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紅葉の写真撮影 モミジの撮り方

紅葉の写真撮影 作例

紅葉の写真撮影 作例

カメラボディ:Canon EOS 6D Mark II

レンズ:Canon EF40mm F2.8 STM

紅葉の写真撮影 作例

紅葉の写真撮影 作例

カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N

レンズ:Canon EF-S60mm F2.8マクロ USM

紅葉の撮影方法や撮り方のコツ

デジタル一眼レフカメラでモミジの撮影

「紅葉の写真撮影 モミジの撮り方」では、紅葉の写真を多数、掲載しております。

紅葉の撮影にはデジタル一眼レフカメラを使って、モミジの撮影シーンに合わせて、

パンケーキレンズやマクロレンズなどの交換レンズを使い分けながら、写真を撮っています。

紅葉の撮影は、趣味のアマチュアカメラマンでもプロカメラマンにとっても秋の風物詩ですね。

私も毎年、紅葉の写真撮影に出かけております。

紅葉のシーズンが始まる前に、今年の紅葉の撮影スポットを決めておいて、

あらかじめ下見をしつつ撮影ポイントを探し、撮影当日はイメージを元にがっつり撮影をする感じです。

紅葉狩りに携行するカメラ機材は、カメラボディ、交換レンズ数本、三脚、一脚、リモートスイッチ、偏光フィルター、

など、当日必要な機材を選択してカメラバッグに収納し、なるべく軽量にて撮影に出かけております。

また、撮影に時間がかかるような場合はお弁当と水筒を持参して、余裕を持った撮影を心掛けております。

モミジの撮影データは、項目ごとに詳細を記載しておりますので、

紅葉撮影時のカメラ設定や撮り方などの一助として、ご覧ください。

目次
  • 逆光での紅葉の撮り方
  • モミジの撮影で使うカメラとレンズ
  • 紅葉の撮影 パンケーキレンズ 縦構図

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    紅葉の撮影データ

    カメラボディ:EOS 6D Mark II | パンケーキレンズ:EF40mm F2.8 STM

    カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-80N3 | C-PLフィルター(偏光フィルター)

    ライティング機材:ストロボ 非発光

    ※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

    一枚目

    撮影モード:マニュアル露出 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F4.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:0

    二枚目

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F11 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-1段

    三枚目

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:250 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F11 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:-1段

    モミジの撮影

    紅葉狩りにて紅葉を縦構図にて撮影した秋のフォトグラフです。

    さて、アマチュアからプロまでカメラマンの多くは、紅葉の撮影では普段より肩に力が入るのではないでしょうか?

    見た目にも、赤や黄色に色付いた秋の樹木を見れば、綺麗に撮影してみたく思うのは当然ですよね(笑)

    私は、どちらかと言うと花の撮影の方が得意分野なのですが、秋の色付いた紅葉の撮影も、大変興味深い物でした。

    バラやチューリップなどの赤い花弁とは違い、もみじの赤く色づいた葉は、

    花弁とは違った発色性を持っていて、とても深い色合いに興味津々になりました。

    一枚目の紅葉の撮影方法としては、マニュアルモードに設定し、測光はスポット測光でモミジの赤い葉に露出は合わせました。

    F値は11とし、陽射しを受けた樹木が白飛びしない程度にシャッタースピードを設定し、

    赤い紅葉の葉色が映えやすいコントラストを狙って撮影しました。

    そして、撮影日は晴天の綺麗な青空で、空の青さも少し表現したかったので、

    空の青さが白く飛んでしまわない様にも気を配りました。

    今回のパンケーキレンズでの撮影は、縦構図にて丁度良い距離感で、紅葉の木々をファインダー内に収めやすかったで、

    改めて 焦点距離 40mm は、景色の撮影に重宝するなと感じました。

    「EF40mm F2.8 STM」に対して更に欲を言うのなら、もう少し描写力、解像力が欲しい所ではありますが、

    さらに上のグレードの 40mm 単焦点レンズ は、価格が一気に跳ね上がるので、取り敢えずは現状で頑張ってみようと思います(笑)

