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「花の写真をマクロレンズで撮影」ページでは、単焦点マクロレンズを使って撮影した季節の花々を掲載しております。
マクロレンズの種類は、フルサイズ機とAPS-C機とでデジタル一眼レフカメラをそれぞれ使い分けて撮影を行っております。
フルサイズ機では、カメラボディ:Canon EOS 6D Mark II、単焦点マクロレンズ:Canon EF100mm f/2.8L Macro IS USM。
APS-C機では、カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N、単焦点マクロレンズ:Canon EF-S60mm F2.8マクロ USM。
このように、キヤノン製の二つのカメラボディとレンズの構成にて花の撮影を行っております。
フルサイズ機は、重量があり手持ちの撮影では少し重く感じますが、描画性能は素晴らしいです。
APS-C機では、軽量で携行性に優れますので、扱いやすいです。
それでは実際に撮影した花の種類ごとに、マクロレンズで撮影した花の撮影方法などを掲載しておりますのでご覧ください。
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※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
シデコブシの花をマクロレンズを使って撮影しました。
撮影の時期は3月の後半で、ちょうど我が家のシデコブシの花がピークを迎える季節になります。
毎年、春先の決まった時期に我が家の庭を彩る綺麗な花です。
さて、このシデコブシは庭に地植えしているのですが、かれこれ10年以上は経っているかと思われます。
栽培で特に気を使う点もないのですが、樹高が高くなり過ぎないように定期的に剪定をしたり、
肥料を与える程度しか手入れはしておりませんが、それでも毎年花付きも良く咲いてくれます。
このシデコブシの花は、淡いピンク色で咲く様子がとても綺麗で美しいです(笑)
また、花弁が一枚一枚細長いのですが、それなりに大きいので散り具合も大胆に散ります。
シデコブシの花は、花持ちが良い方ではありませんので、開花を確認したら早々に撮影することをお勧めします。
さて、シデコブシの撮影ですが、我が家の庭での撮影ですので三脚を使って、少し高い位置から撮影しております。
その為、小高木の樹木の撮影では珍しく、真横からのアングルで撮影をしております。
我が家のシデコブシは樹高が4メートルほどになりますので、
花の高さに合わせるには、三脚に乗って撮影しなければならない訳です。
三脚を使った花の撮影には、全然なれていませんので少しガタついて怖いですね(笑)
大事なカメラを転げ落ちて破損しないように慎重に撮影を行いました(笑)
そんなこんなでシデコブシの撮影ですが、ホワイトバランスは太陽光をお勧めします。
太陽光の色温度を設定することによって、シデコブシの淡いピンク色の花弁が撮影した画像に出やすくなります。
また、絞りは開放気味に設定することで、背景を大きくぼかすことが出来ますので、
花がより際立つような撮影ができます。
縦構図のシデコブシの写真は、立体的に咲いていた三輪を同時にファインダーに収めて、手前から奥にかけてボケ具合が変わるような前ボケを表現してみました。
花の撮影では前ボケを使った撮影テクニックも人気がありますので、色々と試し撮りをしてみることが経験に繋がります。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:-1段
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:640 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:-1 1/3段
三枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:-2/3段
さて、田舎の脇道に自生しているふきを観察してきました。
毎年、春が始まる少し前、暦で言う所の2月の後半あたりになると、ふきのとうを収穫しています。
地方にひっそりと群生しているフキですので、採り放題です(笑)
さて、「ふきのとう」とはふきの花の蕾の事を言います。
このように、フキの蕾が開花していない状態の事を「ふきのとう」と呼び、
この蕾の状態で収穫した物を、天ぷらなどに調理して食べる事が出来ます。
まさに季節感を感じられる食材になりますので、古くから旬の食材として人気のある食べ物になります。
また、フキの葉柄は収穫して食べる事も出来ます。
葉柄とは、フキの葉が付いている元の部分になり、茎とは呼びません。
少し混同しそうで難しい所ですね(笑)
フキの葉柄は煮て、筋を綺麗に取ることにより、美味しく食べる事が出来ます。
筋を取らないければ食感が悪くなりふきの煮ものが台無しになります。 このフキの筋取りは、幼い頃より苦手でしたね(笑)
収穫した葉柄が多ければ多い程、筋取り作業の手間も増えるので、複雑な所ですね(笑)
さて、そんなフキの撮影ですが、ふきのとうは2月の後半あたりから花茎が伸び出します。
ふきのとうが生えてきたといっても、まだまだ春本番ではありませんので、気温はそれほど高くもなく撮影は少し寒いですね。
良い感じに生えてきたふきのとうを探し回っているうちに、体も少し温まるという健康的な撮影が出来るのも早春ならではです(笑)
また、ふきのとうは地上すれすれに伸びますので、撮影には片膝をつくなりして、ローポジションでの撮影になります。
