更新日:
マリーゴールドの育て方 コンパニオンプランツ 寄せ植えに最適
マリーゴールドの栽培
Marigolds
マリーゴールドは、キク科に属する1年草になります。
マリーゴールドには、主に「フレンチ種」と「アフリカン種」との2種類の品種があります。
英名では「フレンチマリーゴールド」、和名では「クジャクソウ」とも呼ばれています。
このページでは主に「フレンチマリーゴールド品種」の栽培方法を掲載しております。
フレンチマリーゴールドは、草丈が低く、枝分かれのしやすい園芸品種になり、生育旺盛で花付きもよく気軽に栽培ができますので、花壇の花の代名詞とも言える存在です。
フレンチマリーゴールドの育て方、栽培方法を写真付きで公開しておりますので、マリーゴールド栽培の一助としてご覧ください。
目次
マリーゴールドの育て方
コンパニオンプランツ
マリーゴールドの種まき
マリーゴールドの種をプランターにまく
Marigolds | Herbs
マリーゴールドの種まきに適した時期は、春になります。
今回は、ちょうど気候、気温の安定する4月中旬にプランターに直接、種をまきました。
種は5cm間隔ほどに2粒ほどまいています。
種まき後、約1週間ほどで、発芽します。
発芽率が高いので、まいた2粒共に成長して葉が混みあってしまうような場合は、生育の遅い方を間引くようにし、
最終的には株間が15cmから30cmになるように間引いていき、品種の花形の大きさに応じて株間を調整していきます。
発芽後は、どんどん葉が増えていき、ひと月ほど経過すると葉は生い茂り始め、やがて茎の先端に蕾を付け、気温の上昇と共に開花していきます。
マリーゴールは、湿度に弱いので、日当たりが良く風通しが良い環境で栽培を継続します。
育苗ポットにマリーゴールドの種をまく場合は、本葉が4枚から7枚を目安に定植(植えつけ)を行いますが、根鉢は軽くほぐしてから植え付けます。
マリーゴールドの花
マリーゴールドの開花
Marigolds | Flowers
フレンチマリーゴールドの花です。
花付きが良いので、花が開花した後もどんどん枝分かれをして、次から次へと開花していきます。
花は八重咲で、茎の先端に、赤色、黄色、オレンジなど、品種によって個性豊かな小振りの花を咲かせます。
開花後も、茎はよく枝分かれしますので、特に摘心はせずとも花数は自然に増える性質があります。
花からは、黄色系の染料を採取することが出来るため、古くより染料としても利用されています。
花の香りは決して芳香とは言えませんが、色鮮やかな花はとても魅力的です。
マリーゴールドの剪定
茎と葉の剪定
Marigolds | Pruning
マリーゴールドは、春の開花がひと段落すると、苦手な夏のシーズンに入ります。
夏の暑い陽射しに弱いので、本格的に気温が上がる前に、株を少し剪定してリフレッシュするようにします。
特にマリーゴールドは、株元が蒸れることを嫌いますので、株元の風通しを良くするように混み入った茎や葉を剪定します。
夏の暑い時期を上手く越すことが出来れば、秋咲きに期待ができます。
基本的にマリーゴールドは、春、夏、秋と、3シーズン花を楽しむことが出来ますが、花形が良く花付きが良いのは春と秋の2シーズンになります。
春のベストシーズンとは言えなくとも、夏の前に剪定をしっかり行えば、10月頃には再び綺麗な花をたくさん付けるようになります。
秋にも開花のピークを迎えられるように、夏の前に株元をすっきりさせて、株の負担を減らすように手入れをすることが大事です。
マリーゴールドの肥料
マリーゴールドの追肥
Marigolds | Fertilizer
マリーゴールドには、定期的に追肥を与えるようにします。
追肥を行うか行わないかで、花の開花数は断然、違いが出ます。
開花数を上げる為にも肥料、追肥を開花のシーズンに合わせて与えていきます。
緩効性肥料を株の周りにまいた後は、土を軽く被せて施肥は完了です。
後は、液肥を補助的に与えて、マリーゴールドに定期的に栄養分を補わせるように与えます。
液肥を与える間隔は、株の状態(茎や葉、花の健康状態)を見て、判断するようにします。
追肥を与える量は、肥料取扱い欄を参考に、分量をチェックした後、与えるようにして下さい。
マリーゴールド 害虫の駆除 病気の予防と治療
マリーゴールドの病害虫対策
Marigolds | Insect
マリーゴールドの栽培では、元々アブラムシには抵抗力がありますが、いくら気を付けていても、害虫が付きだしたり、葉が変色して病気にかかってしまう場合があります。
害虫の駆除や病気の予防と治療は、早い段階で行うのが無難です。
病害虫の予防には、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることが基本です。
マリーゴールド 育て方 冬越し
マリーゴールドのシーズンは春、夏、秋
Marigolds | Winter
マリーゴールド の栽培は、基本的に、春に種をまき、春・夏・秋と開花を楽しんだ後、冬季に入るに従って株は枯れていきます。
元来、耐寒性のある植物ではないので、栽培は、春・夏・秋の3シーズンになります。
マリーゴールドの増やし方 挿し木
マリーゴールドの株を増やす
Marigolds | Increase
マリーゴールドは、挿し木で株を増やすことが出来ますが、1年草の花を挿し木で増やすということはあまり一般的ではありません。
なぜならば、マリーゴールドは比較的に種の発芽率もよく生育も旺盛で、1株でもよく枝分かれして葉が増えやすく、花を切り戻すと新たな花も付きやすいなどと言った具合に、挿し木をしてまで株を増やすメリットがあまりありません。
挿し木を植え込む為のスペースが、花壇やプランターに空いているようならば、新たに種をまいて栽培を始める方が賢明と言えます。
時期をずらして種をまくことによって、マリーゴールドの栽培期間を更に、伸ばせることに繋がり、花が絶えず咲き続けるというメリットを見出すことが出来ます。
マリーゴールドのコンパニオンプランツ
マリーゴールドには忌避効果があります
Marigolds | companion_plants
マリーゴールドはキク科の植物になりますので、相性の良い植物にとって良いコンパニオンプランツとなります。
マリーゴールドには、線虫の被害を防ぐ効果があり、アブラムシなどの害虫を寄せ付きにくくする効果もあります。
野菜などのコンパニオンプランツとして、マリーゴールドを寄せ植えをすることが人気があります。
ただし、マリーゴールドはナメクジによる葉の食害には弱いので注意が必要です。
コンパニオンプランツに関しての注意点
コンパニオンプランツについて
Companion Planting
・コンパニオンプランツは、植物の相性や特徴を利用した栽培方法になりますが、必ず防虫効果や病気の予防効果が得られるとは限りません。
・一般的に相性が良いとされる寄せ植えの組み合わせが、必ずしも正しいとは言えない場合もありますのでご注意下さい。
・それぞれの植物の生育状況などにより、コンパニオンプランツとしての効果が十分に得られない場合もあります。
・コンパニオンプランツを目的とした混植は、あくまで植物栽培の補助的なものとして行うことが望ましいです。
・また、記載したコンパニオンプランツとしての組み合わせが、悪い効果、悪い結果を生み出してしまう可能性もありますので、混植は自己責任でお願いします。
これらの点に留意しながら、キッチンガーデン作りを楽しみしましょう。