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バラの写真撮影 薔薇の撮り方
バラの撮り方
Rose Photography
デジタル一眼レフカメラに単焦点マクロレンズを付けて撮影した、たくさんのバラの品種の写真を掲載しております。
バラの写真は、ローズガーデンやバラ園で撮影した薔薇から、鉢植えで栽培している薔薇品種まで幅広く撮影しております。
バラの開花のシーズンは、春では5月、6月、7月初旬くらいで、
秋バラになると、9月、10月くらいですね。
四季咲きの薔薇の場合、バラの写真撮影は、春と秋の年二回、楽しめます。
バラは花の女王と呼ばれるように、花形は美しく芳香も素晴らしいです。
また、つるバラはアーチなどに誘引して景観を楽しむことも出来ます。
花の撮影をライフワークとしているカメラマンから、散歩しながら被写体を探すようなお散歩カメラマンでも、
バラの撮影は一度はしてみたいと思う程、バラは魅力的で良い被写体となってくれます。
「バラの写真撮影 薔薇の撮り方」ページでは、たくさんの種類のバラを品種ごとに、
一枚一枚、花形と花の色とが綺麗に写るように、試行錯誤しながら薔薇を撮影しておりますので、
バラ撮影のコツやポイントの一助として、たくさんのバラの写真をご覧ください。
目次
薔薇の系統 HT ハイブリッドティーローズ
薔薇の系統 FL フロリバンダ
薔薇の系統 CL クライミングローズ
目次
薔薇の系統 SH シュラブローズ
薔薇撮影 カメラ機材とカメラ用品
黒真珠の花 黒バラの撮影
黒真珠の花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
一枚目 縦構図
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:-2/3段
二枚目 横構図
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/400秒 露出補正:-1/3段
黒真珠のバラの花のマクロ撮影
Black Pearl Rose | Rose Photography
今回のバラの撮影は、黒バラの名花のひとつとして知られている「黒真珠」というバラの撮影を行いました。
この黒真珠と言うバラの品種は、日本で作出された事でも知られています。
その為、このバラの品種名は、和名で黒真珠とされています。
さて、この黒真珠は、日本生まれの黒薔薇としてとても人気があります。
発表年が、1988年と少し年代が古いですが、見た目でも鮮やかな赤黒い黒薔薇として、現在でも堂々たる風格があります。
花形は、半剣弁咲きになり、ビロードのような花弁がとても美しい黒バラになります。
黒薔薇と言えば、パパメイアン、オクラホマ、ブラックバッカラなども有名ですね。
バラの園芸家の中には黒バラの専門家もいるくらい、黒薔薇は品種も多く、
如何にして赤黒く咲かせるかを日々、研究されている様で奥が深そうですね。
私が知る限りでは、秋に咲く秋バラの頃には、バラは色が濃く咲く傾向があるので、
春に咲く黒薔薇よりも、秋に咲く黒薔薇の方が赤黒く咲きます。
さて、撮影のポイントに移ります。
まず、黒薔薇のように花弁の発色が強い薔薇の撮影で気を付けなければならない点は、
色飽和による色の潰れですね。
今回の場合は、露出の設定に気を付けないと、花弁の赤い色が潰れてベターっとなりやすいので注意が必要です。
花の撮影において、色飽和を防ぐには、簡単には露出値を気持ち下げることに尽きます。
色飽和は光を反射しやすい明るい被写体の撮影時に起こりやすくなりますので、
撮影した画像をモニタで確認してみて、花弁に色飽和が起きていないかをチェックしながら撮影を行うと良いでしょう。
特に、赤いバーベナの花の撮影では色飽和が得に発生しやすいので、発色の強い花の撮影経験を積む事が失敗を防ぐことに繋がります。
そして、折角の黒バラの名花なのですから、赤黒い薔薇の花の色合いを活かした写真に仕上げたいですよね。
カメラ側の露出の設定は色飽和しない程度に撮影をして、撮影した画像を、Digital Photo Professional 4 などのレタッチソフトで、
彩度やコントラストなどを調整して、赤黒い花の色合いを編集する方法が推奨されます。
聖火 バラの撮影
聖火の花の撮影データ
カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F10 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
聖火のバラの花を撮る
Seika | Rose Photography
今回のバラの撮影は、聖火という国産のバラの撮影を行いました。
1964年の東京オリンピックをイメージしたバラ品種なり、作出は1963年、京成バラ園芸になります。
聖火は今でも人気があり、日本生まれのロングセラーのバラになります。
系統は、HT ハイブリッドティーローズ になります。
花形は、半剣弁高芯咲きになり、白と赤のグラデーションカラーが、オリンピックの聖火を表現しているようです。
まさに燃え上がるようにして咲く、聖火を連想させるバラになります。
この聖火の花は、バラ園にて撮影しました。
流石にバラのガーデンセンターだけあって、剪定も的確に行われていて樹形が大きくて見事でした。
また、花も完全な色合いで綺麗に咲いていますので、バラ園での撮影は失敗は無いですね。
ただし、バラの花は開花のピークもありますので、たくさんの種類の品種が同時に咲き出すわけではなくて、
品種ごとに開花のピークが多少ずれますので、希望のバラが綺麗に咲いているかどうかは、
当日の天候次第となるところもあります。
栽培しているつる性の聖火
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
測距エリア選択モード:スポットAF 絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1600秒 露出補正:0
こちらの聖火は、自宅で栽培しているつる性の聖火の花になります。
その為、系統は、CL クライミングローズ(つるばら)になります。
聖火のバラ品種には、このように「HT ハイブリッドティーローズ」と「CL クライミングローズ」
の二品種がありますので、購入を考えている場合は系統に注意する必要が有ります。
さて、聖火のバラの花は、大輪で咲きますので花形は見事です。
また、赤い色と白い色とのグラデーションカラーのせいもあって、花弁が立体的に見えます。
聖火の花のコンセプトがそもそも燃え上がるような聖火をイメージしていますので、
撮影日はやはり快晴の昼下がりが丁度良い気がします。
撮影のポイントしては、背景を大きくぼかして花が際立って写るように、
絞りもF3.5と開放気味に設定していますので、背景は大きくぼかすことが出来ました。
このように「EF100mm f/2.8L Macro IS USM」のマクロレンズは、背景を綺麗にぼかしてくれますので、