プロフェッショナルと呼ばれるような植物写真家は、地べたを這いつくばるように植物目線で情熱的に撮影を行うのだろうけれども、
筆者にはそこまでの情熱は持ち合わせておりませんので、片膝をついて出来るだけカメラを低く構えました(笑)
そしてフキの開花は、3月の中旬頃には咲き出します。
ふきのとうの収穫は、蕾の状態がベストですので、開花する前に収穫するように計算して予定を組みましょう。
ふきの葉柄は、特に収穫時期を神経質に考える必要はありませんので、夏を基準として気楽に採りに行きましょう。
ふきのとうは、春の訪れを感じさせてくれる植物になりますので、今年も植物の撮影シーズンが到来したなと感慨深くなります(笑)
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
この花弁の数と、花弁の重なり具合がとても美しい椿ですね。
写真の椿の品種は「乙女椿」と呼ばれています。
乙女椿は、「千重咲き」といって、花弁の数が多く、そして花弁の一枚一枚が規則正しく重なるようにして咲くのが特徴になります。
乙女椿の印象は、造花とも思えるほど規則正しく並んだ花弁が見事ですね。
筆者のお気に入りの公園の生垣では、毎年、春になると乙女椿が咲き出します。
花形も見応えがあって綺麗ですが、薄い桃色の花弁も、日本の美意識が感じられて綺麗ですね。
乙女椿は花付きも良いので、生垣の蕾が一斉に満開になる光景は綺麗で見応えがあります。
さて、そんな乙女椿ですが、花形のボリューム感が印象的でしたので、
この被写体こそ日の丸構図が相応しいのではと感じましたので、ばっちりファインダーのセンターに捉えてみました。
撮影した画像を確認してみて、やはり乙女椿は日の丸構図が収まりが良いように思えます。
日の丸構図でこのような安定感が出せる花は、そうそう多くは無いかと思います。
それにしてもこの規則正しく並んだ千重咲きの花弁は綺麗ですね。
いったい花弁は何枚あるのでしょうか? とても興味深いです。
花弁の数が多い花と言えば「イングリッシュローズ」を連想される方も多いと思います。
イングリッシュローズも、花弁の数が多く、花が開ききる頃には、ボリューム感もでて荘厳さを感じられます。
同じように乙女椿にも、荘厳さを感じられますね。
さて、そんな乙女椿の花の画像ですが、レベル補正や明るさの調整が必要ないほど、
桃色の花の色が、葉の濃い緑色より浮き立って見えましたので、ほぼ編集いらずでした。
濃い緑色の葉は、常緑樹の特徴になります。
椿の花は、古来より親しまれている日本を代表する花のひとつになりますので、
色々な椿の品種の種類を探しながら撮影してみようと考えております。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 二枚目は手持ち撮影にて
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
鉢植えで咲いているガザニアを撮影しました。
ガザニアは、キク科ガザニア属に属する植物になります。
ガザニアは、とても園芸品種が多く、花の色も種類が豊富です。
花弁は鮮やかな色をしている品種が多く、花壇などに植え付けるととても良く目立ち、映えます。
また、花弁のグラデーションが綺麗なのも特徴のひとつです。
さて、ガザニアの花をマクロレンズで接写してみました。
さっそく蕊にピントを合わせて、マクロ撮影してみました。
一枚目の構図は、花のマクロ撮影でよく見られるような斜俯瞰の構図になります。
撮り方としては、花に近付いて手前の花弁を前ボケでぼかします。
蕊の中心にピントを合わせることによって、前ボケの効果が得られます。
前ボケの強さは、絞りを開放気味にすればするほど強いボケ味になります。
同様に背景の後ろボケも、絞りの数値を小さくすればするほど強くボケます。
二枚目のガザニアの花は、真俯瞰にて撮影しました。
真俯瞰とは、花の真上からハイアングルで撮影する構図になります。
花の真俯瞰での撮影も、なかなか興味深い撮影が行えますのでオススメの構図のひとつです。
カメラ機材:カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3 二枚目は手持ち撮影にて
ライティング機材:ストロボ非発光
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目 横構図
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目 縦構図
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ミヤコワスレの花の写真です。
このミヤコワスレは、鉢植えで栽培しております。
毎年、春になるとたくさんの小さな薄いピンク色の花が咲きます。
ミヤコワスレの品種名は、ミヤマヨメナの園芸品種につけられた品種名になります。
ミヤコワスレは江戸時代から栽培されていたようで、茶道では茶花として、茶会の席に飾られていた山野草になります。
ミヤコワスレは、とても小さな花になりますが、素朴な山野草として人気があります。
花付きも良く、紫からピンク、白まで花の色も種類が豊富です。
さて、ミヤコワスレの花の撮影ですが、注意点としてはピント合わせは慎重にです。
今回の様な小さな花のマクロ撮影の場合、ピントが花弁の中心にしっかり合っていないとピンボケを起こしてしまいます。
花のマクロ撮影では、撮影前にしっかりと合わせたピントが撮影時に少しでもずれてしまうと、台無しになってしまいます。
