りにしてシャッター速度を速めるようにします。
そして構図は、写真のように初めからトンボを画角いっぱいに捉えようとするのではなくて、
すこし引き気味で撮影して、後でトリミングでトンボを大きめに切り抜けば、トンボの体全体はボケなく鮮明に写せるはずです。
そして背景は、F値を小さく設定していますので、背景は大きくボケたままの状態になり、被写体のトンボが際立つという計算になります。
当時の私は、おそらくこのような撮影をしたかったのではないかと思います(笑)
文章でこのような昆虫写真の撮影方法を記載すると少し解りにくいかもしれませんので、
これとは別に撮り溜めてあるトンボの写真を参考にして、またの機会に掲載してみようと思います。
昆虫の撮影は、マクロ撮影でダイナミックに接写撮影することは、写真の表現の方法としては魅力的で面白いですが、
昆虫の体全体を、はっきり鮮明に写すことも、図鑑で使えるような観察目的の撮影の方法も覚えておいて損は有りません。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート(雰囲気優先) 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0
自然公園を散策中に飛んできたヒメアカタテハを撮影しました。
この特徴のある羽の色合いの蝶の名前は、なんという名前の蝶か、
以前から気になっておりまして、ようやく写真に収めて調べることが出来ました。
我が家の家庭菜園にもよく飛んでくるので、そのうち撮影のチャンスは訪れるとは思っておりました。
しかし、マクロレンズではなくパンケーキレンズを付けていたために、蝶にあまり寄れませんでした(笑)
このヒメアカタテハと言う蝶は、結構用心深いのか、家庭菜園でも見かけると、
ふらっとすぐに飛んで行ってしまう印象があります。
まあそれでも、画角は広いですがパンケーキレンズでも綺麗な構図でバランスよく蝶の撮影が出来たと思います。
羽の模様も鮮明に写せておりますので、ピントがばっちりあっている証拠ですね。
昆虫撮影では、まず第一にピント合わせはより正確に行うことが大事です。
しかし、昆虫撮影ではゆっくりピントを合わせる余裕が無いこともありますので、
普段の撮影から、シャッターチャンスを逃さないために、スピーディーにAFフレームを任意選択すること、
そして的確にピントを合わせる練習をしておくことも、大切ですね。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光 AFモード:AI フォーカス AF
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/1600秒 露出補正:0
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
キバナコスモスの撮影をしていると、スズメバチから熊蜂、そして蜜蜂と、
数十分の撮影でたくさんの蜂と遭遇しました。
スズメバチが飛んでいる時は、少し恐怖を覚えましたが、
暫くすると遠くへ飛んで行ってくれましたので、一安心(笑)
スズメバチが居なくなると、熊蜂やミツバチがやってきました。
花のマクロ撮影などを趣味としていると、飛来する蜂に合う確率が本当に高いですね。
蜂の撮影がしたければ、花の撮影をしていれば問題ない程です。
特に、群生して咲くような花の場合は、あちこちに蜂が花粉を集めに来ている光景を目にすることが出来ますね。
さて、ミツバチの撮影は「絞り優先AE」でも、シャッター速度が速くなるような日中の撮影では、
あえてシャッター速度優先AE(Tvモード)にしなくとも大丈夫ですね。
測光をしてみると、シャッタースピードが1/1600秒ほどになることが確認できましたので、
高速シャッターでバシバシ飛んでいる蜜蜂を撮影してみました。
今回の撮影時期は、キバナコスモスが開花のピークを迎える10月の初旬になります。