花の撮影では欠かせないマクロレンズのひとつになります。
パパメイアン 黒バラの撮影
パパメイアンの花の撮影データ
Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
パパメイアンの花の撮影
Papameilland | Rose Photography
パパ・メイアンは、バラの殿堂入りをしている黒バラの名花になります。
作出は1963年、フランスのメイアン社になり、メイアン社を代表する品種のひとつとして有名です。
系統は、「HT」ハイブリッドティーローズに属します。
花形は、半剣弁高芯咲きで、花弁の色はいわゆる黒バラになります。
また、ダマスク香が強い強香品種ですので、撮影をしながらでもバラの香りを十分楽しめます。
パパメイアンは、株が小さなうちはどちらか言うと生育は早い方ではありませんが、
株が大きく充実してくると、花付きも良く大輪の花をよく咲かせてくれるようになります。
バラの殿堂入りをしているほどの品種になりますので、黒バラ栽培を楽しみたい方にはオススメのバラ品種になります。
さて、今回撮影したパパメイアンの花は、色がより濃く出る秋の季節を狙って撮影しました。
秋に咲く秋バラは、春に咲くよりも花弁の色が濃くなる性質があります。
説明すると、春の陽射しよりも秋の陽射しの方が少し光量が弱いので、
花はより濃く咲いて、光をより吸収しようとする性質があります。
その様な条件がそろって、パパメイアンが春よりも濃い黒バラとして咲いてくれました。
撮影時のカメラ設定は、無難に絞り優先AEで、絞りはF8とし、ホワイトバランスはオートを選択しています。
黒薔薇の撮影は、少しでも赤黒く写るように、あまり明るめに撮影をしなことがコツになります。
少しくらい暗めの撮影の方が、花弁の色がより濃く表現されますので、露出に気を配りながら撮影をすることがポイントになります。
ピース バラの撮影
ピースの花の撮影データ
Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
ピースの花の撮影
Peace | Rose Photography
ピースと言うバラは、1976年、世界バラ会連合に殿堂入りした有名なバラの品種になります。
発表年は1945年、作出会社はメイアンで、フランス生まれのバラになります。
系統はHT「ハイブリッドティーローズ」、花形は半剣弁高芯咲きになります。
花の色は、クリームイエローにピンクの覆輪が印象的です。
芳香の強さは微香になりますが、ハイブリッドティーローズらしい花形が綺麗なバラになります。
さて、ピースは丈夫で育てやすく、バラ愛好家ならば誰もが知っている程の銘花になります。
第二次大戦中に戦火の中のフランスで生まれ、大戦後に平和への願いを込めてピースと名付けらたドラマのあるバラになります。
平和を願って命名されたというエピソードがある時点で、もはやバラの殿堂入りですね。
さて、このピースの写真はローズガーデンで撮影しました。
この日は雨が降ったりやんだり天候が良くない日でしたが、
ちょうど雫フォトの様なバラの撮影が出来ましたので、まあタイミングとしては良かったのかもしれません。
花弁が少し白飛びしてしまったのが、心残りですかね。
ピースと言うバラは、記念すべき初めの世界バラ会連合殿堂入り品種になりますので、
我が家でも栽培してみようと考えております。
さっそく春にでも新苗を買いに出かけてみようと思います。
ピースの栽培が成功すれば、たくさんのピースのバラ撮影を重ねて、あらたな写真を掲載できれば良いかなと。
ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ バラの撮影
ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコの花の撮影データ
カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:三脚 ベルボン EX-640 N リモートスイッチ RS-60E3
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F10 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ の撮影
Jubile du Prince de Monaco | Rose Flowers | Flower Photography
ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコは、元モナコ公国元首 故レーニエ3世大公 即位50周年記念 に捧げられたバラになります。
作出国はフランス、メイアン社作出になります。
花形は、剣弁平咲き、花の色は赤と白のグラデーションカラーになります。
また、モナコ公国王妃の元女優、 故グレース ケリー へ捧げられたバラとして、プリンセス・ドゥ・モナコという品種もあります。
こちらは、半剣弁高芯咲きで、ピンクの縁と白色のグラデーションが特徴になります。
同じく作出国はフランス、メイアン社作出になります。
さて、「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ」はとても人気のあるバラ品種になります。
発表年は2000年になりますので、発表されてからまもなく二十年ほどになりますが、
未だに高い人気のあるバラ品種になります。
「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ」の人気の秘密は、何と言っても「プリンセス・ドゥ・モナコ」の影響も大きいと思います。
二品種ともに、モナコ公国へ捧げられたバラになりますので、品の良さはもちろん、
病気に強く、育てやすく、その上、綺麗な二色のグラデーションカラーで咲いてくれることによると思います。
フランスのメイアン社は、沢山のバラの名花を作出してきたバラの有名な育苗家になりますので、
モナコ公国へ捧げられるような、立派な品種を作出できるのでしょう。
さて、「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ」の撮影は、毎年何回も撮影を重ねてきました。
毎年、春に「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ」の撮影をする度に、自分の撮影技術が去年より上がっているのか少し気になります(笑)
花の撮影を長いこと続けてきましたが、一度撮った花はもう撮影しないということはあり得ません。
花の撮影は、同じ花でも花の表情は違いますし、咲いている環境だって違います。
そして少なからず、撮影の技術が以前よりも良くなっていることに気付くこともあります。
それは、構図の選択が優れていたり、絞りやシャッター速度の設定値であったり、
ホワイトバランスの選択や、露出の設定が的確であったり、
