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白イチゴ(天使のいちご)の育て方 プランター栽培

白イチゴ(天使のいちご)の育て方 プランター栽培

苺のプランター栽培

White Strawberries

カネコ種苗さんの「天使のいちご」という品種名の白イチゴを育てています。

育て方はとても手軽で、上手に育てればプランター栽培でもたくさんの実の収穫が楽しめます。

白いイチゴは見た目でも楽しめますが、風味もよくとても甘いのが特徴になります。

「天使のいちご」は四季咲き性なので、長い期間、開花と収穫とを楽しめますのでお勧めの品種です。

一般的には春と秋のシーズンが一番収穫が見込めると思います。

白イチゴと言っても、普通の赤いイチゴと同様の育て方で栽培を楽しむことができます。

下記に白イチゴの育て方を記載しておりますので、イチゴのプランターでの育て方の一助としてお役立てください。

白イチゴの苗の植え付け

白イチゴの苗の植え付け

苺の栽培を始める

White Strawberries | Cultivation

園芸店で「天使のいちご」の苗を二株購入して、さっそくプランターに植え付けました。

プランターは小さめのサイズで細長いタイプのプランターです。

細長いプランターに植え付けることによって、結実した実がプランターの外側へぶら下がるようにして実る計画です。

用土は一般的な野菜用の園芸用土を使っています。

園芸用土にはあらかじめ肥料成分が含まれているものが多く、元肥入りになっていますので、植え付け作業の負担を軽減できます。

植え付けは二株、間隔をそろえて植え付けました。

植え付け時にはクラウン(株の根元部分)を土に埋めてしまわぬように注意が必要です。

植え付けは浅く植える「浅植え」が基本になりますのでクラウンの部分に土が被らないように注意しましょう。

植え付け後は日当たりがよく風通しの良い環境にプランターを置いて栽培スタートです。

白イチゴの花

白イチゴの花

苺の花の開花

White Strawberries | Flowers

白イチゴが開花した様子です。

白イチゴも一般的な赤いイチゴと同様に、白くてかわいらしい花を咲かせます。

あとはミツバチなどの昆虫が受粉を行ってくれれば、やがて結実して実の収穫が楽しめます。

「天使のいちご」の詳しい育て方として、1株あたり花を2個から3個程度にして、ほかの花を摘み取ると充実した果実を収穫できるようになると紹介されております。

筆者もなるべくそうなるように手入れをしておりますが、花数が多くなると実の収穫量が増えると思いますので、実の収穫量を優先するか、実の充実を優先するかを考えながら収穫しています。

白イチゴの収穫

白イチゴの収穫

結実した苺の実の収穫

White Strawberries | Harvest

「天使のいちご」の白イチゴの収穫のサインは、種が赤く色付く頃が収穫の時期になるようです。

収穫が遅れると害虫の食害に合ってしまうこともありますので、収穫のタイミングを逃さないように注意しましょう。

ヤシの実の繊維を敷いたプランター

ヤシの実の繊維を敷いたプランター

プランターには実が直接用土に付かないようにヤシの実の繊維(ココヤシファイバー)を敷いています。

ヤシの実の繊維(ココヤシファイバー)はマルチングとしても効果的です。

ヤシの繊維以外では、敷きわらもイチゴのマルチングとして人気があります。

白イチゴの肥料

追肥の計画

White Strawberries | Fertilizer

白イチゴの苗の植え付けで使用た園芸用土には肥料(元肥)が含まれているため、植え付け後しばらくは追肥の必要はないです。

そのため、4月に苗を植え付けてから初めての追肥は、6月から与えるようにしています。

追肥は3月と6月と9月を目安に緩効性の固形肥料を適量与えています。

あとは株の生育具合を観察しながら補助的に液体肥料も与えています。

液肥は2週間の間隔をあけて適量を与えるようにしています。

白イチゴの病気の予防

病気の対策

White Strawberries | Sickness

白イチゴの栽培では目立った病気の発生が今のところありませんので、病気には強い印象があります。

病気の予防としては、風通しが良く日当たりの良い環境で栽培を継続しています。

白イチゴの害虫対策

害虫の予防

White Strawberries | Insect

白イチゴの害虫対策としては、日当たりがよく風通しの良い環境で育てることが害虫対策として最も効果があると思います。

いまのところアブラムシなどの害虫の被害には合っていないので、栽培環境をよくすることが害虫対策には有効です。

白イチゴの増やし方

白イチゴの増やし方

苺の株を増やす

White Strawberries | Potted Plants

イチゴは親株が充実してくるとランナーを伸ばして子株を増やすようにする性質があります。

伸びだしたランナーからは、やがて成長してくると葉が付きだし、土に触れた部分からは根が伸びてやがて子株として成長します。

このようにして親株は子株を増やしていく性質があります。

親株から子株へ株を更新することによってさらに長い期間、栽培を楽しむことができるようになります。

写真は育苗ポットを使って子株を増やしている様子です。

子株がある程度成長してきたら、親株とつながっているランナーを切って、あらたに子株をプランターに植え付けを行って株数を増やしていけば、より多くの実を収穫できるようになると思いますので、収穫が楽しみです。

※天使のいちご®AE(エンジェルエイト)は、営利を目的とした果実の生産には許諾の契約が必要になります。

苗の転売と有償無償に関わらず譲渡は禁止されておりますのでご注意ください。

詳しくはカネコ種苗(株)さんへお問い合わせください。