撮影時のピンボケを防ぐには、三脚や一脚などのカメラ機材があればピンボケを大いに軽減してくれます。
三脚を使った撮影ではピンボケをほぼ防いではくれますが、撮影までのアプローチとして少しセッティングに時間を要します。
一脚を使った撮影では、三脚ほどはセッティングに時間はかかりませんが、三脚のように確実にブレを防ぐことは難しいです。
小さな花の撮影では、以上のように三脚や一脚を使ってしっかりとカメラを固定して、手振れを防ぐ。
そして花弁にピントをしっかり合わせて、撮影時のピンボケを防ぐ。
これらの点に注意するだけで、撮影の失敗を防ぐことができます。
手持ちでのライトな撮影では、手軽に気軽に花の撮影を行えますが、
しっかりと花の写真を記録に残したい場合は、三脚や一脚を使って撮影することも大切です。
また、三脚や一脚を使って撮影したとしても、花の撮影では風によって被写体自体が動いてしまう被写体ぶれが起こることもあります。
風によるブレを未然に防ぐには、シャッタースピードを速くするしか対処方法はありませんので、
ISO感度を上げるなどして、シャッタースピードを速くするようにカメラの設定を調整するようにします。
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:-2段
さて、カタバミと言う植物を、名前は知らなくとも葉の形を見ると、あ、知ってる、という方も多いと思います。
特に家庭菜園であったり、バラやアサガオなどの花の観賞が目的の植物を栽培している方にはお馴染みの雑草であります。
抜いても抜いても生えて来る、あのしつこい雑草は、カタバミと言う名前になります。
さて、そんなカタバミですが、実はクローバーの葉にとてもよく似ています。
この際、混同しないように違いを明記しておきます。
クローバーは、和名ではシロツメクサと呼ばれています。 漢字で書くと、「白詰草」。
昔は土手や広場、そして空き地にもよく群生していて花も咲いていた物ですが、最近ではめっきり数も減りましたね。
そんなシロツメクサの葉は三つの青々とした複葉になりますが、四つの複葉になることもあり、これが「四葉のクローバー」として幸運の印として人気があります。
そしてクローバーの花は、丸みを帯びた白い花になり、黄色いカタバミの花とは大きく違いますね。
また、シロツメクサは園芸品種も確立されていて、見た目にも綺麗な葉の色を楽しめる品種もあります。
さて、今回取り上げた写真は雑草の花ですが、誰もが見たことのある程どこにでも生えて来る雑草の代表格のひとつ、
「カタバミの花」を、接写でマクロ撮影してみました。
露出を数段落として、アンダー気味に撮影して、黄色いカタバミの葉を印象深く撮影してみました。
構図は、三分割構図を意識してカタバミの花を分割線が交差する交点上に捉えました。
三分割構図は、とても扱いやすい構図として人気があります。
花の撮影でも頻繁に使う構図の代表格になり、私もよく使う構図のひとつです。
また、カメラにはグリッド表示が出来る機種もありますので、撮影時にグリッドを表示させると三分割法を用いた撮影が捗ります。
こうしてみると、なんだかカタバミの花も、なかなか綺麗だなと気付くものですね(笑)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:プログラムAE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F10 シャッタースピード:1/800秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:プログラムAE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F9.0 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
市で管理されている公園で咲いているキンギョソウを撮影しました。
キンギョソウ(金魚草)は、オオバコ科キンギョソウ属に属する一年草の植物になります。
花形はふっくらとした金魚を連想させる為、金魚草と呼ばれるようです。
花の色は、赤、ピンク、オレンジ、白、黄、紫、と品種によってカラフルに咲きます。
開花の時期は、4月~6月位が見ごろになります。
さて、キンギョソウの花をマクロレンズで接写してみました。
キンギョソウは地中海沿岸が原産地だそうで、名前からしててっきり日本原産の花だと以前から思っておりましたが意外でした。
英名では Snap Dragon と呼ばれ、口を開けて嚙みつくドラゴンの姿に似ているからだそうです。
写真のキンギョソウは矮性種のキンギョソウです。
キンギョソウは、直立して伸びるひとつの品種しかないと思っておりましたが、
矮性種もあるようで、矮性種の方が花壇や鉢植えでは手入れの管理がしやすいようで、園芸品種として人気があるようです。
このキンギョソウの撮影は、撮影モードは プログラムAE になります。
プログラムAEモードでは、被写体の明るさに応じて、カメラ側でシャッタースピードと絞りの数値とを自動的に設定してくれます。
全自動で撮影するオートとプログラムAEモードでは何が違うかと言うと、
プログラムシフトという機能によって、自動で設定されたシャッタースピードと絞り値(F値)の組み合わせを変えることができたり、
測光モードやAF フレームを任意選択することなど、オートに比べカメラ設定を細かく調整することができます。
簡単に解説すると、プログラムAEモードはオートモードでの撮影をカスタマイズできる、撮影モードみたいな感じです。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/800秒 露出補正:0
