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世界のスパイス料理とハーブ料理

バジルの葉を使った ピッツァ マルゲリータ

バジルの葉を使った ピッツァ マルゲリータ

スパイスが決め手のジャンバラヤ

スパイスが決め手のジャンバラヤ

シナモンの香り豊かなシナモンロール

シナモンの香り豊かなシナモンロール

スパイス料理とハーブ料理の紹介

Herbs and Spices | World Cuisine

世界にはさまざまな食文化があり、料理のジャンルもライス料理からパン料理、

肉料理から魚料理まで、その土地によって味付けも色々あります。

アジア大陸、オーストラリア大陸、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、

それぞれの国には多様な食文化が広がり、

その土地に適した穀物やスパイスの栽培が行われてきました。

例えばアジアなら米、ヨーロッパならハーブ、アメリカならチリ、

という具合に、気候に適した植物を育てています。

そしてそれらの植物を収穫して、独自の食文化を育んできました。

香草焼き、ターメリックライス、チリソースなど、

それらの国々では特産の食材を使ったフードツアーも盛んに行われています。

このページでは、それらのスパイス料理やハーブ料理をご紹介しております。

料理写真からスパイスやハーブの香りが感じられるような撮影を心掛けて頑張ります。

キーマカレー スパイス料理

スパイス香るキーマカレー

スパイス香るキーマカレー

キーマカレー テンパリングスパイス

キーマカレー テンパリングスパイス

インド発祥のスパイス料理の定番

スパイス香るキーマカレー

キーマカレーは、インド料理で挽き肉を使ったカレーの種類のひとつになります。

インドでは宗教的な理由で鶏肉や羊を使ったキーマカレーが多いですが、

日本では合い挽き肉を使うことが多い印象です。

また、ライスは白米を使うことも多いですが、

ターメリックライスで盛り付けするレシピも人気がありますね。

今回作ったキーマカレーは、「S&B CRAFT STYLE キーマカレー」を使っています。

「S&B CRAFT STYLE キーマカレー」はエスビー食品のキーマカレーキットになります。

中身にはキーマカレー作りに使うホールスパイスやパウダースパイスが入っていますので、

後は挽き肉やタマネギ、トマトなどの材料を用意すれば、本格的なキーマカレーが手軽に作れます。

「S&B CRAFT STYLE キーマカレー」に入っているテンパリングスパイスは、

クミン、カルダモン、フェネグリーク、クローブ、になります。

テンパリングとは、カルダモンやクローブなどのホールスパイスを、

油で炒めて香りを油に移す調理のことを言います。

ホールスパイスやパウダースパイスを使って作るキーマカレーは、

スパイスの香りが引き立ちますので、本格的なキーマカレー作りを楽しめますよ(笑)

「S&B CRAFT STYLE キーマカレー」を使ってキーマカレーを作った後は、

自分なりにスパイスを調合して、次回は一からスパイスを用意しブレンドして、試行錯誤しながら、

キーマカレーを作ってみることも、スパイスカレー作りの醍醐味を楽しめますのでオススメです。

ジャンバラヤ スパイス料理

スパイスが決めてのジャンバラヤ

スパイスが決めてのジャンバラヤ

アメリカ生まれのスパイス料理の定番

スパイスが決めてのジャンバラヤ

ジャンバラヤと言えばスパイスの香り豊かなスパイス料理のひとつになります。

スペイン料理のパエリヤが元となってルイジアナ州でアレンジが進み、

現代のジャンバラヤ料理が確立され、ルイジアナ州の代表的な料理のひとつとなります。

ジャンバラヤのレシピは、ソーセージ、タマネギ、ピーマンなどの具材を、各種スパイスで炒め、

そこに米を加えて炊けば出来上がりです。

ジャンバラヤの味の決め手となるスパイスは、チリパウダー、クミン、コショウ、などです。

また、ジャンバラヤの調理ではたくさんのスパイスの種類が必要になり、スパイス料理として少し難易度が上がります。

そのような場合には、材料と炒めるだけで作れるシーズニングもありますので、簡単にジャンバラヤを作ることも出来ます。

シナモンロール スパイス料理

スパイスの風味豊かなシナモンロール

スパイスの風味豊かなシナモンロール

スパイスの風味豊かなシナモンロール

スパイスの風味豊かなシナモンロール

シナモンの風味豊かなシナモンロール

Cinnamon Rolls | Cooking with Spices and Herbs

シナモンロールはスパイスを使ったパンの中でも、特に人気のあるスパイスブレッドですね。

シナモンパウダーをふんだんに使ったシナモンロールは、

シナモンの香りが好みの方には贅沢なパン料理になるかと思います(笑)

