更新日:

リーフレタスの育て方 キッチンガーデンでの栽培

リーフレタスの栽培を始める

リーフレタスの栽培を始める

Green Leaf Lettuce | Vegetables

リーフレタスは、キク科アキノノゲシ属 に分類されるレタスの野菜になります。

レタスには結球レタスと非結球性レタスとがあり、リーフレタスは非結球性レタスに分類されます。

栽培期間は2ヶ月ほどになりますので、短期間で栽培と収穫とを楽しめる野菜になります。

そして春と秋に栽培を始めることが出来ますので、春蒔きと秋蒔きができます。

秋から栽培を始めまられる野菜になりますので、夏以降も家庭菜園が楽しめます。

このページでは、リーフレタスの育て方を種まきから収穫まで通して掲載しております

リーフレタスの栽培の一助としてご覧ください。

リーフレタスの種蒔き

発芽したリーフレタスの育苗ポット

発芽したリーフレタスの育苗ポット

リーフレタスの種を蒔く

Green Leaf | Seeds

リーフレタスは春と秋に種をまく、春まきと秋まきが行えます。

春から始める家庭菜園では、トマトやキュウリなど、春から始まる魅力的な野菜の苗が多く出回ってきますので、リーフレタスは秋から栽培を始めることが多いです。

秋から始められる家庭菜園での定番野菜は、赤玉ねぎやニンニク、カブやラディッシュ、小松菜などもおすすめです。

リーフレタスの種蒔きは、育苗ポットに種を蒔くとその後の管理がしやすくておすすめです。

本葉が4枚から5枚で、畑やプランターに定植(植え付け)しますので、それまでは徐々に間引きながら一番育ちの良い苗を選別していきます。

リーフレタスの苗の植え付け

リーフレタスの定植

リーフレタスの定植

リーフレタスの定植

How to Grow Green Leaf Lettuce

写真は、キッチンガーデンに植え付けたリーフレタスです。 株間は25cm程度で6株植え付けを行いました。

手前はコマツナ、奥はホウレンソウとパクチーを育てています。

リーフレタスの植え付け(定植)は、苗の本葉が4枚から5枚を目安に植え付けを行います。

コンテナ栽培の場合は、プランターに鉢底石を適量入れて培養土を入れていきます。

リーフレタスは排水性の良い土壌を好みますので、プランターには鉢底石を入れて排水性を高めることがポイントです。

畑での栽培では、畝を作ってから苗を植え付けるようします。

畝を作ると排水性と通気性がよくなりますので、畝を作って定植をすることが推奨されます。

株間は20cmから30cmを目安に浅植えにします。

株間が狭いと成長するにしたがって株が混みあい、隣り合う葉が触れてしまい生育には好ましいとは言えませんのでご注意。

リーフレタスの簡易型ビニール温室

保温前のリーフレタス

保温前のリーフレタス

リーフレタスの保温用カバー

リーフレタスの保温用カバー

リーフレタスの手作りビニールハウス栽培

Greenhouse | Leaf Lettuce

秋まきから育てているリーフレタスの生育が想定よりも遅く、段々と気温が低くなってきましたので、

手作りした木枠に、トンネル栽培などで使われる園芸用ビニールを張って、簡易的なケース型のビニール温室を作って定植したリーフレタスの畑に被せてみました。

四隅の柱部分に紐を取り付けてあるので、ピンでしっかりビニール温室を固定して風で飛ばされないように工夫しています。

これで少しは温度と湿度が高くなるかと思いますので、このまましばらく生育状況を観察中です。

木枠に園芸用ビニールを張った自作の保温用カバーなので、軽量で繰り返し使えそうな点も気に入っております。

これでリーフレタスが上手く成長してくれれば、次回は育苗用にも使ってみようと思います。

防寒対策後のリーフレタスの育つ様子

防寒対策後のリーフレタスの育つ様子

保温用カバーを被せて、防寒対策後のリーフレタスの育つ様子です。

栽培環境が少し改善されたようなので、植え付けをした苗が順調に成長してくれるようになった気がします。

植え付けをする時期が少し遅れてしまったこともありますので、今後も保温カバーが助けになってくれることを期待しつつ栽培継続中です。

リーフレタスの肥料

リーフレタスの元肥

Green Leaf Lettuce | Fertilizer

リーフレタスは栽培期間が短いので、土に元肥を施しているなら追肥の必要は無いようです。

そのため培養土にはあらかじめ、緩効性肥料を加えておくようにします。

※市販されている一般的な野菜などの培養土には、肥料が含まれている物も多いので、扱う培養土をよく確認して肥料を加えるかを判断してください。