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:0
クレマチスを、竹の支柱に誘引して仕立てている写真になります。
クレマチスは、和名で「風車(カザグルマ)」とも呼ばれ、古くから園芸品種として親しまれているつる性植物になります。
日本では、竹などを利用して和風に仕立てる事も多く、組んだ竹に誘引されたクレマチスの景観はまさに和の要素がマッチして綺麗ですね。
さて、クレマチスに限らず日本で人気のあるつる性植物と言えば、
「朝顔」「フウセンカズラ」「蔓薔薇」「ゴーヤ」などが人気があります。
朝顔の行灯仕立てなんかは、誰もが一度は支柱に仕立てた経験がある程、つる性植物の入門になりますね。
フウセンカズラなんかも、どちらかと言うとアサガオの栽培に似ているところもあって、つる性植物の人気品種ですね。
そして何と言っても蔓薔薇は、つる性植物の中でも特に人気があり、枝の仕立て方も多種多様で、誘引にはそれなりの栽培経験が必要になります。
ゴーヤは、花を楽しむという所では少し違いますが、緑のカーテンとしてブームが到来し、今ではポピュラーな植物になりましたね。
クレマチスは、蔓性植物の女王とも呼ばれているそうです。
そう聞くと、クレマチスの栽培のレベルが高そうに感じられますが、
クレマチスの誘引方法は、ある程度の栽培経験と、仕立てのセンスがあれば何とかなります(笑)
また、実際に綺麗に仕立てられているクレマチスを実際に見て、誘引の方法などを観察してみる事も大切です。
また、クレマチスはつるバラと組み合わせて栽培する事でも知られています。
つるばらと、クレマチスとが組み合わさった景観は、大変素晴らしい物があります。
つるばらの栽培に、クレマチスの栽培も加えて同時に栽培してみようと考えた、始めた人は、きっと名だたる園芸家だったのでしょうね(笑)
筆者は、それらが組み合わさった栽培にはまだ自信が持てなくて、未だその領域には踏み込んではおりません(笑)
さて、クレマチスはつる性のバラと相性が良いと記載した通り、開花の時期も同じになります。
筆者の体感では、クレマチスの方が毎年開花が少し早いと感じます。
クレマチスが開花しだすと、後を追うようにつるバラも咲き出す印象です。
クレマチスとつるバラとを組み合わせて仕立てるには「トレリス」や「アーチ」などのような、面で見せる誘引方法がベストですね。
オベリスク仕立ても初めの内は綺麗ですが、二品種を組み合わせて仕立てる為、
段々と花も枝も混みあってきますので、剪定に苦労しそうな気がします。
さて、そんなクレマチスの花ですが、花弁が非常に薄く柔らかいので、少しの風にも揺れてしまいます。
その為、シャッタースピードは速めに設定して尚且つ連写して撮影する事、推奨です。
おそらく絞り優先AEで撮影する事が多いと思いますので、シャッタースピードは、ISO感度を高くすることによって調整しましょう。
また、撮影モードは連写モードに設定し、複数枚をパシャパシャ連続で撮影します。
その中から被写体ブレを起こしていない完璧な一枚をチョイスするようにすれば、風による被写体ブレの失敗を回避することが出来ます。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F7.1 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ライムの花を撮影しました。
ライムは、レモンやオレンジなどの柑橘類の品種のひとつになります。
原産は、インドから東南アジアの熱帯地域が原産地とされております。
ライムの果実は、レモンに似ていますがレモンよりも丸みを帯びていて小振りなのが特徴になります。
また、レモンは黄色く変色した頃が収穫時期になりますが、ライムは果皮が緑色の頃に収穫します。
ライムは、カクテルやライムジュースなどのドリンクはもちろん、
タコスなどの牛肉を使った料理にも相性が良く、シーフードではシュリンプなどでも果汁を絞って食されております。
さて、ライムの花の撮影には、カメラボディは、Canon EOS Kiss Digital N、マクロレンズは、EF-S60mm F2.8マクロ USM、
の組み合わせで撮影を行いました。
このライムの花は、自宅で栽培しているライムの鉢植えになります。
地植えしていたレモンの木が、カミキリムシにやられてしまい、枯れてしまいましたので、
今度はライムの栽培をしてみようと思い、取り敢えずは鉢植えで育てている所です。
ライムの花の撮影では、何と言ってもマクロレンズが欠かせませんね。
花の撮影を行うには、マクロレンズの性能が最大限に発揮されます。
至近距離でマクロ撮影を行うことも出来れば、風景の撮影においてもマクロレンズの解像力はとても繊細です。
EF-S60mm F2.8マクロ USM のマクロレンズのワーキングディスタンスは9cm、最短撮影距離は20cmになります。
ワーキングディスタンスとはレンズの先端から花までの距離のことを言い、
最短撮影距離は、カメラの撮像素子から花までの距離のことを言います。
マクロレンズ以外の一般的なレンズでは、被写体を近距離で撮影するマクロ撮影は困難ですので、
花のマクロ撮影ではやはりマクロレンズが最適なレンズになります。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:-2/3段
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0