さて、シナモンロールは北欧が発祥とされています。

ロール状に巻いて作るレシピは、パン料理の中でも個性的で作ることも楽しいですね。

粉糖を溶かしたアイシングは、シナモンロールではお馴染みのトッピングになります。

写真のシナモンロールは、スキレットに並べてオーブンで焼くスタイルになります。

焼きあがると、スキレットの大きさ一杯にシナモンロールが膨らみますので、

ちぎりパンのようにして食べるスタイルの、シナモンロールになります。

単品でシナモンロールを焼く場合は、オーブンの角皿にオーブンシートを敷いて、

等間隔にシナモンロールを並べて、それぞれが焼きあがる際にくっつかない程度に離して並べるようにします。

スパイスクッキー スパイス料理

スパイスを使ったクッキー

スパイスを使ったクッキー

スパイスを使った焼き菓子

Spice Cookies | Cooking with Spices and Herbs

スパイスクッキーは、その名の通りスパイスをクッキー生地に混ぜて焼いた焼き菓子になります。

クッキーに混ぜるスパイスの種類は、「シナモン」「クローブ」「ナツメグ」「オールスパイス」など、

それぞれのスパイスをミックスしたり、単体で使用したり、作り方はいろいろあります。

写真のスパイスクッキーは、シナモンとナツメグを加えています。

クッキー生地は、市販されているクッキーミックスを使いました。

レシピとしては、クッキーの粉にスパイスを入れるだけです(笑)

クッキーの形はオーソドックスな形に切り分けて、フォークで穴を開けています。

穴は模様にもなりますし、生地の膨張を防ぐ効果もあります。

クッキーづくりでは、普段は生地作りから始めて、

基本的な丸型のチョコチップクッキーを作ることが多いのですが、

スパイスクッキーではクッキーの成型が楽しめそうなので、

今後はクッキーの型抜きや、絞り出しクッキーなどにも挑戦してみようと思います。

ターメリックライス スパイス料理

ウコンを使って炊くターメリックライス

ウコンを使って炊くターメリックライス

カレーによく合うスパイス料理の定番

黄色い色が特徴のターメリックライス

ターメリックライスと言えば、インド料理屋さんで提供されるカレーライスで良く使われるライスになります。

黄色いターメリックライスの色は、ターメリック(ウコン)の色になります。

ウコンは着色料の他に、漢方などでの使われています。

さて、ターメリックと言えばインドですよね。

インドはウコンの生産量・輸出量ともに世界一であるようです。

インドはターメリックの他にもスパイス大国として有名ですね。

また、ターメリックは価格が安いので、サフランの代わりとしても使われることが多いです。

スペイン料理のパエリアでは、サフランではなくターメリックで着色されることもあります。

チリコンカン スパイス料理

キドニービーンズたっぷりチリコンカン

キドニービーンズたっぷりチリコンカン

メキシコ風スパイス料理の定番

キドニービーンズたっぷりチリコンカン

チリコンカンは、アメリカ南西部のテキサス州から広まった料理とされているようです。

アメリカ合衆国の国民食と呼ばれるほど、チリコンカンはポピュラーな料理になります。

チリコンカンのレシピは、挽き肉とタマネギを炒め、そしてトマトソースとキドニービーンズ(赤いんげん豆)を加えて煮込み、

最後にスパイスを加えて味を整えれば出来上がりです。

チリコンカンに加えるスパイスは、チリペッパー(唐辛子)、クミン、オレガノ、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、