もちろん手振れをおこさないようなカメラの構え方や、シャッターボタンを押す瞬間の感覚など、
それらの総合値が、以前よりも良い写真に仕上げてくれたりする訳です。
これは以前に撮ったことが有るから今後は撮影をしないということが無いのは、このような理由が有るからです。
もう少しわかりやすく言うと、子供の頃に見た景色と、大人になってから同じ景色を見たとして、
子供の頃と大人となった今では、景色の捉え方であったり感じ方が変わりますよね。
写真においても構図の作り方が変われば、撮影の方法やスタイルも、変わってくることもあります。
良く言えば、自身の撮影スタイルが洗練されてきたとも言えるでしょう。
まあそれでも個人差はあるとは思いますが、少なくとも昔の自分よりは今の方が撮影のテクニックが上がっていると思いたいですよね(笑)
同じ被写体の撮影を年々繰り返すのには、そのことを確認したいがために、同じ被写体の撮影を繰り返しているのかもしれませんね。
そして以前の撮影よりも、今回の撮影の方が写真の出来栄えが良いなんて思えると、
カメラのある生活をしてきた自分が、少し誇らしく思えることもあります(笑)
プリンセス ドゥ モナコ バラの撮影
プリンセス ドゥ モナコの花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
一枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/1000秒 露出補正:-1/3段 ストロボ:非発光
二枚目
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F7.1 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
プリンセス ドゥ モナコ の撮影
Princess de Monaco | Rose Flowers | Flower Photography
プリンセス ドゥ モナコは、モナコ公国王妃で元女優の、 故グレース ケリー へ捧げられたバラになります。
フランスにある育種会社のメイアン社作出になります。
花形は、半剣弁高芯咲きで、ピンクの縁と白色のグラデーションが特徴になります。
さて、写真の「プリンセス ドゥ モナコ」は、自宅で栽培しているバラ品種になります。
かれこれ5年程、栽培を継続しており、株もそれなりに大きく育ちました。
「プリンセス ドゥ モナコ」の新苗の植え付け時では、可憐に咲くバラほど病気などに弱そうで、
育てるのに苦労しそうな印象でしたが、プリンセス ドゥ モナコは想像よりもたくましく、
毎年たくさん咲いてくれますので、初心者でも育てやすいバラ品種だと推薦できます。
さて、「プリンセス ドゥ モナコ」の栽培のきっかけは、バラ園にて一目惚れした品種でした(笑)
白い花弁とピンクの縁取りが大変美しく、その場で何枚も撮影した覚えがあります(笑)
自宅に戻り、画像を現像してみると、あらためてこのバラの可憐さに惹かれました。
そして早速苗を取り寄せて、栽培を始めた次第です。
バラの栽培を自宅でしていれば、綺麗に咲いてくれた時はバラの撮影を思う存分楽しめます(笑)
また、鉢で育てていれば、構図に融通が利いて、構図選びも色々試すことが出来るようになります。
そしてマクロレンズを使ったバラのマクロ撮影も、絞りを色々試せますし、
写真の仕上がりを確認しながら、ゆっくり三脚を利用しつつ花のマクロ撮影を堪能できます(笑)
趣味の園芸は、植物撮影の利点です。
さて、バラの撮影では花弁の開き加減の好みがひとそれぞれ好みがります。
私の場合は、まさに蕾の状態から徐々に開こうとする頃が、特にお気に入りの瞬間です。
また、八分咲きの頃合いも好みの開き具合ですね。
それでも満開の頃が、バラの撮影ではまさに丁度良いと考える方も大勢いらっしゃいます。
実際に、品種の紹介タグでは、開ききった花の様子が写真に収められている物も多いです。
これは、その薔薇品種の特徴が、もっともよくあらわされている状態だからとも言えます。
このようにバラの咲き加減の好みは人それぞれ、美しいと感じる瞬間は好みであると言えます。
例え蕾の頃だとしても、八分咲きでも満開でも、バラの花は写真家を惹きつけますよね(笑)
花の女王とも言えるバラの写真撮影は、毎年繰り返し撮っていても飽きが来ることが無いです。
アンナプルナ 白いバラの撮影
アンナプルナの花の撮影データ
カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0
アンナプルナ バラのマクロ撮影
Annapurna | Rose Photography
アンナプルナと言う白いバラ品種の撮影をしてみました。
系統はFL「フロリバンダ」に属し、中輪の花が房咲きで良く咲きますので、株が充実して来るとブーケのようにまとまったバラの花を鑑賞できます。
作出会社はフランスの「ドリュ」で、発表年は2000年になります。
アンナプルナの品種名の由来は、ヒマラヤ山脈の雪山の名を元に名付けられたようです。
花の形は丸弁高芯咲きになり、花の色はシルキーホワイトと呼ばれるように真っ白い花弁が特徴になります。
まさにヒマラヤ山脈に降る白い雪を連想させるバラの種類ですね。
さて、このアンナプルナの株は、自宅で栽培している鉢になります。
以前、バラ園にて初めて撮影したアンナプルナの花は、快晴のせいもあって花弁が見事に白飛びを起こしていまして、
いつかもう一度撮り直そうと思っておりましたが、アンナプルナの綺麗な純白の花に惹かれて栽培に踏み切りました。
自宅で栽培しているバラになりますので、今後は撮り放題です。
構図も色々選べますので、自分で栽培している特権と言えますね。
アンナプルナの様に、白い花弁が眩しい花の撮影では、露出に気を付けなければなりません。
撮影した画像を確認しつつ、白い花弁が白飛びを起こさないようなシャッタスピードを模索します。
または、露出をマイナス側に設定して最適な露出値を探りながら撮影を行うようにします。
ストロボを使って夜に撮影した白いバラの花
カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F2.8 シャッタースピード:1/80秒 露出補正:0 ストロボ:発光
さて、こちらのバラの写真は夜間に EOS Kiss Digital N の内臓ストロボを焚いて撮影したバラの写真になります。
以前、黒薔薇は夜にストロボを使って撮影をすると、色に深みが出て面白いということを聞いていましたので、
それならば白い薔薇はどのように表現されるのかを、試し撮りしてみました。
夜間のバラの撮影では、ピント合わせが少し大変でしたね。
プリ発光を何度か行いつつピントをようやく合わせたら、いよいよ撮影です。
プリ発光とストロボ撮影を何度も行いますので、バッテリー充電が切れないようにフル充電推奨です。
撮影モードは、夜間の撮影で色々と不慣れでしたので、オートで無難に撮影しました。