ラズベリーの実は、皆さんご存知かと思いますが、ラズベリーの花はこのような白い花になります。
イチゴの花形にも似ていますが、イチゴよりは花は小さく咲きますので、実もイチゴのそれよりはやはり小さく実ります。
そしてラズベリーの花は、満開になると五枚の花弁がほどなくして、落ちやすいのも特徴になります。
ラズベリーの花を見かけたことはあるけれども、花弁が付いていたとは知らなかったという方も多いはずです。
さて、そんなラズベリーの花ですが、結実すると真っ赤な実を付けます。
真っ赤に完熟すると、手で実を軽くつまむだけで、ぽろぽろと簡単に実が取れますので、収穫も楽しい物です。
そんなラズベリーの実は、フランス語では「フランボワーズ」とも呼ばれています。
ヨーロッパでは、大人から子供までとても人気が高く、消費量も多い果実になります。
さて、ラズベリーの花の背景のボケ具合がたまらなく美しい(笑)
流石はマクロレンズということで・・・ラズベリーの写真撮影の話に移ります。
ご存知かもしれませんが、ラズベリーは木漏れ日が射すような半日陰での栽培が適した環境になります。
その為、撮影する時間帯が日中だとしても、日陰での撮影が主になりますので、
なかなかどうしてシャッター速度が遅くなりがちで、手振れの心配もあるような撮影環境になります。
そのような暗い環境では第一に、ISO感度は高めにすることが基本です。
一枚目の写真も二枚目の写真も、ISO感度は200から400辺りで設定しました。
筆者のISO感度の設定の仕方、つまり感度の決め方は、シャッタースピードが手持ちでもぶれない程度の速度になるような値で決めることが多いです。
初めから感度を高くし過ぎると、当然仕上がりの写真の画質が荒くなりがちですので、なるべくISO感度は低めから調整していきます。
そして、少なくともシャッター速度は、1/80秒以上は欲しい所です。
そのような手振れの心配がなくなるようなシャッター速度が得られない場合は、
普段よりもガッチリカメラを構えて撮影するようにしています。
筆者の体感では、1/80秒よりもシャッター速度が遅くなると、手振れの可能性は高くなると感じます。
まあ、シャッター速度は、撮影環境によって大きく変わりますし、カメラ側の設定、
ISO感度や絞り、露出などにも依存しますし、手持ちでなくとも三脚や一脚を使えば話はまた大きく変わります。
それでもひとつは明確に言えることがあります。
花などの撮影は自然を相手にした撮影になります。
撮影時の手振れの心配だけでなく、風などが吹けば被写体ブレも考慮しなければなりませんので、
自然相手の撮影ではシャッタースピードは速ければ早い程、手振れや被写体ブレの失敗を防ぎやすくなります。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
レモンの花を撮影しました。
レモンは、ミカン科 ミカン属 に属する常緑低木になります。
常緑低木とは、秋になっても葉が紅葉することはなく、冬になっても葉が枯れだすこともなく、一年中緑色の葉を付けます。
また、木は大きくとも3メートル程度におさまります。
さて、自宅の庭で栽培しているレモンの木に咲いた花になります。
開花の時期は、5月の春になります。
花が咲いて結実して実を収穫できるまでは、およそ六カ月ほどかかりますので、
花が咲いた後は、レモンの実を収穫できるまでゆっくり待ちましょう。
レモンの実の収穫時期は、花の開花した時期によって前後しますが、
冬から春あたりが収穫時になります。
レモンの実を収穫する目安は、果皮が緑から、鮮やかな黄色へと変化した頃が収穫時です。
さて、レモンの花は家庭菜園、または趣味の園芸としてレモンの木を栽培しない限り、
レモンの花を観賞したり撮影したりすることはできませんね。
写真のレモンの木は、およそ10年程、自宅の庭で栽培している木になります。
毎年、それなりの数を収穫できるほどに成長してくれました。
レモンの木の栽培は、それほど難しいこともなく、毎年定期的に肥料を与える程度でそれなりに育ちます。
また、レモンの木が植えられている庭は、それほど日当たりは良くは有りませんが、
それなりに成長してくれました。
それでもひとつ、害虫に対して注意が必要です。
レモンに限らず柑橘系の植物の栽培では、テッポウムシに注意が必要です。
テッポウムシとは、カミキリムシのことをいいます。
カミキリムシは、レモンの木の根元付近に卵を植え付け、孵化した幼虫は、木の内部から食害をはじめ、
やがて成虫になると、幹に大きな穴を開けて飛び立っていきますので、木に致命的なダメージを与えてしまいます。
カミキリムシ対策には専用の薬剤が有効ですので、未然に防ぐようにしましょう。
カメラ機材:手持ち撮影 ライティング機材:ストロボ 非発光
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:0
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1250秒 露出補正:0
アーティチョークの花をマクロレンズを使って撮影しました。
アーティチョークの花は、なかなか見かけることはできませんね。
分類は、キク科 チョウセンアザミ属に属し、和名ではチョウセンアザミと呼ばれています。
日本では、道端で咲いているアザミの雑草は見かけることは出来ますが、
写真の様な食用のアーティチョークは、さすがに道端では見かけることはできません。
また、植物園などでも栽培されていることはあまりないですね。
そのようなこともあり、アーティチョークの花を撮影したい場合は自分で育てるのが手っ取り早いですね。