など、たくさんの種類のスパイスを使ったスパイス料理のひとつになります。

チリコンカンは、食パンにのせて食べたり、ホットドッグやタコスのソースとして加えたり、

日本ではチリコンカンライスとして、給食の献立にされるなど人気があります。

プルドポーク アメリカのBBQ料理

豚肉を使ったバーベキュー料理 プルドポーク

豚肉を使ったバーベキュー料理 プルドポーク

プルドポークバーガー アメリカのBBQ料理

プルドポークバーガー アメリカのBBQ料理

豚かたまり肉をローストして作るBBQ料理

Pulled Pork Burger | Cooking with Spices and Herbs

プルドポークはアメリカを代表するBBQ(バーベキュー)の三大料理のひとつになります。

豚かたまり肉(肩ロース)にたくさんの種類のスパイスを刷り込み、スモーカーでじっくり燻煙するBBQ料理になります。

アメリカでは調理にはスモーカーを使って長時間かけて豚肉を燻煙することが一般的ですが、

家庭で楽しむバーベキュー料理としては、ダッチオーブン、または圧力鍋を使って豚肉を柔らかくなるまで煮込んで調理することも出来ます。

そして豚肉に刷り込むスパイスは、定番では「パプリカパウダー」「クミン」「チリペパー」「チリパウダー」

「オレガノ」「岩塩」「粗挽き胡椒」などを使い、冷蔵庫で一晩寝かすことが一般的です。

また、ブラウンシュガーもスパイスとともにお肉に刷り込むと、本場アメリカの味に近付ける気がします(笑)