ISO感度は400で、シャッタースピードも1/80秒で自動設定されましたので、そのまま撮影しました。
仕上がり写真は、まあまあの仕上がりだと思います。
内臓ストロボを使って撮影しましたので、花弁に影が映っている所もありますが、
全体的な雰囲気は、夜の静けさのなかで咲いているバラの情景をそれなりに表現できていると思います。
ブルーバユー バラの撮影
ブルーバユーの花の撮影データ
Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F9.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
ブルーバユーの花の撮影
Blue bajou | Rose Photography
ブルーバユーは、青紫系の色の花を咲かせる、少し珍しい色合いのバラの品種になります。
発表年は1993年、作出会社はコルデスで、ドイツ生まれのバラになります。
系統はFL「フロリバンダ」、花形は丸弁咲きになります。
株が充実して来ると、中輪の花を良く付けて咲いてくれます。
香りは微香になりますが、不思議な色合いの花を楽しませてくれます。
さて、ブルーバユーはバラ園で見かけて青紫色の花が気に入ったので、そのままローズガーデンで苗を購入して帰宅しました。
また、ドイツのコルデスと言うブランドのバラを栽培したこともなかったので、
丁度良い機会でしたので、我が家のバラにもドイツ原産のバラを迎えることができました。
さて、写真のブルーバユーはバラ園にて撮影しました。
まだ花弁が開ききる前の七分咲きと言った所でしょうか。
バラの咲き加減はこれくらいが一番お気に入りです。
そしてこのブルーバユーの、何とも言えない青紫色がとても魅力的ですね。
さて、このブルーバユーのバラの撮影では撮影モードはオートになります。
オートモードは、露出から絞り、シャッタースピードなどを全てカメラ任せに撮影が出来る撮影モードになります。
オートでの撮影は、良く言えば気軽に簡単に撮影が出来るモード、
逆にカメラ任せの撮影になるので、絞りが自動で決まる為、希望するボケ味にならない場合もあります。
それでもオート撮影は、無難な色合いの写真に仕上がりますので、
オートモードでも、気楽に撮影を楽しむことも出来ます。
ローズうらら バラの撮影
ローズうららのマクロ撮影
Roseurara | Flower Photography
ローズうららと言うバラを撮影した写真です。
写真でも分かるように、ショッキングピンクの花色にとても強い印象を受けます。
ローズうららの花を実際に観賞した人は、誰もが眩しいと感じるほどだと思います(笑)
さて、そんなローズうららですが、実は品種名を一度替えています。
昔の呼び名は「うらら」のみの表記でしたが、最近になって「ローズうらら」と品種名を変えていました。
通りで検索でヒットするうららのバラのキーワードに、ローズのカタカナ表記が頭に追加されていた訳です。
なぜ、ローズの表記を追加したのでしょうね。 もっと強いバラの印象を残す為ですかね。
さて、ローズうららは日本作出のバラになります。
花形は丸弁咲きになり、花の色は先程も記載したように、ショッキングピンクと呼ばれるピンク色の花色になります。
ローズうららは、「フロリバンダ FL」と「つるばら CL」の二種類の品種があります。
どちらかというと、つる性のうららの方が、栽培では面白みがあるような気がします。
バラは同じ品種でも、枝変わり品種としてつる性のバラが生まれることもあり、
木立ち性かつる性かでどちらを購入しようか迷うこともあります。
その様な場合は、つる性を選択する方が良いように思えます。
何故ならば、つる性の方が栽培ではオベリスクなどへ、枝の誘引をしてつるバラの仕立てを楽しむことが出来ますし、
枝が充実してくると、張り巡った枝に一斉に開花する様子を楽しむことが出来ます。
つるバラの仕立ては簡単ではありませんが、その分イメージ通りに仕立てることが出来ると、とても達成感がありますよ。
その様なこともあり、木立ち性とつるバラと二品種がある場合は、つるバラをおススメしますが、
木立ち性の品種でも、鉢植えでコンパクトな栽培を楽しむことも出来ます。
鉢植えでの栽培でも、枝の剪定次第で花付きも良くなりますし、手入れ作業の負担も大いに軽減できます。
さて、ローズうららの撮影ではピンク色の発色がとても強いので、
普通に撮影する場合では、色飽和をおこしやすい花になります。
色飽和とは、花の撮影の場合では、花弁の発色性が強いと、色の階調が潰れてべったりとした単色になってしまうことを言います。
特に赤い系統の花の色では色飽和が起こりやすいです。
赤い薔薇、ピンクのコスモスなどの撮影で色飽和が起こりやすくなります。
また、白い薔薇の撮影の場合では、白飛びが起こりやすくなります。
白飛びとは、陽が強く反射するなどして花弁の明るい部分の階調が失われ、白くなってしまうことを言います。
色飽和と同じように、白飛びしてしまった花弁は、ほぼ白の単色になってしまします。
このように花の撮影では常に明るい環境での撮影になりますので、陽射しが強い場合や、花弁の色が濃い色の場合は、
色飽和や白飛びを防ぐ為に、カメラの露出を少し下げるなどの工夫が必要になるケースがあります。
花の撮影に限らず、普段の撮影でも露出を的確にコントロールできるように、
露出補正をしながら撮影を行って、露出調整の感覚を身に着けていくことが大切です。
さて、今回撮影したローズうららはバラ園に撮影に行って撮影しました。
バラ園やローズガーデンなどでは、上手に仕立てられたバラの観賞が出来ますので、撮影も大いに捗ります。
実際に植物園に赴いて、色々な花の撮影をする事はとても楽しいですよ。
その際には、構図を意識してみたり、アングルにこだわってみたり、撮影モードをいろいろと試してみたり、
写真の撮影技術が大いに高まりますので、バラ園での撮影は、お勧めの撮影スポットになります。
サハラ’98 花色が変化するバラ
サハラ’98の花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:スポット測光
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:0
サハラ’98 バラのマクロ撮影
Sahara'98 | Rose Photography
さて、マイガーデンで栽培している「サハラ’98」というバラの品種になります。
系統はCL(クライミングローズ・つるバラ)になり、花形は丸弁平咲きになります。
作出会社はドイツのタンタウ社になり、1996年、発表された品種になります。
芳香は微香になり香りはあまりしませんが、そのぶん花色が変化する様子を楽しむことができます。
蕾の段階から咲き始めは濃い目の黄色で咲き、段々と花の色がオレンジになりやがて薄いピンク色へと変化します。
このように花弁の開き加減とともに花色が変化するバラの品種は、最近ではそれほど希少ではありませんが、
サハラ’98の花色の変化する様子は、観賞していても見応えがあって感心するほどです。