さっそくハーブガーデンへお出かけして、アーティチョークの苗を手に入れました。
アーティチョークの苗は、あまり流通しておらずに色々と探して苦労しましたよ(笑)
さて、アーティチョークはヨーロッパ、地中海沿岸、が原産地として知られています。
花形はアザミ属特有の派手な咲き方をしますね。
アーティチョークの花はとても大きく直径は約10cmほどになり、
花の色は薄紫色になります。
苗から栽培していたアーティチョークの花が、やっと咲きましたので、念願だったアーティチョークの花の撮影に取り組みました。
カメラボディは、Canon EOS Kiss Digital N、マクロレンズは、EF-S60mm F2.8マクロ USM、の構成になります。
APS-C機は、植物の観察日誌でよく使っているカメラになります。
フルサイズ機に比べて小型で軽量ですので、植物の手入れを行いながら観察目的で撮影する場合にとても役立ちます。
今回のアーティチョークの花の撮影でも、観察記録がてら撮影しました。
さて、アーティチョークは多年草になりますので、一輪が咲いてまた一輪と、咲いてくれますので、
次回はフルサイズ機でアーティチョークの花をじっくり構図を選びながら撮影してみようと思います。
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
マリーゴールドの花を撮影しました。
撮影時期は、6月中旬になり、まさにマリーゴールドの開花のシーズンになります。
マリーゴールドは、聖母マリアの黄金の花とも呼ばれ、象徴として扱われる花でもあります。
マリーゴールドは一年生の植物になりますので春から夏が開花のシーズンになり、秋から冬の時期では咲かずに株は枯れてしまいます。
また、公園の花壇から趣味の園芸まで幅広く栽培されている為、マリーゴールドは街中の至る所で見かける事ができ、色々な品種が栽培されています。
品種は約50ほどあるようですが、一般的によく見かける品種は「フレンチマリーゴールド」が多い印象です。
さて、参考写真は初めてのマリーゴールドの撮影でしたので、写真から撮影当時の私の一生懸命さが伝わってくる気がします(笑)
構図も、横方向に三輪咲いている花を見つけて、丁寧にファインダーに収めている感じがします。
マリーゴールドの花の色合いもオート撮影モードで無難に撮れているなと感じました。
流石はオートですね。 撮影モードがオートですと、色々な被写体を無難な色温度の設定で撮影してくれる素晴らしいモードになります。
カメラ初心者の頃は、絞り優先やシャッター速度優先などの応用撮影モードが難しくて慣れるまではオートで撮ることも多かったですね。
そしてカメラの操作や撮影に慣れてくるとマニュアル撮影まで使いこなすようになる訳です。
そうすると、オートでの撮影機会がぐっと減ってくる訳ですが、オート撮影にはオート撮影の強みもあります。
オート撮影では、自動的に色温度を最適な値に自動で設定してくれる機能があります。
当時の「Canon EOS Kiss Digital N」ではオート撮影時の細かい機能はありませんでしたが、最近の新しい機種には被写体別に、最適なカメラ設定で撮影してくれる機能が付いています。
キャノンでは「シーンインテリジェントオート」という便利なオート撮影機能が付いています。
被写体別にカメラまかせで簡単に綺麗に撮れてしまう最新機種のオート撮影の実力は素晴らしいですね。
撮影のこだわりが無ければもはや全ての撮影はこの「シーンインテリジェントオート」で解決してしまうのではないかと思われます(笑)
写真撮影は、それほどこだわらなくとも気軽に撮影が出来れば良い時もありますし、そうではなくてじっくり構えて被写体を撮影をしたい時もあります。
またはユーザーによってはオートが煩わしくなくて好きな方も多いですし、マニュアル撮影でこだわって撮影をする方もおられます。
そして「シーンインテリジェントオート」で撮影した画像は、同時に最適な色温度や色あいで画像を仕上げてくれますが、
応用撮影モードでは、色温度や露出、また色合いなどは自分で調整する必要が有ります。
オート撮影モードでも応用撮影モードでも、自分の好みや撮影条件に合った撮影モードで写真撮影すれば良い訳であって、
どちらのモードが優れているかいないかとか、初心者とかベテランとかは、関係ない訳です。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
さて、畑を借りて栽培しているジャガイモの花が開花しましたので作業の傍ら撮ってみました。
自分でジャガイモを栽培するまでは、ジャガイモの花はどんな花を咲かせるのか知りませんでした。
角ばって広がるような白い花弁の形と真っ黄色の雄蕊が印象に残りますね。
そんなジャガイモの花ですが、花が咲くという事は実がなるという事ですね。
果たしてジャガイモの実は食べられるのか? と言う疑問がわきます。 さっそく調べてみました。
ジャガイモの花が結実するとプチトマトに似た実を付けるそうです。
そして出来た実は、アルカロイドと呼ばれる、毒が含まれている為、食べる事は厳禁だそうです。
何となくですが、花の形や色合いの雰囲気からして、毒があるんじゃないかなーとは思っておりました(笑)
さて、ジャガイモは地下茎に出来ます。 地下茎とはその名の通り土の中にできる茎の様なものです。
その地下茎が肥大化した物がジャガイモとして収穫されます。
収穫する時は、肥大化したジャガイモがぽろぽろ採れて面白い物ですね(笑)
さて、そんなジャガイモは南米が原産地になります。
南米が原産とは言っても現代では世界中で栽培されていますよね?