ローストした豚肉は、フォークやトングで細かくほぐしてバーベキューソースと絡めて出来上がりです。

アメリカではコールスローとともに、バンズに挟んでバーガーにして食べるスタイルが人気です。

アメリカのBBQ(バーベキュー)の三大料理では、他にもスペアリブ(Spare Ribs)が有名ですね。

スペアリブにもたくさんのスパイスを使いますので、スペアリブもなかなか奥の深いバーベキュー料理ですよ。

シナモンティー スパイスティー

シナモンを使ったスパイスティー

シナモンを使ったスパイスティー

シナモンはスパイスの王様

シナモンの風味豊かなドリンク

シナモンティーは、シナモンの風味を加えた紅茶になり、スパイスティーの部類にも入る飲料になります。

シナモンティーの楽しみ方は、紅茶をかき混ぜる際のスプーンの代わりに、

シナモンスティックを使って、紅茶にシナモンの香りを移して飲む楽しみ方になります。

インドにはチャイと言うスパイスティーがありますが、

シナモンティーとは違って、シナモンの他にクローブやカルダモン、ペパーなど、

たくさんのスパイスを使って淹れるスパイスティーになります。

シナモン(cinnamon)は、ニッケイ属の樹木の樹皮をはがし、乾燥させた香辛料になります。

また、シナモンは一般的に二種類があり、セイロンニッケイの樹皮から作られる「セイロンシナモン」と、

シナニッケイ(ニッキ)の樹皮から作られる「カシア」の二種類があります。

オールスパイスを使ったスパイス料理

万能スパイスとも呼ばれるオールスパイス

万能スパイスとも呼ばれるオールスパイス

オールスパイスは万能スパイス

Allspice | Spice

オールスパイスは、フトモモ科オールスパイス属に属する植物になり、果実を香辛料として使います。

原産地は西インド諸島、中南米が原産になります。

オールスパイスの名前の由来は、シナモン、クローブ、ナツメグをミックスしたような、

深みのある香りがするため、万能スパイスであるとのことから名付けられました。

オールスパイスは、クローブ、ナツメグに似た香りがするため、

肉料理に使われることが多いですが、洋菓子作りでも扱うことが多いです。

お菓子作りでは、クッキーやケーキなどの焼き菓子でオールスパイスが使われています。

とくにクッキー生地にオールスパイスを混ぜて作ると、

スパイシーなスパイスクッキーが簡単に手作りできますので、おススメのレシピになります。

また、スパイスティーとしてもオールスパイスは人気があります。

本格的にカルダモン、シナモン、クローブ、ペパーなどをミックスした、

本場のマサラチャイも美味しいですが、

オールスパイス単品でつくるチャイも、オールスパイスの深い味わいが楽しめます。

オレガノを使ったスパイス料理

オレガノの葉の粉末

オレガノの葉の粉末

トマト料理との相性が良いオレガノの葉

Oregano | Spice

オレガノは、シソ科ハナハッカ属に属する多年草になり、ヨーロッパの地中海沿岸地帯が原産地とされています。

別名では、ワイルドマジョラムとも呼ばれています。

オレガノは、厳密に言えば葉を利用するのでハーブの仲間になりますが、

スパイスの種類のひとつとして扱われることが多く、葉はフレッシュな生の葉ではなく、

乾燥させたドライの葉を粉末にして使われることが多いです。

乾燥させたドライ状のオレガノの葉は、ピリッとした風味が特徴で、

肉や魚などの臭み消しにも利用されています。

特にイタリア料理ではピザに振りかけるトッピングとして人気があります。

また、チリコンカンやミートソースなどのトマトベースの煮込み料理との相性が良いです。

オレガノは、単体ではそれほど印象に残るような風味はあまり感じられませんが、

トマト料理との相性が抜群で、オレガノを加えることによって、

料理にアクセントを加えることが出来ますので、

オレガノはトマト料理では欠かせないスパイスのひとつです。

ガラムマサラを使ったスパイス料理

ミックススパイスの定番 ガラムマサラ

ミックススパイスの定番 ガラムマサラ

インド料理では定番のブレンドされた香辛料

Garam Masala | Spice

ガラムマサラは、インド料理では定番の香辛料のひとつでミックススパイスになります。

ミックスされたスパイスの種類は、

「カルダモン」「クローブ」「シナモン」「ナツメグ」「ペパー」などが、

独自のブレンドでミックスされています。

このようにガラムマサラは単品のスパイスではなく、あらかじめ多様なスパイスをミックスして作られます。

インドの料理店や家庭料理では、それぞれ秘伝の調合があり、ミックスされるスパイスの種類も、

配合されるスパイスの分量もたくさんのレシピがあり、奥が深いのがガラムマサラの特徴です。

また、ガラムマサラは一般的なカレー粉と混同されがちですが、

カレー粉とガラムマサラは同じではありません。

一般的にはカレー粉はカレーを作る際に使われる混合スパイスで、

カレーに適したスパイスの他に、着色料としてターメリックが混合されています。

ガラムマサラの場合は、カレーに特化したスパイスと言う訳ではなく、

肉料理や魚料理などでも使われています。

特徴はあくまで香り付けが目的であり、黄色に料理を色付けする場合には、ターメリックを別に使うことが多い印象です。

ガラムマサラは、普段食べているカレーのルーに少し混ぜるだけで風味が引き立ちます(笑)

もともとのカレーライスのルーも十分美味しいですが、ガラムマサラを少々振りかけて混ぜることにより、

スパイスの香りがさらに加わってよりスパイスの風味が引き立ちますので、

本格カレーライスをお手軽に楽しめますので、オススメするガラムマサラの使い方のひとつです(笑)

クミンを使ったスパイス料理

メキシコ料理ではお馴染みのクミン

メキシコ料理ではお馴染みのクミン

クミンは、メキシコ料理やテクス・メクス料理でお馴染みのスパイス

Cumin | Spice

クミンは、セリ科の一年生に属する植物になります。

原産地は、中東からインドまで幅広く自生しています。

クミンは種子のクミンシードがスパイスの原料になります。

クミンシードタイプの物とクミンシードをパウダー状にしたものとが販売されておりますので、

シードかパウダーかを選んで料理に使います。

さて、クミンはメキシコ料理やテクス・メクス料理で使うことが多いです。

特にチリコンカンではチリパウダーとともにクミンパウダーを混ぜて良く使われております。

チリコンカン特有のスパイシーな香りはクミンの成分が強く、

ジャンバラヤなどでもクミンの香りが強いのが印象です。

このように、メキシコ料理やテクス・メクス料理では、クミンは必須のスパイスになりますので、

チリコンカンやジャンバラヤなどの調理の際は、クミンシードかクミンパウダーをお忘れなく(笑)