そしてサハラ’98は、クライミングローズ、つまりつるバラに属しますので、アーチやオベリスク仕立てで楽しむ事が出来ます。
私の印象では、サハラ’98は病気にも強く生育旺盛な方だと思えますので、初心者向きのバラだと言えます。
枝も良く伸び、栽培が数年ほど経過すれば、オベリスク仕立てならば、
ある程度の仕立て具合まで成長させることが出来ると思います。
それでもアーチなどの様に、大きく長く誘引する必要が有る場合は、栽培年数もそれなりにかかります。
バラのトンネルのようなアーチとして仕立てたい場合は、地植えで尚且つ日当たりの良い環境で育てる必要が有ります。
つるバラは、誘引が上手くいけば同時に咲く開花数が断然増えますので、つるバラ栽培の醍醐味であると言えますね。
アーチでもオベリスクも、綺麗に仕立てられたつるバラをみると、その園芸家の技術の高さを感じる事が出来ます。
私はそれほど仕立てるのが上手ではないので、地道に誘引の技術を高められるように努力しております(笑)
いずれは、つるバラを綺麗に誘引して、上手に仕立てられたオベリスクの撮影に挑んでみたいです(笑)
さて、今回のバラの撮影は、花色が変わる薔薇として撮影するつもりでしたので、
丁度良い感じで咲いているバラを二輪、選んで縦構図にて撮影しました。
花の撮影はバラに限らず縦構図って案外、難しいですよね。
今回は、丁度良く縦に並んで咲いていましたので縦構図でなければならなかった訳ですが、
一輪で咲いている花の場合、縦構図ですと花以外の空間が上下に目立ってしまい、少し勇気のいる構図になりますよね。
ヒマワリやチューリップなどのように縦に伸びる花ならば縦構図も絵になりやすいですが、
バラの花の場合、縦構図を選択する事自体があまり有りませんよね。
それは、私がバラの撮影に対する引き出しが少ないからなのかもしれませんが、
縦構図でも横構図でも臨機応変にファインダーに被写体を収める事が出来るようになりたいものです(笑)
今回の撮影でひとつ悔やまれる点は、花が垂直のライン上に揃ってしまっていて、すこし構図のバランスとしては悪い気がします。
流石に自然に育ったバラの花の咲く位置をずらすことはできませんが、撮影するときの工夫次第でバランスを取る事は出来たはずです。
同じ縦構図でも、下に咲く花は気持ち左下に、上に咲く花は気持ち右上に、
といった具合にカメラの水平を意図的にずらして撮影してみれば良かったです。
それは、後から編集ソフトで画像を回転させたり、あえて傾けてトリミングして水平ラインを崩す事も出来ますが、
そのようなトリミング加工はしませんでした。 教訓として、敢えてこのままの状態で写真を仕上げました。
撮影は、何が何でもすべて水平に撮らなくてはならない物ではないんだなーと、今回あらためて感じました。
ノイバラのマクロ撮影
ノイバラのマクロ撮影の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM(C-PLフィルター付き)
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:200 ホワイトバランス:くもり 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F6.3 シャッタースピード:1/80秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-2/3段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
マクロレンズを使ってノイバラを大きく撮る
Rosa multiflora | Rose Photography | Macro lens
ノイバラの花をマクロレンズにて撮影しました。
このノイバラは、栽培しているほかの薔薇の台木から伸びてきた台芽を株分けして、
小さな苗から数年かけて大きく育てた株になります。
ノイバラは、つる性のバラに属しますので、そろそろオベリスクに誘引して、
仕立てたノイバラの写真も撮影してみようと計画中です。
さて、今回の撮影は自分で栽培しているノイバラの花の撮影なので、
構図やカメラアングルなども時間をかけて丁寧に撮影することが出来ました。
まさに三分割構図のお手本とも言えるほど、構図はばっちり撮影しました。
ちなみにカメラ側の設定でグリッド表示をすれば、縦横に数本のラインを表示させて撮影することも出来ます。
グリッドを表示させれば、構図を意識した撮影が行えますので便利ですが、
グリッドが撮影の邪魔に感じる時もありますので、撮影状況によって使い分けながら使用しています。
また、EOS 6D には水準器も内蔵されておりますので、水平方向の傾きを確認しながら撮影をすることも出来ます。
私の場合は撮影した画像の水平が気に入らない場合は、「フォトショップ」や「Digital Photo Professional」にてトリミングで傾きを調整することが多いので、
撮影時ではそれほど水平に注意して撮影をすることはあまり有りませんが、
建築写真やオブジェなどの撮影では、撮影時の水平垂直は重要な要素のひとつになりますので、
水準器を使った撮影も経験しておくと、後々使いどころが出てきますよ。
バタースコッチ バラの撮影
バタースコッチの花の撮影データ
Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
撮影モード:オート ISO感度:400 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F10 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:0 ストロボ:発光 ストロボの種類:内蔵 E-TTL
バタースコッチの花の撮影
Butterscotch | Rose Photography
バタースコッチは、茶色いベージュ色の花を咲かせる、少し変わった色合いのバラの品種になります。
発表年は1986年、作出会社はJ&Pで、アメリカ生まれのバラになります。
系統は「CL クライミングローズ(つるばら)」、花形は半剣弁平咲きになります。
ネーミングの由来は、バタースコッチの色を連想させるからだそうです。
バタースコッチとは、砂糖とたっぷりのバターで作られたイングランド発祥の菓子パンになります。
さて、このバタースコッチの株は、私が初めて購入したバラの品種になります。
とても思い出が深く、尚且つ栽培年数も長いので、株が大きく育ち毎年たくさんの花を咲かせてくれます。
そしてつるバラになりますので、バラの栽培に不慣れな頃から、いろいろと枝の誘引を試してみた記憶があります(笑)
バラ栽培の初心者の頃は、バラの枝の誘引がとても大変でしたが、慣れてくるとイメージに近い仕立てが出来てきますので、楽しい物ですね(笑)
さて、撮影は珍しくオートモードでストロボも発光させて撮影をしております。
この頃は、バラの栽培と同様にカメラの撮影もまだまだ初心者でしたので、オートを好んで選び、撮影をしていた時期になります。