我が家のキッチンガーデンの畑で使っている培養土は、赤玉土6、腐葉土4の6:4の割合でブレンドした土を使っています。

培養土にはあらかじめ、元肥として緩効性肥料を適量を加えています。

リーフレタスの収穫

摘み取り収穫したリーフレタスの葉

摘み取り収穫したリーフレタスの葉

リーフレタスの収穫シーズン

Green Leaf Lettuce | Harvest

リーフレタスの収穫は、草丈、直径ともに20cmから25cmを目安に収穫します。

株間が狭く、隣り合う葉が混み合ってしまう場合は、随時、収穫していきます。

リーフレタスの収穫には、包丁やハサミを使って株元を切り離して収穫します。

収穫には刃物を使いますので、怪我をしないように慎重に収穫作業を進めましょう。

リーフレタスの摘み取り収穫の場合は、外側の葉から必要枚数を随時収穫していきます。

摘み取り収穫後は、また若い葉が育ってきますので、適度な大きさに育ってきたら同じように外側から葉を一枚ずつ収穫していきます。

葉が外側に倒れて土についてしまった葉は、収穫には向きませんので土に触れてしまった葉は取り除きましょう。

リーフレタスの病気や害虫の予防と対策

プランターに被せて紐で縛るタイプの防虫ネット

プランターに被せて紐で縛るタイプの防虫ネット

リーフレタスの防虫ネット

Green Leaf Lettuce | Insect

リーフレタスは軟腐病にかかってしまうことがあります。

軟腐病を防ぐには、土壌の排水性を良くするようにして日当たりが良く風通しの良い環境で育てることも大切です。

害虫予防には防虫ネットも効果的です。

畑での栽培では防虫ネットは少し作業に手間がかかりますが、プランターでの栽培の場合はプランターごと防虫ネットをかけることが出来ます。

リーフレタスのコンパニオンプランツ

リーフレタスの寄せ植え

Green Leaf Lettuce | Companion Plants

リーフレタスの混植には、

アブラナ科:キャベツ・コマツナ・ラディッシュ

セリ科:コリアンダー、ニンジン

ヒユ科:ビーツ、ホウレンソウ

などの植物との相性が良いとされているようです。

リーフレタスは秋まきでも栽培が出来ますので、秋から栽培を始める場合は「キャベツ」「コマツナ」「ラディッシュ」「ニンジン」、などと同時に育てることが出来ます。

セリ科に属するコリアンダーも秋まきで栽培ができ、害虫に対して忌避効果がありますので、害虫を寄せ付けにくくする効果を目的とした寄せ植えもおススメです。

ビーツとの寄せ植えでは、リーフレタスは根を深く張らない植物になりますので、

ビーツの育つ環境とリーフレタスは空間を共有しないので空いたスペースを利用したお互いが育ちやすい環境で栽培が可能です。

リーフレタスのプランター栽培

Green Leaf Lettuce | Cabbage

プランターで寄せ植えしているリーフレタス

プランターで寄せ植えしているリーフレタス

プランターで栽培しているしているリーフレタスです。

コンパニオンプランツとして、キャベツとホウレンソウとミニニンジンとを寄せ植えしています。

左の株はキャベツ、右がリーフレタスです。

プランターの奥にはホウレンソウ、手前にはミニニンジンを栽培しています。

リーフレタスの株が大きく成長して来ましたので、葉を数枚ほど摘み取り収穫しました。

ホウレンソウも少し大きく成長してきて葉が混みあってきたので、こちらは株ごと間引くようにして抜き取って数本収穫しました。

ミニニンジンは、すこし株間を広げるために適度に間引いて、間引き菜はかき揚げにして頂きました。

リーフレタスはこのようにして、摘み取り収穫をしながら新たに葉が伸びてきたら再び収穫しつつ、他の科の野菜とともに混植を楽しんでいます。

コンパニオンプランツに関しての注意点

コンパニオンプランツについて

Companion Planting

・コンパニオンプランツは、植物の相性や特徴を利用した栽培方法になりますが、必ず防虫効果や病気の予防効果が得られるとは限りません。

・一般的に相性が良いとされる寄せ植えの組み合わせが、必ずしも正しいとは言えない場合もありますのでご注意下さい。

・それぞれの植物の生育状況などにより、コンパニオンプランツとしての効果が十分に得られない場合もあります。

・コンパニオンプランツを目的とした混植は、あくまで植物栽培の補助的なものとして行うことが望ましいです。

・また、記載したコンパニオンプランツとしての組み合わせが、悪い効果、悪い結果を生み出してしまう可能性もありますので、混植は自己責任でお願いします。

これらの点に留意しながら、キッチンガーデン作りを楽しみしましょう。