クローブを使ったスパイス料理

クローブ ホール

クローブ ホール

クローブは日本ではチョウジとも呼ばれています

Clove Whole | Spice

クローブは、フトモモ科に属する樹木になります。

和名ではチョウジ(丁子、丁字)とも呼ばれています。

原産地はインドネシアのモルッカ諸島になります。

スパイスには蕾が開花する直前に摘みとり、乾燥させた物をスパイスとして利用しています。

クローブの香りはとてもよい芳香がします。

そのため、シチューなどの煮込み料理からお菓子作りまで、幅広く料理で扱われています。

クローブは、特にビーフシチュー作りで使うことが多い印象です。

ビーフシチューなどの煮込み料理は、スパイスを使った料理の種類の入門のひとつと言えますので

まずはシチューなどの煮込み料理で使ってみることをオススメします。

クローブの香りが気に入れば、スパイスクッキーやスパイスティーもオススメです。

クローブは、シナモンとも相性が良いので風味豊かなクッキーなどのお菓子や、

チャイなどのスパイスティーで、クローブの風味を存分に楽しめますのでドリンクでもおススメです。

シナモンを使ったスパイス料理

シナモンはスパイスの王様

シナモンはスパイスの王様

シナモンはスパイスの種類の代表格

Cinnamon | Spice

シナモンは誰もが知るスパイスの王様です。

シナモンは、クスノキ科 ニッケイ属 に属するスパイスで、木の内樹皮を香辛料として使います。

スリランカ原産のセイロンシナモン、中国や東南アジア原産のカシア(シナニッケイ) 、

日本でも栽培されているニッキ(ニッケイ)(ニッキは根皮を香辛料として使う)などの種類があります。

シナモンは料理、パン、菓子、ドリンク、など、たくさんの調理で使用されています。

シナモンロール、アップルパイ、クッキー、スパイスティー、など、

シナモンを使った料理はたくさんのレシピがあります。

日本では料理に使うよりも、シナモンロールやチュロスなどの菓子パンで使うことが人気がありますね。

またはスパイスティーとしてシナモンティーも親しまれています。

シナモンを使った料理でお勧めなのはやはりシナモンロールですね。

シナモンパウダーをたくさん使うシナモンロールは、レシピも独特で、

渦を巻くようにして作るシナモンロールは、作り方も個性的で面白いので、

パン作りに興味のある方は、シナモンロールがおススメです(笑)

ターメリック(ウコン)を使ったスパイス料理

ターメリックの粉末

ターメリックの粉末

ウコンはターメリックの和名です

Turmeric | Spice

ターメリックは、日本ではウコンの名で知られています。

ショウガ科 ウコン属 に属する多年草で、インドが原産地となります。

ターメリックの鮮やかな黄色は、料理の色付けとして使われています。

インドではスパイスカレーやターメリックライスの色付けに、

世界ではマスタードの色付けとして使われております。

また、同じ黄色い着色としてサフランも有名です。

ウコンに比べてサフランは高価な着色料となりますので、

サフランを使うスペイン料理のパエリアや、フランス料理のブイヤベースなどでは、

高価なサフランの代わりにターメリックで代用され、使われることもあります。

ターメリックを使ったスパイス料理では、ターメリックライスがお手軽でお勧めです。

普段食べているカレーライスのご飯を、ターメリックライスに変えるだけで、

盛り付けた料理の印象が大きく変わり、普通のカレーライスが本格的なカレーライスに変わります(笑)

特にキーマカレーではターメリックライスが相性抜群ですのでオススメです。

チリペッパーを使ったスパイス料理

赤い色が特長のチリペッパー

赤い色が特長のチリペッパー

チリペッパー チリパウダー カイエンペッパー

Chili Pepper | Spice

チリと言えばスパイスの代表格のひとつですね。

原産地は中南米とされ、メキシコ産のトウガラシが有名です。

チリペッパーはチリパウダー、またはカイエンペッパーともよばれ、

赤く熟した唐辛子の実を乾燥させて、粉末状に加工した物を言います。

チリと言えばメキシコ料理が有名ですが、テクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)、

でもチリをふんだんに使った料理が有名です。

日本では、どちらかと言うと本場のメキシコ料理よりも、

ジャンバラヤ、ホットドッグのチリソース、硬いタコシェルを使ったハードタコ(アメリカンタコス)、

などでチリを使った料理を食べていることが多い印象です。

特にジャンバラヤやチリソース、チリコンカンなどは、スパイス料理の中でも定番料理なりますので、

チリペッパーを使った料理ではお馴染みのレシピになります。

そしてチリソースは、ホットドッグ以外でもたくさんの料理で使うことが出来ますので、

たくさんのスパイスをブレンドしながら、オリジナルチリソースを作ってみることも楽しいですよ(笑)