オートでの撮影では環境が暗いと自然にストロボが起動して焚かれますので、そのままストロボを発光させて撮影しました。
まあ、そのようにカメラ任せの撮影でしたが、まあままの写真の仕上がりになっていると思います。
ストロボ光が花に近いせいか、花弁にフラットに光が当たってしまい、少し画像にコントラストが足りないところは感じられますね。
また、花を二つ横に並べた構図を選んだところも、我ながらなかなか興味深いです(笑)
そして花の開き加減はまさに私の好みの咲き加減ですので、この日を待って撮影に挑んだことを思い出しました。
昔に撮影した写真をあらためて見てみると、当時のことを思い出して感慨深くなることありますよね(笑)
まさにバラの撮影にはまりだした時期の作品になりますので、初心を思い出させてくれる貴重な一枚になります。
モッコウバラの撮影
モッコウバラの花の撮影
mokko rose | Flower Photography
モッコウバラを撮影したバラの写真です。
中国原産のつる性のバラの仲間になり、常緑低木に属します。
病気や害虫に強く、樹形は年々大きくなりますので、バラ栽培初心者でも育てやすい薔薇の種類になります。
写真のモッコウバラは、ご近所さんの生垣で育てられているモッコウバラになります。
植え付けてから、かれこれ複数年が経過していますので、毎年たくさんの花が一斉に開花する景観は見応えがあります。
モッコウバラの栽培のコツを伺ってみても、それほど気を使う必要もなく、手入れや害虫などで苦労したこともほぼ無いそうです。
ただ、垣根として栽培していますので、剪定などの手入れはやはり大変だそうです。
毎年、決まった時期にせっせと剪定をしていた光景を覚えておりますが、
最近は年のせいか、剪定作業が大変だということなので、
撮影させてくれたお礼として、少し手入れのお手伝いをしようと思いました(笑)
さて、モッコウバラの撮影は、五月初旬に行いました。
まさに開花のピークで、八重咲で咲く黄色い小振りの花が見事でした。
株も年季が入っており、樹形も大きく育っていますので、花付きもよく花数もとても沢山で素晴らしいですね。
そして近所にこのような花の撮影スポットがあると、近くて便利です(笑)
天気も良く、綺麗な青空と、生垣とを構図に取り入れて撮影しました。
思いの外、ホワイトバランスや露出値に苦労することもなく、青空と黄色い花の色とを無難に撮影が出来ました。
この時期は、ローアングルで撮影をすることがプチブームになっていまして、
被写体が花の場合は、花と空とをローポジション、ローアングルで同時に撮影する機会がグッと増えました(笑)
そうすると、自然と構図内に空も入ることが多くなりますので、少しでも空の青さを再現できるように試行錯誤をしております。
空を青く撮るには、PLフィルターを使うことが一般的ですので、
PLフィルターを使った、バラの撮影テクニックなんかをまとめて今後は掲載予定です。
偏光フィルターは、被写体のコントラストを高めてくれますので、花の撮影では花の色をより濃く撮影することもできます。
カクテル バラの撮影
カクテルの花の撮影データ
Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
カメラ機材:手持ち撮影
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:オート ISO感度:200 ホワイトバランス:オート 測光モード:評価測光
絞り値:F8.0 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にてレタッチ後の写真になります。
カクテルの花の撮影
Cocktail | Rose Photography
カクテルと言うバラは、2015年、世界バラ会連合に殿堂入りした有名なバラの品種のひとつになります。
発表年は1957年、作出会社はメイアンで、フランス生まれのバラになります。
系統はSH「シュラブローズ」、花形は一重の丸弁平咲きになります。
花の色は、真っ赤な花弁と中心が鮮やかな黄色が特徴になります。
芳香の強さは微香になりますが、アーチなどに誘引して仕立てた景観は素晴らしいです。
さて、カクテルのバラ品種はとても人気のあるつる性のバラ品種になります。
ご近所を散歩していて見かけるバラの中でも、カクテルはよく見かける印象ですね。
バラにも流行りがありますが、アーチやオベリスクなどにカクテルを誘引して仕立てるのは今でも人気がありますね。
さて、このカクテルはローズガーデンにて大きなアーチに誘引されていました。
アーチの右半分はまだ少し育っていなかったため、画角からは外しましたが、
ファインダー一杯に収めたカクテルの花はとても綺麗でした。
流石にバラ園のアーチは、大人が数人並んでも通れるほど大きなアーチでした。
個人宅ではここまで大きなアーチを庭に設置することは難しいでしょうね(笑)
それでも小型のアーチを玄関ポーチやスモールガーデンに設置して、仕立てを上手にしておられるバラの園芸家も多いです。
アーチに誘引されたカクテルの撮影日はあいにくの曇り空でしたので、空の色はどうしても白く写ってしまいます。
曇天の日は、偏光フィルターを使っても、ホワイトバランスを調整しても、
カメラ設定でコントラストを高めても、どのような撮影方法を駆使しても、空は白く写ります(笑)
このような曇り空の日は、空は青く写りませんので、素直にあきらめてなるべく構図内に空を入れないように撮影する方が賢明です。
まあそれでは今回のようなアーチの撮影は、構図的に成り立たなくなってしまいますので、妥協することもあります(笑)
ボルデュールアブリコ バラの撮影
ボルデュールアブリコ バラの写真
Bordureabricot | Rose Flowers | Flower Photography
EOS 6D Mark II と EF100mm F2.8L マクロ IS USM のマクロレンズで撮影したバラの品種 ボルデュールアブリコ のフォトグラフです。
フランスのデルバールブランドのバラ品種になり、作出年は2009年と、比較的新しい薔薇の種類になります。
また、ボルデュールアブリコは、四季咲きで、系統はシュラブローズのバラになります。
シュラブローズとは、一般的に半つる性のバラになります。 今後はシュラブローズが人気の中心になるのではないかと思います。
花形はカップ咲き 平咲きで、オレンジ色・アプリコット色・杏色の花が咲きます。
花弁はフリルがかかったように波打ち、オレンジ色のフリルの花弁が特徴になります。
花付きが良く、花もちも良く、病気にも強い、栽培しやすい薔薇の品種になります。
さて、それではバラの撮影方法の詳細に写ります。
印象に残るような、バラの花の情景を撮影する為には何と言っても露出のコントロールが肝心です。
もちろん構図選びも重要な要素ではありますが、花の写真では色飽和と白飛びを防ぐ為にも露出値が重要になります。
カメラ設定値と写真データ