この年は、数日後にやってきた台風の影響で、花壇が壊滅状態になってしまいましたので、
そのまえに撮影が出来て良かったです。
また、ミツバチもたくさん飛来しておりましたので、構図を花の位置に合わせてあれこれ選んでみたり、
ピントをより正確に蜂の体に合わせることも出来ましたので、中々の好条件で昆虫撮影が出来ました(笑)
絞りに関しては、F4に設定し、背景を大きくぼかすことが出来ました。
単焦点マクロレンズでは、作例写真のように被写界深度を浅くすることによって、
よりボケ味のある撮影が出来ますので、いかにも一眼レフらしい仕上がりの昆虫写真を楽しめます。
撮影モード:シャッター速度優先AE(Tvモード) ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
タイサンボクと言うモクレン科の常緑高木の、大きく咲いている白い花にミツバチが花粉を集めに来ている様子を捉えました。
このミツバチは、雄蕊をひとつずつ抜き取っては下の花弁に運んで、そして再び雄蕊を抜いては下の花弁の上に乗せてを繰り返し行っていました。
おそらく花粉か蜜を集める為の動作だと思うのですが、なぜ雄蕊を引き抜いて、そしてわざわざ花弁の上に貯めるように置いて行くかは不明です(笑)
撮影中もその作業を繰り返すばかりで、間近でカメラを構えていても一切お構いなしでした。
ミツバチの後ろ足をよく観察しますと、花粉を団子のように丸めて集めている様子が分かります。
さっそくネットで調べてみますと、ミツバチは花の蜜だけではなく花粉も集めて食料としているそうです。
花粉もミツバチの食料となるとは知りませんでした。
花粉にはミネラルやビタミンなどが含まれていて、蜂にとっては貴重な栄養分になるそうです。
また、ローヤルゼリーは花の蜜と花粉を働き蜂が摂取して、それらを体内から分泌してクリーム状のローヤルゼリーを作るそうです。
女王蜂は卵を産み続ける為に、栄養価の高いローヤルゼリーを食べて頑張っているようです。
女王蜂の体が大きい理由は、栄養価の高いローヤルゼリーを摂取しているからだそうです。
女王蜂や働き蜂に区別されるミツバチの生態って不思議ですね(笑)
さて、今回の撮影は飛んでいる蜂の撮影でしたので、シャッター速度優先AEにて撮影しました。
普段は花や料理の撮影ばかりでしたので、Tvモードで撮影を行うことはまれで、少し不慣れなのでてこずりました(笑)
何枚かは飛んでいる状態の写真もありましたが、いまいち構図が宜しくなく、
結局は雄蕊にとまっている状態の写真がベストとなりました。
しかし、もう少し上手く撮影が出来たのではないかと思う写真も多く、少し悔いが残ります。
欲を言えば、ミツバチが飛んでいる状態のベストショットも欲しかったのですが、
ぶれていたり、花とミツバチの位置の関係が悪かったりしていまいち、気に入った構図の写真がありませんでした。
やはり普段から、シャッター速度優先AE(Tvモード)の撮影の経験も必要だなと痛感しました。
おそらく野鳥撮影に長けているカメラマンは、生物の写真を上手に撮るのでしょうね。
なにせ飛んでいるミツバチの撮影で最適なシャッター速度が、パパっと思い浮かばなければそもそも良い写真は撮れませんよね。
そして現場でミツバチを見つけて、カメラ設定にあたふたしているようではいけませんね(笑)
この、タイサンボクの花には毎年、ミツバチがせっせと蜜と花粉を集めに来るということが解りましたので、
来年の同じ時期に再びトライしてみようと考えております。
それまでは、昆虫や鳥などの羽ばたきと、シャッター速度の関係性をもう少し理解しておこうと思います。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:0
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
虫の写真をどのカテゴリーに乗せるか悩んだのですが、
虫は季節を感じられる種類が多いので、取り敢えず景色のカテゴリーに掲載します。