ナツメグを使ったスパイス料理

ナツメグの粉末

ナツメグの粉末

手作りハンバーグでお馴染みのスパイス ナツメグ

Nutmeg | Spice

ナツメグ(Nutmeg)は、ニクズク科の常緑高木の種子を挽いて粉末にしたスパイスになります。

原産地は、インドネシアなどの東南アジアとされています。

ナツメグと言えば、何と言ってもハンバーグで使うスパイスとして有名です。

ハンバーグ以外では、ミートボールやミートローフなど、挽肉を使った料理で扱うことが多い印象です。

さて、手作りハンバーグは皆さんこだわりのレシピがある方も多いと思います。

または、インターネットで紹介されているお気に入りのレシピを参考にされている方も多いですね。

ハンバーグを手作りする際に、ナツメグを入れるレシピも当然ありますが、

ナツメグを省いたレシピも多いかと思います。

ナツメグなどのスパイス無しでも、美味しいハンバーグは出来ますが、

ナツメグを入れれば、さらに風味豊かなハンバーグが手作りできますよ(笑)

合い挽き肉にナツメグを加えることによって、ナツメグの風味が加わると同時に、

お肉の臭み消しにもなりますので、ナツメグの効果を体験してみてください(笑)

八角を使ったスパイス料理

八角は英語でスターアニス

八角は英語でスターアニス

スターアニスと言う英語名でも有名な八角

Star Anise | Spice

八角は、マツブサ科シキミ属に属する常緑性の高木になります。

原産地は中国、ベトナムなどアジアが原産地になります。

八角は、別名ではスターアニスとも呼ばれ、こちらの名前ならご存知な方も多いかと思います。

特徴は、名前の通り星の形にも似ていて、八の放射状に形がなり、それぞれに八つの実を付けます。

芳香はアニスにも似た甘い香りがとても強いです。

香りの成分がとても強いので、料理で使う際は丸ごと1個を使うことはせずに、

実をばらしてひとつずつ使うようにします。

八角を使う料理としては、焼き豚(チャーシュー)などの中華料理で使うことが多い印象です。

焼き豚のレシピによっては八角を使わないレシピもありますが、

やはり八角を使うと、使わないとでは、当然焼き豚の風味は変わってきますので、

好みで八角を使ってみると良いかと思います。

ただし、レシピに記載された分量通りに八角を入れると、香りが強く出過ぎてしまうこともあります。

八角の香りがきついと、肝心の焼き豚の風味が台無しになってしまうこともありますので、

初めて八角を使って調理をする際は、八角はレシピに記載されている分量よりも少なめにして、

まずは一粒で試しに作ってみることをお勧めします。

ブラックペパーを使ったスパイス料理

ブラックペパー、黒胡椒

ブラックペパー、黒胡椒

ペッパーは香辛料貿易でお馴染みのスパイス

Black Pepper | Spice

ブラックペパーは、皆さんご存知の黒胡椒(クロコショウ)です。

原産地はインドになり、温暖な気候に属する地域では盛んに栽培がおこなわれています。

コショウは、古くから扱われてきたスパイスのひとつで、

大航海時代を初め、香辛料貿易ではコショウの取引が盛んに行われていたことは有名です。

有名な話では、胡椒は金と同等の価値があるとされていました。

さて、黒胡椒(ブラックペパー)は肉の臭みを消すとして古くから重宝されてきました。

また、胡椒特有のピリッとした風味も人気のひとつですね。

ご存知の通り胡椒は、ヨーロッパでもアジアでもアメリカ大陸でも、

世界の料理に相性が良く、世界中で料理のアクセントに扱われています。

コショウにはブラックペパーの他に、

ホワイトペパー、グリーンペパー、ピンクペパーなどの種類もあります。

それぞれ実の収穫時期や製法が違うだけで、同じ胡椒の実を使ったスパイスになります。

ただし、ピンクペパーは他品種の実を扱った商品もあります。

それぞれの胡椒の実は、挽いた状態の物から丸いホール状のものまで、

市販品の胡椒は種類も豊富にラインナップされておりますので、

それぞれの胡椒の実を、料理によって使い分けることも、オススメの使い方になります。

ローズマリーを添えたステーキ ハーブ料理

肉の臭み消しに使われるローズマリー

肉の臭み消しに使われるローズマリー

ステーキにローズマリーの風味を加える

肉や魚の臭み消しにも使えるローズマリー