撮影データは、撮影モード 絞り優先AE、ISO感度 320、絞り F3.5、シャッタスピード 1/1000秒
ホワイトバランス オート、ストロボ 非発光、測光モード スポット測光、になります。
ISO感度は、画質が劣化しない程度に低めに設定する事が大切です。
絞り値は、F3.5位に設定すると、背景が綺麗にボケますので、好みの数値でお選びください。
シャッタスピードは絞り優先AEでは自動で設定されますので、参考までに。
ホワイトバランスは、オートが色温度の癖が無く無難ですが、必ずしもオートにする必要はないので、お好みで。
撮影の手順としては、撮影モードを絞り優先AEに設定し、絞りをF3.5に決め、測光に移ります。
測光は、スポット測光にてバラの花弁の一番明るい部分を測光するようにします。
スポット測光は、ファインダー中央部の狭い範囲のみの測光モードになりますので、
花弁の一番明るい部分をファインダー中心に捕え、測光するようにします。
何故、花弁の一番明るい部分を測光するかと言うと、肝心の花が白飛びしないように露出値を設定する為です。
そして、花弁の一番明るい部分をスポット測光にて露出値が導き出されると、必然的に背景は暗くなります。
メインである花は最適な明るさで、そして背景は暗めに写り込むように露出をコントロールする為に、スポット測光モードを選択するという訳です。
何故、背景を暗くしたいかと言うと、背景を暗くすることによって花をより際立たせる事に繋がる為です。
簡単に解説すると、露出アンダー気味の方が、メインである被写体をより際立たせることが出来る為です。
花の写真、特にバラなどの花は、花自身が持つ発色性が強いので、色飽和や白飛びが起こりやすくなる被写体でもあります。
このような被写体の撮影においては、評価測光にて画角全体を最適な明るさで撮影すると露出オーバー気味になり、典型的な白飛びや色飽和が起こりやすくなります。
そのような現象を防ぐ為にも、花の撮影では露出値を若干落とし、まずは花の色飽和と白飛びを防ぐ事が重要になってきます。
そしてスポット測光モードは、ファインダー中央部の狭い範囲のみの測光モードになりますので、
露出値が設定され、シャッタスピードが決められた段階で、AEロックをかけて構図を決め直す必要が有ります。
花弁をファインダー中央で測光して、そのまま撮影に移れる構図なら良いのですが、
参考写真のように、左寄りに花を配置した構図の場合、AEロックを使って構図を新たに決め直さなければならないケースもありますので、
スポット測光モードにて露出値を設定する撮影方法の場合は、AEロック撮影は必須の方法になります。
しかし、AEロック撮影って案外手間だったりしますよね。
そのような場合は、評価測光モードでも露出をコントロールする事は出来ます。
評価測光モードにて構図を決めてシャッターボタンを半押しし、自動的に露出値が設定されたとしても、絞り優先AEモードでは撮影前に露出補正が出来ますので、
電子ダイヤルを廻して露出をアンダー気味に数段か数ステップさげて、再びシャッターボタンを半押しして撮影すれば良い訳です。
後は撮影した画像を確認して白飛びなどが発生していないかと、花が背景より際立って写り込んでいるかを確認するようにすれば、撮影の要領は同じです。
さて、次の工程はパソコンに撮影した画像を取り込んで、カメラボディのモニタよりも大きなパソコンモニタで実際に撮影した画像の詳細を確認するようにします。
撮影した画像の中からベストな1枚を選択し、写真編集ソフトにて、トーンカーブ調整やレベル補正、色補正、トリミング、
などの加工を施し、更に希望の写真の仕上がり具合に近付ければ作業は終了となります。
以上のように、普段の撮影において、色飽和や白飛びといった、写真の仕上がりを気にしているうちに、
その時々の被写体によっての最適な露出値が理解できるようになってきます。
そうこうしているうちに、今度はマニュアル撮影モードが一番手っ取り早い事にも繋がり出すことでしょう。
マニュアル撮影モードは、絞り値もシャッタスピードも任意で設定ができ、露出値を思うがままに設定できる撮影モードになりますので、
白飛びや色飽和、黒潰れ、などで撮影に手間取りそうな撮影環境では、マニュアル撮影モードが威力を発揮します。
もちろんアンダー気味に撮影したい場合においても、マニュアル撮影モードは最適な撮影モードの一つになります。
肝心なことは、経験です。 露出値の感覚は、撮影の回数を重ねれば重ねる程、手に取るように理解できるものでもありますのでご参考までに。
ボルデュールアブリコ バラの構図例
カメラボディ:Canon EOS Kiss Digital N | レンズ:EF-S60mm F2.8マクロ USM
※jpegファイルを「adobe フォトショップ」にて編集後の写真になります。
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:400 ホワイトバランス:太陽光 測光モード:評価測光
絞り値:F2.8 シャッタースピード:1/2500秒 露出補正:0 ストロボ:非発光
このバラの写真は、絞り開放で撮影したバラの作例写真になります。
「EF-S60mm F2.8マクロ USM」のマクロレンズでの絞り開放、つまりF2.8で撮影した場合のテスト撮影用の写真でしたが、
思いの外よく撮れていたので、バラの撮影作例として掲載しています。
要するに、F2.8の絞り開放で撮影した場合の、ボケ味の具合の確認と、
背景がどれだけ綺麗にボケるのかを見てみたかっただけなのですが、
結果、構図のバランスもよく、ボケ味もよく、バラの花がより際立って撮ることができました。
バラの花の撮影は、ついつい日の丸構図でピントを合わせて撮りがちですが、
作例写真のように、ファインダーの中心より少しずらして撮影するだけも、バラは絵になりやすいです。
バラのマクロ撮影 ボルデュールアブリコ
バラのマクロ撮影の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/200秒 測光モード:スポット測光 露出補正:-1/3段
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
マクロレンズを使ってバラの花を大きく撮る
Bordureabricot | Rose Photography | Macro lens
マクロレンズを使った撮影の醍醐味と言えば、花のマクロ撮影は外せません。
そして花のマクロ撮影と言えば、蕊にピントを合わせて撮影することも定番です。
今回は、ボルデュールアブリコと言うバラの花の蕊にスポットしてマクロ撮影してみました。
構図選びで少し悩みましたが、まあ日の丸構図と三分割構図の延長と言った所です。
あとは、花の角度をどのようにして撮るかでもあれこれカメラアングルを変えて試してみましたが、
花弁の中の蕊を覗くように撮影してみました。
そして絞りはF3.5で開放気味に設定して、前ボケと背景のボケ味を強調しています。
花のマクロ撮影ではこのように、F値を小さく開放気味で撮影することによって、
