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赤たまねぎの育て方 タマネギの栽培

赤たまねぎの苗

赤たまねぎの苗

赤たまねぎの栽培を始める

Red Onion | Vegetables

赤たまねぎはタマネギの品種のひとつで紫タマネギとも呼ばれることがあります。

普通のタマネギと比べて辛みが少ないので、サンドイッチやサラダなどで食べられることが多い印象です。

スーパーなどで出回っていますが、品数が少なく無い時もありますので、それならば自分で栽培した方が早いと思い、実際に栽培してみました。

このページでは赤たまねぎの栽培と収穫、赤たまねぎの育て方を掲載しております。

赤たまねぎ栽培の一助としてご覧ください。

赤たまねぎの種蒔き

赤たまねぎの育苗ポット

赤たまねぎの育苗ポット

赤たまねぎの種を蒔く

Red Onion | Seeds

赤たまねぎの種蒔きは、9月中旬から下旬が最適な時期になります。

育苗ポットに種を蒔いて苗をある程度育ててから定植(植え付け)をする方法がおすすめです。

種を蒔いてから暫くすると、発芽して来ますのでその後は草丈が5cm程度に育った段階で間引きます。

間引く時は、成長の遅い短めの芽を間引き、生育の速い芽を数本残すようにします。

初めから1本の状態にして他は全て間引いてしまうと、害虫の被害にあうなどのアクシデントの際にバックアップがきかなくなってしまうので、

数本残して間引き、徐々に間引きをしながらより良い1本を選別して残すことが基本です。

赤たまねぎの苗の植え付け

赤たまねぎの定植について

How to Grow Red Onion

今回は畑に植え付けではなくプランター栽培の方法となります。

発芽した赤たまねぎの苗の草丈が、25cm程度に成長した段階でプランターに植え付けます。

種蒔きをした赤たまねぎの品種は、中晩生の品種なので、植え付けの時期は11月中旬あたりが目安になります。

プランターにはあらかじめ鉢底石を適量敷いておき、培養土を入れていきます。

培養土は市販されている物でも自分で配合した培養土でもどちらでも良いかと思います。

今回は、赤玉土6、腐葉土4、6:4のブレンドで、化成肥料を適量加えた培養土を用意しました。

苗は株間は10cm15cmくらいを目安に、茎の白い部分がすこし見えるように浅く植えるのが基本です。

緑色の葉が分岐して分かれているところまで深植えをすると、生育が悪くなってしまいますので深く植えないようにします。

植え付け後はプランターの底から十分水が流れ出るくらいの水を与え、風通しが良く日当たりの良い環境で栽培します。

苗の植え付け(中晩生の品種)は、草丈25cmを目安に、そして11月中旬に行うと、とう立ちを防ぎやすくなりますので、種蒔きと植え付けの時期にはご注意。

基本的に普通に育てていれば、上記の条件で栽培が出来ているかと思いますが、天候不良などで苗の成長がずれ込むこともあるかと思います。

赤たまねぎとホウレンソウの寄せ植え

赤たまねぎの苗の植え付け

赤たまねぎの苗の植え付け

11月中旬になりましたので、そろそろ育苗していた赤たまねぎの苗の植え付けをしようと思います。

プランターのサイズは中くらいのサイズで、先にプランターの両脇にホウレンソウのタネをまいて、栽培を始めているプランターになります。

赤たまねぎの苗が想定よりも少し成長が遅いのが少し気になるところです。

まだ苗が少し細めなので、もう少ししっかり育ててから植え付けの予定でしたが、先にタネをまいておいたホウレンソウが大きく育ってしまいました。

そのため収穫サイズのホウレンソウを先に収穫しつつ、赤たまねぎの苗を植え付けました。

ホウレンソウと赤たまねぎの寄せ植えを楽しみながらの栽培予定でしたが、赤たまねぎの成長が予定よりも遅くなってしまいました。

来シーズンは、ホウレンソウのタネをまく時期を少し遅らせて、赤たまねぎとの寄せ植えをしてみようと思います。

さて、植え付け後はホウレン草を徐々に収穫しながら、赤たまねぎの栽培を継続していこうと思います。

ホウレンソウの収穫後の赤たまねぎのプランター

ホウレンソウの収穫

ホウレンソウの収穫

赤たまねぎの生育具合

赤たまねぎの生育具合

ホウレンソウを収穫する前のプランターと、収穫後のプランターの様子です。

ホウレンソウの影に隠れてしまった赤たまねぎの株にしっかり日光が当たるようになりましたので、さらなる成長に期待しています。

まだ株が細くて頼りないので、U字型のアーチとトンネル用のビニールを使って防寒対策も行うようにしました。

赤たまねぎの肥料

赤たまねぎに追肥を与える

Red Onion | fertilizer

今回育てている赤たまねぎは、中晩生の品種なので、

1回目の追肥は12月上旬を目安に与えます。

2回目の追肥は2月中旬を目安に与えます。

3回目の追肥は3月中旬を目安に止め肥(最後の追肥)を与えます。

3回目の追肥後は、収穫後のタマネギの貯蔵性が低下してしまうことがありますので、3回目の追肥後は肥料を与えないようにします。

赤たまねぎは生育が進むにつれて株元が露出して来ますので、追肥の際にはその都度土寄せを行うと良いです。

赤たまねぎの収穫

赤たまねぎの収穫シーズン

Red Onion | Harvest

赤たまねぎの収穫時期は春、5月から6月あたりが収穫の目安時期になります。

収穫時期のサインは、茎が7割から8割程度倒れてきたら収穫のシーズンとなります。

収穫は晴れた日に行い、収穫後は数日天日で乾燥させます。

乾燥後は数株ずつ縛ってさらに風通しの良い日陰の環境で乾燥させながら保管します。

収穫が遅れるとタマネギが傷みやすくなりますので、収穫のタイミングを逃さないようにしましょう。

赤たまねぎのコンパニオンプランツ

赤たまねぎの寄せ植え

Red Onion | Companion Planting

赤たまねぎは、害虫に対して忌避効果があると言われていますので、コンパニオンプランツとしても有効です。

相性の良い植物は、

キク科:カモミール、マリーゴールド、レタス

セリ科:パセリ・ニンジン

ナス科:トマト・ナス・ピーマン

ヒユ科:ビーツ・ホウレンソウ

などと相性が良いとされております。

プランター栽培ではホウレンソウと寄せ植えをして栽培をしております。

ホウレンソウと赤たまねぎの栽培は手軽に混植を楽しめますのでおすすめです。

コンパニオンプランツに関しての注意点

コンパニオンプランツについて

Companion Planting

・コンパニオンプランツは、植物の相性や特徴を利用した栽培方法になりますが、必ず防虫効果や病気の予防効果が得られるとは限りません。

・一般的に相性が良いとされる寄せ植えの組み合わせが、必ずしも正しいとは言えない場合もありますのでご注意下さい。

・それぞれの植物の生育状況などにより、コンパニオンプランツとしての効果が十分に得られない場合もあります。

・コンパニオンプランツを目的とした混植は、あくまで植物栽培の補助的なものとして行うことが望ましいです。

・また、記載したコンパニオンプランツとしての組み合わせが、悪い効果、悪い結果を生み出してしまう可能性もありますので、混植は自己責任でお願いします。

これらの点に留意しながら、キッチンガーデン作りを楽しみしましょう。