ステーキ肉を焼くときには、ローズマリーの葉を入れて調理する料理法もあります。

ローズマリーの葉は、ステーキ肉の臭みを消してくれると同時に、

ステーキにローズマリーの風味を加えることができます。

ローズマリーの葉は、食用としてではなく調理の際に風味を加えることや、

飾りとして葉を添えることを目的としておりますので、食べる際には、ローズマリーの葉は取り除くようにします。

また、ローズマリーはとても香りの強いハーブになりますので、

初めてローズマリーを使って調理をする場合は、葉の分量は控えめをお勧めします。

料理に使うローズマリーの葉が多すぎると、食材の味がローズマリーの風味で一杯になり、

香りがきつすぎて食べられなくなることもありますので、葉の分量は適量をお勧めします。

ローズマリーはオリーブオイルに付けてオイルに風味を移すことも出来ます。

ローズマリーの風味が加えられたローズマリーオイルを使って調理をすれば、

調理のたびにローズマリーの葉を用意する必要が無くなりますので、

あらかじめローズマリーオイルを用意しておくことも有効ですね。

ビーフシチュー ハーブ料理

ブーケガルニを使ったビーフシチュー

ブーケガルニを使ったビーフシチュー

イギリス生まれの定番シチュー

煮込み料理には欠かせないブーケガルニ

ビーフシチューは、大人から子供まで幅広い世代で人気のあるシチューになります。

ドミグラスソースと柔らかく煮込んだ風味豊かな牛肉のシチューになり、

イギリス料理を代表する煮込み料理のひとつになります。

ビーフシチューは、見た目からはハーブを使っていることが解りませんが、

具材を煮込む際には、たくさんの種類のハーブが使われています。

さて、ブーケガルニとはローリエ、セロリ、タイム、パセリ、などのハーブを、

束ねたり袋に詰めたりして、鍋に入れて風味付けとして使われます。

ビーフシチューなどの洋風のスープには、ブーケガルニのように色々な種類のハーブが加えられることが多いです。

特にビーフシチューでは、ハーブの消臭効果から風味付けまで、ビーフシチュー作りにはハーブが欠かせません。

また、ビーフシチューにはスパイスのクローブが使われることも多いです。

クローブは、甘みのあるスパイシーな独特の香りが特徴で、肉の臭み消しとしても使われています。

クローブの原産地は、インドネシアのモルッカ諸島になり、日本では丁子(ちょうじ)とも呼ばれ、

日本でも古来より使われてきたスパイスになります。

ピッツァ マルゲリータ ハーブ料理

バジルの葉を乗せたピッツァマルゲリータ

バジルの葉を乗せたピッツァマルゲリータ

イタリア生まれのピッツァ マルゲリータ

バジルの葉がポイントのピッツァ

ピッツァ マルゲリータは、ピザの種類の中でも定番のピザになります。

バジルの葉が大きなポイントとなるピザですね。

ピッツァ マルゲリータは、イタリアの国旗の色を表現しているピザになります。

白色がモッツァレラチーズ、赤色がトマトソース、そして緑色がバジルの葉になります。

マルゲリータというピザの名前の由来は、当時のマルゲリータ王妃がこのピザを大変気に入られたことに由来します。

さて、イタリアを含むヨーロッパでは、ハーブの栽培が盛んに行われており、

バジルも色々な料理で使われております。

ピッツァ マルゲリータでは、生の葉をそのままピザに利用しますが、

乾燥させたバジルを粉状にして振りかけるタイプのバジルも多いです。

また、バターにバジルを混ぜて作るバジルバターや、オリーブオイルに加えて作るバジルソースなど、

ハーブの王様とも呼ばれるように、バジルの葉は色々な料理に使われています。

ミントアイスコーヒー

ミントの葉を使ったコーヒー

ミントの葉を使ったコーヒー

ミントの香りを加えたコーヒー

Mint Coffee

ミントコーヒーは、コーヒーにミントの葉の風味を加えたコーヒーになります。

コーヒーにミント特有の清涼感が加わって、すっきりとした味わいが特長になります。

ミントコーヒーの発祥地は、確か北アフリカのモロッコあたりの国々だったと思いますが、

記憶が定かではないので、調査中です。

ミントコーヒーは、コーヒー豆、またはコーヒーの粉末に、ミントの葉を加えて抽出するレシピが一般的ですが、

ミントシロップをドリップしたコーヒーに加えるレシピが手軽なのでおススメです。

ミントシロップは、砂糖をお湯で溶かした物に加えて作ります。