日本で言えば北海道のジャガイモは馬鈴薯のキャッチコピーととも有名です。
北米では広大な農場で大量のジャガイモが生産されています。
ドイツではジャガイモは国民食としても知られていますし、
イギリスではフィッシュアンドチップスとして古くから親しまれています。
このようにジャガイモが世界中に一気に広がったのには理由が有ります。
ジャガイモはそれほど肥沃な土地でなくとも、痩せた土地でも育ちやすく、寒さにも強い。
そしてデンプンが多く含まれ栄養価が高いのが特徴になります。
育ちやすく収穫量も見込めて、尚且つ栄養価が高い、そんなこともあり国の主要な食糧生産にはもってこいの植物となった訳です。
さて、ジャガイモの花の撮影ですが、畑の手入れをしつつパパっと撮影しました。
構図であったりはすこしライトな雰囲気で撮影した為それほど凝ってはいないです。
また、ISO感度も400に設定して手振れをおこさないようにシャッター速度を優先させました。
それでも絞り優先AEで撮影して、絞りはF5.0と無難な被写界深度を設定しました。
今回ように、植物の手入れ作業中に行う栽培の記録的な意味合いを持つ撮影では、構図などにそれほど凝っている余裕は有りません。
それよりも、花が咲いた時期と色や形の記録であったり、特徴が見やすい図鑑の様な写真の方が後々役に立つ事も多いです。
図鑑に載っているような写真が、日の丸構図で撮られた写真が多いのは、そのように見やすさを優先する為です。
写真の撮影スタイルであったり撮影方法は、一瞬の情景を切り取るようなアートな雰囲気を意識する撮影も有れば、
栽培の成長などの観察写真のように、正確性が求められる撮影が重要なケースも有ります。
またはそれらの中間的な記念写真なんかもありますよね。
要するに写真の撮影は、何をどう撮るかか大事である訳です。
アートな雰囲気を持つ情景写真でも、図鑑で使えるような正確性が求められる写真でも、旅行へ出かけた際に景観と共に撮る記念写真でも、
臨機応変に色々な撮影方法を実践してみる事が大切です。 気付くと撮影技術が上がっていたなんてこともありますから。
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.0 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:内臓ストロボ 発光
フウセンカズラを種蒔きから栽培して、種の収穫までを行いました。
フウセンカズラは漢字では「風船葛」と書きます。
フウセンカズラの実は、風船のように膨らんでいるのが特徴になります。
初めは青々とした緑色の実になりますが、種が出来上がる頃には茶色に変色します。
茶色に変色した風船の実を破ると、ハートの模様が付いた種を収穫することができます。
収穫した種は、来年に蒔けば、発芽して再びフウセンカズラの栽培が楽しめます。
さて、フウセンカズラの写真は花の写真ではありませんが、ホオズキの様な実の撮影を楽しめます。
また、園芸ネットに絡ませるようにツルを誘引すれば、緑のカーテン目的での栽培も行えます。
そして収穫した種のハート柄も、これまた綺麗なハート模様をしていて楽しめます。
さて、フウセンカズラの撮影は花の撮影も行ったのですが、露出に失敗してしまい掲載は見送りました。
フウセンカズラの花はとても小さな白い花を咲かせます。
小さな花の撮影でのポイントは、なんと言ってもピント合わせが大切です。
小さな花に的確にピントを合わせる必要が有りますので、ピント合わせは慎重に行います。
次に露出ですが、撮影に失敗しておいて解説するのもおかしな話ですが、
白い花の撮影での露出値は、アンダー気味に撮影することがコツになります。
白い花は太陽光を強く反射しますので、白飛びを防ぐ為にも露出はアンダー気味に設定して撮影するようにします。
花弁が白飛びを起こすと、レタッチで色味を復元することは困難ですので、白い花はあらかじめ、少し暗めに撮ることが基本になります。
※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ミントの仲間のひとつ、ペパーミントの花を撮影しました。
撮影時期は、7月後半になり、まさにペパーミントの開花が始まるシーズンでした。
ミントの撮影は、ほのかに香るメントールの香りが清々しくて気分よく写真撮影ができました(笑)
さて、ペパーミントはミントの品種を代表するほど有名ですね。
スペアミントとウォーターミントの交雑種によってペパーミントの品種は確立されました。
ペパーミントの葉は、ハーブティーや菓子作りなどで幅広く利用されております。
そんなペパーミントですが、花は写真のように茎の先端に小さな白い花が密集して咲きます。
花の香りがするのかしないのかは、葉のメントールの香りが辺りに混ざって判別不可能でした(笑)
葉の香りはまさに歯磨き粉を連想させます。
また、チョコレートミントやミントのアイスなどの清々しい香りと同じです。
ミントの花は、観賞目的で栽培される事は有りませんが、撮影してみると、個性的な花を咲かせる事に気付きました。
さて、撮影のポイントに移ります。
今回の構図はシンメトリーを採用してみました。
植物をシンメトリーで撮影できる機会はあまりないので、良い被写体に遭遇しました。
さっそく茎をセンターに配置して、ガッチリ構えてシンメトリー構図で撮影してみました。
写真の仕上がりは、まあまあ満足のいく仕上がりにはなりましたが、
この写真は縦構図が良かったなと今更感じております。