    紅葉の撮影 パンケーキレンズ 横構図

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    パンケーキレンズで撮影した紅葉の写真

    紅葉の撮影データ

    カメラボディ:EOS 6D Mark II | パンケーキレンズ:EF40mm F2.8 STM

    カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43 | C-PLフィルター(偏光フィルター)

    ライティング機材:ストロボ 非発光

    ※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

    一枚目

    撮影モード:マニュアル露出 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0

    二枚目

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:250 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F11 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:-1段

    秋のモミジ 景色の撮影

    紅葉狩りにて紅葉を撮影したフォトグラフです。

    今回の紅葉の撮影では一脚を使用して撮影しました。

    一脚は、トレッキングや散歩がてらの撮影では、取り扱いが簡単ですのでなかなか重宝します。

    三脚を使った撮影では、撮影場所を決めてから三脚を展開してカメラをセットしてと言った具合に、

    撮影に至るまで時間がそこそこかかりますが、

    一脚の場合はサッと脚を伸ばして固定して、自由雲台でカメラのアングルを固定するだけで撮影が行えますので、

    撮影場所をアクティブに探しながらの撮影では、一脚は大変有効なカメラ機材になります。

    また、一脚は三脚のようにガッチリカメラを固定して撮影をする訳ではありませんが、

    脚が一本だとしても、支点がひとつあるだけで手持ち撮影とは大きな違いがあります。

    両手でしっかりカメラをホールドして撮影を行えば、遅めのシャッター速度でも、手振れの防止に性能を発揮してくれます。

    今回の紅葉の撮影では偏光フィルターを使って撮影しました。

    当日の気象条件はまあまあでしたが、時間帯によっては薄曇りになってしまったり、

    PLフィルターの効果を100パーセント発揮することがなかなかできませんでしたが、

    それでも少しはコントラストを高めた紅葉の撮影が出来たかと思います。

    また、PLフィルターはコントラストを高めるばかりではなく、被写体から反射される光を抑える効果もあり、

    言い換えれば、白飛びの軽減につながる効果もありますので、風景写真の撮影ではPLフィルターはとても便利で効果的なフィルターになります。

    紅葉をマクロレンズにて撮影

    マクロレンズで撮影した紅葉の写真

    マクロレンズで撮影した紅葉の写真

    紅葉の撮影データ

    カメラボディ:EOS Kiss Digital N | マクロレンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

    カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3

    ライティング機材:ストロボ 非発光

    ※RAWファイルを「アドビ フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光

    絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/250秒 露出補正:0

    もみじの撮影

    モミジの木をマクロレンズにて撮影しました。

    マクロレンズは、花や昆虫などのマクロ撮影でよく使われるレンズになりますが、

    紅葉などの風景写真においても解像力豊かな撮影をすることが出来ます。

    撮影で使用したマクロレンズは「EF-S60mm F2.8マクロ USM」になり、

    EOS Kissシリーズ ではお馴染みの単焦点マクロレンズになります。

    こちらのマクロレンズは、APS-Cサイズ機のEF-Sレンズ用のマクロレンズになります。

    発売当時からかれこれ経ちますが、未だに現役で活躍してくれる優れた単焦点マクロレンズです。

    さて、今回の撮影では保存するファイルの形式を「RAW」というファイル形式にて保存しました。

    RAWファイルとは、直訳すると「生」「未加工」を意味する英語になりますが、カメラ用語としては「未現像」のファイルのことを指します。

    ファイルの状態が「未現像」と言うことは、現像しなければならないことになります。

    現像と言えば、銀塩写真のネガフィルムを連想される方も多いとは思いますが、

    RAW現像とは、撮影したRAWデータを、パソコンを用いてJPEGやTIFFなどのファイル形式に変換することを言います。

    ちなみにRAWファイルは、専用ソフトをインストールしなければ、パソコンでは閲覧ができません。

    そしてネットに掲載する場合も、RAWファイルのままでは閲覧は出来ません。

    ツイッターやインスタグラムなどでは主にJPEGのファイル形式を採用しております。

    その為、デジタル一眼レフカメラで撮影したRAWデータは、JPEGなどの形式に変えて保存し直さなければなりません。

    その為、初めからJPEGのファイル形式で撮影するよりも効率が悪い面もあります。

    しかし、RAWファイルとJPEGファイルとでは、記録画質が全然違います。

    ファイルサイズからしても、RAWファイルとJPEGファイルとではRAWの方が断然大きいファイルになります。

    その点からしても、データの容量が大きい分、記録されている情報量が大きいことが伺えます。

    まあ、それでもRAWファイルで記録するべきか、JPEGファイルで記録するべきかは、撮影者次第です。

    RAWファイルで記録をしておけば、パソコンにてホワイトバランスの調整から明るさや色温度などの編集までを、高画質なままで編集作業が行え、

    綺麗なJPEGファイルに現像することが出来ます。

    または、最新のデジタル一眼レフカメラの場合、初めからJPEGファイルにて撮影を行えば、

    カメラ内で撮影シーンごとに色味を自動で調整してくれる機能が付いた機種もあります。

    その上、Wi-Fi(ワイファイ)にて、スマホとカメラ本体とを連動できる機種もあります。

    さて、今回のモミジの葉の撮影は、RAWファイルで撮影して、細部までじっくりこだわってパソコンでJPEGに現像しました。

    Canon EOS Kiss Digital N は、2020年現在ではすでに過去の機種になってしまい、画素数も心もとない気はしますが

    RAWファイルで撮影した写真は、ネット上に掲載する分にはスペックオーバーだったりします(笑)

    ましてやスマホのような小さな画面で閲覧する分には写真のファイルサイズはそれ程大きい必要はありません。

    あくまで、ファイルサイズ(画素数)の大きい写真が必要なケースは、プリンターにて印刷する場合になります。

    プリンターで綺麗に印刷する場合は、ファイルサイズが大きければ大きい程、有利になりますのでプリントはファイルサイズに大きく依存します。

    モミジの葉をマクロレンズにて撮影

    マクロレンズで撮影をしたモミジの葉

    マクロレンズで撮影をしたモミジの葉

    紅葉の撮影データ

    カメラボディ:EOS Kiss Digital N | マクロレンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM

    カメラ機材:手持ち撮影

    ライティング機材:ストロボ 非発光

    ※jpegファイルを「アドビ フォトショップ」にて編集後の写真になります。

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:部分測光

    絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:0

    もみじの葉 景色の撮影

    もみじの葉のフォトグラフィです。

    モミジの葉をマクロレンズにて撮影した写真です。

    黄色と赤色のグラデーションが綺麗なモミジの葉を、マクロレンズにて撮影しました。

    カメラボディは、APS-Cサイズ機の、EOS Kiss Digital N になります。

    撮影で使用したマクロレンズは、EF-S60mm F2.8マクロ USM になります。

    EF-S60mm F2.8マクロ USM は、35mm換算では約96mm相当の中望遠レンズに分類されます。

    最短撮影距離は20cm、ワーキングディスタンスは9cmになりますので、

    小さな被写体でも大きく写すことのできるレンズになります。

    今回のモミジの葉には、それほどレンズを近づけては撮影はしておりませんが、

    マクロレンズ特有の美しいボケ味と、解像力豊かな描写性能が、撮影した写真に表現できていると思います。

    マクロレンズでは、絞りを開放気味で撮影することが多い理由は、綺麗なボケを表現しやすいからですね。

    背景の葉の隙間からの木漏れ日が、玉ボケのように丸く輝いている様子も、

    撮影出来ていますので、想定通りの仕上がりになって大変満足できる一枚となりました。

    撮影したモミジの葉の構図は、一般的な斜め構図になります。

    左上から右下へ、枝葉が垂れて伸びる場所を探すと同時に、背景には木漏れ日が挿し込む場所を構図に取り入れました。

    逆光での紅葉の撮り方

    逆光で撮影したモミジの写真

    逆光で撮影したモミジの写真

    紅葉の撮影データ

    カメラボディ:EOS 6D Mark II | パンケーキレンズ:EF40mm F2.8 STM

    カメラ機材:手持ち撮影

    ライティング機材:ストロボ 非発光

    ※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。

    撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光

    絞り値:F11 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0

    逆光でモミジの葉を撮る

    紅葉狩りにて紅葉を撮影したフォトグラフです。

    撮影は、EOS 6D Mark II に EF40mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)にて撮影しました。

    紅葉の撮影は、遠景から近景までいろいろと撮影の方法はありますが、

    順光ではなく敢えて逆光でモミジの葉を撮影してみることも、撮り方の定番のひとつです。

    モミジの葉は、うっすらと太陽光を透過します。

    葉を順光ではなく逆光で撮影すると、葉の赤みが強調されて尚且つ枝は暗く表現されますので、

    紅葉をより一層印象深い写真に仕上げることが出来ます。

    また、構図内にはモミジの幹も大胆に収めることにより、赤色の葉と黒い幹の対比も美しく撮影が出来ます。

    モミジの葉を逆光で撮影する構図においては、幹と葉のバランスを考慮して構図を決め、

    後は露出が丁度良い設定になるように、シャッター速度に気を配るようにして撮影しましょう。

    モミジの撮影で使うカメラとレンズ

    EOS 6D Mark II と EF40mm F2.8 STM

    EOS 6D Mark II と EF40mm F2.8 STM

    EOS Kiss Digital N と EF-S60mm F2.8マクロ USM

    EOS Kiss Digital N と EF-S60mm F2.8マクロ USM

    紅葉の写真撮影で使用するカメラ機材

    デジタル一眼レフカメラでモミジを撮る

    紅葉の写真撮影に使用しているカメラボディは、キヤノンの35mmフルサイズ機、 EOS 6D Mark II がメイン機種になります。

    そして撮影時に携行しているレンズは、EF40mm F2.8 STM 通称パンケーキレンズを使って、

    広角域寄りの焦点距離を活かした構図にて、もみじの木全体を撮影しています。

    センサーサイズがAPS-Cサイズ機の、EOS Kiss Digital N では、EF-S60mm F2.8マクロ USM の単焦点マクロレンズを装着して、

    装備を軽量化し、行動範囲を広く、アクティブにもみじの撮影スポットを探しながら撮影を行っております。

    35mmフルサイズ機でもAPS-Cサイズ機でも、紅葉の撮影はどちらでも楽しめますので、

    カメラボディとレンズの組み合わせはお好みでお選びください。

    最近ではミラーレス機で撮影をされている方も増えてきましたね。

    カメラライフを新しい趣味として始める場合は、ミラーレスカメラが断然お勧めです。

    キヤノンの機種では、2021年時点では、フルサイズセンサーでは「EOS R6」、APS-Cサイズセンサーでは「EOS M6 Mark II」あたりがおススメです。

    また、手持ち撮影以外では三脚や一脚を携行して、写真の手振れ防止に努めるようにしています。

    三脚を使った撮影では、リモートスイッチも必須になりますのでお忘れなく。

    一脚を使った撮影では、より手軽に手振れを防ぐ撮影を行えますが、三脚のように確実なカメラの固定は出来ません。

    三脚でも一脚でも、紅葉などの撮影に訪れるパーク内では、使用不可な場所もありますので、

    事前に注意事項を確認の上、カメラ機材を携行するようにしましょう。