被写界深度を浅くすることができますので、マクロレンズ特有の豊かなボケ味を表現することができるようになります。
あとは、マクロ撮影で注意すべき点は、シャッター速度です。
被写体に近付いて撮影をするということは、小さなブレでも大きなブレとして写真に写ってしまいます。
手振れも被写体ブレも、マクロ撮影では注意が必要です。
ブレを防いで撮影を遂行するには、カメラ側でのシャッター速度の調整だけではなく、
三脚や一脚を使って手振れを抑えることも有効です。
三脚を使う場合は、リモートコントローラーも別途、必要になります。
これらの機材を使った花のマクロ撮影は、本格的な撮影になりますのでマクロの世界に入り込んだ撮影を楽しめますよ(笑)
ミステリューズ 青紫色のバラの撮影
ミステリューズの花の撮影データ
カメラボディ:EOS 6D Mark II | レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
カメラ機材:一脚 ベルボン ウルトラスティック スーパー8 | 自由雲台 QHD-43
ライティング機材:ストロボ 非発光
撮影モード:絞り優先AE ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光 測距エリア選択モード:スポットAF
絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/1600秒 測光モード:スポット測光 露出補正:0
※RAWファイルを「Digital Photo Professional 4」にてレタッチ後の写真になります。
マクロレンズを使ったバラの撮影
Mysterieuse | Rose Photography | Macro lens
ミステリューズというフランス生まれのバラを撮影しました。
作出会社は「ドリュ」というブランドになり、発表は2013年になります。
系統は、シュラブローズ「S」になり、半つる性のバラになります。
花形はカップ咲きで、濃い青紫色の中輪で咲き、花付きも良いです。
香りは、芳香が強く強香に部類され、いかにもお洒落なフランスっぽい香りがします。
品種名の通り、ミステリアスな花色が特徴のバラになります。
さて、ミステリューズという薔薇の名前のとおり、花の色が変わっていますね。
このような紫色のようで青みがかっている花の色は、
薔薇の中ではなかな珍しい色合いだと思います。
作出年も、2013年と最近発表された品種だけあって、花の色にこだわり選び抜いた品種であると言えます。
「ドリュ」は、フランスを代表する薔薇のブランドになりますので、良質な品種を数多く生み出しています。
そんな「ミステリューズ」をミステリアスに撮影するのは少し難しかったです(笑)
今の私のカメラの力量では、このようなそつが無い撮影が限界です(笑)
ミステリアスさがコンセプトのバラですが、
太陽光を浴びて元気いっぱいに咲く雰囲気でもって撮影しました。
それはそれで良い写真だとは思いますが、どうせなら花のコンセプト通りに撮影がしてみたいものです。
花の撮影は、ただ綺麗に撮れれば良いだけではないことを再確認させてくれた、数少ない花のひとつとなりました。
次回は早朝の薄明るい時間帯を狙って、画像にも静けさが伝わるような雰囲気を加えてみようと考えております。
欲を言えば、雨上がり後の朝で、霧が出てくれればシチュエーションとしては最高ですが、それはなかなか難しい所です(笑)
薔薇の撮影で使っているカメラとレンズ
デジタル一眼レフカメラで薔薇を撮る
マクロレンズでバラのマクロ撮影
バラの撮影で使用しているメインのカメラボディは、キヤノンの EOS 6D Mark II になります。
レンズは、EF100mm F2.8L マクロ IS USM の通称Lレンズに属する単焦点マクロレンズを付けて撮影しております。
また、ローズガーデンなどの広い範囲の薔薇を撮影する場合は、
EF40mm F2.8 STM 通称パンケーキレンズ を使用して広角域寄りの焦点距離を活かした撮影をしております。
また、バラ栽培の記録や、バラ園の散策などではAPS-Cサイズ機の、
EOS Kiss Digital N に EF-S60mm F2.8マクロ USM の単焦点マクロレンズを装着して、
装備を軽量化し、行動範囲を広く、アクティブに撮影を行う機会も多いです。
バラの花は、マクロ撮影では特に人気のある被写体のひとつですね。
単焦点マクロレンズを使ったバラの花の接写は、豊かなボケ味を活かして魅力的にバラの花を写すことが出来ますので、
マクロレンズを使ったバラの撮影は、花のマクロ撮影では定番の被写体のひとつとなります。
C-PLフィルターを使ったバラの撮影
円偏光フィルターを使って薔薇を撮る
コントラストを高めたバラの撮り方
PLフィルターとは、レンズに付ける偏光フィルターのことを言います。
一般的なデジタル一眼レフカメラ用では、C-PLフィルター(円偏光フィルター)の製品名で販売されております。
C-PLフィルターをレンズに取り付けて撮影を行うと、コントラストを高めた撮影を行うことが出来るようになります。
そして同時に、被写体からの光の反射を抑えることもでき、白飛びを抑える効果もあります。
バラの花の撮影に限らず、花の撮影では花弁をより鮮やかに、そして花弁を濃く撮影することが大切です。
そのような場合は、C-PLフィルターを使って撮影を行えば、花弁はより鮮やかに、
そして花弁に反射する太陽光を抑えた撮影を行うことが出来ます。
C-PLフィルターを付けて撮影したバラの写真
C-PLフィルターを使った花の作例写真
写真は、実際にC-PLフィルター(円偏光フィルター)を、マクロレンズ:EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、に付けて撮影を行った作例写真です。
一枚目は「ミステリューズ」、二枚目は「プリンセス ドゥ モナコ」のバラ品種になります。
フィルターを使わない通常の撮影時よりも、バラの花弁がより濃く鮮やかに写せたかと思います。
C-PLフィルターは、野外での太陽の真下にいる撮影条件下で、より強く効果を発揮します。
よって、曇りの日ではフィルターの効果があまり出ませんので、太陽光の眩しい日がC-PLフィルターの使い時です。
また、花の撮影に限らず紅葉などの風景写真や、清流の水が流れるような場所でもC-PLフィルターはよく使われています。
紅葉の撮影では赤や黄色のモミジやイチョウの葉を、コントラストを高めて撮影することができ、
清流の撮影では、水が太陽光を反射して白く写ってしまう現象を軽減してくれます。
C-PLフィルターを使った撮影は、実際にフィルターを使ってみなければ、なかなか表現が伝わりにくいので、
景色の撮影に出かけた時などに、実際に試し撮りを行って効果を視認して体感することが一番です。
C-PLフィルターを使ってコントラストを高めた撮影を行うと、普段の通常撮影では物足りなくなること間違いなしです(笑)