縦構図の方が、縦に伸びる茎が活き活きとしている感じが出ますし、花も葉ももう少し画角一杯に撮れたのかなと感じます。
まあ今回の横構図の構図選びが失敗だとは思いませんが、改善の余地はあったのかなと思います。
そのようにして構図選びの引き出しが増えていくのかなー、と思える一枚になりました(笑)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 二枚目は手持ち撮影にて
ライティング機材:内臓ストロボ
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:-1/3段 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F4.0 シャッタースピード:1/60秒 露出補正:0 ストロボ:発光
家庭菜園で育てているキュウリの花の写真です。
キュウリの雄花と雌花とを撮影しましたが、雌花の方は少し花が萎れてしまっていたので、またの機会に撮り直しです。
さて、キュウリ(胡瓜)は、ウリ科、キュウリ属に属する一年草になります。
つる性の植物になりますので、園芸ネットなどにつるを這わせて栽培します。
キュウリには雄花と雌花とがあり、実が成長する方が雌花となります。
また、実が結実するということは、キュウリは果実になり、厳密には果物に分類されますが、
日本では野菜に分類されるのが一般的になります。
キュウリの花の撮影を行いたい場合は、家庭菜園でキュウリを栽培することが定番ですね。
花の撮影とキュウリの栽培とを同時に楽しめるのも、家庭菜園ならではの魅力ですね。
また、自給自足の生活も体験できますので、食糧問題やフードロスなどへの関心も高まるかと思います。
家庭菜園は、規模は小さいですがSDGs(エスディージーズ)への取り組みとして、
注目度も高まってきておりますので、家庭菜園を通じてグリーンリカバリー(緑の復興)への関心を高めよう。
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:800 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ナスの花を単焦点マクロレンズを使って撮影しました。
この茄子の花は、家庭菜園で栽培しているナスの花になります。
普段、日常で食べているナスの花は、このような薄紫色の花になります。
花形は数センチとそれほど大きくは咲きませんが、実るナスは結構大きく育ちます。
趣味の園芸でも上手に育てることが出来れば、立派なナスを収穫することが出来ます。
さて、ナスの花の写真が撮りたい場合は、何と言っても自宅で栽培することです。
野菜を家庭菜園で育てることは、思いの外、楽しい物で毎年収穫の喜びが味わえますね(笑)
野菜の花の写真も撮れるし、野菜も収穫できるしで一石二鳥です。
さて、ナスの花の撮り方ですが、特に難しいことは有りませんね。
普通に構図を決めてファインダーに収めてシャッターを切れば良い訳です。
と言ってしまえば話は簡単ですが、今回は日の丸構図についてお話します。
写真の茄子の花は、まさに構図は日の丸構図と呼ばれる撮影になります。
日の丸構図とは、被写体をど真ん中に大きく写す構図のスタイルになります。
日の丸構図は、カメラの初心者にありがちな構図になり、ありきたりな写真の出来栄えになりがちです。
それでも日の丸構図ほど、被写体の状態を明確に写せる構図はないとも言えます。
構図には、3分割構図や対角線構図、シンメトリー構図や放射構図など、色々な構図がありますが、
たとえば植物図鑑に、茄子の花を掲載するとしたらどうでしょう。
ナスの花の特徴をよく捉えている表現の仕方は、日の丸構図が一番見やすいと言えます。
3分割構図を用いた茄子の花の撮影では、花以外が写りこむ空間があるせいで、肝心の花の大きさが小さくなってしまう恐れがあります。
その点、日の丸構図では、中心に大きく花を写していますので花形の特徴も掴みやすいと言えます。
このように、植物の観察が目的の撮影の場合は日の丸構図が一番、採用されやすいです。
構図の選び方は、被写体をどのように写真に残したいかということから始まります。
今回の茄子の写真は、ナスの栽培記録写真用ですので、日の丸構図を採用しています。
ナスの花を、印象に残るような撮り方で写真に残したい場合は、話は別になります。
花のマクロ撮影には、フルサイズ機とAPS-Cサイズ機を使い分けて花の撮影を行っています。
フルサイズ機では、カメラボディは、キヤノンの「EOS 6D Mark II」、
マクロレンズは、「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」を付けています。
APS-Cサイズ機では、カメラボディは、キヤノンの「EOS Kiss Digital N」、
マクロレンズは、「EF-S60mm F2.8マクロ USM」を付けています。
フルサイズ機では、カメラ本体とレンズ本体の重量がそこそこあって重くなるため、
三脚や一脚を使うことが多いです。
APS-Cサイズ機では、サイズも重量も小型軽量なため、
アクティブに動き回って撮影をする機会に使用することが多いです。
どちらのカメラボディとレンズの組み合わせも、単焦点マクロレンズを付けています。
二つのマクロレンズは、どちらも焦点距離が中望遠域に属しますので、
花を撮影する際の距離感はほぼ同じになりますので、どちらでも同じ撮影アプローチで撮影が出来ますので、
花の撮影では、二つの機種を使い分けて撮影を行っております。