昆虫写真の数が増えてきたら独立したカテゴリーに昇進させるか、
それとも景色感のある構図とともに、昆虫の撮り方を模索すべきか、思案中です。
さて、キュウリの花の蜜を吸いに来たモンシロチョウを撮影した写真になります。
撮影時期は夏の初め、7月初旬です。
筆者は、家庭菜園を毎年行っているので、モンシロチョウやアゲハ蝶などの蝶々を毎年よく見かけます。
家庭菜園を楽しむ人にとっては、蝶はタマゴを産み付けて孵った芋虫は葉を食い荒らす典型的な害虫になり、
迷惑な存在なのですが、昆虫の撮影を行いたいカメラマンにとっては、良い撮影現場になったりします。
しかし、筆者の場合は家庭菜園の作業を行いつつ、たまたま見つけた昆虫を撮影したり、
花の撮影を行っている最中に飛んできた昆虫を撮影するといった具合が多いです。
さて、虫の撮影では「単焦点マクロレンズ」が断然有利です。
というか、昆虫撮影では必須のレンズになります。
なぜなら、中望遠域のマクロレンズは、小さい物を大きく写す事が出来るレンズであるからです。
いわゆるマクロ撮影に特化した性能を有しており、虫を大きくダイナミックに撮影する事が出来ます。
参考の、モンシロチョウの写真でも解るように、キュウリの花に留まって蜜を吸っている小さなモンシロチョウを、
これほど大きく撮影する事が出来ますし、そのうえ解像力も豊かですね。
蝶の触覚から羽の模様まで、ここまではっきり写せるとは、私も初めは驚いた物です(笑)
また、「EF-S60mm F2.8マクロ USM」のワーキングディスタンス(最短撮影距離)は、9センチメートルになりますので、
レンズの先端から昆虫までの距離は、9センチメートルまで近付いて撮影をすることが出来ます。
小さな昆虫を、マクロレンズで撮影すると、非常に良い観察にもなります。
撮影した写真を参考に、体の構造をより細かく視認できるようになりますし、図鑑で使えるような良い参考写真にもなります。
肉眼では見る事の出来ない昆虫の体毛なんかも拡大するとみる事も出来ますので、
昆虫のマクロ撮影は、まさに世界観を変えるほどのインパクトがありますので、是非お試しを(笑)
但し、昆虫嫌いの方はご用心。 昆虫界の見てはいけない世界を見てしまう事になります(笑)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
趣味の園芸の最中に、ひらひらと飛んでいた蝶を撮影しました。
よくみると、一匹ではなく二匹で飛んでいたようで、
調べてみたところ、オスとメスとが対を成して飛んでいたようです。
さて、このヤマトシジミという名の蝶は、植木の手入れの最中によく見かける蝶でした。
タイミングが合えば撮影をしてみようと思っていたところ、
今回は栽培日誌の撮影の合間に、丁度良く飛んできてくれましたので、
やっとこの蝶の撮影に成功しました。
このヤマトシジミという蝶は、なんとカタバミに卵を植え付けるようです。
そして幼虫もカタバミを食べて育つようです。
通りで植木の合間をひらひらよく飛んでいた原因が解りました(笑)
植木鉢には大抵、雑草の代名詞であるカタバミが育ってしまい、抜いても抜いてもしつこく生えて来る生命力があります。
園芸では誰もがカタバミ抜きを、せっせとこなしているかと思いますが、
このカタバミが必要な蝶が居るとは思いもしませんでした。
今回撮影に成功したヤマトシジミは、なんとつがいのようです。
鮮やかな青い色をした方がオスで、少しくすんだ色合いの方がメスです。
昆虫界ではオスの方がメスよりも、派手だったりするケースが多いですよね。
撮影時のカメラ設定は、絞りはF4.5で、撮影距離は50cmほど離れていたと思います。
被写体より絶妙な距離間にて撮影が出来ましたので、解像度もボケ味も理想的に撮影が出来ました。
やはりマクロレンズの描画性能は安定して綺麗ですね。
あとはひらひらと飛んでいる様子も捕らえることが出来れば最高ですが、
飛んでいる蝶を撮影することは神業ですよね(笑)
それでも飛んでる蝶の撮影に挑戦してみたいとは思いますので、今後の課題とします。