作り方はとても簡単ですので、コーヒーにミントシロップを加えれば手軽にミントコーヒーが楽しめます。

また、シロップですのでアイスコーヒーで使えるところもポイントですね。

ミントティー ハーブティー

ミントの葉を使ったハーブティー

ミントの葉を使ったハーブティー

ミントのハーブティー

ハーブの葉を淹れて楽しむハーブティー

ハーブの楽しみ方と言えば、葉を使ったハーブティーは人気があります。

ミントのハーブティーは、清涼感のあるミントの風味が楽しめます。

写真のハーブティーは、ブラックペパーミントの乾燥させた葉を使ったハーブティーになります。

ミントの葉は、収穫したてのフレッシュな生の葉でも、

乾燥させたドライの葉でも、ハーブティーとして楽しむことができます。

ハーブティーは、ひと種類のハーブだけでティーにすることもありますが、

数種類のハーブをブレンドして、自分好みのハーブティーを淹れることも出来ます。

例えば、ハーブティーの甘味としては、ステビアの葉を用いてティーに甘みを加えることが出来ます。

カモミールの花は、ティーに林檎を思わせるフルーティーな香りを楽しめます。

そしてミントの葉は、清涼感のある清々しさを風味に加えることが出来ます。

ミントやカモミールなど、ハーブの栽培は気軽に始めることが出来ますので、

自分の好みに合ったハーブを育てて、収穫した葉や花をハーブティーとして楽しむことも人気があります。

栽培から収穫まで、自分で育てたハーブを使って淹れたハーブティーは、

自然に優しく健康的で、オーガニックの取り組みにも繋がります。

モロッコ風ミントティー

モロッカンミントティー

モロッカンミントティー

モロッカンミントティー

緑茶とスペアミントをブレンドしたハーブティー

モロッカンミントティーは、モロッコ発祥のミントティーになります。

緑茶とスペアミントの葉、そしてたっぷり砂糖を加えた清涼感のある甘いハーブティーになります。

普通のミントティーとは違って、モロッカンティーでは、

中国産の緑茶「ガンパウダー」と呼ばれる茶葉を使用することでも知られています。

日本ではあまり馴染みがない茶葉なので、普通に市販されている緑茶で代用できます。

モロッコでは、中国から伝わった緑茶に、ミントの葉の香りを加えたハーブティーを楽しむ習慣があります。

モロッカンミントティーに使うティーセットは、アラビアンテイスト漂う銀食器のティーポットが有名ですね。

そして綺麗な装飾が施されたモロッコティーグラスも用意できれば、

モロッカンティーを雰囲気でも楽しめますね。

タバスコ アメリカの調味料

タバスコ ペパーソース

タバスコ ペパーソース

タバスコ ハバネロソース

タバスコ ハバネロソース

アメリカ生まれの調味料

TABASCO PEPPER SAUCE

世界の調味料のひとつ、今回はタバスコのご紹介です。

タバスコ(Tabasco)は、アメリカ生まれの調味料になります。

アメリカ合衆国のルイジアナ州にある、マキルヘニー社の創業者が1865年にタバスコを考案したそうです。

タバスコの原材料は、「赤唐辛子」「岩塩」「ビネガー」になり、

タバスコ独特な辛味、塩味、酸味は、一度使うと虜になること間違いなしです。

さて、タバスコには実は6種類、ラインナップされております。

お馴染みの定番タバスコ、赤いボトルのホットソース「ペパーソース」、

緑のボトルの「ハラペーニョソース」、

ガーリックの風味を加えた「ガーリックペパーソース」、

ハバネロと南国フルーツの風味をブレンドした「ハバネロソース」、

スモークの風味と辛さが特徴の「チポートレイペパーソース」、

激辛スコーピオンペパーを使った「スコーピオンソース」、

など、タバスコにこんなに種類があるとは知りませんでした。

さて、個人的によく使うタバスコは、「ペパーソース」と「ハラペーニョソース」ですね。

このふたつは食卓に常備しております。

ピザ、パスタ、など、やはり欧米の料理にタバスコは合うと思います。

とくにピッツァマルゲリータとナポリタンスパゲッティにはタバスコが欠かせません(笑)

これらの料理では、タバスコなしではありえないほど、タバスコがよく合う料理だと思います。

最近では和食でもタバスコを使う方も増えてきている様で、和食で使うタバスコの味は想像がつきませんが、

和食でも合う和食料理が解り次第、掲載してみようと思います。